受験のストレスで生え際が後退した気がする高校生へ。毎日のケアと相談の仕方

受験期の高校生が髪のケアと生活リズムを見直すイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

模試や受験が近づいて、勉強に追われる毎日。ふと鏡を見たら、生え際後退が気になって、もしかしてストレスのせい?と不安になっている高校生の方もいますよね。『ストレス性薄毛を治す方法が知りたい』と思うのも無理はありません。

結論から言うと、ストレスが生え際の後退の原因かどうかは、自分では決められません。この記事では、ストレスと髪について分かっていること、受験期でも続けやすい毎日のケア、保護者や保健室、皮膚科への相談の仕方をお話しします。

目次

受験のストレスで生え際が後退した?先に答え

先に答え
  • ストレスで生え際が後退する、と言い切れる公的な根拠は見当たらない
  • 抜け毛が増える「きっかけ」の一つとして、体や心の大きな負担が挙げられることはある
  • 原因を自分で決めつけず、写真で記録して、気になれば皮膚科へ
  • 受験期こそ、睡眠・食事・洗髪のリズムを崩しすぎないことが土台になる
  • 大人用の育毛剤や発毛剤を、自分の判断で使い始めない

『じゃあ、何をすればいいの?』と思いますよね。できることは、意外とシンプルなんです。

先に、今の時点で言えることと言えないことを分けておきましょう。

言えること言えないこと
毛は生えかわりをくり返していて、毎日ある程度抜けるストレスだけが原因で生え際が下がる
大きな体の負担のあとに、抜け毛が増えることが知られている受験が終われば元に戻る
気になる時は皮膚科で相談できる写真やネットの声でAGAかどうか分かる
生活のリズムは自分で整えられる特定の方法で生え際の後退を止められる

よくある相談:受験期に生え際が気になり始めた

Yahoo!知恵袋には、高校生からこんな相談が寄せられています。似た悩みが2つあったので、まとめて見てみましょう。

1つめは高校2年生からの相談です。ストレスが原因だと思う薄毛で、生え際や前は毛があった所が後退してきた、という内容でした。兄弟は髪が多いのに自分だけ、という周りの目も気になっているようです。

2つめは受験生の悩みです。『高3、生え際後退でMになってきた』『受験ストレス関係あるかな』と、勉強の負担と髪の変化を結びつけて心配しています。

2つの相談への答え

どちらの相談にも、ネットでは「ストレスは関係ない」「気にしすぎ」など、いろいろな回答が付いていました。ただ、写真を見ただけの回答で、原因や今の状態を決めることはできません。

大事なのは、自分で原因を決めつけないことです。気になる状態を写真で残して、保護者に話し、必要なら皮膚科で相談してみてください。

それから、周りの目が気になってつらい、という気持ちも大切に扱ってほしいんです。髪のことでも、不安が続くなら誰かに話していいんですよ。

ストレスと髪について分かっていること

『ストレスで髪が抜けるって、よく聞くけど本当?』と思いますよね。公的な情報で分かっていることを、順番に見ていきます。

ストレスってそもそも何?

厚生労働省のe-ヘルスネットでは、ストレスは外からの刺激などによって体の内部に生じる反応のこと、と説明されています。刺激(ストレッサー)には、気温の変化のような物理的なもの、睡眠不足のような生理的なもの、不安のような心理的なものがあります。

受験期に当てはめると、こんな形になります。

刺激の種類受験期によくある例
物理的なもの暑い・寒い教室、長時間同じ姿勢で座る
生理的なもの睡眠不足、食事を抜く、体調を崩す
心理的・社会的なもの模試の結果、志望校の不安、周りとの比較

抜け毛との関係で言われていること

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、大きな手術や重い感染症、過激なダイエットなどの後に、毛の生えかわりが影響を受けて抜け毛が増える「休止期脱毛」という現象が知られている、とされています。体への大きな負担がきっかけになることがある、ということですね。

また、円形に抜ける脱毛症について、同じQ&Aでは、ストレスは原因というより「きっかけ」の一つと考えられ、多くの人ではストレスとの直接の関係は無い、と説明されています。つまり「ストレス=薄毛の原因」と単純には言えないんです。

生え際の形はもともと人それぞれ

生え際には、もともとM字に近い形の人もいます。成長とともに見え方が変わることもあるので、1回の見え方で判断しないでおきましょう。

周りの目が気になってつらい時

『兄弟や友達と比べて自分だけ』と感じると、それ自体が大きな負担になりますよね。でも、人の髪と自分の髪を並べて比べても、答えは出ません。

比べる相手は、過去の自分の写真だけにしておきましょう。それでも気持ちが落ち着かない時は、その気持ちごと保健室の先生や家族に話してみてください。

受験期の生活リズム表:睡眠・食事・洗髪のタイミング

『勉強で忙しいのに、生活を整えるなんて無理』と感じるかもしれません。全部を完ぺきにしなくて大丈夫です。崩しすぎない目安だけ持っておきましょう。

時間帯睡眠食事髪と頭皮
朝毎日同じ時刻に起きて日光を浴びる朝ごはんを抜かない寝ぐせは水で整え、強く引っ張らない
学校・塾眠気が強い時は短い休憩をとる昼ごはんで主食と主菜をとる帽子や汗をかいた日は帰宅後に洗う
夕方〜夜夜ふかしの習慣にしない夕食は寝る直前にしない寝る1〜2時間前の入浴で洗髪する
寝る前スマホを寝室に持ち込まない夜食は軽めにする根元までドライヤーで乾かして寝る

