ハゲを防止するには?今日から続ける習慣と育毛剤を使う判断表

1週間の表が描かれた手帳に印を付ける手元とボトルとくし

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

鏡を見るたびに『このままハゲたらどうしよう』と、つい生え際やつむじを確かめてしまう方も多いはずです。

結論から言うと、ハゲを防止するには、「これさえやれば大丈夫」という一つの方法を探すより、髪と頭皮に負担をかけない習慣を1週間単位で続けることが土台になります。そのうえで、習慣だけでは気がかりが残る時に、育毛剤を足すかどうかを決めていきます。

この記事を読むと、自分の1週間をチェックする方法と、育毛剤を足すタイミングの目安が分かります。

目次

ハゲを防止するには、まず何を知っておけばいい?

先に答え
  • 「これをすれば抜けなくなる」という特別な予防法はない、と皮膚科の専門家も説明している
  • できるのは、髪と頭皮に負担をかけない毎日の習慣を続けること
  • 習慣は1日単位ではなく、1週間単位でふり返ると続けやすい
  • 育毛剤は、習慣を整えたうえで「足すかどうか」を決める物

日本皮膚科学会の一般向けQ&Aでは、抜け毛について「これをすれば髪の毛が抜けなくなるという、特別な予防法があるわけではありません」と書かれています。ちょっとがっかりしますよね。

ただ、同じQ&Aには、生活の中で気をつけたいことも挙げられています。髪に負担のかかる髪型や、極端に頻繁なカラーリングを避けること、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくならない頻度で洗うこと、バランスのとれた食生活と規則正しい生活を心がけることです。

つまり「防止」の中身は、特別な裏技ではなく、毎日の負担を減らす積み重ねなんです。

よく思われていること実際のところ
何か一つ続ければ防げる特別な予防法はないとされている
毎日完ぺきにやらないと意味がない1週間で見て、できた日が多ければ十分
育毛剤を使えば習慣はどうでもいい習慣が土台。育毛剤はその上に足す物
抜け毛が出たら手遅れ1日100本程度までは自然な抜け毛といわれる

1日に抜ける毛の量は、個人差や季節差もありますが、おおよそ100本程度までといわれています。毛には伸びる時期と休む時期があり、抜けては生え替わるサイクルを繰り返しているからです。

1週間の習慣チェック表で、今の自分を確かめよう

『何から手を付ければいいの?』と迷った時は、まず1週間、今の自分の習慣に印を付けてみてください。頑張って変える前に、今どうなっているかを知るのが先です。

毎日つける7つの項目

下の表を手帳やスマホのメモに写して、できた日に印を付けていきます。

項目月火水木金土日
指の腹で洗い、すすぎ残しがない
洗った後、根元から乾かした
6時間以上眠れた
主食・主菜・副菜がそろった食事が1回以上あった
屋外で長くいる時に帽子や日傘を使った
髪をきつく結んだり引っ張ったりしなかった
頭皮にかゆみや赤みがなかった

睡眠の「6時間以上」は、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」で成人の目安として示されている時間です。ただ、ちょうどいい睡眠時間には個人差があるともされています。

日曜日の夜に数えるだけでいい

1週間たったら、項目ごとに印がいくつ付いたかを数えます。ここが大事なところで、全部に印が付いていなくても大丈夫なんです。

日曜日のふり返り
  • 印が4つ以下の項目に丸を付ける
  • 丸を付けた項目のうち、来週は1つだけ選ぶ
  • かゆみ・赤みの欄に印が付かない日が続いたら、メモしておく
  • 抜け毛が気になった日は、その日の様子を一言書いておく

例えば、平日に睡眠が短い週が続いていたら、来週は「寝る時間を30分早める日を2日つくる」のように小さく決めます。一度に全部変えようとすると、たいてい3日で止まってしまいますよね。

忙しい週や季節の変わり目は、項目を入れ替えていい

仕事が立て込む週や、夏・冬のように生活が変わる時期は、7つの項目を全部追いかけるのは大変ですよね。そんな時は、項目を入れ替えて「今週の3つ」に絞ってしまって構いません。

