当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。
髪が細くなるのは年齢のせい?それとも毎日のカラーやドライヤーのせい?と、原因が分からずモヤモヤしている方も多いですよね。
結論から言うと、髪が細くなる対策は「毛先の傷み」と「根元・頭皮の変化」を分けて考えるのが近道です。カラーやヘアアイロンは主に髪そのものに、洗い方や結び方は頭皮や根元にも関わるので、見直す場所が違うんです。
この記事では、毎日の習慣ごとに、髪と頭皮のどちらに負担がかかりやすいかと、その見直し方が分かります。
髪が細くなる原因は1つじゃない?先に結論
- 髪が細く見える理由は、毛先や毛髪の傷みと、根元から生える毛の変化の2つに分けて考える
- カラー・パーマ・ヘアアイロンは、主に毛髪そのものの傷みに関わる
- 引っぱる結び方や洗い方は、根元や頭皮の負担にも関わる
- 毛髪のケアは化粧品、頭皮のケアは医薬部外品の育毛剤や薬用シャンプーと、使う物も分けて考える
『とにかく育毛剤を使えば細い髪は何とかなる?』と思うかもしれません。でも、毛先の傷みで細く見えている時は、頭皮に付ける育毛剤では届かないんです。
毎日の習慣が、髪と頭皮のどちらに負担をかけやすいかを表にまとめました。この記事の中心になる表なので、自分の習慣に印を付けながら見てみてください。
| 毎日の習慣 | 髪(毛先・中間)への負担 | 根元・頭皮への負担 | 見直し方 |
|---|---|---|---|
| ヘアカラー・ブリーチ | 色を入れる時に毛髪の内側まで作用する | 薬剤が頭皮に付くとかぶれることがある | 間隔をあけ、毎回パッチテストをする |
| パーマ・縮毛矯正 | 毛髪の形を変えるので傷みやすい | 薬剤が頭皮に付くことがある | 施術の間隔と、頭皮の調子を美容師と相談 |
| ヘアアイロン | 熱で毛先が乾燥しやすい | 根元を引っぱると負担になることがある | 温度を上げすぎず、同じ所に長く当てない |
| 濡れたまま寝る | 枕との摩擦で毛先がからまりやすい | 頭皮が湿ったままになる | 根元から先に乾かしてから寝る |
| きつく結ぶ・同じ髪型 | 結び目で切れやすい | 毛が引っぱられて抜けやすくなることがある | 結ぶ位置を変え、ゆるめにまとめる |
| 爪を立ててゴシゴシ洗う | 濡れた髪どうしがこすれる | 頭皮に傷やかゆみが出やすい | 指の腹で、頭皮を動かすように洗う |
細く見えるだけ?毛そのものが細くなった?
まず知っておきたいのは、髪の太さは年齢とともに変わることがある、ということです。日本皮膚科学会は、毛は成長とともに太くなって小学生頃には大人とほぼ同じ太さになり、中年期になると特に男性では細く短く変化することがあると説明しています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。
高齢になると、髪が一様に細くなって色も失われていくことも知られています。こうした変化の程度には個人差があるとされているんです。
一方で、毛先の傷みが原因で細く見えていることも少なくありません。どちらに近いかは、次のチェックで考えてみてください。
- 毛先をよく見ると、白っぽくなっていたり裂けていたりする
- 指で毛先をなぞると、ざらざらと引っかかる
- 根元に近い部分の毛は、前と変わらない手ざわり
- 分け目やつむじの地肌が、前より見えやすくなった
- 根元から短くて細い毛が増えた気がする
- 抜けた毛に、根元がふくらんだ毛が多い
上の3つが多い方は、毛先や毛髪の傷みで細く見えている可能性が高いです。下の3つが多い方は、根元や頭皮のほうにも目を向けておきたいところです。
男性型脱毛症では、毛の成長期が短くなって、短く細い毛に変わっていくことが知られています。根元の変化が気になる時に自分で原因を決めつけず、皮膚科で相談してみてください。
細くなってきたと気づいた後の進め方は、髪が細くなってきた時の対策で1か月の手順にまとめています。
カラーとパーマは髪への負担と頭皮への負担を分けて考える
