ヘルメットではげる?蒸れ対策とかぶる仕事・バイクの頭皮ケア

ベンチに置かれた無地のヘルメットと白いタオル

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

仕事やバイク通勤で毎日ヘルメットをかぶっていると、脱いだ時のぺたんとした髪や、汗で湿った頭皮が気になりますよね。『このままだと、はげるんじゃないか』と不安になる方もいるはずです。

結論から言うと、ヘルメットをかぶることで薄毛になると示した公的な情報は見当たりません。ただ、蒸れや汗、こすれを放っておくと頭皮には負担がかかるので、はげ対策としては「蒸れをためない・汚れを残さない」ことが基本になります。

この記事を読むと、場面別の蒸れ対策と、帰宅後のケア、育毛剤を使う時の時間割が分かります。

目次

ヘルメットではげる?先に結論

先に結論
  • ヘルメットが薄毛の原因になると示した公的な情報は見当たらない
  • 気をつけたいのは、蒸れ・汗・皮脂・こすれが毎日重なること
  • 自転車は全年齢で着用が努力義務、バイクは着用が法律で決められている
  • かぶらない工夫ではなく、かぶりながら頭皮を守る工夫で考える

『ヘルメットでハゲるって本当?』という話は、職場や仲間内でよく出ますよね。気になる気持ちはよく分かります。

ただ、日本皮膚科学会は、これをすれば髪の毛が抜けなくなるという特別な予防法があるわけではない、としています。逆に言えば、何か一つの習慣だけで薄毛が決まるわけでもないんです。

よく聞く心配実際に気をつけたいこと対策の方向
ヘルメットで毛根がつぶれる同じ所がこすれ続けることサイズを合わせ、インナーでこすれを減らす
蒸れで髪が抜ける汗と皮脂が頭皮に残ること休憩で風を通し、帰宅後に洗う
生え際が後退した気がする見え方の変化を記録していないこと同じ条件で写真を撮って比べる
頭皮がかゆい・におう汚れや蒸れが続いていること洗い方と乾かし方を見直す

生え際やつむじが気になり始めたら、まず記録

『最近、額の生え際が上がってきた気がする』と思っても、毎日見ている自分の顔だと、変化はかえって分かりにくいものです。ヘルメットのせいか、ほかの理由かを考える前に、今の状態を残しておきましょう。

見え方の記録のつけ方
  1. 月に1回、同じ場所・同じ照明で、正面と頭頂部の写真を撮る
  2. シャンプーして乾かした後に撮るなど、髪の状態を毎回同じにする
  3. その月にヘルメットをかぶった時間の長さや、季節を一言メモする
  4. 3回分ほどたまったら、並べて見比べる

記録があると、皮膚科で相談する時にもそのまま見せられて便利ですよ。

ヘルメットの中で、頭皮に何が起きている?

ヘルメットの中は、外の空気が入りにくい場所です。夏はもちろん、冬でも暖房の効いた屋内や体を動かす仕事では、すぐに汗ばんできます。

汗と皮脂が混ざったまま長い時間たつと、頭皮がべたついたり、かゆみやにおいが気になったりしやすくなります。ここが大事なところです。

頭皮への負担起こりやすい場面気づくサイン
蒸れ暑い日、体を動かす作業、長時間の運転脱いだ時に頭皮が湿っている
汗と皮脂夏場、昼から夕方べたつき、においが気になる
こすれサイズが合わない、かぶり直しが多い額や後頭部が赤い
押さえつけあごひもやベルトをきつく締める跡がくっきり残る

日本皮膚科学会は、一定の髪型を続けて毛が引っぱられると抜けやすくなることがある、としています。ヘルメットの下で長い髪をきつく結んでいる方は、結ぶ位置や強さも見直してみてください。

季節によって、頭皮の負担は変わる

蒸れというと夏のイメージがありますが、季節ごとに気をつけたいことは少しずつ違います。

季節頭皮に起こりやすいこと工夫の例
春・秋朝晩と日中の気温差で、汗をかいたり冷えたりする汗を拭くタオルを持ち歩く
夏汗の量が多く、蒸れが続くインナーの替えを多めに、帰宅後すぐ洗う
梅雨湿気でヘルメットやインナーが乾きにくい室内の風通しのよい所で、扇風機なども使って乾かす
冬暖房の屋内で汗ばむ、空気が乾燥する洗いすぎに気をつけ、乾燥やかゆみが続けば相談

