60代の父親向けの育毛剤は?10年かけて進んだ薄毛への向き合い方

座卓に置かれたラベルの無いボトルとくし、湯のみとタオル

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

『60代前半になる父が、10年かけて進行した薄毛をずっと気にしている。父親向け育毛剤で、少しでも良くなる物はないかな』と、家族の立場で探している方もいますよね。

結論から言うと、長い年月をかけて進んだ薄毛に、育毛剤で元どおりを目指すのは難しいと考えておくのが正直なところです。ただ、今ある髪と頭皮を整えるケアとして使う意味はありますし、本人の気持ちに合わせた選び方と渡し方で、続けやすさは大きく変わります。

ここでは、期待のしかたの整え方と、本人と話す時のコツ、家族が買う時の確認をお話ししますね。

目次

60代の父親向けの育毛剤は?先に答え

先に答え
  • 10年かけて進んだ薄毛は、育毛剤で元どおりにする物ではないと考えておく
  • 目標は「今ある髪と頭皮を整えて、これ以上の不安を減らす」くらいに置く
  • 選ぶ前に、本人が使いたいかを確かめる
  • 区分は医薬部外品の育毛剤から考え、発毛剤(医薬品)は本人が薬剤師に相談する
  • 家族が買う時は、定期購入の名義と解約の窓口まで確かめておく

『せっかく買うなら、効く物を選んであげたい』と思いますよね。その気持ちはとても大切です。ただ、どの育毛剤も効き方には個人差があり、「これなら良くなる」と言い切れる物はないんです。

父親の今の状態育毛剤に期待できること一緒に考えたいこと
前頭部だけが長く薄い頭皮を整える毎日のケア見え方を整える髪型
最近、抜け毛が急に増えた急な変化の答えにはならない先に皮膚科で相談
頭皮がかゆい・赤い症状がある所には使えない皮膚科で頭皮を見てもらう
持病で薬を飲んでいる使う前に確認が必要かかりつけ医・薬剤師に相談
本人はあまり気にしていない無理に使っても続かない渡すかどうかから考え直す

育毛剤がどんな物か、区分の基本は育毛剤とはどんな商品かで読んでおくと、このあとの話が分かりやすくなります。

よくある相談:10年前から前髪が薄い父に、少しでも良い育毛剤を

知恵袋には、こんな相談がありました。間もなく60歳になる父親が、10年ほど前から前髪のあたりの薄毛に悩んでいる、という内容です。

頭頂部や後頭部は髪が多いので、家族は遺伝の影響だと思っている。少しでも改善できる育毛剤があれば知りたい、という子どもからの相談でした。

お父さんを思う気持ちが伝わってくる相談ですよね。回答の中には医薬品を挙げるものもありましたが、医薬品は使う本人が薬剤師から説明を受けて選ぶ物なので、家族が決めて渡す物ではありません。

この相談にどう答えるか

まず伝えたいのは、「少しでも」の中身を家族で話しておくことです。髪の量を戻したいのか、これ以上進むのが不安なのか、見た目をすっきりさせたいのか。目指すことで、選ぶ物も相談先も変わってきます。

相談の前に家族で話しておくこと
  • 本人がいちばん気にしているのは、量か・見え方か・進み方か
  • 本人が自分で毎日付けられそうか
  • 飲んでいる薬や持病があるか
  • 家族が買うのか、本人が買うのを手伝うのか
  • 合わなかった時に誰が窓口になるか

「遺伝だから」と家族が決めてしまうのも、少し待ってくださいね。原因は医師でないと分からないので、気になる時は皮膚科で見てもらうのが確かです。

10年かけて進んだ薄毛は、何を目指せばいい?

