薄毛対策にパーマはあり?ボリュームの見せ方と頭皮への負担の減らし方

美容室の鏡台に並ぶロッドとくし、ドライヤーと白いタオル

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

髪のボリュームが減ってきて、『パーマをかけたら少しはふんわり見えるかな』と考えている方も多いはずです。一方で、『薬剤で頭皮が傷んで、余計に薄くならない?』と心配になりますよね。

結論から言うと、薄毛対策としてのパーマは「見え方を整える工夫」としては選択肢になります。ただし髪や頭皮のケアの代わりにはならないので、頭皮に負担をかけない頼み方とセットで考えるのがおすすめです。

この記事では、パーマで髪がふんわり見える理由と、頭皮への負担を減らすためのコツをお話しします。

目次

薄毛対策にパーマはあり?先に答え

先に答え
  • パーマは、髪の根元の立ち上がりや毛先の動きで、地肌を見えにくくする「見え方の工夫」
  • 髪の量そのものを変える物ではないので、頭皮のケアとは分けて考える
  • パーマ液は医薬部外品で、頭皮に付くとかぶれなどのトラブルが起きることもある
  • 頭皮に赤み・かゆみ・傷がある時は、パーマは見送って先に皮膚科へ

『パーマをかけたら髪が増えたように見えるなら、それで十分』と感じる方もいるかもしれませんね。見た目の悩みが軽くなるのは、とても大事なことです。

ただ、パーマで変わるのは「見え方」だけです。抜け毛が増えている、頭皮がかゆいといった悩みがある時は、パーマとは別に手当てが必要になります。

パーマでできることパーマではできないこと
根元をふんわり立ち上げて見せる髪の本数を増やす
毛先に動きを出して、すき間を目立ちにくくする抜け毛を防ぐ
毎朝のスタイリングを楽にする頭皮の状態を整える
髪型の印象を変えて気分を軽くする頭皮のかゆみやふけを抑える

表の右側は、頭皮のケアや育毛剤の役割です。育毛剤がどんな物かは、育毛剤とはどんな物かの記事で確かめてみてください。

パーマで髪がふんわり見えるのはなぜ?

薄毛が気になる時に目立ちやすいのは、髪がぺたんと寝てしまい、地肌が透けて見えることなんです。パーマで髪にカールやうねりが付くと、髪同士が重なりにくくなり、地肌の上に空間ができます。

この空間があると、地肌の透け感が目立ちにくくなります。同じ本数の髪でも、まっすぐ寝ている時より、ふくらんで見えるんです。

見え方が変わるポイントパーマで起きること気になる人の例
根元の立ち上がり根元が寝にくくなり、トップに高さが出る頭頂部がぺたんとする
毛先の動き毛先が散らばり、すき間が目立ちにくい分け目が広く見える
全体のシルエット横に広がりすぎず、丸みが出る全体のボリュームが減った
髪の質感細い髪でも束感が出る髪が細く、まとまりにくい

『パーマをかけるとかえってスカスカに見えない?』と心配する方もいますよね。実は、強いカールを全体にかけると、毛束が分かれて地肌が見えやすくなることもあるんです。

だからこそ、どこにどれくらいの強さでかけるかを美容師さんと相談することが大事になります。

髪の長さと重さも、見え方に関わる

髪が長くなるほど、その重みで根元が下に引っぱられ、トップがつぶれやすくなります。パーマをかける前に、長さを少し軽くするだけでふんわり感が出やすくなることもあるんです。

『長さは変えたくない』という方は、表面だけ軽くしてもらうなど、長さを残したままの調整も相談できます。

気になる場所別:パーマの頼み方

パーマは、気になる場所によって合うかけ方が変わります。美容院で伝える時の言い方の例を、場所ごとにまとめました。

気になる場所頼み方の例気をつけたいこと
頭頂部・つむじ「トップだけ根元がふんわりするようにしたい」根元に強くかけすぎない
分け目「分け目が目立たないように、毛流れを変えたい」分け目の位置を変えることも相談する
生え際・前髪「前髪に軽い動きをつけて、おでこを自然に隠したい」生え際の地肌に薬剤が付かないように
全体「全体はゆるめで、シルエットに丸みを出したい」カールを強くしすぎると毛束が割れやすい

