抜け毛対策で厚生労働省の情報を見るには?公的な情報の調べ方

抜け毛対策の公的な情報をパソコンで調べるイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

抜け毛のことをネットで調べると、広告や体験談ばかりで『どれを信じていいの?』と迷ってしまいますよね。そんな時、厚生労働省など公的な情報を見てみたいと考える方も多いはずです。

結論から言うと、抜け毛対策で厚生労働省の情報を見る時は、「生活習慣」「商品の区分と注意書き」「買い方の注意」「困った時の相談先」の4つに分けて探すと迷いません。厚労省(厚生労働省)は抜け毛だけをまとめたページを持っているわけではないので、知りたいことごとに見る所を変えるのがコツです。この記事では、その探し方と読み方をお話しします。

目次

抜け毛対策で厚生労働省の情報を見るには?先に答え

先に答え
  • 生活習慣の情報は、e-ヘルスネットや睡眠ガイドで探す
  • 発毛剤など市販薬の注意書きは、PMDAの添付文書検索で読める
  • 育毛剤(医薬部外品)は、外箱の表示で区分と有効成分を確かめる
  • 個人輸入・ネットでの買い方の注意は、厚労省のページに載っている
  • 抜け毛そのものの相談は、皮膚科など医療機関で

『厚生労働省のサイトを見れば、効く育毛剤が分かるのでは』と期待する方もいるかもしれません。ただ、公的な情報は商品をすすめるためのものではないんです。区分のルールや注意点を知り、自分で選ぶ時の土台にするものと考えておきましょう。

知りたいこと見る所
睡眠・食事・たばこなどの生活習慣e-ヘルスネット、健康づくりのための睡眠ガイド
発毛剤などの市販薬の注意書きPMDA 一般用医薬品・要指導医薬品の添付文書検索
育毛剤が医薬部外品かどうか外箱・商品ページの表示
海外の薬を買ってよいか厚労省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」
ネットの販売店が正規か厚労省「一般用医薬品の販売サイト一覧」
近くの皮膚科医療情報ネット(ナビイ)

厚生労働省・PMDA・学会、それぞれ何が分かる?

公的な情報といっても、出しているところによって中身が違います。どこが何を出しているかを先に知っておくと、探す時間がぐっと短くなりますよ。

出しているところどんな情報?抜け毛対策での使い方
厚生労働省法律・制度・通知、健康づくりの指針区分のルール、個人輸入や販売の注意
e-ヘルスネット(厚労省)生活習慣病予防のための健康情報睡眠・栄養・たばこ・飲酒の見直し
PMDA(医薬品医療機器総合機構)添付文書、審査の資料、副作用の救済発毛剤の注意書き、副作用の相談
消費者庁・国民生活センター表示や契約のルール、トラブルの事例定期購入の注意、広告の読み方
都道府県・市区町村地域の医療・相談窓口医療機関の探し方、相談先
日本皮膚科学会(学会)皮膚・髪の病気の一般向け解説抜け毛の基礎知識、受診の目安

日本皮膚科学会は国の機関ではありませんが、皮膚科Q&Aで一般向けに髪と抜け毛の解説をしています。抜け毛のしくみを知りたい時は、こちらの方が分かりやすいことも多いですね。

PMDAとは

PMDAは、医薬品などの審査や安全対策、副作用による健康被害の救済を行っている独立行政法人です。厚生労働省と一緒に、薬の情報を公開しています。

生活習慣の情報を探す:e-ヘルスネットと睡眠ガイド

抜け毛対策で生活を見直したい時は、e-ヘルスネットが入口になります。厚生労働省が運営する生活習慣病予防のための健康情報サイトで、栄養・食生活、身体活動・運動、休養、たばこ、飲酒などの解説が載っています。

ただし、e-ヘルスネットに抜け毛や頭皮そのものの解説は見つけにくいんです。「髪のための」ではなく、「体全体の生活習慣を整えるための」情報として読んでみてください。