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、中年期になると特に男性で髪が細く短く変化することがあり、高齢者では髪が一様に細くなって色も失われていくと説明しています。どのくらい変わるかは人によって違う、とも添えられています。

つまり60代は、年齢による髪の変化そのものが重なってくる時期なんです。10年かけてゆっくり進んできた薄毛に、短い期間で目に見える変化を求めると、本人も家族もがっかりしやすくなります。

目指すこと育毛剤の役割ほかにできること
これ以上の不安を減らしたい毎日の頭皮ケアの一つにする写真で記録して見比べる
頭皮のかゆみ・ふけを落ち着かせたい効能にふけ・かゆみがある物を選ぶ洗い方を見直す
見た目をすっきりさせたい育毛剤だけでは難しい理容室で髪型を相談する
原因を知りたい育毛剤では分からない皮膚科で相談する
治療を考えたい育毛剤とは別の話専門の医療機関に本人が相談する

医薬部外品の育毛剤に表示できる効能

国の通知では、医薬部外品の育毛剤に書ける効能を「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」の範囲とされています。「薄くなった所を元に戻す」という約束をする物ではありません。

効能の考え方は育毛剤は効果があるのかで詳しく扱っています。期間の目安は商品ごとに違うので、育毛剤はいつから効果が出るかもあわせて見てみてください。

「やっても意味がない」わけではない

『じゃあ、使っても意味がないの?』と感じた方もいるかもしれません。そんなことはないんです。

毎日頭皮に触れるようになると、かゆみや赤みに早く気づけますし、本人が「自分で手入れしている」と思えることが気持ちの支えになる場合もあります。目標を小さく置けば、続ける意味はちゃんとありますよ。

父親本人の気持ちを、先に確かめる

家族が良かれと思って育毛剤を渡しても、本人が気にしていない、あるいは触れてほしくないと思っていることもあります。10年も悩んできたならなおさら、気持ちは複雑ですよね。

例えば、こんな聞き方なら角が立ちにくいです。

「最近テレビで育毛剤のCMを見たんだけど、お父さんは使ってみたいと思ったことある?」
「頭皮のかゆみとか、困っていることはない?」

本人の反応家族の動き方
使ってみたい一緒に売り場や公式ページを見る
気になるけど恥ずかしい本人が自分で選べるよう情報だけ渡す
気にしていない無理にすすめず、話題を終える
病院で聞いてみたい皮膚科の予約や付き添いを手伝う
髪型を変えたい理容室の予約を一緒に考える

言わない方がいいひと言

「薄くなったね」「ハゲてきたね」といった、見た目を直接言う言葉は避けましょう。冗談のつもりでも、長く悩んできた人には重く響くことがあります。

話題にする時は「髪」より「頭皮のケア」「気持ちよく過ごす」くらいの言い方にすると、本人も受け止めやすくなりますよ。

前頭部が気になる人の塗り方の工夫

相談のように前髪のあたりが気になる場合は、付ける場所を意識するだけで使い心地が変わります。前髪は髪が額にかかるので、液が髪の表面だけに付きやすいんです。

前頭部に付ける時の流れ
  1. 髪を洗った後は、タオルで頭皮の水分をしっかり取る
  2. 前髪を後ろへかき上げ、生え際から頭皮を出す
  3. ノズルやスプレーを頭皮に向けて、箱に書かれた量を付ける
  4. 指の腹を当て、頭皮ごと小さく動かしてなじませる
  5. 乾いてから前髪を下ろし、整髪料は最後に付ける

付ける量や回数は商品ごとに違うので、箱の使い方の欄を読んでから始めてください。前頭部だけに多く付ければ良い、というものでもありません。

容器の形前頭部への付けやすさ父親に伝えたいコツ
ノズル(先を頭皮に当てる)生え際に当てやすい先を頭皮に当てて少しずつ動かす
スプレー・エアゾール広く付けやすい前髪をかき上げてから吹きかける
ふりかける瓶量の調整に慣れが要る少しずつ出して指でなじませる
フォーム(泡)液だれしにくい気になる所に置いてもみこむ

