ミニチュアダックスの抜け毛対策は?毛のタイプ別のお手入れ

ミニチュアダックスの抜け毛対策として、スムース・ロング・ワイアーの毛のタイプ別のお手入れを紹介するアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

短い毛がカーペットに刺さって取れない。長い毛が服にからみつく。同じミニチュアダックスでも、抜け毛の悩み方は家庭ごとにずいぶん違いますよね。

結論から言うと、ミニチュアダックスの抜け毛対策は「スムース・ロング・ワイアーのどのタイプかを知って、道具とお手入れを合わせる」ことが近道です。人用の育毛剤や薬は使わず、皮膚の赤みや毛のない所が気になる時は動物病院で相談しましょう。

ここでは、毛のタイプごとのお手入れと、胴長の体に負担をかけない姿勢、タイプ別の掃除のコツをお話しします。

目次

ミニチュアダックスの抜け毛対策は?タイプ別に答えます

先に結論
  • ミニチュアダックスの毛は、スムース・ロング・ワイアーの3タイプ
  • 3タイプとも抜け毛は出るので、どのタイプもブラッシングは欠かせない
  • スムースは表面の毛を集める、ロングは毛玉をほぐす、ワイアーは毛並みを整えるのが中心
  • 胴長の体なので、お手入れ中の抱き方や段差にも気を配る
  • 人の育毛剤や発毛剤、人のシャンプーはミニチュアダックスに使わない

このサイトは、人の髪と育毛剤について紹介しています。ミニチュアダックスのお手入れを調べていて、ここにたどり着いた方もいるかもしれませんね。

愛犬の季節の抜け毛と、人の薄毛の悩みは、そもそも別の話です。ミニチュアダックスの毛のタイプを知っておくと、毎日のお手入れがぐっと楽になりますよ。

『短い毛の子なら、手入れは楽なのでは』

そう思って迎えた方も多いはずです。実は、短い毛の子にも抜け毛はあって、ちくちくした毛が布に刺さると取りにくいこともあるんです。

タイプごとに「大変なところ」が違う、と考えておくと、気持ちの準備がしやすくなります。

うちの子はどのタイプ?毛の見た目で見分ける

ミニチュアダックスの被毛は、スムース・ヘアード、ロング・ヘアード、ワイアー・ヘアードの3タイプがあり、タイプによってお手入れ方法が変わると、ペット保険会社の獣医師監修の解説で紹介されています。

まずは、愛犬の毛がどのタイプかを確かめてみましょう。

タイプ毛の手ざわり・見た目抜け毛で困りやすいことお手入れの中心
スムース短くツヤがあり、体にぴったり沿う短い毛が布や床のすき間に入り込む表面の毛を払い、集める
ロング長くやわらかい。耳・胸・脚・しっぽの毛がふさふさからまりや毛玉、長い毛が服にからむもつれをほぐし、毛玉を防ぐ
ワイアー硬い針金のような手ざわり。眉や口のまわりに飾り毛毛並みが乱れやすく、汚れが残りやすい毛並みを整え、トリマーと相談

3タイプとも、抜け毛はある

同じ解説では、ミニチュアダックスはダブルコートのため抜け毛が多く、週に1度を目安にブラッシングすると良いとされています。これは最低限の目安と考え、毛が浮いてくる時期は回数を増やしていきましょう。

犬の換毛期は、春と秋の季節の変わり目によく来ると言われます。室内で暮らす子は季節の区切りがはっきりしないこともあるので、なでた時の毛の浮き方で判断してみてください。

毛が浮いてくる時期は、タイプごとにここを増やす

換毛期の始まりに気づいたら、ふだんのお手入れに少しだけ足してみましょう。何を足すかは、タイプによって変わります。

時期スムースロングワイアー
ふだん獣毛ブラシで払う耳・胸・脚・しっぽを中心にとかすコームで毛並みを整える
毛が浮き始めたラバーブラシで集める回数を増やす毛玉チェックを毎日に浮いた毛をブラシで取る
抜け毛のさかり散歩の後にもひとなでとかす場所を分けて朝と夜に汚れやすい飾り毛を拭く回数を増やす
落ち着いてきた毛並みのツヤを確かめる取り残しをコームで点検サロンに通う時期をトリマーと相談

タイプの話で出てくる言葉

言葉意味
ダブルコート上毛と下毛の2種類の毛を持つ被毛
飾り毛耳・胸・脚・しっぽなどに伸びる長めの毛
獣毛ブラシ動物の毛で作ったブラシ。表面のホコリや抜け毛を払う
ピンブラシ先の丸いピンが並んだブラシ。長い毛を整える
スリッカーブラシ細いピンが密に並び、もつれや浮いた毛をかき出す

