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いつもの美容院で、髪を切ってもらいながら「美容師さんなら、どの育毛剤を選ぶんだろう」と気になったことはありませんか。広告で「美容師が選ぶ育毛剤」という言葉を見かけることもありますよね。
結論から言うと、美容師に聞く価値があるのは「どれが一番か」より、頭皮の見え方や、カラー・パーマとの順番のことです。商品を選ぶ時は、すすめられた物でも、箱の区分と効能・効果の欄で確かめるのが安心なんです。
この記事では、「美容師が選ぶ」という言葉の読み方、美容師の視点で聞けること、サロン専売品の区分の確かめ方が分かります。
美容師が選ぶ育毛剤とは?先に答え
- 「美容師が選ぶ」は、広告の言い回しとして使われることもある
- 美容師は、頭皮や髪を近くで見て、施術との順番を知っている立場
- 抜け毛の原因の判断や病気の診断は、皮膚科の役割
- サロン専売品でも、医薬部外品か化粧品かは商品ごとに違う
- すすめられた物は、箱の区分・効能・使い方で確かめてから決める
『美容師さんがすすめるなら、間違いないはず』と思う方も多いはずです。たしかに美容師は、毎日たくさんの頭皮と髪を見ています。
ただ、美容師が得意なことと、そうでないことがあります。そこを分けて考えると、サロンでの相談がぐっと役に立つものになりますよ。
| 知りたいこと | この記事で見るところ |
|---|---|
| 「美容師が選ぶ」をどう受け止めるか | 広告の言葉の読み方 |
| 美容師に何を聞けばいいか | 見えること・見えないこと、聞けること |
| カラーやパーマとの順番 | 施術と育毛剤の順番 |
| サロンの商品の区分 | サロン専売品の確かめ方 |
「美容師が選ぶ」という言葉はどう読む?
広告やネットの記事で「美容師が選ぶ」「美容師おすすめ」と書かれていると、つい目が止まりますよね。こうした言葉を見た時は、まず「誰が、どんな条件で選んだのか」を探してみてください。
| 広告の言葉 | 確かめたいこと |
|---|---|
| 美容師が選ぶ | 何人の美容師が、どんな基準で選んだのか |
| 美容師が愛用 | 本人の使用の話で、効き目の裏付けではない |
| 美容師監修 | 何を監修したのか(使い方・香り・処方など) |
| サロンで人気 | どのサロンの、どんな集計か |
国の広告の基準の解説では、「私も使っています」といった体験の広告は裏付けにならない、と書かれています。美容師の声も、商品を知るきっかけとして受け止めるのがちょうどいいんです。
SNSで美容師が紹介している時
美容師がSNSで育毛剤を紹介していることもあります。それが会社から頼まれた紹介なら、広告であることが分かるように表示する決まりがあります。
令和5年10月から、広告であることを隠す表示は景品表示法の不当表示とされました。「PR」「広告」などの表示があるかを見て、広告なら広告として読んでおきましょう。
「選ぶ」の基準は人によって違う
美容師が「これがいい」と思う理由は、香り、べたつきにくさ、スタイリングのしやすさなど、使い心地のことも多いものです。それはそれで大事な情報ですよね。
ただ、使い心地の好みは人それぞれです。自分の頭皮に合うか、続けやすいかは、自分で確かめる部分として残しておきましょう。
美容師だから見えること・見えないこと
美容師は、髪を切ったり染めたりする時に、頭皮を近くで見る機会が多い仕事です。厚生労働省の「美容師法の概要」では、美容は「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」とされ、染毛も含まれています。
美容師は国家試験に合格して免許を受けた人で、美容所で美容を行うのが原則です。一方で、病気の診断や治療をする立場ではありません。
- 分け目・つむじ・生え際など、自分では見えにくい所の見え方
- 髪の太さやハリ、ボリュームの出方
- カラーやパーマの履歴と、髪への負担
- 髪型で見え方を工夫できるか
- 抜け毛の原因が何か
- 円い形に抜けている、急に抜け毛が増えた
- 頭皮の赤み・かゆみ・湿疹が続く
- 薬や治療のこと
『薄くなっているか、正直に言ってほしい』と思っても、自分からはなかなか聞きにくいですよね。そんな時は、「後ろの分け目のあたり、前に来た時と比べてどう見えますか」と、場所を決めて聞いてみると答えてもらいやすくなります。
前回との違いに気づいてもらえることも