付け方の基本は育毛剤の使い方・正しい塗り方でまとめています。

整髪料やヘアトニックを長年使っている時

60代の男性には、昔から整髪料や香りのあるヘアトニックを毎朝使っている方も多いですよね。そこに育毛剤を足す時は、順番を決めておくと迷いません。

基本は、育毛剤を頭皮に付けてなじませ、乾いてから整髪料を付ける流れです。整髪料の上から育毛剤を付けると、頭皮まで届きにくくなってしまいます。

頭皮用のトニックをすでに使っている場合は、育毛剤と重ねてよいかを両方の箱やメーカーの案内で確かめてください。迷ったら、どちらか1本にしぼるのが一番シンプルです。

家族が選ぶ時に見る箱の表示

売り場や通販で、家族が候補を探すこともありますよね。その時は、商品名やイメージより、箱の表示を見るのが一番確かです。

箱の表示見る理由父親向けに選ぶ時のひと言
区分(医薬部外品・第1類医薬品など)効能の範囲と買い方が違うまず医薬部外品から考える
効能・効果何を目的にした物か分かるふけ・かゆみも気になるなら確かめる
有効成分ほかの物と重ならないか分かる家にある物と見比べる
使用方法(回数・量)毎日続けられるか分かる1日の回数を本人の生活に合わせる
使用上の注意使えない人・相談する人が分かる持病や薬がある時は先に相談

本人が「自分で選びたい」と言った時

お父さんが自分で売り場に行きたいと言うなら、それが一番続きやすい形です。家族は、見るところを書いたメモを渡すくらいで十分ですよ。

メモには「医薬部外品と書いてあるか」「1日の回数」「使用上の注意に自分が当てはまらないか」の3つを書いておきましょう。字が小さくて読みにくい時は、店員さんに「この箱の使用上の注意を読んでもらえますか」と頼んでもかまいません。

飲んでいる薬がある時は、お薬手帳を持って行くと薬剤師に相談しやすくなります。市販の物でも、使っている薬と一緒に記録しておくと、次に受診した時にも役立ちます。

発毛剤(医薬品)は本人が薬剤師に相談する

市販の発毛剤は第1類医薬品で、薬剤師が書面で説明して売る決まりになっています。買う前には、使う人の年齢やほかの薬の使用状況が確かめられます。

ミノキシジル配合の発毛剤の添付文書では、高齢者(65歳以上)や、高血圧・低血圧の人、心臓や腎臓に障害のある人などが「相談すること」に挙げられています。60代の父親の場合は、家族が代わりに買って渡すのではなく、本人が薬剤師に相談する形にしましょう。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

家族が買って渡す・続ける手伝いをする時の確認

家族が代わりに注文する時は、商品選び以上に「誰が続ける仕組みを管理するか」が大事になってきます。国民生活センターは、高齢者とそのまわりの方に気を付けてほしいトラブルの一つに、健康食品や化粧品、医薬品などの定期購入を挙げています。

家族が注文する時の確認
  • 1回だけの購入か、定期購入かを最終確認画面で確かめる
  • 定期なら、2回目以降の条件と解約の連絡期限を控えておく
  • 申込者の名義と、届け先・問い合わせ窓口を家族で共有する
  • 最終確認画面をスクリーンショットで保存しておく
  • 本人に合わなかった時に、すぐ止められるかを確かめる

価格は時期や買い方で変わるので、1か月あたりに直して比べるのがおすすめです。公式の価格ページで、内容量と1日の使用量から何日もつかを確かめておきましょう。

契約で困った時は、局番なしの188に電話すると、近くの消費生活センターにつないでもらえます。

続ける手伝いは「見守る」くらいで

本人が使い始めたら、家族は「付けた?」と毎日聞くより、残りの量が減っているかをそっと見るくらいがちょうどいいです。急かされると、続けること自体がつらくなってしまいます。

頭皮が赤い、かゆがっている、といった様子に気づいたら、使うのを止めて皮膚科か薬剤師に相談するよう声をかけてあげてください。

始めてから3か月の見守り方

使い始めたら、本人も家族も「変わった?」と早く答えを求めがちです。ただ、日本皮膚科学会によると毛は1日に約0.4mmほど伸びるとされ、数週間で見た目が大きく変わる物ではありません。

最初の3か月は、髪の量より「続けられているか」「頭皮に変わりはないか」を見る期間と考えておきましょう。

時期見ること家族ができること
始めて1週間赤み・かゆみ・しみる感じがないか気づいたら使うのを止めるよう声をかける
1か月毎日付けられているか・残りの量買い足しの時期を一緒に確かめる
2か月付け方が箱どおりか前髪をかき上げて付けているか見る
3か月同じ条件で撮った写真の見比べ写真を撮るのを手伝う

