発毛剤を使っている時の健康診断は?問診で伝えることと準備

発毛剤を使っている時の健康診断の準備のイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

会社や自治体の健康診断の案内が届いて、ふと『毎日塗っている発毛剤のこと、言った方がいいのかな』と迷う方もいますよね。飲み薬ではないし、わざわざ伝えるほどでもない気がしてしまうものです。

結論から言うと、発毛剤を使っている時の健康診断では、問診で「頭皮に塗る医薬品を使っている」ことを伝えておくのが安心です。発毛剤は第1類医薬品で、添付文書には血圧や心臓に関わる「相談すること」が書かれています。

この記事では、質問票の書き方、医師に見せるメモの作り方、添付文書の読み方を順番にお話ししますね。

目次

発毛剤を使っている時の健康診断は?先に答え

先に答え
  • 発毛剤は第1類医薬品なので、問診で「使っている医薬品」として伝えておく
  • 質問票に書く欄が無くても、問診の時に医師へ口頭で伝えてかまわない
  • 商品名が分かる物(箱・添付文書・お薬手帳のメモ)を持って行くと話が早い
  • 健診のために自己判断で使うのを休んだり、量を変えたりしない
  • 結果で気になる点を言われたら、添付文書を持って医師・薬剤師に相談する

健康診断の問診は、医師が結果を読む時の手がかりを集める場でもあります。使っている物の情報がそろっているほど、医師も判断しやすくなるんです。

『塗り薬まで言うのは大げさかも』と思うかもしれません。でも、伝えて困ることはほとんどありません。言い忘れて後から気になるより、最初に一言添えておく方が気持ちも楽ですよ。

健診の場面発毛剤について すること持って行くと便利な物
質問票を書く薬の欄に当てはまらなくても、空欄の補足に書いておく商品名のメモ
問診「頭皮に塗る医薬品を使っています」と伝える箱・添付文書・お薬手帳
血圧などの測定いつもどおり受ける特になし
結果の説明気になる値を言われたら、使っている物を改めて伝える添付文書
結果を受け取った後自己判断で増やしたり休んだりせず相談する結果票と添付文書

発毛剤は「伝えておきたい物」に入る?その理由

発毛剤と育毛剤は、見た目が似ていても区分が違います。ここを押さえておくと、なぜ健診で伝えた方がいいのかが分かりやすくなりますよ。

区分主な例健診の問診で伝えるか
第1類医薬品(発毛剤)ミノキシジル配合の塗る発毛剤使っている医薬品として伝える
医薬部外品(薬用育毛剤)育毛剤・薬用スカルプエッセンス聞かれたら伝える。気になる症状があれば伝える
化粧品ヘアトニック・頭皮用ローション肌に合わないなどがあれば伝える
医療機関で処方された薬内服薬・外用薬処方した医師から説明を受けた範囲で伝える

塗る発毛剤は、一般用医薬品のなかでも第1類医薬品に分類されています。ミノキシジル5%外用液の添付文書には、「本剤は頭皮にのみ使用し、内服しないでください(血圧が下がる等のおそれがあります)」と書かれているんです。

さらに「相談すること」には、高血圧の人・低血圧の人、心臓や腎臓に障害のある人、むくみのある人などが並んでいます。健康診断で測る血圧や体重と、話題が近い項目があるわけですね。

検査の値と結びつけて考えない

ここで大事なのは、「発毛剤を使っているから検査の値がこうなる」と自分で結びつけないことです。値の読み方は医師の仕事なので、使っている物の情報を渡しておくだけで十分です。

発毛剤そのものがどんな医薬品なのかは発毛剤とはで詳しく紹介しています。

質問票のどこに書く?薬の欄の見方

健康診断の質問票は、健診の種類や実施する機関ごとに形が違います。ただ、多くの場合「薬の使用」を尋ねる欄があるはずです。

例えば、40〜74歳が対象の特定健診で使われる厚生労働省の「標準的な質問票」では、最初の質問で「現在、aからcの薬の使用の有無」を尋ねています。

標準的な質問票の薬の欄尋ねている内容発毛剤との関係
a血圧を下げる薬発毛剤はここには当たらない
b血糖を下げる薬又はインスリン注射発毛剤はここには当たらない
cコレステロールや中性脂肪を下げる薬発毛剤はここには当たらない
欄の外自由に書ける補足欄があれば使う「頭皮用の医薬品を使用中」と書いておく