ヘアカラーやパーマは、毛髪そのものに働きかける施術です。日本皮膚科学会も、生活上の注意として、極端に頻繁なカラーリングは避けることを挙げています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。
ヘアカラーには、医薬部外品の染毛剤と、化粧品の染毛料があります。消費者安全調査委員会の報告書では、医薬部外品の酸化染毛剤は、染毛成分が毛髪の内部深くまで浸透し、メラニン色素を分解しながら染めると説明されています(消費者庁 消費者安全調査委員会)。
『髪が細いから、カラーはもうやめたほうがいいの?』と不安になる方もいますよね。やめるかどうかより、間隔と頭皮への付き方を見直すほうが、続けやすい対策になりますよ。
| 施術 | 髪で気をつけたいこと | 頭皮で気をつけたいこと | 育毛剤を使っている人は |
|---|---|---|---|
| ヘアカラー(染毛剤) | 回数が増えると毛先が傷みやすい | かぶれたことがある人は使わない | 施術後しばらくあけるよう案内する商品がある |
| 白髪染め | 根元だけ染めて、毛先への重ね塗りを減らす | 地肌に薬剤が付きやすい | 色落ちしやすいので、付けた後はよく乾かす |
| パーマ | 形を変えるので乾燥しやすい | 薬剤が頭皮に付かないよう美容院で相談 | 当日の使い方は説明書で確かめる |
| ブリーチ | 毛髪の色を抜くので傷みやすい | 頭皮の刺激に気をつける | 頭皮がしみる時は使うのを控える |
ヘアカラーの業界の自主基準では、染毛の48時間前に皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をすることが必須の表示とされています。毎回、説明書の手順どおりに試してから染めてくださいね。
育毛剤を使っている方は、カラーとの間隔もチェックしておきましょう。例えば、ナリスの薬用エクメール スキャルプ ケア ショットはヘアカラー後2〜3日は使わないよう案内し、マイナチュレは施術後1週間程度の安定期間をあけることをすすめています。
カラーやパーマと育毛剤の間隔は、商品によって案内が違います。使っている育毛剤の説明書かよくある質問のページで確かめてから、施術の予定を立ててみてください。
美容院で先に伝えておきたいこと
カラーやパーマの前に、髪と頭皮の今の様子を伝えておくと、施術の内容を合わせてもらいやすくなります。言いにくいことほど、先に伝えておくのがおすすめです。
- 前にヘアカラーでかぶれたり、かゆくなったりしたことがあるか
- 育毛剤を毎日使っているか
- 頭皮に赤み・かゆみ・傷があるか
- 髪が細くなってきたのが気になっていること
- 根元だけ染めたいなど、毛先への負担を減らしたい希望
乾かし方とヘアアイロンは熱と引っぱる力に気をつけて
毎日のドライヤーとヘアアイロンは、回数が多い分、小さな負担が積み重なりやすい習慣です。細い髪は熱の影響を受けやすいので、ちょっとした工夫で差が出るんです。
日本皮膚科学会は、エクステンションやヘアアイロンなどの習慣も、引っぱる力の強さによっては抜け毛の原因になることがあると説明しています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。熱だけでなく、引っぱりながら当てていないかも見直したいところですね。
- タオルで頭皮を押さえるように拭き、毛先は挟んで水気を取る
- ドライヤーは頭から少し離し、根元から先に乾かす
- 根元が乾いたら、髪の中間、毛先の順に風を当てる
- 最後に冷風を当てて、根元の立ち上がりを落ち着かせる
- ヘアアイロンを使う日は、髪が完全に乾いてから使う
ヘアアイロンは、温度を上げすぎないことと、同じ所に長く当てないことが基本です。根元をぐっと引っぱりながらはさむクセがある方は、少し手前から当てるようにしてみてください。
『乾かすのが面倒で、つい自然乾燥にしてしまう』という方も多いはずです。濡れた髪は摩擦に弱いので、せめて根元だけでも乾かしてから寝るようにしておきましょう。
育毛剤とドライヤーはどちらが先?
