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ドラッグストアの棚や通販のページを見比べて、『結局、育毛剤は何が一番いいの?』と手が止まっている方も多いはずです。
結論から言うと、誰にとっても一番の育毛剤はありません。ただ、自分の悩みのタイプが決まれば、選ぶ区分と、有効成分の欄で見る名前はかなり絞れます。
この記事では、悩みのタイプ別の早見表を使って、あなたにとっての候補を決める手順が分かります。
育毛剤は何が一番いい?先に答え
『一番を教えてほしいのに』と思いますよね。ただ、育毛剤は頭皮の状態や悩みの出方で合う物が変わるので、順位を付けても当てはまらない人が出てしまうんです。
- 一番は人によって違う。悩みのタイプから決めると迷いにくい
- 抜け毛や薄毛が気になるなら、医薬部外品の育毛剤が出発点
- ふけ・かゆみが中心なら、薬用シャンプーと組み合わせて考える
- 有効成分は名前で選ぶより、効能・効果の欄とセットで読む
- 円形に抜けた、急に増えた、赤みがある時は先に皮膚科へ
ここで言う「決める」は、商品名を1つに決めることではありません。区分と成分の見方を先に決めておくと、売り場で見る場所が分かり、迷う時間が短くなります。
育毛剤そのものの役割をまだ押さえていない方は、育毛剤とはどんな商品?特徴は?を先に読んでおくと話がつながりやすいですよ。
なぜ「一番」が決まらないの?3つの理由
実は、「何が一番いいか」が人によって違うのには、はっきりした理由があります。ここを知っておくと、ランキングや口コミに振り回されにくくなります。
| 理由 | どういうことか | 選ぶ時の考え方 |
|---|---|---|
| 区分で言えることが違う | 医薬部外品と化粧品では、表示できる効能の範囲が違う | 自分の悩みに合う効能が書ける区分かを見る |
| 悩みの出方が違う | 抜け毛、ふけ、分け目など、気になる場所や中身が人それぞれ | 一番困っていることを1つ決める |
| 頭皮と生活が違う | 乾燥しやすい、汗をかく、朝しか時間がない等で続けやすさが変わる | 使い心地と使う時間を条件に入れる |
例えば、ふけとかゆみが気になる人と、分け目のボリュームが気になる人では、同じ商品でも満足の仕方が変わります。だから「一番」は、悩みとセットでしか決められないんです。
効き方にも個人差がある
医薬部外品の育毛剤は、作用がおだやかな区分です。同じ物を同じように使っても、感じ方には個人差があります。
『あの人に合ったから自分にも』と考えるより、自分の悩みに合う区分と表示かどうかを見るほうが確かです。
口コミの評判がいい物を選べばいい?
口コミは、使った人の頭皮や悩みのタイプが自分と同じとは限りません。読む時は「どんな悩みで、どのくらいの期間、どう使ったか」が書かれているかを見てみてください。
使い心地の感想(におい、ベタつき、塗りやすさ)は参考になりやすい情報です。反対に、効き目を言い切っている書き込みは、そのまま自分に当てはめないでおきましょう。
悩みのタイプ別の早見表
ここがこの記事の中心です。いちばん困っていることを1つ選んで、横に読んでみてください。
| 悩みのタイプ | 選ぶ区分の出発点 | 効能・効果の欄で探す言葉 | あわせて見直すこと |
|---|---|---|---|
| 抜け毛が増えた気がする | 医薬部外品の育毛剤 | 脱毛の予防、育毛 | 1日の抜け毛の数え方、洗い方 |
| ふけ・かゆみが中心 | 医薬部外品の育毛剤か薬用シャンプー | ふけ、かゆみ | 洗う頻度、すすぎ残し |
| 分け目や頭頂部のボリューム | 医薬部外品の育毛剤 | 薄毛、育毛、養毛 | 同じ分け目を続けていないか |
| 生え際が気になる | 医薬部外品の育毛剤 | 薄毛、脱毛の予防 | 前髪を引っぱる髪型、塗りやすい容器 |
| 産後に抜け毛が増えた | 医薬部外品の育毛剤(使う前に医師に相談) | 病後・産後の脱毛 | 授乳中かどうか、時期の目安 |
| 髪のツヤやまとまりが中心 | 化粧品のヘアトニック・頭皮用美容液 | 頭皮、毛髪をすこやかに保つ | 乾かし方、カラーの頻度 |
