65歳以上で育毛剤を使う時は?持病・飲んでいる薬がある時の確認

テーブルに置かれた手帳と老眼鏡、ラベルの無いボトルと拡大鏡

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『65歳以上でも育毛剤を使っていいのかな。血圧の薬も飲んでいるし…』と、手に取る前に迷っている方もいますよね。

結論から言うと、育毛剤(医薬部外品)の多くは、年齢で一律に使えなくなるとは書かれていません。一方で、ミノキシジルを配合した発毛剤(医薬品)では、65歳以上は「使う前に医師や薬剤師に相談すること」とされています。どちらを使うにしても、持病や飲んでいる薬がある時は、箱の使用上の注意を読み、お薬手帳を持って相談してから始めるのが安心です。

ここでは、使用上の注意の読み方と、相談の進め方、肌の変化に合わせた使い方をお話ししますね。

目次

65歳以上でも育毛剤は使える?先に答え

先に答え
  • 育毛剤(医薬部外品)は、一律の年齢制限が書かれていない物が多い
  • 発毛剤(第1類医薬品)は、65歳以上が「相談すること」の対象
  • 持病・飲んでいる薬がある時は、使う前に医師・薬剤師に相談する
  • 相談にはお薬手帳と、使いたい商品の箱か販売名のメモを持って行く
  • 頭皮に赤み・かゆみが出たら、その日から止めて相談する

『年齢で決まっているなら分かりやすいのに』と思いますよね。実は、年齢の扱いは区分によって違うんです。まずは、手に取った物がどの区分かを確かめるところから始めましょう。

区分箱の表示65歳以上の扱い買う時
育毛剤医薬部外品一律の年齢の記載は見当たらない物が多い店頭・通販で買える
発毛剤第1類医薬品使う前に医師・薬剤師に相談する対象薬剤師の説明を受けて買う
頭皮用の化粧品化粧品商品ごとの使用上の注意を読む店頭・通販で買える

区分そのものの違いは、育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちらかで詳しく扱っています。育毛剤の全体像は育毛剤とはどんな商品かを見てみてください。

「65歳以上」という線はどこから来ている?

「65歳」という数字は、主に発毛剤の添付文書に出てきます。ミノキシジル外用液の添付文書では、「相談すること」の欄に高齢者(65歳以上)が挙げられているんです。

理由として書かれているのは、「一般に高齢者では好ましくない症状が発現しやすくなります」という一文です。大正製薬のよくある質問でも、高齢者(65歳以上)は「ご使用できないものではございません」としたうえで、かぶれ等の好ましくない症状が出やすくなると説明しています。

書かれている場所書かれ方読み取り方
発毛剤の添付文書「相談すること」高齢者(65歳以上)使う前に医師・薬剤師に相談する
発毛剤メーカーのよくある質問使えない物ではないが、かぶれ等が出やすい様子を見ながら、異常が出たら止める
育毛剤(医薬部外品)の箱年齢の記載が無い物が多い年齢より、使用上の注意の中身で判断
販売会社の解説記事医薬部外品は一般的に年齢制限はない肌に合うかは個人差がある前提で読む

「年齢の記載が無い」は「誰でも安心」ではない

育毛剤の販売会社の解説には、医薬部外品の育毛剤は一般的に年齢制限はない、とする物があります。ただ、その解説でも、肌に合うかどうかは人それぞれだと注意を添えています。

つまり、年齢の線が無いぶん、使用上の注意の中身を自分で読むことが大切になるんです。65歳以上の方は、肌の乾燥や持病の薬など、若い頃とは条件が変わっていることも多いですよね。

女性用の発毛剤でも同じ扱い

女性用の発毛剤も、成人女性(20歳以上)向けの第1類医薬品として売られています。大正製薬のリアップリジェンヌプラスの使用上の注意でも、65歳以上は使う前に医師か薬剤師に相談するよう書かれています。

『女性用ならやさしいのでは』と思いがちですが、年齢の扱いは男性用と同じように考えておきましょう。妊娠・出産に伴う脱毛には使用しないなど、女性用ならではの条件もあるので、薬剤師の説明はしっかり聞いておいてください。