スムースのお手入れ:短い毛を「払う・集める」

スムースは、お手入れが比較的かんたんなタイプです。獣毛ブラシでホコリを払い落とし、時にはラバーブラシでマッサージするように手入れする、という方法が獣医師監修の解説で紹介されています。

スムースのお手入れの流れ
  1. 手のひらで全身をなでて、皮膚に引っかかりや熱っぽい所がないか確かめる
  2. 獣毛ブラシで、毛の流れに沿って首から背中、お尻へ払う
  3. ラバーブラシを小さな円を描くように動かし、浮いた毛を集める
  4. 集まった毛を手でつまんで取る
  5. 最後にもう一度獣毛ブラシで毛並みを整える

短い毛は「布に刺さる」ので、着る物も工夫

スムースの短い毛は、ニットや起毛した生地に刺さるように付くことがあります。犬と過ごす時間は、表面がつるっとした生地の服を家用に決めておくと、外出前の毛取りが楽になりますよ。

ソファやベッドには、毛が入り込みにくい目の詰まったカバーをかけておくのも一つの方法です。

「手入れが楽」でも、毎日なでる時間は作る

スムースは毛玉の心配が少ないぶん、ブラッシングの回数が減りがちです。ただ、毎日なでる時間は、皮膚のでこぼこやかさぶたに気づくきっかけにもなります。

テレビを見ながら、ひざの上でなでるだけでもかまいません。手で触れる習慣を続けてみてください。

ロングのお手入れ:毛玉を作らない「ほぐす・整える」

ロングは、長くやわらかい毛にホコリが付きやすく、からまりやすいタイプです。耳の下や足の付け根は毛玉になりやすいので注意が必要だと、獣医師監修の解説では紹介されています。

毛玉ができやすい場所できやすい理由見る時のコツ
耳の下・耳の裏毛がやわらかく、首輪や頭をかく足でこすれる耳をめくって、根元の裏側を指でさわる
足の付け根・わきの下歩くたびに毛がこすれる前脚を少し持ち上げて見る
胸・お腹床に伏せた時にこすれる指を毛の根元に入れて、かたまりがないか探す
しっぽ長い毛が多く、汚れも付きやすい毛先から少しずつ指を通す
ロングのお手入れの流れ
  1. 指で全身の毛の根元をさわり、かたまりがないか探す
  2. 小さなもつれは、指で少しずつ広げてほどく
  3. スリッカーブラシで、毛先から根元へ向かって少しずつ絡みをほぐす
  4. ピンブラシで全体の毛の流れを整える
  5. 耳まわり・胸・足まわり・しっぽは、最後にもう一度ていねいにとかす

大きな毛玉は、無理にほどかない

皮膚に近い所で固まった大きな毛玉を、ブラシで引っぱってほどこうとすると、痛い思いをさせてしまいます。はさみで切るのも、皮膚を傷つけるおそれがあるので慎重に。

自分でほどけそうにない毛玉は、トリミングサロンや動物病院に相談するのが安心です。

長い抜け毛は、からむ前に回収

ロングの子の抜け毛は、長い分だけ服やラグにからみつきやすいですよね。ブラッシングで取れた毛は、ブラシからはずしたらすぐ袋に入れて口を閉じておきましょう。

ワイアーのお手入れ:毛並みを整えて、トリマーと相談

ワイアーは、硬い針金のような毛が特徴のタイプです。コームやブラシで毛並みを整えるお手入れが紹介されています。

ワイアーで大事なのは、トリミングのしかたで毛の質が変わることがある、という点です。獣医師監修の解説でも、トリマーと相談することがすすめられています。

トリマーに相談する時に聞いておきたいこと
  • 家ではどの道具で、どれくらいの間隔でとかせばいいか
  • 眉や口まわりの飾り毛の汚れは、どう拭けばいいか
  • 今の毛並みを保つには、どんな頻度でサロンに通うといいか
  • 抜け毛が気になる時期に、家でできることは何か