同じ美容師に続けて担当してもらうと、前回からの変化に気づいてもらえることがあります。これは、自分で鏡を見るだけでは分かりにくい部分です。
気になる時は、「次に来た時も、同じ所を見てもらえますか」とお願いしておくのもいいですよ。自分でも、月に1回、同じ明るさの場所で写真を撮っておくと、話が具体的になります。
理容室でも同じように相談できる
男性の方は、美容室ではなく理容室に通っていることも多いですよね。厚生労働省の「理容師法の概要」では、理容は「頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること」とされ、染毛も含まれています。
理容師も、国の免許を受けて理容所で仕事をする人です。髪を短く刈る時に頭皮がよく見えるので、つむじや生え際の見え方を聞くにはぴったりの場面なんです。
カラー・パーマと育毛剤の順番
美容師の視点がいちばん役に立つのが、施術と育毛剤の順番です。カラーやパーマの日に、いつもの育毛剤をどうするか迷う方は多いんです。
メーカーの案内は商品ごとに違います。例えば、カラーやパーマの当日でも使えるとしたうえで、心配な方は美容師や専門医に相談するよう案内している女性用育毛剤があります。
発毛剤(第1類医薬品)のリアップのQ&Aでは、ヘアカラー・パーマをする時は、髪や頭皮を洗ってリアップを洗い流してから、と案内されています。使っている商品の案内を確かめたうえで、美容師にも伝えておきましょう。
| 施術 | 美容師に伝えること | 育毛剤で確かめること |
|---|---|---|
| カラー・白髪染め | 使っている育毛剤の名前と区分 | 施術の当日に使ってよいかの案内 |
| パーマ | 頭皮に赤みやかゆみがないか | 施術の前後の使い方の案内 |
| ヘッドスパ | 頭皮で気になっている所 | スパの後に使う時の注意 |
| カットだけ | 分け目や見え方の悩み | ふだんどおりでよいか |
カラーの前に気をつけたいこと
毛染めでは、皮膚のトラブルを防ぐためにパッチテストが大事とされています。消費者安全調査委員会も、毛染めによる皮膚障害の調査をまとめています。
育毛剤を使い始めたばかりで頭皮に赤みが出ている時は、その日の施術を見送る相談をしてもいいんです。「最近育毛剤を替えて、少しヒリヒリするんですが、今日カラーをしても大丈夫ですか」と、正直に伝えてみてください。
施術の後に育毛剤を再開する時
施術の後は、頭皮がいつもより敏感になっていることがあります。再開する時は、頭皮に赤みやヒリヒリがないかを見てからにしましょう。
かゆみ・痛み・かぶれが出た時は、育毛剤も施術も一度お休みして、皮膚科で相談してください。その時は、受けた施術の内容と、使っている育毛剤の名前を伝えると説明がスムーズですよ。
サロンの椅子で聞ける5つの質問
美容師に相談する時間は、カットやカラーの合間の短い時間ですよね。聞きたいことを先に決めておくと、短い時間でも中身のある話ができます。
- 分け目やつむじは、前回と比べてどう見えるか
- 自分の頭皮は、乾燥しているか、べたつきやすいか
- 今の洗い方や乾かし方で、直したほうがいい所はあるか
- カラーやパーマの頻度は、今のままでいいか
- 今使っている育毛剤を、施術の日はどうすればいいか
育毛剤の名前を聞かれた時のために、使っている商品の箱の写真をスマートフォンに入れておくと便利です。区分や成分を、その場で一緒に見てもらえます。
相談しやすいタイミングを選ぶ
混み合っている時間は、美容師もゆっくり話す余裕がないことがあります。相談したいことがある日は、予約の時に「少し頭皮のことを聞きたい」と伝えておくのも一つの方法です。
カットの最初の数分や、シャンプーの後で頭皮が見えやすい時に聞くと、その場で見てもらいやすいですよ。聞きたいことはメモにして、スマートフォンに入れておきましょう。
すすめられた時の受け答えの例
美容師から育毛剤をすすめられることもあると思います。その場で決めなくても大丈夫です。
例えば「ありがとうございます。家で今使っている物と見比べたいので、商品名と、医薬部外品かどうかだけ教えてもらえますか」と伝えてみてください。「いいですよ、これは医薬部外品で、朝晩使うタイプです」のように答えてもらえれば、家でゆっくり確かめられます。
家での塗り方を見てもらう
サロンでは、育毛剤を頭皮のどこに、どう付けるかを実際に見せてもらえることもあります。自分では見えない後頭部の付け方は、一度教わっておくと心強いですよ。
家での付け方は育毛剤の使い方・正しい塗り方は?でも確かめられます。
サロン専売品の区分はどう確かめる?