発毛剤の年齢の話をもっと知りたい時

発毛剤の年齢の記載は、20歳未満と65歳以上の両方にかかわります。年齢の書かれ方を詳しく知りたい方は、発毛剤に年齢制限はあるかで説明書の読み方をまとめています。

使用上の注意は、この順番で読む

箱の裏や説明書の使用上の注意は、字が小さくて読むのが大変ですよね。全部を一度に読もうとせず、次の順番で見ていくと、自分に関係する所を見落としにくくなります。

使用上の注意を読む順番
  1. 「使用しないでください」「次の部位には使用しないこと」の欄を読む
  2. 「相談すること」の欄で、自分の年齢・持病・薬が当てはまるか見る
  3. 「使用中・使用後に異常が出たら」の欄で、止める症状を確かめる
  4. 「用法・用量」を読み、何回・どれだけ付けるかを見る
  5. 「保管及び取扱い上の注意」で、置き場所の条件を見る
欄の名前(例)書かれていること65歳以上の方が見たいところ
使用しないこと使えない人・使えない部位頭皮に傷・湿疹・炎症がないか
相談すること使う前に医師・薬剤師に相談する人年齢・持病・飲んでいる薬
異常が出た時使用を中止する症状赤み・かゆみ・かぶれ・体調の変化
用法・用量回数と量自分で毎日できる回数か
保管・取扱い置き場所・火気など薬と取り違えない置き場所か

欄の名前は、医薬品と医薬部外品、商品ごとに少しずつ違います。似た意味の欄を探して読めば大丈夫ですよ。

字が読みにくい時の工夫

小さな字は、拡大鏡やスマートフォンのカメラで大きくして読むと楽になります。通販の場合は、商品ページの「使用上の注意」を画面で拡大できることもあります。

店頭なら「この使用上の注意を一緒に見てもらえますか」と頼んでかまいません。薬剤師や登録販売者は、相談があれば情報を伝えることになっています。

持病・飲んでいる薬がある時の確認

65歳以上になると、血圧や心臓、糖尿病など、何かしらの薬を飲んでいる方も多いですよね。そんな時は、育毛剤を使い始める前に、かかりつけ医か薬剤師にひと言相談しておきましょう。

発毛剤の添付文書では、高齢者のほかに、高血圧・低血圧の人、心臓や腎臓に障害のある人、むくみのある人、甲状腺機能障害の診断を受けた人なども「相談すること」に挙げられています。血圧に影響を及ぼす可能性がある、という理由も書かれています。

相談の時に伝えたいこと
  • 使いたい商品の販売名と区分(医薬部外品か、第1類医薬品か)
  • 持病と、通っている医療機関
  • 飲んでいる薬・貼っている薬・塗っている薬
  • 薬や化粧品でかぶれたことがあるか
  • 頭皮のかゆみ・乾燥・ふけなど、今気になっていること
今の状態先に相談したい相手ひと言の例
血圧の薬を飲んでいるかかりつけ医・薬剤師「血圧の薬を飲んでいますが、この育毛剤は使えますか」
皮膚科で塗り薬をもらっている皮膚科の医師「頭皮に育毛剤を付けてもいいですか」
心臓や腎臓の病気で通院中主治医「発毛剤は相談が必要と書いてあったので聞きたいです」
抜け毛が急に増えた皮膚科「最近急に抜け毛が増えた気がします」
かぶれやすい皮膚科・薬剤師「前に化粧品でかぶれたことがあります」

薬は自己判断でやめない

『もしかして、この薬で抜け毛が増えているのかも』と感じることもありますよね。そんな時でも、自分の判断で薬をやめたり、量を変えたりしないでください。

抜け毛のことを処方した医師か薬剤師に伝えて、どうするかを一緒に考えてもらうのが安心です。育毛剤を足す時も、その流れで聞いてみましょう。

頭皮に塗り薬を使っている時

皮膚科で頭皮用の塗り薬をもらっている方は、育毛剤を重ねる前に、その医師に聞いてみてください。塗り薬の上から別の物を付けてよいか、どのくらい時間をあけるかは、薬や症状で変わります。

市販の発毛剤の添付文書には、ほかの育毛剤や外用剤を頭皮に使うのを避けるよう書かれた物もあります。頭皮に付ける物が2つ以上になる時は、自己判断で重ねないのが基本です。