生活習慣の情報を探す手順
  1. 見直したいことを1つ決める(睡眠・食事・たばこ・お酒 など)
  2. e-ヘルスネットで、そのキーワードの解説を探す
  3. 睡眠の時間は「健康づくりのための睡眠ガイド2023」で確かめる
  4. 自分の生活と見比べて、変えられそうなことを1つ選ぶ
  5. 1〜2週間続けて、メモに残す

たとえば睡眠ガイド2023では、成人は6時間以上を目安に必要な睡眠時間を確保すること、適正な睡眠時間には個人差があることが示されています。こうした指針を、無理のない範囲で生活に取り入れていきましょう。

「食べ物で髪が増える」とは書かれていない

e-ヘルスネットでは、たんぱく質が筋肉・臓器・皮膚・毛髪などの体を作る成分であることが説明されています。でも、これは「たんぱく質を食べれば髪が増える」という意味ではありません。

『じゃあ、どう読めばいいの?』と思いますよね。偏った食事を避けて、バランスよく食べることの大切さを知る情報として読むのがちょうどいいんです。

たばこやお酒の情報も見ておく

e-ヘルスネットには、たばこや飲酒についての解説もあります。たとえば、たばことストレスの関係についてのページでは、ストレスへの対処として気分転換の方法を考えることなどが挙げられています。

頭皮のために、と考えると続かないこともありますよね。体全体の調子を整えることが、結果的に髪の手入れを続ける余裕にもつながる、くらいの気持ちで読んでみてください。

商品の区分と注意書きを確かめる:PMDAの検索

育毛剤・発毛剤の違いを確かめたい時は、まず外箱の区分を見ます。医薬品・医薬部外品・化粧品のどれかで、表示できる効能も、買い方も違うからです。

区分外箱の表示公的な情報の確かめ方
医薬品(発毛剤など)「第1類医薬品」などのリスク区分PMDAの添付文書検索で注意書きを読む
医薬部外品(育毛剤)「医薬部外品」「薬用」外箱の有効成分・効能、使用上の注意を読む
化粧品(ヘアトニックなど)区分の表示なし(全成分の表示)外箱の全成分と使い方を読む

PMDAで市販薬の添付文書を読む手順

PMDAの「一般用医薬品・要指導医薬品 添付文書等情報検索」では、販売名・成分名・製造販売会社・リスク区分などで市販薬を探せます。発毛剤のような医薬品を考えている時は、買う前に一度読んでおくと安心です。

添付文書を探す手順
  1. 外箱か商品ページで、販売名と製造販売元を確かめる
  2. PMDAの一般用医薬品・要指導医薬品の添付文書検索を開く
  3. 販売名か成分名を入れて検索する
  4. 添付文書の「してはいけないこと」「相談すること」の2つの欄を、最初に読む
  5. 分からない所は、薬剤師に聞く

たとえばミノキシジル5%外用液の添付文書には、使用しない人として「女性」「未成年者(20歳未満)」などが書かれています。こうした大事な条件は、広告より添付文書で確かめる方が確実なんです。

育毛剤(医薬部外品)はどう確かめる?

医薬部外品の育毛剤は、市販薬のような添付文書の検索サイトがありません。外箱や商品ページの「医薬部外品」の表示、有効成分、効能・効果、使用上の注意を読んで確かめます。

PMDAは、審議会で審議された医薬部外品に限って、販売名や有効成分、審査報告書を一覧で公開しています。すべての育毛剤が載っているわけではないので、「載っていない=承認されていない」と考えないようにしましょう。承認や許可の仕組みは、厚生労働省認可の育毛剤とはで詳しく紹介しています。