伝える時は、写真を見せると話が早く進みます。こんなふうに相談してみてください。

「頭のてっぺんがぺたんとして、地肌が透けて見えるのが気になっていて」
「それなら、トップだけ根元を立ち上げるパーマにして、全体はゆるめにしましょうか」

『薄毛のことを美容師さんに言うのは恥ずかしい』と思う方もいますよね。でも、気になる場所を正直に伝えたほうが、自分に合った形を提案してもらいやすくなります。

予約の前にメモしておきたいこと

当日にうまく伝えられるか不安な方は、メモを用意しておくと落ち着いて話せます。書いておきたいのは、次のようなことです。

  • 一番気になる場所(頭頂部・分け目・前髪など)
  • 毎朝のスタイリングにかけられる時間
  • 以前パーマやカラーでかぶれたり、しみたりしたことがあるか
  • 今使っている育毛剤・頭皮用ローションの名前
  • 仕事や行事など、髪型で気をつけたい予定

育毛剤の名前を伝えておくと、施術の前後にどうするかを一緒に考えてもらいやすくなります。

男性と女性で、頼み方の考え方は違う?

男性は髪が短いことが多いので、トップや前髪など、気になる場所に絞って軽くかける頼み方が向いています。短い髪は薬剤が地肌に近くなりやすいので、頭皮に付かない工夫も一緒にお願いしましょう。

女性は長さがある分、毛先のカールで全体の丸みを出す頼み方もできます。ただ、髪の重みで根元がつぶれやすいので、長さを少し軽くすることも合わせて相談してみてください。

パーマ液は頭皮にどんな負担がある?

ここが大事なところです。パーマに使う薬剤は「パーマネント・ウェーブ用剤」という医薬部外品で、毛髪にウェーブをもたせて保つための物です。

髪の形を変える力のある薬剤なので、頭皮に付くとトラブルが起きることがあります。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでも、皮膚に触れて起こる炎症の説明の中で、コールドパーマ液が対象に含まれています。

頭皮への負担を減らせること
  • 根元から少し離してかけてもらう
  • 頭皮に薬剤が付かないように施術してもらう
  • 以前にかぶれたことがある薬剤を伝える
  • 頭皮の調子がいい時期を選ぶ
負担が重なりやすいこと
  • 頭皮に赤みやかゆみがある時にかける
  • カラーと同じ日に続けてかける
  • 前回から間をあけずにかけ直す
  • かぶれた経験を伝えずにかける

『薄毛にはパーマがよくないって聞いたけど、本当?』と不安になりますよね。パーマが原因で薄毛になると言える公的な情報は見当たりません。

ただ、頭皮がかぶれたり炎症が起きたりすれば、頭皮の調子は崩れてしまいます。負担を減らす頼み方をするのは、そのためなんです。

頭髪用のパーマ液を、ほかの場所に使わない

頭髪用のパーマ液は、頭髪のための医薬部外品です。自治体の注意喚起では、まつ毛に使うのは承認の内容から外れた使い方で、目の近くでは視力の障害につながるおそれがあると案内されています。

家でセルフパーマをする時も、決められた場所と使い方を守ってくださいね。

美容院でかけるか、家でかけるか

パーマは、美容師法で「美容」の方法の1つとされています。美容師は養成施設で学び、試験に合格して免許を受けた人で、原則として美容所で施術をします。

セルフ用のパーマ液もありますが、頭皮に付けないようにかけるのは、自分ではなかなか難しいものです。薄毛が気になって頭皮の負担を減らしたい時ほど、プロに任せるメリットは大きいですよ。

くらべること美容院でかける家でかける
薬剤を頭皮に付けない工夫美容師さんに頼める自分で気をつける必要がある
気になる場所への合わせ方相談しながら決められる鏡で見えない場所は難しい
かぶれた時の相談使った薬剤を美容院に聞ける使った商品の外箱を取っておく
頭皮の様子の確認施術前に見てもらえることもある自分で確かめる