安全のための締め方は守る

こすれや跡が気になっても、あごひもをゆるめたまま走ったり作業したりするのは危険です。警察庁は自転車用ヘルメットについて、あごひもを確実に締めるなど正しく着用するよう呼びかけています。

頭皮のための工夫は、安全のための正しいかぶり方を守ったうえで考えましょう。

かぶる場面別の蒸れ対策

ひと口にヘルメットと言っても、仕事でかぶるのか、バイクや自転車でかぶるのかで、かぶる時間も汗のかき方も違いますよね。まずは自分の場面に近いところから見てみてください。

警察庁によると、改正道路交通法の施行で令和5年4月1日から、全ての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務になりました。バイクについては、道路交通法で乗車用ヘルメットをかぶらないで運転してはならないと決められています。

場面かぶり方の特徴蒸れ対策の例
工事・倉庫・工場の仕事長時間かぶり続ける、体を動かす休憩ごとに脱いで汗を押さえる、インナーを替える
バイク通勤走行中は脱げない、夏は特に蒸れる到着したらすぐ脱ぎ、手ぐしで根元に風を通す
自転車短時間でも汗をかきやすい通気口のあるヘルメットを選ぶ、着いたら汗を拭く
スポーツ・アウトドア汗の量が多い汗を吸うインナーと、着替え用をもう1枚

ヘルメットを選ぶ時は、警察庁が案内しているように、SGマークなどの安全性を示すマークが付いた物を使うのが基本です。そのうえで、頭の大きさに合うかどうかも確かめてみてください。

長時間の仕事でかぶる方へ

仕事でかぶる方は、自分のタイミングで脱げないこともありますよね。そんな時は、休憩や昼休みを「頭皮を休ませる時間」と決めておくと続けやすくなります。

「昼休みの最初の5分だけ、ヘルメットを脱いで汗を拭く」くらいの小さな決まりで十分です。

バイクで長い距離を走る方へ

ツーリングなど長い距離を走る日は、休憩のたびにヘルメットを脱いで、頭皮に風を通してみてください。汗をかいた日は、タオルで押さえるように拭くと頭皮をこすらずに済みます。

髪が長い方がかぶる時

髪が長い方は、ヘルメットの中でどうまとめるかも悩みどころですよね。高い位置でお団子にすると、ヘルメットが浮いてしまうこともあります。

低い位置でゆるくまとめる、毎日同じ位置で結ばない、といった工夫で、引っぱられる負担を減らしてみてください。ゴムの跡が残るほどきつく結ぶのは避けたいところです。

インナーキャップとタオルの選び方

ヘルメットの下に、インナーキャップやタオルを使う方も多いはずです。汗を吸ってくれるので、頭皮に汗が残りにくくなります。

ただ、一日中同じインナーを使い続けると、かえって湿ったまま頭皮に当たることになるんです。

インナーを使う時のチェック
  • 汗を吸いやすく、乾きやすい素材を選ぶ
  • 頭を締めつけすぎないサイズにする
  • 汗をたくさんかく日は、替えをもう1枚持っていく
  • 使った物は毎日洗い、よく乾かしてから使う
  • ヘルメットのサイズ調整は、インナーをかぶった状態で行う

タオルを巻く場合は、結び目が同じ所に当たって痛くならないか確かめてみてください。結び目の位置を日によって変えるのもおすすめです。

インナーとタオル、どちらを使う?