この欄は、生活習慣病の薬を飲んでいるかを確かめるためのものなんです。だから、発毛剤を使っていても「いいえ」と答えて問題ありません。

『じゃあ、どこにも書かなくていいの?』と思いますよね。そこで使いたいのが、問診の時間です。質問票に欄が無い物は、医師と話す時に口頭で伝えればいいんです。

質問票を書く前のチェック
  • 薬の欄が「飲み薬」だけを尋ねているのか、塗り薬も含むのかを読む
  • 補足や「その他」の欄があるかを探す
  • 欄が無ければ、問診で伝えることをメモにしておく
  • 会社の健診なら、記入の仕方を担当部署に聞いてもよい
  • 迷ったら、受付で「塗る医薬品はどこに書けばいいですか」と聞く

会社の健診・人間ドック・自治体の健診で違いはある?

健康診断には、会社で受ける健診、自治体の健診、自分で申し込む人間ドックなど、いくつかの形があります。質問票の形や問診の時間の長さは、受ける場所によってかなり違うんです。

健診の形質問票の傾向発毛剤を伝えるタイミング
会社の健診決まった様式に書くことが多い問診の時に口頭で
自治体の健診生活習慣の質問が中心のことが多い問診の時に口頭で
人間ドック服薬や既往歴を詳しく書く欄があることも服薬の欄に書けるなら書く
再検査・精密検査医療機関の問診票に書く受付の問診票と診察の両方で

どの形でも共通しているのは、「書く欄が無いから伝えなくていい」ではないということです。欄の有無にかかわらず、医師と話す場面で一言添えておけば十分ですよ。

医師に伝える「使用中の物のメモ」を作る

問診の時間は意外と短いものです。緊張して商品名が出てこない、ということもよくあります。前の日のうちに、使っている物を1枚のメモにまとめておきましょう。

メモを作る手順
  1. 洗面所に置いている頭皮用の物を全部並べる
  2. 箱や容器で「第1類医薬品」「医薬部外品」などの区分の表示を確かめる
  3. 商品名と、使い始めた時期をメモに書く
  4. 1日に何回使っているかを、添付文書の用法どおりかと合わせて書く
  5. 飲んでいる薬・サプリメントも同じメモに書き足す
  6. お薬手帳がある人は、塗る発毛剤の名前も手帳に書いておく

お薬手帳は、病院の薬だけでなく、ドラッグストアで買った一般用医薬品を書いておくこともできます。厚生労働省も、電子版のお薬手帳を医師・薬剤師に共有するツールとして使えると案内しているんです。

メモの例を表にしてみました。自分の分を作る時の型として使ってみてください。

書く項目書き方の例書く理由
商品名箱に書かれた名前をそのまま医師が添付文書を調べられる
区分第1類医薬品医薬品だと一目で分かる
使い方用法どおり毎日使用自己流でないことが伝わる
使い始めた時期〇年〇月ごろから体調の変化と時期を比べられる
気になること特になし/頭皮のかゆみ等症状があれば一緒に相談できる

問診ではこんなふうに伝えるとスムーズです。

「頭皮に塗る発毛剤を毎日使っています。第1類医薬品で、名前はこのメモのとおりです」

「分かりました。体調で何か気になることはありますか」

これだけで十分です。商品の効き目の話をする必要はありません。

育毛剤やサプリメントも一緒に使っている時は

発毛剤のほかに、育毛剤やシャンプー、サプリメントを使っている方もいますよね。メモには、頭皮に使う物と口から入る物を分けて書いておくと、医師も読みやすくなります。

ちなみに、発毛剤の添付文書には「他の育毛剤及び外用剤(軟膏,液剤等)の頭皮への使用は,さけてください」という注意もあります。メモを作っていて『育毛剤と発毛剤を両方使っていた』と気づいたら、健診とは別に、早めに薬剤師へ相談しておきましょう。

添付文書の「相談すること」はどう読む?

