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抜け毛がひどくて、鏡を見るたびに不安になる。『病院に行くほどなのかな、でも放っておくのも怖い』と迷ってしまいますよね。
結論から言うと、抜け毛がひどい時の対策は、一人で悩み続けずに皮膚科で相談することです。急いだほうがいいサインもあるので、まずは目安を確かめて、受診の準備を進めておきましょう。
この記事を読むと、受診を急ぐかどうかの目安と、診察で困らないための準備(記録・持ち物・伝え方)が分かります。
抜け毛がひどいと不安な時の対策は?先に答え
『何から始めればいいの?』という方のために、要点を先にまとめますね。
- 円形に抜けた所がある・急に頭全体が抜ける時は、早めに皮膚科へ
- それ以外でも、不安が続くなら相談してかまわない
- 受診の前に、いつから・どのくらい・頭皮の様子をメモする
- 使っている育毛剤やシャンプー、お薬手帳を持っていく
- 受診までの間は、洗い方と睡眠を整えて待つ
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、抜け毛が生じた時は皮膚科など専門の医療機関を受診し、対策を知ることが大切とされています。脱毛症が心配な時は、できるだけ早く受診するとよい、ともしています。
『この程度で行っていいのかな』とためらう方も多いはずです。でも、不安で毎日を過ごすより、一度診てもらって今の状態を知るほうが、気持ちもずっと楽になりますよ。
抜け毛の理由は一つではない
同じQ&Aでは、脱毛症は一つの病気を指す言葉ではなく、原因もさまざまだとされています。感染症や内科的な病気、薬や治療の影響で抜け毛が起こることもあるんです。
だからこそ、自分で原因を決めつけて対策を重ねるより、医師に見てもらうことに意味があります。今日からの洗い方などの見直しは抜け毛がひどい時の対策で紹介しているので、受診までの間の過ごし方として参考にしてみてください。
受診を急ぐ?近いうちに?3段階の目安
ここが大事なところです。今の状態がどれに近いかで、受診のタイミングを考えてみましょう。
| 目安 | こんな時 | 動き方 |
|---|---|---|
| 早めに受診したい | 円形に抜けた所がある、急に頭全体が抜けてきた、頭皮に強い痛みやじくじくした所がある | 予約が取れしだい受診する |
| 近いうちに受診したい | 頭皮の赤み・かゆみ・ふけが続く、眉毛やまつげも抜ける、地肌が透ける範囲が広がった | 1〜2週間のうちに予約を入れる |
| 見直しながら相談を考える | 抜け毛が多い気がするが、頭皮に変化はない | 記録をつけ、不安が続けば受診する |
日本皮膚科学会は、円形の脱毛について、何度も再発したり、数が増えたり広がったりする時は早めに診察を受けたほうがよいとしています。急に頭全体の毛が抜けてきた時は、早い段階での治療が有効なことがある、ともされています。
『もう少し様子を見てから』と先延ばしにするうちに、不安ばかりがふくらむこともありますよね。早めに受診したいサインがある時は、迷わず予約を入れてしまいましょう。
3段階のどれか迷う時
どれに当てはまるか分からない時は、一つ上の段階で考えておくと安心です。受診してみて「心配いりませんね」と言われれば、それも大事な答えになります。
電話で予約する時に、状態を伝えて「早めに診てもらったほうがいいですか」と聞いてみるのもいい方法ですよ。
子どもや家族の抜け毛が気になる時
自分ではなく、子どもや家族の抜け毛が気になって不安になることもありますよね。子どもの場合は、大人用の育毛剤を使わずに、小児科や皮膚科で相談してみてください。
日本皮膚科学会は、子どもに毛を抜く癖が見られた時は、叱らずに温かく見守ることが大切としています。本人が気にしている時ほど、責める言い方は避けて、一緒に受診する形にしておくと安心です。
どこに相談する?相談先の選び方
髪や頭皮のことは、まず皮膚科で相談するのが基本です。ただ、今の自分の状況によっては、ほかの相談先にも話しておきたい時があります。
| こんな時 | 相談先 | 伝えておきたいこと |
|---|---|---|