買う前に見ておきたい公的な情報

ネットで育毛剤や発毛剤を買う前には、厚生労働省や消費者庁の注意喚起にも目を通しておくと安心です。とくに、海外の薬と定期購入はトラブルになりやすいところです。

買う前のチェック
  • 海外の薬を個人輸入しようとしていないか
  • 医薬品を売っている通販サイトが、販売サイト一覧に載っているか
  • 定期購入の条件を、最終確認画面で確かめたか
  • 申し込み直前の画面を、画像で残しておいたか
  • 使用上の注意を、買う前に読んだか

厚生労働省の「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」では、個人輸入される医薬品は国内の法律に基づく確認がされておらず、偽造品のおそれもあると書かれています。個人輸入品による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象外とされている点も知っておきたいところです。

公的な情報分かること
医薬品等を海外から購入しようとされる方へ(厚労省)個人輸入の危険性、救済制度の対象外
一般用医薬品の販売サイト一覧(厚労省)自治体から報告された正規の販売サイト
最終確認画面のリーフレット(消費者庁)定期購入で確かめる6つの項目
定期購入トラブルの注意喚起(国民生活センター)実際にあった相談の例

厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」と一般用医薬品の販売サイト一覧は、ブックマークしておくと便利ですよ。

回収・副作用・トラブルの時に見る所

使っている育毛剤が回収されていないか、副作用かもしれない時はどうするか。いざという時に見る所も、知っておくと落ち着いて動けます。

こんな時見る所・相談先
使っている商品が回収されていないか知りたいPMDAの回収情報(2023年度以前は厚労省のページ)
医薬品で重い健康被害が出たPMDAの救済制度の相談窓口(医薬品副作用被害救済制度)
市販薬の副作用を報告したいPMDAの患者副作用報告
定期購入・契約で困った消費者ホットライン188
医療機関とのトラブル医療安全支援センター
近くの皮膚科を探したい医療情報ネット(ナビイ)
副作用かもと思ったら、まず使うのをやめる

頭皮の赤み・かゆみ・かぶれなどが出た時は、使うのをやめて、商品を持って医師か薬剤師に相談してください。公的な情報を調べるのは、その後で大丈夫です。

PMDAの回収情報では、2024年度以降の医薬品・医薬部外品・化粧品などの回収情報を検索できます。商品名だけでなく、製造番号も一緒に控えておくと確かめやすくなりますよ。

状況別:こんな時はこの情報を見る

『結局、自分の場合はどこを見ればいいの?』と迷った時のために、よくある状況ごとに見る所をまとめておきます。

こんな状況まず見る所次にすること
ドラッグストアで発毛剤を見かけたPMDAの添付文書検索使えない人の条件を読み、薬剤師に相談
SNSで海外の育毛薬の広告を見た厚労省の個人輸入のページ国内で売られている物から選ぶ
通販の「お試し」に申し込みたい消費者庁の最終確認画面のリーフレット定期の条件と解約方法を確かめる
生活を見直したいe-ヘルスネット・睡眠ガイド変えることを1つに絞って続ける
急に抜け毛が増えて不安医療情報ネット(ナビイ)皮膚科を探して予約する
使っている育毛剤が合わない外箱の使用上の注意使うのをやめて医師・薬剤師に相談
調べるより先に相談した方がいい時

丸く抜けている所がある、頭皮に赤みや痛みがある、短い間に急に抜け毛が増えた。こんな時は、情報を調べ続けるより、皮膚科で相談する方が早く安心できます。

家族のために調べる時は

家族の抜け毛が気になって調べる方もいますよね。公的な情報は、本人と一緒に見ると話のきっかけにもなります。

「こういう注意があるみたいだよ」と画面を見せるくらいの、やわらかい伝え方がおすすめです。本人の気持ちを大事にしながら、受診や商品選びは一緒に考えていきましょう。

公的な情報を読む時のコツとよくある勘違い

公的な情報は正確ですが、少し硬い言葉で書かれています。読む時のコツを押さえておくと、ぐっと分かりやすくなります。

読み方のコツ
  • 出しているところと、更新された日付を見る
  • 知りたいことを1つに絞ってから探す
  • 分からない言葉は、薬剤師や医師に聞く
よくある勘違い
  • 「厚労省認可」とうたう広告を、そのまま信じる
  • 一覧に載っていない商品を、偽物と決めつける
  • 研究のニュースを、すぐ使える商品の話だと思う