健康診断の前に、もう一度添付文書を読み直しておくと安心です。とくに見てほしいのが「相談すること」の欄なんです。

スカルプD メディカルミノキ5 プレミアムの添付文書では、次のような人に「使用前に医師又は薬剤師に相談」するよう書かれています。

添付文書の「相談すること」添付文書に書かれた理由健診との関わりで意識したいこと
高血圧の人、低血圧の人血圧に影響を及ぼす可能性健診で血圧を指摘されたら相談する
心臓又は腎臓に障害のある人心臓や腎臓に影響を及ぼす可能性心臓・腎臓の項目で指摘されたら相談する
むくみのある人むくみを増強させる可能性むくみを感じていれば問診で伝える
高齢者(65歳以上)好ましくない症状が発現しやすい年齢に当てはまる人は改めて相談する
甲状腺機能障害の診断を受けている人甲状腺疾患による脱毛の可能性診断を受けたら発毛剤のことも伝える

この表は、自分で健康状態を判断するためのものではありません。「健診で何か言われた時に、添付文書のどこを持って相談に行けばいいか」を知っておくための地図だと考えてください。

副作用の可能性がある症状に気づいたら

添付文書には、使用後に頭皮の発疹・発赤、かゆみ、頭痛、めまい、胸の痛み、心拍が速くなる、原因の分からない急激な体重増加、手足のむくみなどが出た時は、直ちに使用を中止して説明書を持って医師又は薬剤師に相談するよう書かれています。健診を待たずに、気づいた時点で相談してください。

使い始める前の確かめ方は健康診断の結果と使用上の注意の照らし合わせで紹介しています。この記事では、すでに使っている人の健診に絞ってお話ししていますね。

健康診断の当日はどう過ごす?

当日の朝に『いつもどおり塗っていいのかな』と迷う方もいるはずです。ここは、自己判断で変えないのが基本です。

こうしておくと安心
  • 添付文書の用法どおり、いつもの生活を続ける
  • 迷う時は前もって健診機関に電話で聞いておく
  • メモと箱(または添付文書)をかばんに入れておく
自己判断でやりがちなこと
  • 健診だからと何日も前から使うのを休む
  • 休んだ分を取り返そうと、健診後に多く塗る
  • 問診で聞かれなかったから、何も伝えずに帰る

健診機関によっては、当日の飲み薬について事前に案内を出していることがあります。塗る医薬品について案内が無く、気になる時は、予約の時に聞いてみると確実です。

当日の流れ発毛剤のことで意識したいこと
家を出る前いつもの用法どおり。メモを持ったか確かめる
受付・質問票欄が無ければ補足に書く。迷えば受付で聞く
身体測定・血圧普段どおり受ける
問診・診察使っている医薬品として伝える
帰宅後いつもの用法どおりに戻す。量は増やさない

育毛剤えらび

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健診の結果を受け取ったら

結果票が届いたら、まずは全体に目を通してみてください。気になる項目があっても、慌てなくて大丈夫ですよ。

『もしかして発毛剤のせい?』と考えて、すぐにやめたくなる方もいるかもしれません。ただ、その判断は自分ではしない方がいいんです。結果と発毛剤の関係を考えるのは、医師や薬剤師の役目です。

結果で気になる点があった時の流れ
  1. 結果票の「要再検査」「要精密検査」などの判定を確かめる
  2. 発毛剤の添付文書の「相談すること」を読み直す
  3. 結果票と添付文書(または箱)を持って、医療機関や薬剤師に相談する
  4. 医師・薬剤師の説明に沿って、続けるか見直すかを決める
  5. 話した内容をお薬手帳やメモに残しておく
相談先こんな時に持って行く物
健診を受けた医療機関結果の意味を詳しく聞きたい結果票・使用中の物のメモ
かかりつけ医再検査や受診をすすめられた結果票・添付文書
発毛剤を買った店の薬剤師続けてよいかを相談したい箱・添付文書・結果票
販売元の相談窓口商品について聞きたい箱(製品名と製造番号)