家でかける時は、外箱と説明書を捨てずに取っておきましょう。もしトラブルが出た時に、皮膚科で何を使ったかを伝えられます。

パーマをかける前のチェックリスト

パーマをかけるかどうかは、その日の頭皮の調子で決めるのが安心です。予約の前に、次のことを確かめておきましょう。

パーマの前に確かめること
  • 頭皮に赤み・湿疹・傷・強いかゆみがない
  • 以前、パーマ液や毛染めでかぶれたことがない
  • 抜け毛が急に増えた、まだらに抜けているといった変化がない
  • 前回のパーマやカラーから、十分に間をあけている
  • 育毛剤や発毛剤を使っている時は、その説明書のパーマに関する案内を読んだ

1つでも気になる項目があれば、予約の時に美容院へ伝えておくと安心です。頭皮に症状がある時は、先に皮膚科で相談してください。

パーマが向く人・少し待ったほうがいい人

パーマを選ぶかどうか迷った時は、次の表を目安にしてみてください。

パーマが向きやすい人少し待ったほうがいい人
頭皮に赤みやかゆみがない頭皮にかぶれや傷がある
毎朝のスタイリングを楽にしたい抜け毛が急に増えて原因が分からない
ぺたんとした髪型を変えたいパーマ液でかぶれたことがある
美容師さんに頭皮の様子を伝えられる産後すぐなど、体調が大きく変わっている時期

産後や病気の治療中など、体調が大きく変わる時期は、髪や頭皮も揺らぎやすいものです。気になる時は、主治医に相談してから決めましょう。

パーマ以外の「見え方の工夫」と組み合わせる

パーマだけで見え方を変えようとすると、強くかけすぎてしまいがちです。ほかの工夫と組み合わせると、パーマはゆるめで済むこともあるんです。

工夫どんな時に向く?パーマとの組み合わせ方
カットで長さを調整する髪の重みで根元がつぶれる長さを軽くしてから、ゆるくかける
分け目の位置を変える同じ分け目で地肌が見える新しい分け目に合わせて毛流れをつける
ドライヤーで根元を立ち上げる朝のボリュームが続かないパーマのくせを生かして乾かす
軽いスタイリング剤を使う夕方にぺたんとする根元を避けて毛先中心に付ける

ドライヤーやスタイリング剤の詳しい使い方は、髪型で見え方を変える工夫の記事でも紹介しています。

パーマのくせを生かす乾かし方

パーマをかけた髪は、乾かし方で見え方が大きく変わります。根元は指で軽く持ち上げながら乾かし、毛先は手でふんわり包むようにすると、カールがつぶれにくくなります。

濡れたまま寝てしまうと、根元が寝ぐせのように寝てしまうことも。夜はしっかり乾かしてから休みましょう。

パーマ後の頭皮ケアと育毛剤

パーマをかけた後も、頭皮のケアはいつも通り続けて大丈夫なことがほとんどです。ただ、施術の直後は頭皮がデリケートになっていることもあります。

パーマ後の毎日のケアの流れ
  1. シャンプーは指の腹で、頭皮をこすりすぎないように洗う
  2. すすぎ残しがないように、ぬるめのお湯で流す
  3. タオルで押さえるように水気を取る
  4. ドライヤーで根元から乾かす
  5. 育毛剤を使っている時は、その商品の案内どおりのタイミングで塗る

育毛剤とパーマのタイミングは、メーカーによって案内が違います。施術の当日に使ってよいとする商品もあれば、施術の前に洗い流すよう案内している発毛剤もあるんです。

パーマの前後の使い方は、パーマと育毛剤のタイミングの記事で詳しくお話ししています。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

かけ直しの回数を減らすために

パーマが早く取れてしまうと、かけ直す回数が増え、そのたびに頭皮も薬剤にふれることになります。持ちを良くする工夫は、頭皮の負担を減らすことにもつながるんです。

  • 洗った後は、濡れたままにせずに早めに乾かす
  • タオルでごしごしこすらず、押さえて水気を取る
  • 寝る時の髪の摩擦が気になる時は、枕カバーの素材を見直す
  • 施術を受けた美容院で、家での乾かし方を教えてもらう

