抜け毛対策のアイテムは何をそろえる?用途別の選び方と使う順番

抜け毛対策のアイテムを用途別に並べたイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

お風呂の排水口や枕の毛が気になって、何か道具を買ってみようかな。でも『シャンプー、ブラシ、育毛剤…どれから手を付ければいいの?』と迷ってしまいますよね。

結論から言うと、抜け毛対策のアイテムは「洗う・乾かす・塗る・寝る・掃除」の用途ごとに1つずつ考えて、今ある物を見直すところから始めるのが近道です。アイテムは頭皮と髪をいたわる手助けで、抜け毛そのものを止める物ではありません。

この記事では、用途別の役割と選ぶ時に見る所、そろえる順番、使う順番までお話しします。

目次

抜け毛対策のアイテムは何から?先に答え

先に答え
  • アイテムは「洗う・乾かす・塗る・寝る・掃除」の5つの用途で考える
  • 新しく買う前に、今使っている物の使い方を見直す
  • 頭皮に塗る育毛剤は、区分(医薬部外品・化粧品・医薬品)を見て選ぶ
  • 掃除の道具は抜け毛を減らす物ではなく、量を把握して気持ちを楽にする物
  • 急に増えた・円形に抜ける・赤みやかゆみがある時は、道具より先に皮膚科へ

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aを見ると、髪が抜けなくなる特別な予防法は無い、という立場がとられています。そのうえで、髪に負担のかかる髪型を避ける、自分に合ったシャンプーを使う、といった毎日の心がけが紹介されているんです。

つまり、アイテムは「毎日の心がけを続けやすくする道具」と考えると選びやすくなります。高い物を一度にそろえるより、1つずつ使い方を固めていく方が長続きしますよ。

用途別に見る、抜け毛対策のアイテム

まずは全体像です。どの場面で、どんなアイテムが関わるのかを表で見てみましょう。

用途主なアイテム役割アイテムだけではできないこと
洗うシャンプー、コンディショナー、シャワー汚れを落とし、すすぎ残しを防ぐ髪を増やす、抜け毛を止める
乾かすタオル、ドライヤー濡れた時間を短くし、こすれを減らす頭皮の状態を変える
塗る育毛剤(医薬部外品)、頭皮用の化粧品区分で表示された範囲の効能・目的表示された範囲を超えること
とかすくし、ブラシ絡まりをほどき、引っぱりを減らす頭皮を「鍛える」こと
寝る枕カバー、ナイトキャップ寝具とのこすれを減らし、清潔を保つ寝ている間に髪を育てること
掃除粘着ローラー、排水口ネット抜け毛を集めて量を把握しやすくする抜け毛の数を減らすこと

『全部そろえないとダメ?』と思うかもしれません。でも実は、多くの家にはもうシャンプーもタオルもドライヤーもありますよね。足りないのは道具より「使い方」のことが多いんです。

「頭皮にいい」と書かれた道具の読み方

ブラシやシャワーヘッドなどの雑貨には、「頭皮にやさしい」といった言葉が並ぶことがあります。ただ、雑貨は育毛や発毛、血行の改善をうたえる区分ではありません。

東京都保健医療局の資料でも、雑貨で言えるのは化粧品と同じくらいの範囲とされています。広告の言葉より、素材や形、手入れのしやすさで選ぶ方が失敗しにくいですよ。

洗う・乾かすアイテムの選び方

抜け毛対策の土台は、毎日の「洗う」と「乾かす」です。ここで使う物は毎日手に触れるので、合わないと続きません。

洗う・乾かすアイテムで見る所
  • シャンプーは区分(医薬部外品か化粧品か)と、香りや洗い上がりの好み
  • コンディショナーは、毛先中心に付けられる量が出る容器か
  • タオルは、こすらなくても水を吸ってくれる厚みと柔らかさか
  • ドライヤーは、手が疲れない重さで、温風と冷風を切り替えられるか
  • どれも、家族と分けて管理できるか

日本皮膚科学会の皮膚瘙痒症診療ガイドラインでは、スキンケアの例として、洗浄力の強い物を避ける、十分にすすぐ、ナイロンタオルや硬めのタオルを控える、といった点が挙げられています。頭の地肌にも、そのまま当てはまる話なんです。

シャンプーは「育毛シャンプー」でなくてもいい?