お薬手帳を、育毛剤選びにも活かす

お薬手帳は、使っている薬をひとつにまとめて記録しておく手帳です。厚生労働省は、電子版のお薬手帳について、服用歴のほかに血圧なども記録でき、医師・薬剤師と共有するツールとしても使えると説明しています。

市販の医薬品も飲み合わせが問題になることがあるので、記録しておくことが望ましいとされています。育毛剤を使い始めたら、手帳のメモ欄に書いておくと、次に受診した時に伝えやすくなりますよ。

お薬手帳を使った相談の流れ
  1. 使いたい育毛剤の販売名・区分・有効成分をメモする
  2. お薬手帳と一緒に、薬局かかかりつけ医に持って行く
  3. 「この育毛剤を使ってもいいですか」と見せて相談する
  4. 使い始めたら、始めた日と商品名を手帳のメモ欄に書く
  5. 異常が出た時は、手帳と箱を持って相談する

薬局での聞き方の例

薬局のカウンターでは、こんなふうに聞いてみてください。

「68歳です。血圧の薬を飲んでいます。お薬手帳を持ってきたので、この育毛剤を使っても大丈夫か見てもらえますか」

年齢と薬と、見てほしい物を伝えるだけで、相手も答えやすくなります。使っている湿布や目薬など、飲み薬以外の物もあれば一緒に伝えておきましょう。いつもの薬局で聞けば、これまでの記録もそろっているので話が早いですよ。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

乾燥しやすい頭皮に合わせた使い方

年齢を重ねると、肌が乾燥しやすくなったと感じる方は多いですよね。頭皮も同じで、若い頃と同じ使い方では、しみたり、かゆくなったりすることがあります。

頭皮に付ける育毛剤には、アルコールやメントールを含む物も少なくありません。商品によっては、アルコール過敏症の方やメントールの刺激に弱い方に使用を控えるよう、注意書きで呼びかけています。しみやすいと感じている方は、買う前にその行を探してみてください。

乾燥しやすい頭皮で心がけたいこと
  • 洗髪後は水気をやさしくふき取ってから付ける
  • 箱に書かれた量を守り、多く付けない
  • 指の腹でなじませ、爪を立てない
避けたいこと
  • しみるのをがまんして使い続ける
  • 早く効かせたくて回数や量を増やす
  • かゆい所を強くかく

お風呂の後に付ける時の注意

育毛剤は洗髪後に付けるよう案内している物が多いですよね。消費者庁は、高齢者の入浴中の事故に注意を呼びかけていて、湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にすることなどを挙げています。

のぼせた状態で洗面所に立ち続けるより、体が落ち着いてから座って付ける方が安心です。椅子に座って、手鏡で見ながら付ける流れにしておくと、ふらつきも防げますよ。

季節で使い心地を変えたい時

冬は空気が乾燥し、夏は汗をかきやすくなります。季節によって「冷たすぎる」「べたつく」と感じたら、使い心地の違う物に替えるのも一つの方法です。

替える時は、新しい物の使用上の注意を最初から読み直してください。前の物と回数や量が違うことはよくあります。

異常が出た時の止め方と相談先

どの育毛剤も、肌に付ける物なので合わないことがあります。異常に気づいたら、早めに止めるのが一番の対策です。

気づいたことまずすること相談先
頭皮の赤み・かゆみ・かぶれその日から使うのを止める皮膚科・薬剤師
付けた所がひりひりする使うのを止めて水で洗い流す皮膚科・薬剤師
発毛剤で頭痛・めまい・むくみ直ちに使うのを止める医師・薬剤師
胸の痛み・心拍が速くなる直ちに使うのを止める医師
抜け毛が急に増えた使用を続けるか相談する皮膚科

発毛剤の添付文書では、頭皮の発疹・かゆみなどのほかに、頭痛・めまい・胸の痛み・心拍が速くなる・手足のむくみなどが出たら直ちに使用を中止し、説明書を持って医師か薬剤師に相談するよう書かれています。