インナーキャップは頭の形に沿うので、ヘルメットの中でずれにくいのがよいところです。タオルは手元にある物ですぐに使え、汗の量に合わせて厚さを変えられます。

どちらが正解ということはありません。『タオルだと結び目が当たって痛い』と感じたらインナーに、『インナーだと汗が追いつかない』と感じたらタオルも足す、というように、使いながら合う形を探してみてください。

ヘルメット自体の手入れも忘れずに

頭皮のことを考えると、ヘルメットの内側の清潔さも大切です。汗を吸った内装をそのままにしておくと、においの原因にもなりますよね。

ヘルメットの手入れの流れ
  1. 説明書で、内装を外せるか、洗えるかを確かめる
  2. 使った後は、風通しのよい日陰で内側を乾かす
  3. 汗をかいた日は、内側の当たる部分を拭いておく
  4. 外せる内装は、説明書の方法で洗ってしっかり乾かす
  5. 傷みや変形がないかも、手入れのついでに見ておく

洗い方や使える洗剤は、ヘルメットによって違います。自己流で洗う前に、説明書やメーカーの案内で確かめてくださいね。

帰宅後の洗い方と乾かし方

一日の終わりのケアで、頭皮の汚れはほとんどリセットできます。疲れて帰ってきた日ほど、ここを丁寧にしておきたいところです。

帰宅後の頭皮ケア
  1. ヘルメットを脱いだら、まずぬるめのお湯で頭皮の汗を流す(予洗い)
  2. 泡立てたシャンプーで、ヘルメットの当たる所から指の腹で洗う
  3. ヘルメットが当たる額の上と後頭部は、すすぎを特に丁寧に
  4. タオルで押さえるように水気を取る
  5. ドライヤーで根元から乾かし、湿ったまま寝ない

洗う回数について日本皮膚科学会は、頭皮が乾きすぎず、べたつきすぎない頻度を目安にしています。汗をかいたからといって、一日に何度も強く洗いすぎるのは逆効果になることもあるんです。

朝にもう一度洗いたい時は、お湯で流す程度にするなど、頭皮の調子を見ながら加減してみてください。

シャンプーの表示で見るところ

汗やにおいが気になる方は、シャンプーのパッケージの区分と効能も見てみてください。薬用シャンプー(医薬部外品)の効能の範囲には、「ふけ、かゆみを防ぐ」「毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ」「毛髪・頭皮を清浄にする」などがあります。

気になることパッケージで見るところ
汗のにおい「毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ」の表示があるか
ふけ・かゆみ「ふけ、かゆみを防ぐ」の表示があるか
洗い上がりのつっぱり洗浄成分や使用感の説明、使って頭皮が乾燥しないか
肌に合うか使用上の注意、初めての物は少量から

洗い上がりが合わないと感じたら、無理に使い続けずに替えてみるのも一つの方法です。

疲れて洗えない日の最低限

夜勤明けや長距離を走った日など、どうしてもシャンプーまでたどり着けない日もありますよね。そんな日は、完璧を目指さなくて大丈夫です。

どうしても洗えない日にできること
  • 蒸しタオルや固くしぼったタオルで、額の上と後頭部の汗を押さえる
  • 髪の根元に手ぐしを通して、湿った部分を乾かす
  • インナーとタオルだけは洗濯かごに入れておく
  • 翌朝、時間があればお湯だけでも流す

育毛剤を使うなら、かぶる時間に合わせて

頭皮ケアの一つとして育毛剤を考えている方もいるはずです。医薬部外品の育毛剤は、育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛といった範囲で効能を表示しています。

ヘルメットをかぶる日は、塗るタイミングを工夫すると使いやすくなります。

タイミングヘルメットとの関係ポイント
夜、洗髪の後かぶるまで時間がある説明書に洗髪後とある物は、ここが使いやすい
朝、出かける前このあとかぶるなじませて乾いてからかぶる
休憩中汗をかいている汗を拭いてから。説明書の回数を超えない

どの商品も、量と回数は説明書どおりにするのが基本です。育毛剤の基本は育毛剤とはどんな商品かで、塗り方の基本は育毛剤の使い方で紹介しています。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

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ヘルメットをかぶる日の、よくある失敗

やりがちな失敗
  • 汗で湿ったインナーを、乾かさないまま翌日も使う
  • 帰宅後に疲れて、洗わずにそのまま寝てしまう
  • 濡れた髪のまま、すぐにヘルメットをかぶって出かける
  • 跡が気になって、あごひもをゆるめたまま運転する