こんな週優先したい項目後回しにしてもいい項目
残業や夜勤が続く週眠る・乾かす食事の品数
夏の外出が多い週日差し・洗う髪型の工夫
冬で空気が乾く週洗う回数・かゆみの記録帽子
出張や旅行の週乾かす・眠る細かい記録

大事なのは、ゼロの週をつくらないことです。3つだけでも印を付け続けていれば、生活が落ち着いた時にすぐ元の7項目に戻せます。

項目ごとに、続けやすいやり方は?

チェック表で丸が付いた項目は、次のように「少しだけ」変えるのが続くコツです。

洗う・乾かす

洗う時は、爪を立てずに指の腹で頭皮を動かすように洗います。すすぎは、生え際や耳の後ろに泡が残りやすいので、少し長めにしておきましょう。

乾かす時は、まずタオルで押さえるように水気を取ってから、根元に風を当てます。なお、吸込口に髪が寄りすぎないよう、ドライヤーの安全情報でも呼びかけられています。

眠る・食べる

眠る時間は、平日と休日で大きくずらさないほうが体のリズムを保ちやすくなります。食事は、厚生労働省と農林水産省の「食事バランスガイド」にある主食・副菜・主菜・牛乳乳製品・果物の組み合わせを目安にすると考えやすいです。

髪の毛の新陳代謝には各種のビタミンやミネラルが関係している、と日本皮膚科学会のQ&Aにあります。特定の食べ物を探すより、偏らないことを意識してみてください。

日差し・髪型

屋外で過ごす時間が長い日は、帽子や日傘で頭皮の日焼けを避けておきます。紫外線の強い時間帯を避けることも、気象庁や環境省の資料で対策として挙げられています。

髪をいつも同じ位置できつく結ぶ方は、結ぶ位置を日によって変えたり、ゆるめにまとめたりするだけでも負担が変わります。

項目小さく始めるならやりすぎ注意
洗うすすぎを少し長くする1日に何度も洗う
乾かす根元から先に乾かす熱風を同じ場所に当て続ける
眠る寝る時間をそろえる日を2日つくる休日の寝だめで帳尻を合わせる
食べる1日1回、主菜と副菜をそろえる特定の食品やサプリに偏る
日差し長く外にいる日だけ帽子蒸れた帽子をかぶり続ける
髪型結ぶ位置を日替わりにする毎日同じ所をきつく結ぶ

生活習慣の項目をもっと細かく見直したい方は、ハゲ予防の毎日の習慣を紹介した記事も参考になります。

育毛剤を足すのはどんな時?判断表で決めよう

『習慣は整えてきたけど、まだ気になる』という時に考えたいのが、育毛剤を足すかどうかです。焦って買うより、次の表で今の状態に当てはめてみてください。

今の状態考え方
チェック表の印が少なく、習慣がまだ整っていないまず2〜4週間、習慣を整えることを優先
習慣は整ってきたが、髪のボリュームや分け目が気になる医薬部外品の育毛剤を足すことを考えてよい時期
抜け毛の量が急に増えた、まとまって抜ける育毛剤より先に皮膚科で相談
頭皮にかゆみ・赤み・湿疹が続いている育毛剤は使わず、皮膚科で相談
円形に抜けている所がある自分で塗る物を増やさず、皮膚科で相談
妊娠中・授乳中・持病がある・薬を飲んでいる使う前に医師・薬剤師に相談
補足

頭皮に傷や湿疹、はれものなどがある所には使わないよう、育毛剤の注意書きに書かれていることがよくあります。使う前に、外箱や説明書の「使用上の注意」を読んでおきましょう。