次にかける時期は、カールの残り具合と頭皮の調子を見ながら、美容師さんと決めましょう。

パーマ後に頭皮の異常が出たら

施術のあと頭皮がかゆい・痛い・赤い・かぶれたと感じたら、早めに皮膚科へ行きましょう。かぶれが落ち着くまでは、育毛剤やスタイリング剤もお休みしたほうが安心です。

施術を受けた美容院にも、どんな症状が出たかを伝えておきましょう。次の施術で薬剤を変えてもらうなど、相談しやすくなります。

薄毛対策でパーマを選ぶ時のよくある失敗

パーマは見た目の印象を大きく変えられる分、思っていた仕上がりと違うこともあります。よくある失敗と、防ぎ方をまとめました。

よくある失敗防ぎ方
強くかけすぎて、毛束が割れて地肌が見える「ゆるめ」「トップだけ」など、強さと場所を伝える
頭皮がかゆい時にかけて、かぶれが悪化した頭皮の調子が悪い時は予約を変える
パーマで安心して、頭皮のケアをやめた洗い方・乾かし方・育毛剤は続ける
カラーとパーマを同じ日に重ねた間をあける日程を美容師さんと相談する
気になる場所を伝えずに任せた写真と言葉で、気になる場所を伝える
気をつけたいこと

抜け毛が急に増えた、円形に抜けている、頭皮に赤みが続くといった時は、パーマで隠すより先に皮膚科で相談してください。見え方の工夫は、頭皮の状態を確かめてからでも遅くありません。

パーマの相談で出てくる言葉

美容院や説明書で出てくる言葉を、簡単にまとめておきます。

言葉意味
パーマネント・ウェーブ用剤パーマに使う薬剤。医薬部外品で、毛髪にウェーブをもたせて保つための物
根元の立ち上がり髪が根元から起き上がっている状態。トップのボリュームに関わる
パッチテスト薬剤が肌に合うかを、使う前に確かめる方法
かぶれ皮膚に触れた物で起きる炎症。赤み・かゆみ・はれなどが出る
ホームケア施術の後に家で続ける洗い方・乾かし方などの手入れ

分からない言葉が出てきたら、その場で美容師さんに聞いてしまって大丈夫です。

薄毛対策の全体の進め方は、薄毛対策を何から始めるかの記事にまとめています。パーマはその中の「見え方の工夫」の1つとして取り入れてみてください。

よくある質問

パーマをかけると薄毛が進みますか?

パーマが原因で薄毛になると言える公的な情報は見当たりません。ただ、薬剤で頭皮がかぶれると頭皮の調子が崩れるので、頭皮に付かないよう施術してもらうのが安心です。

薄毛が気になる時は、どんなパーマが向いていますか?

気になる場所に絞って、ゆるめにかける頼み方が向いています。強いカールを全体にかけると、毛束が割れて地肌が見えやすくなることもあります。

頭皮がかゆい時でもパーマはかけられますか?

頭皮に赤み・かゆみ・傷がある時は、パーマは見送ったほうが安心です。症状が続く時は、先に皮膚科で相談してください。

セルフパーマでも大丈夫ですか?

市販のパーマ液を使う時は、説明書の使い方と注意を守ってください。頭皮に付けない工夫が難しい場合は、美容院でかけてもらうほうが安心です。

育毛剤を使っていてもパーマはかけられますか?

かけられることが多いですが、施術の前後の使い方はメーカーごとに案内が違います。お手持ちの育毛剤の説明書かメーカーのQ&Aを見てみてください。

パーマはどれくらいの間隔でかければいいですか?

髪や頭皮の状態で変わるので、美容師さんと相談して決めましょう。頭皮の調子が悪い時は、予定より間をあけるのがおすすめです。

髪が短い男性でもパーマで見え方は変わりますか?

トップや前髪など、気になる場所に絞って軽く動きを出す頼み方があります。短い髪は薬剤が地肌に近くなりやすいので、頭皮に付かないようにお願いしておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • 薄毛対策としてのパーマは、地肌を見えにくくする「見え方の工夫」
  • 根元の立ち上がりと毛先の動きで、同じ髪の量でもふんわり見える
  • 気になる場所に絞ってゆるめにかけ、頭皮に薬剤が付かないよう頼む
  • パーマ液は医薬部外品で、頭皮に付くとかぶれることもある
  • 頭皮に赤み・かゆみ・傷がある時は見送り、先に皮膚科へ
  • パーマをかけても、洗い方・乾かし方・育毛剤のケアは続ける
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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