| 円形に抜けた・急に増えた | 育毛剤より先に皮膚科 | 選ぶ前に受診 | 抜けた時期と場所のメモ |
表の「効能・効果の欄で探す言葉」は、厚生労働省の通知で医薬部外品の育毛剤に示された範囲の言葉です。通知の表に並ぶ言葉は「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」の9つです。
早見表の使い方の例
例えば、朝のブラッシングで抜け毛が目立ち、ふけも少し気になる場合。いちばん困っているのが抜け毛なら「脱毛の予防」の表示がある医薬部外品から探し、ふけは洗い方で様子を見る、という順番になります。
反対に、かゆみがつらくて眠れないほどなら、育毛剤を選ぶ前に皮膚科で頭皮を診てもらうほうが先です。
悩みが2つ以上ある時は
『抜け毛も分け目も、両方気になる』という方もいますよね。その時は、両方の言葉が効能・効果の欄に並んでいる商品を探してみてください。
1本の育毛剤に表示されている効能は、いくつも並んでいるのが普通です。悩みごとに別々の物を重ねるより、1本で見るほうが頭皮への負担も原因の分かりやすさも守れます。
季節で悩みが変わる時は
夏は汗で頭皮がベタつき、冬は乾燥でかゆくなる、と季節で悩みが入れ替わる方もいますよね。早見表は、その時いちばん困っていることで読み直してかまいません。
ただ、季節のたびに育毛剤を替えると、合う物を見極めにくくなります。育毛剤は1本に決めて続け、季節の悩みは洗う頻度や乾かし方で調整するほうが、頭皮の様子を追いやすいですよ。
年代で選び方は変わる?
『20代と50代では違う物を選ぶべき?』と気になる方もいるはずです。年代で区分の決め方が変わるわけではなく、早見表の読み方は同じです。
変わるのは、生活の中で使いやすい時間や、持病や飲んでいる薬があるかどうかです。通院中の方は、使い始める前に主治医か薬剤師に一言聞いておくと安心できます。
区分はどう決める?医薬部外品と化粧品の分かれ目
早見表の「区分」は、箱やページの表示で見分けます。医薬部外品には「医薬部外品」や「薬用」の文字があり、化粧品にはそれがありません。
- 効能・効果として育毛や脱毛の予防などを表示できる
- 有効成分の名前が書かれている
- 抜け毛や薄毛が気になる人の出発点になる
- 育毛をうたうことはできない
- 表示できるのは頭皮や毛髪をすこやかに保つ等の範囲
- 使用感や香りを楽しむ目的に向く
東京都の広告講習会の資料では、化粧品は育毛の標ぼうが一切できないと説明されています。抜け毛が気になって選ぶなら、まず医薬部外品の棚から見るのが近道です。
ふけ・かゆみが中心なら薬用シャンプーも候補
薬用シャンプーで示されている効能の範囲には、厚生労働省の通知の上で「ふけ、かゆみを防ぐ。」などがあります。ふけやかゆみがいちばんの悩みなら、毎日使うシャンプーを見直すのも1つの方法です。
育毛剤とシャンプーを組み合わせる時は、同じ時期に両方を新しくしないのがコツです。どちらかが合わなかった時に、原因を見分けやすくなりますよ。
発毛剤(医薬品)はこの早見表に入れていない
ミノキシジルを配合した発毛剤は、第1類医薬品という別の区分です。使える人の条件や注意が細かく決められていて、買う時は薬剤師から説明を受ける仕組みになっています。
この記事では候補に入れていません。違いを知りたい方は育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちら?を読んでみてください。
有効成分の欄はどう読む?名前で選ばないコツ
『〇〇配合が一番』という広告を見ると、成分名で選びたくなりますよね。ただ、有効成分は、その商品の効能・効果とセットで読むのが基本なんです。
| 有効成分の欄でよく見る名前 | メーカーの説明で見かける紹介のされ方 | 読む時のポイント |
|---|---|---|
| グリチルリチン酸ジカリウム | 頭皮の炎症を抑え、かゆみを防ぐ成分として紹介されることがある | かゆみが気になる人は効能欄の「かゆみ」も一緒に見る |
| センブリエキス | 地肌の血行を促す成分として紹介されることがある | 他の成分と組み合わせて配合されることが多い |