足すと決めた後の最初の4週間

育毛剤を足すと決めたら、最初の4週間は「効いているか」よりも「肌に合っているか」「生活に組み込めるか」を見る期間だと考えておくと気がラクです。

足した後の4週間
  1. 1週目: 説明書どおりの量と回数で使い、かゆみや赤みが出ないかを見る
  2. 2週目: 朝と夜のどこでつけるかを決め、置き場所を固定する
  3. 3週目: つけ忘れた日をチェック表に書き、忘れやすい時間帯を知る
  4. 4週目: 使い心地(におい・べたつき・容器)が続けられそうかをふり返る

この4週間で頭皮に異常が出たら、そこで使うのをやめて相談します。合っていそうなら、メーカーが案内している目安の期間を参考に続けていきましょう。

「足す」と「置き換える」は違う

育毛剤を使い始めると、つい『もう寝る時間は気にしなくていいか』と習慣を手放してしまいがちです。でも、育毛剤は習慣の代わりではなく、習慣の上に足す物なんです。

チェック表はそのまま続けて、項目の最後に「育毛剤をつけた」の欄を1行足すだけにしておきましょう。

育毛剤を足すなら、どの区分を選ぶ?

頭皮につける物には、医薬部外品、医薬品、化粧品の3つの区分があります。予防のために足すなら、まず知っておきたいのは医薬部外品の育毛剤(薬用育毛剤)です。

予防に足すなら:薬用育毛剤(医薬部外品)
  • 外箱に「医薬部外品」の表示がある
  • 効能は「脱毛の予防」「育毛」「薄毛」などの範囲で表示される
  • ドラッグストアや通販で買える
医薬品の発毛剤
  • 第1類医薬品などの区分があり、買う時に薬剤師の説明を受ける
  • 使える人の条件(年齢・性別など)が決められている
  • 予防のつもりで自己判断で選ぶ物ではない

ヘアトニックなどの化粧品は、頭皮や毛髪をすこやかに保つといった化粧品の効能の範囲までです。東京都の講習会資料にも、化粧品では育毛をうたえないと書かれています。

区分の違いをもう少し詳しく知りたい方は、医薬品・医薬部外品の違いを紹介した記事を読んでみてください。

選ぶ時に見る3つの表示

育毛剤を選ぶ時のチェック
  • 箱か商品ページで「医薬部外品」の文字を探す
  • 有効成分の欄に何が書かれているかを見る
  • 1日の回数と1回の量(用法)が自分の生活で続けられるかを見る
  • 定期で申し込む時は、注文確定の前の画面で回数と解約の決まりを読む

効き方には個人差があり、育毛剤で確実に防げると言い切れる物はありません。どのくらい続けるかは商品ごとにメーカーが目安を案内していることがあるので、説明書で確かめておきましょう。続ける期間の考え方は育毛剤の効果が出るまでの期間を紹介した記事にまとめています。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

よくある失敗と、その防ぎ方

防止のつもりでやったことが、かえって負担になってしまうこともあります。よく見かけるパターンをまとめておきますね。

よくある失敗
  • 抜け毛が気になって、1日に何度もシャンプーする
  • 頭皮マッサージを強くこすりすぎて、赤くなる
  • 育毛剤をたくさんつければ早いと思い、量を増やす
  • 1〜2週間で変化がないと判断して、次々と商品を替える

「やりすぎ」を防ぐ合言葉

『少しでも早く手を打ちたい』と思うのは当たり前のことです。ただ、頭皮は強い刺激を毎日受けると、それ自体が負担になることがあります。

家族とのこんなやり取り、身に覚えはありませんか。

「最近、朝晩2回洗ってるんだ。清潔なほうがいいよね」
「でも、洗いすぎると頭皮が乾燥しない?」

洗う回数についても、皮膚科学会のQ&Aは「乾燥しすぎず、油っぽくもならない頻度」を目安にしています。迷ったら「強く・多く・頻繁に」ではなく「やさしく・決めた量で・決めた回数で」を合言葉にしてみてください。

焦った時の行動落ち着いてやりたいこと
抜け毛を毎日1本ずつ数えて落ち込む週に1回、同じ条件で写真を撮る
商品をころころ替える1本を説明書どおりに使い切ってからふり返る
ネットの体験談を見て焦る区分と有効成分の表示を見て選ぶ
一人で抱え込む気になる変化は皮膚科や薬剤師に相談する

皮膚科で相談したほうがいいのはどんな時?