写真は、同じ場所・同じ明るさで、前髪を上げた生え際を撮っておくと比べやすくなります。本人が嫌がる時は、無理に撮らなくてかまいません。

合わない時は、すぐに止めていい

頭皮が赤くなった、かゆみが続く、ひりひりする。こんな時は、その日から使うのを止めて、箱を持って皮膚科か薬剤師に相談してください。

『せっかく買ったのに』ともったいなく感じるかもしれませんが、頭皮を守る方が大事です。合わなかった商品の販売名と有効成分をメモしておくと、次を選ぶ時の手がかりになりますよ。

育毛剤のほかに、家族でできること

育毛剤だけで悩みを解決しようとしなくて大丈夫です。見た目の工夫や、相談の手伝いも、立派な応援になります。

できること家族の関わり方本人にとってのよさ
理容室で髪型を相談する予約を手伝う・一緒に写真を見る前頭部が目立ちにくくなる
帽子を贈る好みの形を聞いて選ぶ日差しから頭皮を守れる
皮膚科の受診予約や付き添いを手伝う原因や頭皮の状態が分かる
洗い方の見直し刺激の少ない洗い方を一緒に知るかゆみや乾燥の対策になる
生活リズム一緒に散歩や食事の時間を整える体全体の調子が整う

日本皮膚科学会は、かつらについて、社会生活に前向きになれるなど良い影響を与えることもあると説明しています。本人が興味を持つなら、部分かつらの相談も選択肢の一つです。

「気にしなくていいよ」も大事な言葉

10年悩んできた人にとって、家族の「そのままでいいと思うよ」は、意外と大きな支えになります。何かを買ってあげることだけが応援ではありません。

本人が望むことを聞いて、その手伝いをする。その順番を守るだけで、家族の気持ちはちゃんと伝わりますよ。

よくある質問

60代前の父親に、10年かけて進行した薄毛でも育毛剤は意味がありますか?

元どおりにする物ではありませんが、今ある髪と頭皮を整える毎日のケアとして使う意味はあります。目標を小さく置き、効き方には個人差があることも本人と共有しておきましょう。

父親向け育毛剤を家族が選んで渡してもいいですか?

医薬部外品の育毛剤なら、本人が使いたいと思っていれば問題ありません。持病や薬がある時は、使う前にかかりつけ医か薬剤師に相談してもらってください。

発毛剤を父にプレゼントしてもいいですか?

発毛剤は第1類医薬品で、使う本人が薬剤師から説明を受けて買う物です。65歳以上や持病のある人は相談の対象なので、家族が代わりに買うのは避けましょう。

父が育毛剤を嫌がります。どうすればいいですか?

無理にすすめる必要はありません。髪型の相談や帽子など、本人が受け入れやすい方法から話してみましょう。

父の髪型は、育毛剤を使っている間も変えていいですか?

髪型を変えても育毛剤の使い方は変わりません。前頭部が目立ちにくい長さを理容室で相談しつつ、育毛剤は前髪をかき上げて頭皮に付ける流れを続けてください。

母も髪のボリュームを気にしています。父と同じ物を使えますか?

男女どちらも使えると案内している商品もあれば、女性向け・男性向けとしている商品もあります。箱や公式の案内で対象を確かめ、迷ったらメーカーの窓口に聞いてみてください。

定期購入で申し込んでも大丈夫ですか?

申し込む前に、最終確認画面で回数の条件と解約の連絡期限を確かめ、名義と窓口を家族で共有しておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • 10年かけて進んだ薄毛は、育毛剤で元どおりにする物ではないと考えておく
  • 目標は「今ある髪と頭皮を整え、不安を減らす」くらいに置く
  • 選ぶ前に、本人が使いたいかを確かめる
  • 前頭部は、前髪をかき上げて頭皮に付けるのがコツ
  • 発毛剤は本人が薬剤師に相談し、家族が代わりに買わない
  • 家族が注文する時は、定期購入の条件と解約の窓口まで共有する

お父さんのために調べている時点で、もう十分に気持ちは伝わっています。本人の声を聞きながら、できる手伝いから始めてみてくださいね。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次