育毛剤を使っている方は、乾かす前と後のどちらに付けるか迷いますよね。これは商品によって案内が違います。
例えば花王は、シャンプーの後にタオルで水気を取ってから育毛剤を使い、その後ドライヤーで乾かす順番を案内しています。一方で、無印良品の植物発酵液 薬用エイジングケアエッセンスはドライヤー後の使用をすすめています。
どちらの場合も、整髪料は育毛剤の後に付けるのが基本です。使っている商品の説明書で、付けるタイミングを確かめておきましょう。
結び方・ブラッシング・寝る時の摩擦も見直そう
髪型や毎日の手の動きも、細い髪には負担になることがあります。日本皮膚科学会は、ポニーテールや編み込み、お団子など一定の髪型を続けると、毛が引っぱられて抜けやすくなることがあるとしています。
| 場面 | 負担になりやすいこと | 変え方 |
|---|---|---|
| 仕事中のまとめ髪 | 毎日同じ位置できつく結ぶ | 結ぶ位置を日によって変え、ゆるめにまとめる |
| ヘアゴム | 細いゴムで何重にも巻く | 太めのゴムやシュシュで、巻く回数を減らす |
| ブラッシング | からまった毛先を根元から一気にとかす | 毛先からほぐし、少しずつ上へとかす |
| 寝る時 | 結んだまま、濡れたまま寝る | ほどいてから、乾かしてから寝る |
| 帽子・ヘルメット | 長い時間かぶりっぱなしで蒸れる | 外せる時に外して、汗を拭く |
まとめ髪が欠かせない方は、仕事中だけ結んで、家に帰ったらすぐほどくだけでも違います。休みの日は下ろしておく日を作るのもいいですよ。
ブラッシングは、毛先からほぐしていくのがコツです。
根元を引っぱらないように、片手で髪の中間を持ってからとかすのも一つの方法です。美容院で、こんなふうに聞いてみるのもおすすめですよ。
「髪がからまりやすいので、家でのとかし方のコツを教えてもらえますか?」からまったまま根元から引っぱると、細い毛は途中で切れやすくなってしまいます。
髪のケアと頭皮のケア、使う物はどう分ける?
髪が細くなる対策では、使う物も「髪用」と「頭皮用」に分けて考えると迷いにくくなります。ここが大事なところです。
化粧品の効能の範囲には、「毛髪にはり、こしを与える」「裂毛、切毛、枝毛を防ぐ」「毛髪の水分、油分を補い保つ」といった項目があります(福岡県 化粧品の効能の範囲)。トリートメントやヘアオイルは、こちらの毛髪のケアの担当です。
一方、医薬部外品の育毛剤は、育毛や脱毛の予防などを目的に頭皮に付ける物です。化粧品では育毛をうたうことはできないので、目的が違うんですね。
- 髪用か頭皮用か(付ける場所が説明書に書かれている)
- 区分が化粧品か医薬部外品か
- 化粧品なら、毛先の傷みやはり・こしなど、どんな目的の物か
- 医薬部外品の育毛剤なら、効能・効果の欄と有効成分
- 頭皮に付ける物は、アルコールや香りが自分に合いそうか
シャンプーとトリートメントも付ける場所を分ける
お風呂でのケアも、付ける場所を意識するだけで変わります。シャンプーは頭皮を洗う物、トリートメントは毛先を整える物と考えてみてください。
シャンプーは手のひらで泡立ててから頭皮にのせ、指の腹で洗います。トリートメントは毛先から付けて、根元には付けないようにするのがコツです。
どちらも、すすぎは少し長めにしておきましょう。生え際やえり足に残りやすいので、最後に手で触ってぬるつきがないか確かめると安心です。
細い髪の方は、トリートメントやオイルを根元に付けると、重くなってぺたんとしやすくなります。髪用の物は中間から毛先に、頭皮用の物は頭皮に、と付ける場所を分けておきましょう。