『抜け毛が気になるなら、育毛シャンプーに替えるべき?』と迷う方は多いですよね。シャンプーは洗い流す物なので、まずは自分の頭皮が乾燥しすぎたり、べたついたりしないかを基準にしてみてください。

薬用シャンプーで表示できる効能の範囲は、育毛シャンプーとはどんな物かで詳しく紹介しています。

タオルとドライヤーは「時間を短くする」道具

濡れた髪は、乾いた時よりからまりやすい状態です。タオルで水気をしっかり取っておくと、ドライヤーを当てる時間も短くて済みます。

タオルの素材や拭き方は、タオルドライで抜け毛を減らすにはでくわしくまとめています。

塗るアイテムは区分で選ぶ

頭皮に塗るアイテムは、見た目が似ていても区分が違います。どの区分かで、パッケージに書ける効能の幅が違うんです。

区分主な呼び方表示できること買う時に気をつけたいこと
医薬部外品薬用育毛剤、育毛トニック育毛、薄毛、脱毛の予防、ふけ、かゆみなど認められた範囲有効成分と使用上の注意を読む
化粧品スカルプエッセンス、ヘアトニック頭皮や髪を健やかに保つなど化粧品の範囲育毛をうたう物ではない
医薬品(発毛剤)第1類医薬品の発毛剤添付文書に書かれた効能薬剤師の説明を受けて買う

結論から言うと、抜け毛が気になり始めた段階で頭皮に何か塗りたいなら、医薬部外品の育毛剤が候補になります。医薬品の発毛剤は、使える人の条件や注意が細かく決まっているので、薬剤師に相談してから考えてくださいね。

塗るアイテムは1つずつ

育毛剤とスカルプエッセンスを同時に始めると、頭皮に合わなかった時にどちらが原因か分からなくなります。新しく始める物は1つずつにしておきましょう。

育毛剤がどんな物なのかは、育毛剤とはどんな商品かを読むとつかめますよ。

寝る・とかす・掃除のアイテム

洗う・乾かす・塗るが落ち着いたら、ほかの場面のアイテムも見ていきましょう。ここは「あると便利」の位置づけです。

先に見直したいこと
  • 濡れたまま寝ていないか
  • ブラシで髪を引っぱっていないか
  • 枕カバーをこまめに替えているか
後回しでいいこと
  • 高機能をうたう道具の買い足し
  • 同じ用途の道具を何本も持つこと
  • 毎日の本数を細かく数えること

寝る時のアイテム

枕カバーは、洗い替えを2枚以上用意しておくと、こまめに替えやすくなります。髪が長い方は、ゆるくまとめるシュシュや、ナイトキャップを使う方もいますね。

ナイトキャップの素材や使い方は、抜け毛対策にナイトキャップは使えるかでくわしくお話ししています。

とかすアイテム

くしやブラシは、毛先からとかして、からまりを少しずつほどくのが基本です。目の粗いくしは、濡れた髪のもつれをほどく時に向いています。

掃除のアイテム

粘着ローラーや排水口ネットは、抜け毛を減らす物ではありません。ただ、毛が一か所に集まるので量を把握しやすくなり、床や枕の毛を見て落ち込む時間が減ります。

『毎朝、床の毛を見るのがつらい』という方は、掃除の道具を置き場所の近くに置くだけでも、気持ちが少し楽になりますよ。

そろえる順番と、お金をかける所

アイテムを一度に買いそろえる必要はありません。次の順番で、1つ決めたら2週間ほど続けてから次へ進むのがおすすめです。

そろえる順番
  1. 今あるシャンプー・タオル・ドライヤーの使い方を見直す
  2. 頭皮がつっぱる、べたつくならシャンプーを見直す
  3. こすらず拭けるタオルを用意する
  4. 頭皮に塗るなら、医薬部外品の育毛剤を1本選ぶ
  5. 寝具と、とかす道具を見直す
  6. 最後に、掃除の道具を置き場所の近くにそろえる