| ニンジンエキス・ニンジン抽出液 | 複数の育毛剤で有効成分として並ぶ | 同じ名前でも表記が少しずつ違う |
| ニコチン酸アミド | 複数の育毛剤で有効成分として並ぶ | 名前の表記ゆれに注意する |
| D-パントテニルアルコール | プロビタミンB5として紹介されることがある | その他の成分と混ぜて読まない |
紹介のされ方は、各メーカーの商品ページの説明です。同じ成分でも、商品ごとに認められた効能・効果の範囲で書かれているので、成分の名前だけで「この悩みに効く」と決めないでおきましょう。
有効成分とその他の成分を分けて読む
成分の欄は、有効成分と、それ以外の成分に分かれていることが多いです。その他の成分には、エタノールやメントール、香料などが並びます。
刺激が苦手な方にとっては、むしろその他の成分のほうが大事な情報になります。成分の働きをもっと知りたい方は、育毛剤の成分はどう働く?も参考にしてみてください。
成分の欄で出てくる言葉の意味
成分表示を読む時に迷いやすい言葉を、短くまとめておきますね。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 有効成分 | 箱に書かれた効能・効果を支える成分 |
| その他の成分 | 有効成分以外の成分。肌に合うかを見る手がかり |
| 抽出液・エキス | 植物などから取り出した成分。表記は商品で少し違う |
| 無香料 | 香料を入れていない表示。原料そのもののにおいは残ることがある |
| 販売名 | 承認を受けた名前。商品名と違うことがある |
販売名は、箱の裏などに小さく書かれていることが多いです。通販で同じ商品か確かめたい時は、商品名より販売名を見比べると取り違えにくくなります。
使い心地の条件も決めておこう
区分と表示で候補が絞れたら、次は続けられるかどうかです。育毛剤は毎日使う物なので、ここで合わないと、せっかく選んでも続きません。
- アルコールのにおいやスーッとする感じが平気かを考える
- 香りあり・無香料のどちらがいいかを決める
- ノズル、スプレー、スポイトのうち塗りやすい容器を選ぶ
- 朝晩2回か1日1回か、使う回数の案内を確かめる
- 整髪料の前に使えるかなど、朝の身支度に合うかを見る
例えば、朝は時間がなく夜しか塗れない方は、1日1回を目安とする商品が続けやすいかもしれません。生え際に使いたい方は、液が垂れにくい容器かどうかも見ておくと安心です。
1か月あたりで考える
価格は内容量と1日の使用量で、1か月あたりにすると比べやすくなります。定期で申し込む場合は、2回目以降の代金と解約の方法を最終確認画面で確かめておきましょう。
家族に頼まれて選ぶ時
『夫に買ってきてと言われたけど、何を選べば…』という場面もありますよね。その時は、本人にいちばん困っていることを1つだけ聞いてから、早見表の行を決めてみてください。
あわせて、においが苦手か、朝と夜のどちらに塗るかも聞いておくと、使い心地の条件まで決められます。本人が使うのをやめてしまうと、どんな物でも意味がなくなってしまうからです。
育毛剤より先に相談したいサイン
『とりあえず育毛剤で様子を見よう』と思うのは自然なことです。ただ、次のような時は、選ぶ前に医療機関で相談するほうが近道なんです。
| こんな時 | 相談先の例 |
|---|---|
| 円形に抜けた所がある | 皮膚科 |
| 短い間に抜け毛が急に増えた | 皮膚科 |
| 頭皮に赤み、湿疹、強いかゆみがある | 皮膚科 |
| 治療中の病気や飲んでいる薬がある | 主治医、薬剤師 |
| 妊娠中、授乳中、産後 | 産婦人科の医師、薬剤師 |
1日の抜け毛は、おおよそ100本程度までが目安といわれていると、日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aにあります。数だけで判断せず、いつもと違う抜け方かどうかを見ておきましょう。
赤みやかゆみがあるのに「育毛剤で頭皮を整えよう」と塗り続けてしまう。頭皮に異常がある時は使わず、先に皮膚科で診てもらいましょう。