家でのお手入れは、コームで「確かめる」まで

ワイアーの毛は硬いぶん、表面がそろって見えても、根元に抜けた毛が残っていることがあります。ブラシで整えた後に、コームを根元近くからすっと通してみてください。

途中で引っかかる所があれば、そこに抜け毛やもつれが残っています。指で少しずつほどいてから、もう一度コームを通しましょう。

口まわりの飾り毛は、食事の後にひと拭き

ワイアーの子は、口まわりに飾り毛があります。食事や水を飲んだ後に毛がぬれたままだと、汚れが固まりやすくなります。

ぬらしてしぼった柔らかい布で、毛の流れに沿って軽く押さえるように拭いてあげてください。

『ほかのタイプと混ざっている気がする』時も

ワイアーの毛並みに、やわらかい毛が混ざって見えることもあります。迷った時は自己流で判断せず、お手入れの方法をトリマーに見てもらうと安心ですよ。

胴長の体と垂れ耳、お手入れで気をつけること

ミニチュアダックスは、胴が長く脚が短い体つきの犬種です。椎間板ヘルニアに注意したい犬種として知られていて、肥満を避けること、ソファからの飛び降りや階段の上り下りを控えることが、獣医師監修の解説で紹介されています。

お手入れの時間も、体に負担をかけない姿勢を意識しておきたいところです。

場面気をつけたいこと工夫の例
抱き上げる時前足だけを持ち上げない胸とお尻を両手で支え、体を水平に近く保つ
テーブルの上でとかす時飛び降りてしまう床に滑りにくいマットを敷いて、床の上でとかす
お腹側をとかす時仰向けに無理に返す横向きに寝かせるか、立ったまま下からとかす
シャンプーの後ぬれた体を振って足を滑らせる足元にタオルを敷き、すぐに水気を取る
散歩の準備首への負担ハーネスを使う

シャンプーと乾かし方も、タイプで少し変わる

シャンプーの前には、どのタイプもブラッシングで抜け毛を取っておくのが基本です。抜け毛が残ったまま濡らすと、からまったり乾きにくくなったりします。

タイプ洗う前乾かす時
スムース獣毛ブラシで表面の毛を払うタオルで水気を取れば乾きやすいが、お腹側の湿りに注意
ロング毛玉をほどいてから濡らす耳の下・わき・しっぽの根元まで、根元から乾かす
ワイアーコームで毛並みを整えておく口まわりの飾り毛も乾かし残しがないように

シャンプーの回数や犬用シャンプーの選び方は、皮膚の様子によって変わります。迷ったら、かかりつけの獣医師に相談してみてください。

垂れ耳は、ブラッシングのついでにのぞく

ミニチュアダックスは垂れ耳で、耳の中が蒸れやすい犬種です。汚れやにおいがないかを定期的に見ておくことが、獣医師監修の解説ですすめられています。

耳と皮膚のチェック
  • 耳の中に、いつもと違う色の汚れやにおいがないか
  • 頭をよく振る、耳を後ろ足でかく様子がないか
  • わきの下やお腹の皮膚に、赤みやべたつきがないか
  • 毛をかき分けた時に、フケやかさぶたが増えていないか

耳の汚れやにおいが気になっても、奥まで綿棒を入れて掃除するのは控えましょう。赤みやにおいがある時は、動物病院で見てもらうのが安心です。

タイプ別、部屋の抜け毛の片づけ方

抜け毛の落ち方は、タイプによって少しずつ違いますよね。愛犬のタイプに合わせて掃除のしかたを変えると、手間が減ります。

タイプ毛がたまりやすい場所片づけの工夫
スムースカーペットやソファの布地のすき間ゴム手袋をはめた手でなでて毛を浮かせてから掃除機
ロング部屋のすみ・家具の下に、綿のように丸まる掃除機の前に、モップで毛を寄せて集める
ワイアー寝床や、よく座る場所の周り寝床のカバーをこまめに洗い、粘着ローラーで仕上げる
どのタイプも犬の寝床・飼い主の服洗えるマットを2枚用意して交代で洗う

掃除のタイミングは「ブラッシングの直後」

ブラッシングをした後は、取りきれなかった毛が床に落ちています。とかし終わったらそのまま掃除機をかける、と流れで決めておくと、毛が部屋中に広がる前に回収できますよ。