毛先と根元でケアを分ける考え方は、伸ばしている途中の方向けに切れ毛・まとまりと頭皮ケアの分担でも書いています。細い毛の朝晩のケア手順は細い毛のケアと育毛剤の使い方もあわせてどうぞ。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る髪が細くなる対策でよくある失敗と防ぎ方
がんばって対策を始めた方ほど、やりすぎてしまうことがあります。よくある失敗を先に知っておくと、遠回りしなくて済みますよ。
| ついやりがちなこと | 細い髪で起きやすいこと | 代わりにしたいこと |
|---|---|---|
| トリートメントを根元までたっぷり付ける | 根元が重くなり、細く見える | 中間から毛先にだけ付ける |
| 育毛剤を毛先にも付ける | 毛先には届けたい効能がない | 育毛剤は頭皮にだけ付ける |
| カラーとパーマを同じ日に重ねる | 毛髪と頭皮の負担が重なる | 施術は美容師と相談して間隔をあける |
| ヘアアイロンを濡れた髪に使う | 毛先が傷みやすい | 完全に乾かしてから使う |
| シャンプーを1日に何度もする | 頭皮が乾燥しやすい | 頭皮の様子を見ながら回数を決める |
美容院では、こんなふうに伝えてみると相談しやすいですよ。
「最近、髪が細くなってきた気がします。カラーの間隔や、家でのケアで変えたほうがいいことはありますか?」
カラーやパーマの後に頭皮の赤み・かゆみ・腫れが出たら、次の施術は控えて皮膚科で相談してください。急に細く、少なくなった時や、丸く抜けている所がある時も、自分で原因を決めつけないようにしましょう。
よくある質問
髪が細くなる原因は、カラーやパーマですか?
カラーやパーマは毛髪の傷みに関わり、毛先が細く見える原因になることがあります。根元から生える毛の変化には年齢などほかの理由もあるので、毛先と根元を分けて見てみてください。
髪が細い人は、ヘアカラーをやめたほうがいいですか?
やめるかどうかより、間隔をあけることと、頭皮への付き方を見直すのがおすすめです。かぶれたことがある方は使わないでください。染める前は説明書の手順でパッチテストをしましょう。
ドライヤーの熱で髪は細くなりますか?
熱は毛先の乾燥や傷みにつながることがあります。根元から先に乾かし、頭から少し離して当てるようにしてみてください。
トリートメントで髪は太くなりますか?
化粧品のトリートメントは、毛髪にはりやこしを与える、枝毛や切れ毛を防ぐなど、今ある毛髪を整える物です。毛の本数や生えてくる毛の太さを変える物ではありません。
育毛剤とトリートメントは一緒に使ってもいいですか?
付ける場所が違うので、一緒に使う方は多いです。トリートメントは毛先に、育毛剤は頭皮に付けて、使う順番は商品の説明書で確かめてください。
髪を結ぶのはやめたほうがいいですか?
結ぶこと自体より、毎日同じ位置できつく結び続けることが負担になりやすいです。結ぶ位置を変える、ゆるめにまとめる、家ではほどくといった工夫から始めてみてください。
まとめ
- 髪が細くなる対策は、毛先の傷みと根元・頭皮の変化を分けて考える
- カラー・パーマ・ヘアアイロンは主に毛髪の傷み、結び方や洗い方は頭皮にも関わる
- カラーは間隔をあけ、毎回パッチテスト。育毛剤との間隔は商品ごとに確かめる
- 髪用のケアは化粧品、頭皮用のケアは医薬部外品の育毛剤と、付ける場所を分ける
- 頭皮の赤み・かゆみや、急に細く少なくなった時は皮膚科で相談する
育毛剤の区分や特徴の基本は育毛剤とはどんな商品かで紹介しています。毎日の習慣を1つずつ見直して、細い髪をいたわってあげてくださいね。





コメント