決めた候補を試す時の手順
候補が決まったら、あとは試し方です。いきなり長い定期を組むより、手順を決めて始めたほうが、合う・合わないを見分けやすくなります。
- 早見表で自分の悩みのタイプを1つ決める
- 効能・効果の欄にその言葉がある医薬部外品を2〜3本に絞る
- その他の成分と容器を見て、使い心地の条件に合う1本を選ぶ
- 最初は単品か、回数の縛りがない形で始める
- 使い始めの数日は、赤みやかゆみが出ないか鏡で確かめる
- 抜け毛の様子や使い心地を、月に1回メモしておく
『1週間で変わらないから次へ』と替えてしまうと、何が合っていたのか分からなくなります。メーカーが継続の目安を案内している場合は、その期間を目安にしてみてください。
塗り方の基本は、育毛剤の使い方・正しい塗り方は?でまとめています。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る試している間のメモの例
メモは、日付と一緒に次のような項目を書いておくだけで十分です。
| 書く項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 使った回数 | 朝晩2回。夜に1回忘れた日がある |
| 使い心地 | においは気にならない。夏は少しベタつく |
| 頭皮の様子 | 赤みやかゆみはない |
| 気になる所 | 分け目の地肌の見え方を同じ明るさで見た |
写真を撮る時は、同じ場所、同じ明るさ、同じ髪の乾き具合でそろえると、前の月と見比べやすくなります。
合わないと感じた時の見直し
ヒリヒリするなどの刺激があれば、洗い流して使うのを中止しましょう。続けているのに使い心地が合わない時は、早見表に戻って、悩みのタイプか使い心地の条件を見直してみてください。
次の1本を選ぶ時は、前の物の成分表示を手元に残しておくと、刺激の原因になりそうな成分を避けやすくなります。
「一番」と書かれた広告やランキングを見たら
『ランキングで1位だから一番いいのでは』と思うこともありますよね。そんな時は、何の順位で、いつ、どこで集計したものかを注釈で確かめてみてください。
売上の順位は売れた数の話で、あなたの悩みに合うかどうかとは別の話です。順位の表示の読み方は育毛剤の「ナンバーワン」表示とは?で詳しく紹介しています。
よくある質問
育毛剤は結局、何が一番いいですか?
誰にとっても一番の物はありません。抜け毛、ふけ、分け目など、いちばん困っている悩みを1つ決め、その言葉が効能・効果の欄にある医薬部外品から選ぶのがおすすめです。
有効成分が多いほうがいいですか?
数の多さだけでは決められません。有効成分は、その商品で認められた効能・効果とセットで読みます。刺激が気になる方は、その他の成分の欄も確かめてみてください。
化粧品のヘアトニックでも抜け毛対策になりますか?
化粧品の区分では、育毛を広告で言うことができません。抜け毛が気になって選ぶなら、医薬部外品の育毛剤から見るほうが目的に合います。
女性でも早見表は使えますか?
使えます。ただ、女性向けとして案内されている商品もあるので、対象の欄も見てみてください。妊娠中や授乳中、産後の方は使う前に医師や薬剤師に相談しましょう。
2本の育毛剤を同時に使えば早く決まりますか?
同時に使うと、合わなかった時にどちらが原因か分かりにくくなります。1本ずつ試して、使い心地と頭皮の様子をメモしておくのがおすすめです。
発毛剤のほうがいいのか迷っています。
発毛剤は第1類医薬品にあたり、使ってよい人の条件が細かく定められています。迷う時は、買う前に薬剤師に相談するか、皮膚科で頭皮の状態を診てもらいましょう。
まとめ
- 育毛剤に誰にとっても一番の物はなく、悩みのタイプから決めると迷いにくい
- 抜け毛や薄毛が気になるなら、医薬部外品の育毛剤が出発点
- 効能・効果の欄に自分の悩みの言葉があるかを確かめる
- 有効成分は名前だけで選ばず、その他の成分と使い心地も見る
- 円形の抜け毛や赤み、急な抜け毛は育毛剤より先に皮膚科へ





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