美容室で扱う頭皮用の商品は、サロン専売品と呼ばれることが多いです。ただ、「サロン専売」は売り方のことで、医薬部外品か化粧品かという区分とは別に決まっています。
同じシリーズの中に、区分の違う商品が並んでいることもあります。例えば、ルベルのヴィージェ メディケートエッセンスは「育毛剤〈医薬部外品〉」で、同じシリーズのヴィージェ ルートケアミストは「スキャルプトリートメント」として紹介され、医薬部外品の表示はありません。
| サロン専売品の例 | 紹介のされ方 | 区分の表示 |
|---|---|---|
| ルベル ジオ スキャルプビルダー | 育毛剤・ヘアサロン専売品 | 医薬部外品 |
| ルベル ヴィージェ メディケートエッセンス | 育毛剤・ヘアサロン専売品 | 医薬部外品 |
| ルベル ヴィージェ ルートケアミスト | スキャルプトリートメント・ヘアサロン専売品 | 医薬部外品の表示なし |
| クオレ 薬用サイトプラインRX | 育毛剤・美容室専売品 | 医薬部外品 |
『同じシリーズだから、全部育毛剤だと思っていた』という方もいるかもしれません。サロンで見かけた物は、1本ずつ箱の表示を確かめてみてくださいね。
- 箱やボトルに「医薬部外品」の文字があるかを見る
- 箱の「販売名」を写真に撮っておく
- 「効能・効果」と「有効成分」の欄を読む
- 表示が無い時は、化粧品として全成分表示を見る
- 分からない時は、その場で美容師に箱を見せてもらう
発毛剤の名前が出た時は
話の流れで、医薬品の発毛剤の名前が出ることもあるかもしれません。発毛剤は第1類医薬品などで、薬剤師の説明を受けて買う物です。
使えない人や使い方の決まりが添付文書に書かれているので、気になった時は薬局で薬剤師に相談しましょう。美容師には、使い始めたら名前と区分を伝えておくと、施術の時に気をつけてもらえます。
2本を一緒に使う時の順番
サロンでは、育毛剤と頭皮用のミストなど、2本を一緒にすすめられることもあります。その時は、使う順番もあわせて確かめておきましょう。
例えばルベルは、ヴィージェ ルートケアミストと一緒に使う時は、先にメディケートエッセンスを使うよう案内しています。順番が書かれていない時は、美容師に「どちらを先に使えばいいですか」と聞いてみてください。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見るサロン専売品を買う場所ごとの確かめ方
サロン専売品は、メーカーによって買える場所の考え方が違います。買う前に、どこで買うのがメーカーの案内に沿っているかを見ておきましょう。
クオレは、美容室専売品はインターネット販売をしていないと案内し、正規取扱店でカウンセリングを受けてから買うよう呼びかけています。サンコールも、自社のオンラインショップ以外のネット購入品は品質や安全性を保証できないと案内しています。
| 買う場所 | 確かめたいこと |
|---|---|
| 通っているサロン | 区分・使い方・併用の順番をその場で聞く |
| サロンが入っている会員制の通販 | サロンでの登録が必要か、定期の条件 |
| メーカーの公式ショップ | サロンでのカウンセリングが前提か |
| 通販モールの出品 | 正規の販売店か、使用期限や製造時期 |
美容室での買い方や相談の全体像は美容室で育毛剤は買える?で紹介しています。サロン専売品と市販品の違いは育毛剤のサロン専売品とは?も参考になります。
サロンの会員制の通販を使う時
サロン専売品を、サロンを通じてネットで買える会員制の通販もあります。例えばBEAUTY CITYは、出店しているサロンで対面のカウンセリングを受け、登録カードを受け取ってから会員登録する仕組みです。
一度サロンで相談してから、続きはネットで買えるので、通う回数が少ない方には便利ですよね。定期配送を選ぶ時は、お届けの間隔と止め方を最初に確かめておきましょう。
値段は何で決まる?