| 頭皮や髪のことだけが気になる | 皮膚科 | 抜け毛の様子と頭皮の状態 |
| 治療中の病気がある | 主治医、そのうえで皮膚科 | 抜け毛が気になり始めた時期 |
| 飲んでいる薬がある | 処方した医師・薬剤師 | 薬を始めた時期と抜け毛の時期 |
| 産後・授乳中 | 産婦人科や皮膚科 | 出産の時期と抜け毛の様子 |
| どこに行けばいいか分からない | かかりつけ医 | 抜け毛のことと、ほかの体調の変化 |
治療中の薬がある時は、自己判断でやめたり量を変えたりしないでください。抜け毛が気になることを伝えて、処方した医師や薬剤師に相談するのが先です。
産後の抜け毛が気になる方へ
出産の後に抜け毛がひどくなって不安な方もいますよね。日本産婦人科医会の記事によると、産後の抜け毛は出産から2〜4か月ごろに始まり、6か月から1年ほど続くといわれています。
1年ほどたっても落ち着かない時は皮膚科へ、というのが同じ記事の案内です。ただ、円形に抜けた所がある時や、頭皮に赤みやかゆみがある時は、待たずに相談しておきましょう。
皮膚科を選ぶ時に見ておきたいこと
近くの皮膚科を探す時は、医療機関のホームページで、髪や頭皮の診療について書かれているかを見ておくと参考になります。分からない時は、予約の電話で「抜け毛の相談ができますか」と聞いてみてください。
通いやすさも大事です。続けて通う場合もあるので、家や職場から行きやすい所を選んでおくと安心ですね。
予約の電話で伝えること
予約の電話では、長く説明しなくて大丈夫です。次の3つを伝えれば、受付の方も案内しやすくなります。
「抜け毛の相談で受診したいです。1か月ほど前から急に増えた気がしていて、頭の一部に円形に抜けた所があります。」
用件・いつから・気になる様子、の順で話すと伝わりやすいですよ。予約が取りにくい時は、空きが出たら連絡をもらえるかも聞いてみてください。
治療の費用が気になる時
日本皮膚科学会のQ&Aでは、男性型脱毛症の有効な治療法の多くは保険診療で受けられない、とされています。費用が気になる時は、予約の時や診察の時に、遠慮せず聞いておきましょう。
すべての抜け毛の相談が保険の対象外になる、という意味ではありません。まずは診てもらって、どんな状態かを知ることから始めてみてください。
受診前の1週間でする準備
予約が取れたら、受診までの間に少しずつ準備を進めておきましょう。一度に全部やろうとせず、1日1つずつで大丈夫です。
- 抜け毛が気になり始めた時期を思い出して書く
- 抜け毛の量と頭皮の様子を、毎日ひと言だけメモする
- 分け目や気になる所の写真を、同じ明るさで撮っておく
- 使っている育毛剤・シャンプー・整髪料を一つにまとめておく
- お薬手帳や健康診断の結果を用意する
- 医師に聞きたいことを3つまで書き出す
メモは、長い文章でなくてかまいません。「排水口の毛、いつもより多い。頭皮のかゆみなし」くらいで十分です。
| 準備の日 | すること | 目安の時間 |
|---|---|---|
| 1日目 | 気になり始めた時期と、その前の出来事を書く | 10分ほど |
| 2〜6日目 | 抜け毛の量と頭皮の様子をひと言メモ | 1分ほど |
| 3日目 | 写真を撮る | 5分ほど |
| 5日目 | 持ち物をまとめる | 10分ほど |
| 前日 | 聞きたいことを3つに絞る | 10分ほど |
『準備するほど不安になりそう』という方は、メモを最小限にしてもかまいません。何も準備できなかったとしても、受診してはいけないということはありませんよ。
写真は「比べられる」撮り方で
写真は、医師に見てもらうためだけでなく、受診の後に変化を比べるためにも役立ちます。撮る時は、明るい場所で、髪が乾いた状態にそろえておきましょう。
頭頂部や後頭部は自分では見えにくいので、家族に撮ってもらうか、スマホのタイマー機能を使うと撮りやすくなります。真上から1枚、気になる所に少し近づいて1枚、の2枚あれば十分です。
受診の前日に気をつけたいこと
前日の夜は、いつもどおりに髪を洗ってかまいません。頭皮の状態を見てもらうので、整髪料は当日は控えめにしておくと安心です。