こんな時は我慢しない

「少しかゆいだけだから」と使い続けると、悪化することがあります。使うのを止めて、箱かお薬手帳を持って相談してください。

止めた後に、次の1本を選ぶ時

合わなかった商品の販売名と有効成分をメモしておくと、次に選ぶ時の手がかりになります。同じ有効成分が入った物を避けられるからです。

もう一度始める時は、頭皮の赤みやかゆみがおさまってからにしましょう。付け方の基本を見直したい時は、育毛剤の使い方・正しい塗り方も読んでみてください。

相談に行く時に持って行く物

相談の時は、使っていた育毛剤の箱か容器、お薬手帳、気になる所の写真があると話が早く進みます。症状が出た日と、その前にしたこと(毛染めをした、新しいシャンプーに替えた等)もメモしておきましょう。

「育毛剤を付けて3日目から、生え際がかゆくなりました」くらいの伝え方で十分ですよ。

家族と一緒に確かめておきたいこと

65歳以上の方が通販で育毛剤を申し込む時は、家族にもひと声かけておくと安心です。国民生活センターは、高齢者とそのまわりの方に気を付けてほしいトラブルとして、健康食品や化粧品などの定期購入を挙げています。

家族と共有しておくこと
  • 使っている育毛剤の商品名と、どこで買ったか
  • 定期購入かどうか、次に届く日と解約の連絡期限
  • 頭皮に異常が出た時の相談先
  • お薬手帳の置き場所

一人で暮らしている方は

一人暮らしの方は、頭皮の異常に気づいてもらえる人が身近にいないこともありますよね。月に一度、手鏡と合わせ鏡で頭皮を見る日を決めておくと、赤みや湿疹に気づきやすくなります。

かかりつけの薬局を決めておけば、薬の記録がそろうので相談もしやすくなります。電話で問い合わせられるメーカーの窓口を、箱からメモしておくのもおすすめです。

価格は時期や買い方で変わるので、公式の価格ページで内容量と1日の使用量を確かめ、1か月あたりに直して考えてみてください。困った時は消費者ホットライン188で、近くの消費生活センターを案内してもらえます。

よくある質問

育毛剤は65歳以上でも使えますか?

医薬部外品の育毛剤は、一律の年齢制限が書かれていない物が多いです。持病や飲んでいる薬がある時は、使う前に医師か薬剤師に相談してから始めましょう。

発毛剤は65歳以上だと使えないのですか?

使えないと決まっているわけではなく、「相談すること」の対象です。かぶれ等の好ましくない症状が出やすいとされているので、薬剤師の説明を受け、医師にも相談してください。

血圧の薬を飲んでいます。育毛剤を使っても大丈夫ですか?

商品によって使用上の注意が違います。お薬手帳と使いたい商品の箱を持って、かかりつけ医か薬剤師に相談してから始めてください。

お薬手帳に育毛剤のことも書いた方がいいですか?

書いておくと、受診の時に何を使っているか伝えやすくなります。始めた日と商品名をメモ欄に書いておきましょう。

頭皮が乾燥してかゆい時も育毛剤を使えますか?

かゆみや赤みが強い時は、先に皮膚科で頭皮を見てもらってください。湿疹や炎症のある所には使わないよう書かれた商品が多いです。

夫婦で同じ育毛剤を使ってもいいですか?

男女どちらも使えると案内している商品なら、一緒に使えます。ただ、持病や飲んでいる薬は人によって違うので、それぞれが使用上の注意を読み、必要なら別々に相談してください。

65歳以上で、育毛剤はどのくらい続けて様子を見ればいいですか?

期間の目安は商品ごとにメーカーが案内している場合があります。まず公式の案内を読み、見極める間は付け方を変えずに、頭皮の様子を書き留めておくと判断しやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 育毛剤(医薬部外品)は、年齢で一律に使えなくなる物ではないことが多い
  • 発毛剤(医薬品)では、65歳以上は使う前に相談する対象
  • 使用上の注意は「使用しない・相談する・異常時・用法・保管」の順で読む
  • 持病や薬がある時は、お薬手帳と箱を持って相談してから始める
  • 乾燥しやすい頭皮は、量を守り、しみる時は止める
  • 異常が出たらその日から止めて、皮膚科・薬剤師へ

年齢を重ねてからの頭皮ケアは、確かめることが少し増えるぶん、安心して続けやすくもなります。手帳と箱を持って、気軽に相談してみてくださいね。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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