サロン専売品の値段は、内容量、1日に使う量、サロンでの販売かどうかで変わります。値段を比べる時は、1か月あたりにいくらかかるかに直してみると、市販品とも比べやすいですよ。
定期で届けてもらう時は、最後の確認画面に出る2回目からの代金と、解約の手順に目を通しておきましょう。
よくある失敗と、その防ぎ方
美容師に相談する時に起こりやすい失敗を、防ぎ方と一緒にまとめました。
| よくある失敗 | 防ぎ方 |
|---|---|
| 「美容師が選ぶ」の広告だけで決める | 誰がどんな基準で選んだかと、区分を確かめる |
| 美容師に抜け毛の原因を決めてもらおうとする | 原因の判断や気になる症状は皮膚科で相談する |
| 使っている育毛剤を伝えずにカラーをする | 商品名と区分を先に伝える |
| すすめられた物を今の育毛剤に重ねて使う | 1つずつ始め、頭皮の様子を見る |
| シリーズの商品を全部育毛剤だと思う | 1本ずつ箱の区分を確かめる |
円い形に抜けている、急に抜け毛が増えた、頭皮の赤みやかゆみが続く時は、美容院で相談するより先に皮膚科で相談しましょう。美容師にそう言われた時も、遠慮せず受診してください。
美容院を変えた時は
引っ越しなどで美容院を変えると、前の美容師が知っていた頭皮の様子を、また一から伝えることになります。月に1回の写真や、使っている育毛剤のメモがあると、新しい美容師にも伝えやすいですよ。
「前の美容院で、分け目が少し目立つと言われていて」と最初に伝えるだけでも、見てもらうポイントがはっきりします。
よくある質問
美容師が選ぶ育毛剤は、効果が高いのですか?
美容師が選んだからといって、効き目が高いとは言えません。美容師の声は使い心地などを知るきっかけとして受け止め、区分と効能・効果の欄は箱で確かめてください。
美容師に育毛剤の相談をしてもいいですか?
頭皮の見え方、洗い方や乾かし方、カラーやパーマとの順番などは、美容師に相談しやすい話題です。抜け毛の原因や気になる症状は、皮膚科で相談しましょう。
サロン専売品の育毛剤は医薬部外品ですか?
商品によって違います。同じシリーズの中に、医薬部外品の育毛剤と、医薬部外品の表示が無い頭皮用の商品が並んでいることもあるので、1本ずつ箱で確かめてください。
カラーの日に育毛剤を使ってもいいですか?
使っている商品の案内によります。当日も使えるとしたうえで心配なら美容師や専門医に相談を、と案内する商品もあれば、施術の前に洗い流すよう案内する医薬品もあります。
美容院ですすめられた育毛剤は、その場で買わないといけませんか?
その場で決めなくて大丈夫です。商品名と区分を教えてもらい、家で今使っている物と見比べてから決めましょう。
SNSで美容師が紹介している育毛剤は信じていいですか?
会社から頼まれた紹介なら、広告であることが分かる表示が必要です。「PR」「広告」の表示を確かめ、区分と使用上の注意は公式の商品ページで確かめてください。
まとめ
- 「美容師が選ぶ」は広告の言い回しのこともあり、誰がどう選んだかを確かめる
- 美容師に聞きやすいのは、頭皮の見え方と、カラー・パーマとの順番
- 抜け毛の原因や気になる症状は、皮膚科で相談する
- サロン専売品でも区分は商品ごとに違うので、箱で1本ずつ確かめる
- すすめられた物はその場で決めず、商品名と区分を控えて家で見比べる
美容師に相談する前に、育毛剤の基本を育毛剤とはどんな商品かで押さえておくと話が早いですよ。





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