育毛剤を使っている方は、当日も使っていいかを予約の時に聞いておくといいですね。分からない時は、当日は使わずに容器だけ持っていく、という方法もあります。
持ち物チェック
受診の時に持っていくと話がスムーズになる物を、まとめておきますね。
- 健康保険証(マイナ保険証)
- お薬手帳
- 使っている育毛剤・シャンプーの容器(写真でもよい)
- 抜け毛と頭皮の様子のメモ
- 分け目や気になる所の写真
- 聞きたいことを書いたメモ
| 持ち物 | 役に立つ場面 |
|---|---|
| お薬手帳 | 飲んでいる薬と、始めた時期が伝わる |
| 育毛剤やシャンプーの容器 | 成分の表示を医師に見てもらえる |
| メモ | いつから・どのくらいを正確に話せる |
| 写真 | 前と今の見え方の違いを見せられる |
| 健康診断の結果 | ほかの体調の変化を伝える手がかりになる |
容器を持っていくのが大変な時は、表と裏の表示をスマホで撮っておけば大丈夫です。成分の欄と使用上の注意の欄が写っているかを確かめておきましょう。
診察で聞かれやすいことと答え方
診察では、限られた時間の中で話すことになります。聞かれやすいことを先に知っておくと、あわてずに答えられますよ。
| 聞かれやすいこと | 答え方の例 |
|---|---|
| いつから気になっていますか | 〇月ごろから、排水口の毛が増えた気がします |
| どこが気になりますか | 頭頂部の分け目のあたりです |
| かゆみや痛みはありますか | かゆみはありませんが、少しふけが増えました |
| 最近、体調の変化はありましたか | 2か月ほど前に高い熱が出ました |
| 飲んでいる薬はありますか | お薬手帳に書いてある薬を飲んでいます |
| 家族に同じような人はいますか | 分かる範囲で答える(分からなければそう伝える) |
| 使っているヘアケア用品は | この育毛剤とシャンプーを使っています |
答えられない質問があっても、心配いりません。「分かりません」「覚えていません」と正直に伝えて大丈夫ですよ。
家族の髪のことを聞かれた時も、無理に思い出そうとしなくてかまいません。分かる範囲で答えれば十分です。
聞きたいことは3つに絞る
医師に聞きたいことは、たくさん思い浮かぶかもしれませんね。ただ、全部を聞こうとすると時間が足りなくなりがちです。
例えば、こんな3つがよく聞かれる内容です。
- 今の抜け毛は、様子を見ていい状態ですか
- 家でのヘアケアで気をつけることはありますか
- 今使っている育毛剤は、続けてもいいですか
メモを見ながら聞けば、聞き忘れも防げます。
家族に付き添ってもらう時
一人で行くのが不安な時は、家族に付き添ってもらうのもいい方法です。自分では気づいていない変化を、家族が見ていることもあります。
付き添ってもらう時は、先に「いつから気になっているか」「何を聞きたいか」を二人で確かめておきましょう。診察では、自分の言葉で話すことを中心にして、家族には補足をお願いする形にすると落ち着いて話せますよ。
受診当日と、受診の後にすること
当日は、受付で「抜け毛の相談で来ました」と伝えれば大丈夫です。診察室では、メモを見ながら、こんなふうに話し始めてみてください。
「2か月ほど前から抜け毛が急に増えた気がして、不安で来ました。頭皮のかゆみはありません。今はこの育毛剤を使っています。」
最初に「いつから・何が気になるか・今使っている物」を伝えると、話がぐっと進みやすくなります。
説明が分からなかった時は聞き返す
診察で知らない言葉が出てきて、よく分からないまま終わってしまうこともありますよね。そんな時は、その場で「すみません、もう一度教えてください」と聞き返して大丈夫です。
家でのケアの方法など、覚えておきたいことは、その場でメモを取らせてもらいましょう。
受診の後に続けたいこと
診察室を出たら、医師の話を覚えているうちに書き留めておきましょう。次の受診日や、家で気をつけることも書いておくと安心です。
- 医師に言われた今の状態
- 家でのヘアケアで気をつけること
- 育毛剤やシャンプーを続けていいか
- 次の受診の目安
受診の後も、抜け毛と頭皮の様子のひと言メモを続けておくと、次の受診で変化を伝えやすくなります。毎日でなく、週に1回でもかまいません。