中学・高校生の睡眠時間の目安

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、中学・高校生の睡眠時間の参考として8〜10時間を挙げています。勉強のために睡眠を削りたくなる高校生へ、良い睡眠で集中力が増し、学習効率が上がるとも答えています。

『寝る時間がもったいない』と思う気持ちは分かります。でも、睡眠は覚えた内容を固める役割もある、とガイドに書かれているんです。

休日の寝だめはほどほどに

同じガイドでは、休日も普段と同じ時間に起きて日光を浴びることがすすめられています。休みの日に昼まで寝てしまうと、月曜の朝がさらにつらくなりますよね。

例えば、休日の起きる時刻は平日の1時間遅れまで、と決めておくと、リズムを崩しにくくなります。

食事は抜かないことから

受験期は、勉強の合間にお菓子だけで済ませてしまうこともありがちです。皮膚科Q&Aにも、偏りのない食事と規則正しい生活を心がけるよう書かれています。

コンビニで買う時も、おにぎりにゆで卵やサラダチキンを足す、といった小さな工夫で十分です。特定の食べ物で髪が増えるわけではないので、まずは3食をとることを目標にしましょう。

スマホと体を動かす時間のバランス

睡眠ガイドでは、小・中・高校生は1日60分以上体を動かすこと、スクリーンタイムは2時間以下が推奨されています。勉強でスマホやタブレットを使う時間もあるので、休憩中まで画面を見続けないように意識してみましょう。

例えば、休憩の10分は窓を開けて伸びをする、塾の行き帰りは一駅分歩く、といった小さなことで十分です。体を動かすと、夜の寝つきも良くなりやすいですよ。

洗髪のタイミングと毎日の頭皮ケア

受験期は、夜遅くに帰ってきて、そのまま寝てしまう日もありますよね。でも、汗や皮脂、整髪料が付いたまま寝るのは、頭皮のためにはおすすめできません。

疲れた夜でもできる洗い方
  1. 洗う前に、乾いた髪をブラシや手ぐしで軽くとかす
  2. ぬるめのお湯で、頭皮まで1分ほどしっかり濡らす
  3. シャンプーを手で泡立ててから、指の腹で地肌を洗う
  4. 生え際とえり足は泡が残りやすいので、念入りにすすぐ
  5. タオルで押さえるように水気をとり、根元からドライヤーで乾かす

爪を立ててゴシゴシ洗うと、頭皮を傷つけてしまいます。指の腹でやさしく、が基本ですよ。

朝シャンと夜シャンはどちらがいい?

『朝に洗った方が時間がある』という方もいると思います。ただ、1日の汚れを落としてから寝るという意味では、夜に洗う方が続けやすい人が多いはずです。

朝しか時間がとれない日は、それでもかまいません。大事なのは、洗いすぎたり、何日も洗わなかったりしないことなんです。

勉強中に髪を触る癖がある時

考えごとをしていると、つい前髪をいじったり、髪を引っ張ったりしてしまう人もいますよね。生え際の毛を何度も引っ張ると、負担になることがあります。

手持ちぶさたな時は、ペンを持ち替える、消しゴムを握るなど、手の置き場所を決めておくと気づきやすくなります。

保護者・保健室・皮膚科への相談の仕方

髪のことは、なかなか人に言い出しにくいですよね。でも、ひとりで抱え込むほど不安は大きくなりがちです。相談先ごとの役割を知っておきましょう。

相談先どんな時に?伝えたいこと
保護者まず話してみる相手としていつから気になっているか、受診したいか
学校の保健室家族に言いにくい時・学校でつらい時気になっていることと、気持ちのつらさ
皮膚科頭皮や髪の状態を見てもらいたい時気づいた時期・抜け毛・かゆみや赤み
心の相談窓口不安で眠れない・勉強に手がつかない時今いちばんつらいこと

保護者への伝え方の例

いきなり深刻に話す必要はありません。例えば、こんな言い方から始めてみてください。

「最近、生え際が気になってて。一回皮膚科で見てもらいたいんだけど」
「そうなんだ。いつ頃から?写真とかある?」

このくらいの一言で十分です。記録した写真があると、保護者にも状況が伝わりやすくなりますよ。

皮膚科を受診する時の準備

日本皮膚科学会は、抜け毛が気になるなら皮膚科などの専門の医療機関を受診して対策を知るよう勧めています。未成年の人は、保護者と一緒に受診すると安心です。

受診の時に持っていく物・伝えること
  • 保険証やマイナ保険証など、受診に必要な物
  • 生え際を同じ条件で撮った写真
  • 気になり始めた時期と、その頃の生活(受験・部活・体調など)
  • 使っているシャンプーや整髪料の名前
  • 頭皮のかゆみ・赤み・ふけの有無