医薬品等の適正広告基準の解説では、「厚生労働省認可(許可・承認等)」のような表現は、医薬関係者などの推せんにあたるとして不適当とされています。広告でこの言葉を見かけたら、外箱の区分と使用上の注意を自分で確かめてみてください。

公的な情報と広告の見分け方

『この記事、公的な情報っぽいけど本当かな』と迷う時は、ページのアドレスを見てみましょう。国の機関のページは「go.jp」、自治体は「lg.jp」で終わることが多いです。

ただし、アドレスだけで判断せず、どこが出しているかとページの日付も確かめてください。古い資料は、その後に制度が変わっていることもあります。

公的な情報を読む前提になる育毛剤の基本は育毛剤の基本の記事に、区分の違いは医薬品・医薬部外品の区分の記事にまとめています。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

この記事に出てきた言葉

言葉ひと言でいうと
PMDA医薬品などの審査・安全対策・救済を行う独立行政法人
添付文書医薬品の用法・用量や注意をまとめた公式の文書
医薬部外品人体への作用が緩和で、育毛などの決められた効能を表示できる物
審査報告書承認の審査の内容をまとめた資料
e-ヘルスネット厚労省の生活習慣病予防のための健康情報サイト
販売サイト一覧市販薬をネットで売る、届け出のあるサイトを探せる厚労省のページ

よくある質問

厚生労働省に、抜け毛対策をまとめたページはありますか?

抜け毛だけをまとめた一般向けのページは見つけにくいです。生活習慣はe-ヘルスネット、薬の注意書きはPMDA、買い方の注意は厚労省の個人輸入のページなど、知りたいことごとに見る所を変えましょう。

育毛剤が国に認められた物か、どうやって確かめますか?

外箱や商品ページの「医薬部外品」の表示と、有効成分・効能・使用上の注意を確かめます。医薬品の発毛剤なら、PMDAの添付文書検索で注意書きも読めます。

PMDAの一覧に載っていない育毛剤は、承認されていないのですか?

そうとは限りません。PMDAが審査報告書を公開しているのは、審議会で審議された医薬部外品などに限られます。載っていないことだけで判断しないでください。

広告に「厚生労働省認可」とあれば信用していいですか?

医薬品等の適正広告基準の解説では、「厚生労働省認可」のような表現は不適当とされています。言葉ではなく、外箱の区分と使用上の注意で確かめましょう。

海外の育毛剤や発毛剤をネットで買ってもいいですか?

厚生労働省は、個人輸入の医薬品には健康被害などの危険性があり、偽造品のおそれもあると注意しています。国内で売られている物を、使用上の注意を読んでから選びましょう。

公的な情報を読んでも、自分に合う対策が分かりません。

公的な情報は、ルールや注意点を知るための土台です。自分の抜け毛のことは、皮膚科など医療機関で相談するのがいちばんの近道ですよ。

まとめ

この記事の要点
  • 厚労省は抜け毛だけのページを持たないので、目的ごとに見る所を変える
  • 生活習慣はe-ヘルスネットと睡眠ガイド
  • 発毛剤の注意書きはPMDAの添付文書検索、育毛剤は外箱の表示
  • 個人輸入・販売サイト一覧・定期購入の注意は買う前に
  • 回収・副作用・トラブルの時の見る所も知っておく

公的な情報は、派手な言葉で何かをすすめることはありません。だからこそ、迷った時に立ち返る場所として役に立ちます。気になることを一つ決めて、少しずつ調べてみてくださいね。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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