お金をかけるなら、毎日長く使う物から考えるのが目安です。毎日使う物ほど、使い心地が合わないと続かないからなんです。

アイテム使う頻度見直しの目安価格を確かめる時に見ること
シャンプー洗うたび頭皮がつっぱる、べたつく時内容量と1回の使用量
育毛剤毎日説明書の使用期間を続けてから1か月あたりに直した費用、定期の条件
タオル毎日ゴワゴワしてきた時枚数と手入れのしやすさ
ドライヤー毎日乾かすのに時間がかかる時重さ、風量、安全表示
枕カバー毎晩毛玉や毛羽立ちが目立つ時洗い替えの枚数

価格は商品やお店で変わるので、公式の価格ページや店頭で確かめてください。育毛剤の定期購入は、申し込む前の最終確認画面で、回数の条件や解約の方法を見ておきましょう。

新しいアイテムを試す2週間の見方

新しい物を1つ足したら、2週間ほどは使い心地と頭皮の様子を見ておきましょう。抜け毛の本数より、毎日のちょっとした変化の方が判断に役立ちます。

2週間で見ておきたいこと
  • 使った後に、頭皮のつっぱりやかゆみが出ていないか
  • 香りや手ざわりが苦にならず、続けられそうか
  • 乾かす時間や、朝の支度の時間が長くなっていないか
  • 片付けや手入れが面倒になっていないか

『続けられそう』と思えたら、その物は合格です。合わないと感じた物は無理に使い切ろうとせず、頭皮に異常があれば使うのをやめてくださいね。

育毛剤のように続けて使う物は、説明書に書かれた期間を目安に見ていきます。どのくらい続けて様子を見るかは、育毛剤はいつから効果が出るかが参考になります。

髪の長さや暮らし方で変わるアイテム

同じ抜け毛対策でも、髪の長さや暮らし方で必要な物は少しずつ変わります。自分に近い行を見てみてください。

こんな方足すと便利なアイテム気をつけたいこと
髪が長い目の粗いくし、ゆるいシュシュ乾かす前に毛先のもつれをほどく
髪が短い吸水のよいタオル根元が乾いたかを手で確かめる
帽子やヘルメットを毎日かぶる洗い替えのインナー汗をかいた日は早めに洗う
出張や旅行が多い小分けの容器、薄手のタオル育毛剤は説明書どおりの保管を守る
朝に洗う速く乾く厚さのタオル生乾きのまま出かけない

例えば、髪が長い方は乾かす時間が長くなりがちですよね。タオルで水気を取る時間を少し延ばすだけでも、ドライヤーの時間が短くなりますよ。

買う場所ごとに確かめられること

アイテムは、ドラッグストアでも通販でも買えます。どちらにも良さがあるので、確かめたいことで使い分けてみてください。

ドラッグストア・お店
  • タオルやブラシの手ざわりを実際に確かめられる
  • 育毛剤の区分や使い方を、薬剤師や登録販売者に聞ける
  • 第1類医薬品の発毛剤は、薬剤師から説明を受けたうえで購入する
通販で気をつけること
  • 手ざわりや重さは、商品ページの表示で確かめるしかない
  • 定期購入は、回数の条件と解約の方法を最終確認画面で見る
  • 返品できる条件を、買う前に読んでおく

『ネットの方が手軽だけど、合わなかったら困る』という方は、初めての物だけお店で見てみるのも一つの手です。定期購入で迷った時は、消費生活センター(188)に相談できます。