診察で聞いてみたいことのメモ

診察室に入ると、緊張して聞きたいことを忘れてしまいがちです。あらかじめスマホのメモに書いておきましょう。

例えば「今の状態で様子を見ていいか」「家でのシャンプーの仕方で気をつけることはあるか」「次はどのくらいたったら来ればいいか」の3つを聞くだけでも、帰り道の安心感がまったく違います。

心がつらい時の相談窓口

厚生労働省の「まもろうよ こころ」では、電話やSNSで相談できる窓口を紹介しています。都道府県などの心の相談につながる「こころの健康相談統一ダイヤル」(0570-064-556)もあります。

髪のことがきっかけでも、不安で眠れない日が続くなら、相談していいんです。受付時間は地域によって違うので、ページで確かめてみてください。

大人用の育毛剤を使う前に知っておきたいこと

『早く何とかしたい』と、大人用の育毛剤を買いたくなる気持ちもありますよね。ただ、10代のうちは、買う前に保護者や皮膚科へ相談するのが順番です。

自分の判断で使い始めないで

ミノキシジル配合の市販の発毛剤(第1類医薬品)は、「未成年者(20歳未満)」は使用しないと添付文書に明記されています。親や兄弟の発毛剤をこっそり使うのも避けてください。

育毛剤(医薬部外品)についても、販売会社のコラムでは、成長過程の敏感な肌には強い刺激になることがあると注意されています。通販では、18歳未満は保護者の同意を得て購入するよう案内している販売会社もあります。

10代の育毛剤の考え方は、高校生・10代の育毛剤の記事で詳しく紹介しています。育毛剤そのものがどんな物かは、育毛剤とはどんな商品かにまとめました。

シャンプーを替えたくなったら

受験期は、何か変えたくてシャンプーを次々に試したくなることもあります。でも、頻繁に替えると、もし頭皮に合わない物があった時に、どれが原因か分からなくなってしまいます。

替える時は1つずつにして、かゆみや赤みが出たら使うのをやめましょう。選ぶ時は、保護者と一緒にドラッグストアの薬剤師や登録販売者に聞いてみるのもおすすめです。

ストレスと抜け毛の関係をもっと広く知りたい方は、ストレスで抜け毛が増えた時の記事も参考にしてみてください。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

受験期によくある失敗と防ぎ方

焦っている時ほど、かえって不安を大きくしてしまう行動をとりがちです。よくあるパターンを知っておきましょう。

よくある失敗どうなる?防ぎ方
夜中に生え際の写真を何度も見る不安が強くなって眠れなくなる写真を見るのは月に1回と決める
抜け毛を毎日数える少しの増減で一喜一憂する本数ではなく、写真で長い目で見る
睡眠を削って勉強する日中の集中力が落ちる8〜10時間を参考に睡眠を確保する
ネットの情報で原因を決める合わない物に手を出してしまう皮膚科で相談して確かめる
誰にも言わずに我慢する不安が勉強の妨げになる保護者や保健室の先生に話す

皮膚科Q&Aでは、季節や手入れの仕方でも変わるものの、1日に抜ける毛はおよそ100本程度までと説明されています。枕や排水口の毛が気になっても、数えるより写真で記録する方が気持ちもラクですよ。

よくある質問

受験のストレスで生え際が後退することはありますか?

ストレスで生え際が後退すると言い切れる公的な根拠は見当たりません。体への大きな負担のあとに抜け毛が増えることは知られているので、気になる時は皮膚科で相談しましょう。

受験が終わったら、生え際は元に戻りますか?

元に戻るとも戻らないとも言えません。受験が終わってからも写真の記録を続けて、変化が気になれば皮膚科で相談してください。

受験生でも育毛剤を使ってみていいですか?

使う前に、保護者や皮膚科と相談してください。20歳未満は発毛剤を使わないことになっていて、育毛剤も成長期の頭皮には刺激が強い場合があります。

勉強のために睡眠を削っても大丈夫ですか?

厚生労働省のガイドが示す中学・高校生の睡眠の目安は、8〜10時間です。良い睡眠は集中力や学習の効率にもつながる、とされています。

親に言いにくい時はどうすればいいですか?

そんな時は、保健室の先生を頼ってみるのも手です。保健室から保護者に話をつないでもらえることもあります。

皮膚科では何をするのですか?

頭皮や髪の様子を見て、気になり始めた時期や生活のことを聞かれることが多いです。写真とメモを持って、保護者と一緒に受診すると伝えやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • ストレスが生え際の後退の原因かどうかは、自分では決められない
  • 体や心の大きな負担は、抜け毛が増えるきっかけの一つになることがある
  • 受験期も、睡眠8〜10時間を参考に、朝ごはんと夜の洗髪を続ける
  • 気になったら写真で記録し、保護者・保健室・皮膚科に相談する
  • 大人用の育毛剤や発毛剤を、自分の判断で使い始めない

受験は長い道のりです。髪のことで不安になったら、ひとりで抱えずに、まずは身近な人に話してみてくださいね。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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