| 次の受診まで | 続けたいこと |
|---|---|
| 毎日 | 言われたヘアケアの注意を守る |
| 週に1回 | 抜け毛と頭皮の様子をひと言メモする |
| 2週間に1回 | 同じ条件で写真を撮る |
| 変化があった時 | 日付と様子をメモし、気になれば早めに連絡する |
決められた受診日より前に、頭皮が赤くなったり、抜け毛が急に増えたりした時は、次の受診を待たずに医療機関へ連絡してみてください。
気になることが残った時は
家に帰ってから『あれも聞けばよかった』と思うこともありますよね。次の受診の時に聞けるよう、メモに書き足しておきましょう。
育毛剤の使い方など、製品のことは、ドラッグストアの薬剤師や登録販売者、販売元の問い合わせ窓口でも聞くことができます。
不安が強い時・育毛剤を考える時
抜け毛のことで頭がいっぱいになって、眠れない日が続く方もいるかもしれません。そんな時は、一人で抱えこまないでください。
厚生労働省のサイト「こころの耳」「まもろうよ こころ」にも、電話・SNSの相談窓口が載っています。かかりつけ医に、眠れないことも一緒に話してみるのもいい方法です。
日本皮膚科学会のQ&Aでは、かつらの使用は脱毛症の治療に悪影響を与えないとされ、社会生活に前向きになれるなどのよい影響もあるとしています。見え方が気になって外に出るのがつらい時は、こうした方法もあると知っておくと、少し気持ちが楽になりますよね。
育毛剤を始める時は医師に一言
『受診の前に育毛剤を始めておきたい』と考える方もいるはずです。ただ、頭皮が荒れている時や、円形に抜けた所がある時は、先に受診しておきましょう。
| 育毛剤について | 確かめたいこと |
|---|---|
| 今使っている物がある | 受診の時に容器を見せて、続けていいか聞く |
| これから始めたい | 区分(医薬部外品・医薬品)と使用上の注意を読む |
| 発毛剤(医薬品)を考えている | 使えない人の条件を読み、薬剤師に相談する |
| 妊娠中・授乳中・持病がある | 使う前に医師・薬剤師に相談する |
育毛剤は医療の代わりではありません。医師に見てもらったうえで、家でのケアの一つとして使うかどうかを決めると安心です。育毛剤がどんな物かは育毛剤とはどんな商品かで紹介しています。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見るよくある質問
抜け毛がひどい時、何科に行けばいいですか?
髪や頭皮のことは、まず皮膚科で相談するのが基本です。治療中の病気や飲んでいる薬がある時は、主治医や処方した医師にも抜け毛のことを伝えておきましょう。
どのくらい抜けたら受診したほうがいいですか?
円形に抜けた所がある時や、急に頭全体が抜けてきた時は早めに受診してください。それ以外でも、頭皮の赤みやかゆみが続く時や、不安が続く時は相談してかまいません。
受診の前に準備しておくことはありますか?
いつから・どのくらい・頭皮の様子を書いたメモと、使っている育毛剤やシャンプーの容器、お薬手帳を用意しておくと話がスムーズです。
受診の日に育毛剤を使ってもいいですか?
予約の時に聞いておくと安心です。分からない時は、当日は使わずに容器だけ持っていく方法もあります。
費用が心配です。
男性型脱毛症については、有効な治療法の多くが保険診療の対象外とされています。費用が気になる時は、予約や診察の時に遠慮せず聞いておきましょう。
不安で眠れない日が続いています。
一人で抱えこまず、かかりつけ医に相談してみてください。厚生労働省の「こころの耳」などでも、電話やSNSで相談できる窓口が紹介されています。
まとめ
- 抜け毛がひどい時の対策は、一人で悩まず皮膚科で相談すること
- 円形に抜けた所や急に全体が抜ける時は、早めに受診する
- 受診前の1週間で、時期・量・頭皮の様子をメモしておく
- 育毛剤やシャンプーの容器、お薬手帳を持っていく
- 聞きたいことは3つに絞り、受診の後もメモを続ける





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