どれも、忙しい日ほどやってしまいがちなことです。全部を完璧にしなくても大丈夫なので、まずは一つだけ直してみてください。

抜け毛が気になった時の相談の目安

蒸れ対策を続けても、抜け毛や頭皮の調子が気になる時は、一人で悩まずに相談してみましょう。抜け毛が続く時について、日本皮膚科学会は皮膚科などの専門の医療機関で対策を聞くことをすすめています。

自分のケアで様子を見やすい時
  • 汗をかいた日だけ、少しべたつく
  • 脱いだ後のぺたんとした髪が気になる
  • 洗って乾かせば、かゆみが落ち着く
早めに皮膚科へ相談したい時
  • かゆみや赤み、フケが続く
  • ヘルメットが当たる所に、はれやできものがある
  • 丸く抜けた所がある、急に抜け毛が増えた

相談の時は、仕事の内容やヘルメットをかぶる時間も伝えると話が早いです。例えばこんなふうに伝えてみてください。

「仕事で一日8時間くらいヘルメットをかぶっています。夏になってから、後頭部のかゆみと抜け毛が気になっています」

職場でヘルメットをかぶる方は、休憩の時に脱げる場所や、汗を拭く時間が取れるかを、同僚や上司に相談しておくのも一つの方法です。替えのインナーを置いておける場所があるだけでも、毎日の負担はかなり変わりますよ。

薄毛対策の全体の考え方は、育毛剤で薄毛の悩みは解決できる?も参考にしてみてください。

ヘルメットと頭皮の話で出てくる言葉

言葉意味
努力義務そうするよう努めることが求められているもの。自転車のヘルメット着用はこれにあたる
乗車用ヘルメットバイクに乗る時にかぶるヘルメット。道路交通法で着用が決められている
SGマーク安全性を示すマークの一つ。警察庁は自転車用にこうしたマークの付いた物をすすめている
医薬部外品育毛剤や薬用シャンプーなど、効能が決められた範囲で表示される区分
予洗いシャンプーの前に、お湯だけで頭皮と髪を洗い流すこと

よくある質問

ヘルメットをかぶると、はげますか?

ヘルメットで薄毛になると示した公的な情報は見当たりません。ただ、蒸れや汗、こすれは頭皮の負担になるので、休憩で風を通し、帰宅後に洗って乾かすことを続けてみてください。

蒸れが気になるので、自転車ではヘルメットをかぶらなくてもいいですか?

自転車は令和5年4月1日から、全ての利用者のヘルメット着用が努力義務になっています。安全のためにかぶったうえで、通気口のある物を選ぶ、着いたら汗を拭くといった工夫をしてみてください。

インナーキャップは使ったほうがいいですか?

汗を吸ってくれるので、蒸れが気になる方には役立ちます。湿ったまま使い続けないように、替えを持っていき、毎日洗って乾かしましょう。

汗をかいたら、一日に何度もシャンプーしていいですか?

何度も洗うと、かえって頭皮がかさつくこともあります。日中はタオルで汗を押さえる程度にして、しっかり洗うのは帰宅後の1回を基本にしてみてください。

ヘルメットの跡で髪がぺたんとするのを防ぐには?

脱いだ後に根元へ指を入れて、軽く立ち上げるだけでも見た目が変わります。朝のドライヤーで根元を立ち上げておくのもおすすめです。

育毛剤を塗ってすぐにヘルメットをかぶってもいいですか?

なじませて乾いてからかぶるほうが、ヘルメットの内側に付きにくくなります。使い方の細かい点は、商品の説明書で確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • ヘルメットが薄毛の原因になると示した公的な情報は見当たらない
  • はげ対策としては、蒸れ・汗・こすれを毎日ためないことが基本
  • 自転車は努力義務、バイクは義務。安全なかぶり方を守ったうえで工夫する
  • インナーは汗を吸う素材を選び、替えを持って毎日洗う
  • 帰宅後は予洗いから丁寧に洗い、根元から乾かす
  • かゆみや赤み、丸く抜けた所がある時は皮膚科へ
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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