発毛剤を買った時は、薬剤師から説明を受けているはずです。同じ店で相談できると、購入時の話の続きとして聞いてもらいやすいですよ。

次の健診までにしておくと楽なこと

一度メモを作ったら、捨てずにお薬手帳や結果票と一緒に保管しておきましょう。次の健診では、使っている物が変わったかどうかを書き足すだけで済みます。

『去年と同じだから、もう言わなくていいかな』と思うこともありますよね。ただ、問診をする医師が毎年同じとは限りません。毎回同じように一言伝えておくと、記録もそろって安心です。

健康診断と発毛剤でよくある失敗

ここでは、ありがちなつまずきを表にまとめました。どれも、ちょっとした準備で防げるものばかりです。

よくある失敗なぜ起こる?こうすれば防げる
塗り薬だから伝えなかった薬は飲む物だけと思っている第1類医薬品は伝えると決めておく
商品名が出てこない普段は箱を見ていない前の日にメモを作る
健診前に何日も休んだ結果に響きそうで心配用法どおり続け、迷えば事前に問い合わせる
結果を見て自己判断でやめた発毛剤のせいだと思い込む結果票と添付文書を持って相談する
育毛剤と発毛剤を混同して伝えた区分を知らない箱の区分表示を見てから伝える
ここが大事なところです

健康診断で伝えるのは「何を使っているか」という事実だけで十分です。効き目や体の状態を自分で説明しようとしなくて大丈夫ですよ。

発毛剤の副作用について知っておきたいことは育毛剤・発毛剤の副作用、塗る時間の決め方は発毛剤を塗るタイミングで紹介しています。育毛剤との違いから整理したい方は育毛剤とはどんな商品かも参考にしてみてください。

よくある質問

発毛剤を使っていることは、健康診断で伝えた方がいいですか?

伝えておくと安心です。発毛剤は第1類医薬品で、添付文書に血圧や心臓に関わる「相談すること」が書かれています。質問票に欄が無ければ、問診で口頭で伝えてください。

質問票の薬の欄には「はい」と書くべきですか?

欄が何を尋ねているかによります。特定健診の標準的な質問票の薬の欄は、血圧・血糖・コレステロールなどを下げる薬について尋ねているので、発毛剤だけなら「いいえ」で問題ありません。発毛剤のことは問診で伝えましょう。

健康診断の前は発毛剤を休んだ方がいいですか?

健診だからと使うのを休む、量を減らすといった調整は自分では決めないでおきましょう。気になる時は、予約の時に健診機関へ問い合わせて確かめると安心です。

健診で血圧が高いと言われました。発毛剤はやめるべきですか?

自分では判断せず、結果票と添付文書を持って医師か薬剤師に相談してください。添付文書では、高血圧の人は使用前に相談するよう書かれています。

お薬手帳に発毛剤を書いてもいいですか?

書いておくと便利です。お薬手帳は医療機関や薬局で医師・薬剤師に見せるためのもので、ドラッグストアで買った医薬品を記録しておくこともできます。

育毛剤(医薬部外品)も伝えた方がいいですか?

聞かれた時や、頭皮のかゆみなど気になる症状がある時は伝えましょう。医薬部外品と医薬品は区分が違うので、箱の表示を見て正しく伝えると話が早いです。

まとめ

この記事の要点
  • 発毛剤は第1類医薬品なので、健康診断の問診で使っていることを伝える
  • 質問票に欄が無い時は、補足欄か問診の時に口頭で伝えればよい
  • 商品名・区分・使い始めた時期をメモにし、箱や添付文書を持って行く
  • 添付文書の「相談すること」は、結果で何か言われた時の相談の地図にする
  • 健診の前後で自己判断で休んだり量を変えたりせず、迷ったら医師・薬剤師へ

健康診断は、自分の体を見直すいい機会です。発毛剤のことも気負わずに一言伝えて、安心して毎日のケアを続けてくださいね。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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