胴長の子の「床」の工夫は、掃除にも役立つ

滑りにくいマットやラグは、胴長の子の足腰を守るために敷く家庭も多いですよね。洗濯機で洗えるタイプを選んでおくと、抜け毛がたまっても丸ごと洗えて便利です。

車やお出かけ先に毛を残さないために

お出かけの前には、玄関で軽くブラシをかけて、浮いた毛を落としてから出発しましょう。車の座席には洗えるシートカバーをかけておくと、降りた後の掃除が楽になります。

知人の家やペット可のお店に行く時は、いつも使っている敷物を持っていくと、毛が散らばりにくく、愛犬も落ち着きやすいですよ。

人用の育毛剤や薬を使わない理由と、動物病院の目安

『毛が薄くなった所に、自分の育毛剤を少しだけ』と思ったことはありませんか? 気持ちは分かりますが、それはやめておきましょう。

人用の育毛剤や発毛剤は、人の頭皮に使うために作られています。市販の人用発毛剤(医薬品)は、用法で「20歳以上の成人男性が頭皮に使う」と決まっている物です。

動物に使う薬は、国が承認した動物用医薬品を、許可を受けた販売店や獣医師から手に入れる仕組みです。仕組みは農林水産省の資料で紹介されています。

動物病院に相談したい様子
  • 一部だけ毛が薄い、丸く抜けた所がある
  • 皮膚が赤い、しきりにかく・なめる
  • 耳のにおいや汚れが増えた
  • 換毛期が終わっても抜け毛が続く
自己判断でやらないこと
  • 人用の育毛剤・発毛剤・塗り薬を塗る
  • 人用のシャンプーで洗う
  • 大きな毛玉をはさみで根元から切る
  • 痛がる場所を無理にとかし続ける

受診の前にメモしておくこと

動物病院では、「いつから」「どこが」「ほかに変わったことは」をよく聞かれます。毛の薄い所や赤い所は、明るい場所で写真に撮っておくと、説明がしやすくなります。

背中を触ると嫌がる、段差を上らなくなったといった様子も、毛のことと一緒に伝えておきましょう。

飼い主の育毛剤の置き場所にも気をつけて

小型犬でも、ソファやいすを足場にして意外な高さまで届くことがあります。育毛剤は扉の閉まる棚にしまい、塗った後は手を洗ってから犬をなでてあげてください。

人の髪の抜け毛が気になる方へ

愛犬の抜け毛を気にしているうちに、ご自身の髪のことも気になってきた、という方もいるかもしれません。人の髪に使う育毛剤のことは、育毛剤がどんな物かを紹介した記事で読んでみてください。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

ほかの小型犬のお手入れは、チワワの抜け毛対策もあわせて読んでみてください。

よくある質問

ミニチュアダックスで抜け毛が多いのはどのタイプですか?

3タイプともダブルコートで抜け毛は出ると紹介されています。量には個体差があるので、タイプよりも「毛が浮いてきたらとかす」ことを習慣にしてみてください。

ブラッシングはどれくらいの頻度ですればいいですか?

週に1度が目安と紹介されていますが、ロングの子や換毛期は回数を増やすと毛玉ができにくくなります。毛の様子を見ながら調整しましょう。

スムースの子にもブラシは必要ですか?

獣毛ブラシで表面の毛を払い、ラバーブラシで浮いた毛を集めるお手入れが紹介されています。毛玉の心配が少なくても、抜け毛を家に散らさないためにあると便利です。

ロングの子の毛玉は、どう取ればいいですか?

小さなもつれは指で少しずつ広げてからブラシでほぐします。皮膚の近くで固まった大きな毛玉は、無理をせずトリミングサロンや動物病院に相談しましょう。

ワイアーの子は、家でどこまでお手入れしていいですか?

コームやブラシで毛並みを整えるのが家でのお手入れの中心です。トリミングのしかたで毛質が変わることがあるので、カットはトリマーと相談して決めてください。

抜け毛が多い所に、人用の育毛剤を塗ってもいいですか?

人用の育毛剤や発毛剤は人の頭皮に使う物なので、犬には使わないでください。毛が薄い所や皮膚の赤みが気になる時は、動物病院で相談しましょう。

胴長の子をとかす時、どんな姿勢がいいですか?

テーブルの上より、滑りにくいマットを敷いた床の上が安心です。お腹側は仰向けに返さず、横向きに寝かせるか、立ったまま下からとかしてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • ミニチュアダックスの毛は、スムース・ロング・ワイアーの3タイプ
  • スムースは「払う・集める」、ロングは「ほぐす・整える」、ワイアーは「整えてトリマーと相談」
  • ロングは耳の下や足の付け根の毛玉に注意
  • 抱く時は胸とお尻を支え、床でとかすなど胴長の体に負担をかけない
  • 垂れ耳の汚れやにおいも、ブラッシングのついでに確かめる
  • 人の育毛剤や塗り薬には頼らず、皮膚や耳が気になったら獣医師へ
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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