習慣を整えても気になる時や、いつもと違う抜け方をしている時は、自分だけで判断しないことが大事です。抜け毛が気になる時は、皮膚科など専門の医療機関で対策を知ることが大切だ、と皮膚科学会も呼びかけています。

相談したい変化
  • 短い期間で抜け毛の量がはっきり増えた
  • 円形に抜けている所がある
  • 頭皮のかゆみ・赤み・フケが長く続いている
  • 大きな手術や体調の変化、出産の後に抜け毛が増えた
  • 育毛剤を使ってから、頭皮に異常が出た

相談する前にメモしておくこと

受診する時は、チェック表がそのまま役に立ちます。いつから気になり始めたか、どの習慣を変えたか、使っている育毛剤やシャンプーの名前をメモして持っていきましょう。

育毛剤を使っている途中で頭皮に異常が出た時は、使うのをやめて、外箱や説明書を持って医師・薬剤師に相談してください。

ハゲ防止の話でよく出てくる言葉

最後に、調べものをしていると出てくる言葉を、この記事の中での意味でまとめておきます。

言葉意味
毛周期毛が伸びる時期・止まる時期・休む時期を繰り返すサイクル
休止期毛が伸びるのを休み、抜け落ちる準備をしている時期
医薬部外品人体への作用が緩和で、法律上「脱毛の防止、育毛」を目的にできる区分
有効成分医薬部外品で、効能の根拠になる成分として表示される成分
用法・用量1日の回数と1回の量。説明書や外箱に書かれている
使用上の注意使ってはいけない人や部位、異常が出た時の対応が書かれた欄

育毛剤という物そのものがどういう商品なのかは、育毛剤の基本を紹介した記事でまとめています。

よくある質問

ハゲを防止するには、毎日何をすればいいですか?

特別な予防法はないとされているので、髪と頭皮に負担をかけない習慣を続けることが基本です。洗う・乾かす・眠る・食べる・日差し・髪型の6つを、1週間のチェック表でふり返るのがおすすめです。

まだ薄くなっていなくても、育毛剤を使っていいですか?

医薬部外品の育毛剤の効能には「脱毛の予防」などが含まれるので、気になり始めた段階で使うことも考えられます。まずは習慣を整え、そのうえで足すかどうかを決めると、続ける理由がはっきりします。

防止のために、頭皮マッサージも毎日続けるべきですか?

毎日の義務にしなくて大丈夫です。育毛剤を使っていてマッサージの方法が書かれている時は、それに合わせてください。強くこすると頭皮が赤くなることもあるので、指の腹でやさしく動かす程度にしておきましょう。

発毛剤を予防のために使ってもいいですか?

発毛剤は医薬品で、使える人の条件や使い方が決められています。予防のつもりで自己判断で選ぶ物ではないので、気になる時は薬剤師や医師に相談してください。

習慣を変えてから、どのくらいでふり返ればいいですか?

習慣そのものは1週間ごと、髪の様子は月に1回くらいのペースでふり返ると、変化に一喜一憂しにくくなります。写真は同じ場所・同じ明るさで撮っておくと比べやすいです。

家族に薄毛の人が多いと、防止は無理ですか?

無理と決めつける必要はありません。気になることが多い時は、早めに皮膚科で相談して、自分の状態に合った対策を聞いておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • ハゲを防止するには、特別な方法より負担をかけない習慣を続けることが土台
  • 1週間のチェック表で、印が少ない項目を1つずつ変えていく
  • 習慣が整っても気になる時に、医薬部外品の育毛剤を足すかを考える
  • 育毛剤は習慣の代わりではなく、習慣の上に足す物
  • 急な抜け毛・円形の抜け毛・かゆみや赤みが続く時は皮膚科で相談
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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