毎日の使う順番を決めておく

アイテムがそろったら、使う順番を決めておくと迷いません。夜に洗う方の、よくある流れの一例です。

タイミングすること使うアイテム
洗う前毛先からとかして、からまりをほどくくし、ブラシ
洗うぬるめのお湯で予洗いし、指の腹で洗うシャンプー
流す頭皮と生え際をしっかりすすぐシャワー
拭く押さえるように水気を取るタオル
塗る説明書の順番どおりに頭皮へ育毛剤
乾かす根元から乾かすドライヤー
寝る乾いたのを確かめてから横になる枕カバー、ナイトキャップ

育毛剤を塗るのがドライヤーの前か後かは、商品によって案内が違います。説明書を読んで、その商品の順番に合わせてください。

順番は洗面所に貼っておく

決めた順番をメモにして洗面所に貼っておくと、家族にも分かりやすく、塗り忘れも減ります。

朝に洗う方や、朝晩2回塗る育毛剤を使う方は、朝の流れも別に決めておくと安心です。

抜け毛対策のアイテムでよくある失敗

アイテム選びには、よくある失敗があります。思い当たる物がないか、表で確かめてみてください。

よくある失敗どうなる?防ぎ方
一度に何種類も買う合わなかった物が分からない新しい物は1つずつ始める
広告の言葉で選ぶ期待と違ってやめてしまう区分と表示を見て選ぶ
道具を替えて満足する使い方が前と同じまま使い方もあわせて見直す
塗る物を何本も重ねる頭皮に負担がかかることも1本を説明書どおりに使う
手入れをしないタオルやブラシが不衛生になる洗う日を決めておく

例えば、新しいブラシを買ったのに、濡れた髪を根元から一気にとかしていたら、髪への負担はあまり変わりませんよね。道具と使い方はセットで考えるのがコツです。

こんな時は道具より先に相談を

急に抜け毛が増えた、円形に抜けている、頭皮に赤みやかゆみが続く時は、アイテムを替えて様子を見るより、皮膚科で相談してください。育毛剤を使っていて異常が出た時は、使うのをやめて医師・薬剤師に相談しましょう。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

アイテムの手入れと買い替えの目安

道具は、使い続けるうちに汚れたり傷んだりします。手入れも、抜け毛対策の一部と考えておきましょう。

手入れのチェック
  • タオルは使うたびに洗い、乾いた物を使う
  • ブラシに絡んだ毛は、使うたびに取る
  • 枕カバーは、こまめに替えて洗う
  • ドライヤーの吸い込み口のほこりを取る
  • 育毛剤のキャップを閉め、高温や直射日光を避けて置く

買い替えの目安は、使い心地が変わった時です。タオルがゴワゴワして水を吸わなくなった、ブラシの先が欠けた、といった変化に気づいたら替え時ですよ。

抜け毛対策のアイテムで出てくる言葉

売り場や説明書で見かける言葉を、表で振り返っておきましょう。

言葉ひと言でいうと
医薬部外品国に認められた範囲で、効能を書いてよい区分
有効成分医薬部外品の効能を支える、表示された成分
化粧品頭皮や髪を健やかに保つなどを目的とする区分
予洗いシャンプーの前にお湯だけで髪と頭皮を流すこと
タオルドライお風呂上がりにタオルで水気を吸わせること

よくある質問

抜け毛対策のアイテムは、何から買えばいいですか?

まずは今あるシャンプー・タオル・ドライヤーの使い方を見直してみてください。そのうえで、頭皮に塗る物が欲しくなったら、医薬部外品の育毛剤を1本から始めるのがおすすめです。

アイテムをそろえれば、抜け毛は減りますか?

アイテムは頭皮と髪をいたわる手助けで、抜け毛を止める物ではありません。日本皮膚科学会も、特別な予防法があるわけではないとしています。

育毛剤と頭皮用の化粧品は、一緒に使ってもいいですか?

新しく始める物は1つずつにしましょう。一緒に使いたい時は、それぞれの説明書を読み、迷う時は薬剤師に相談してください。

「頭皮にいい」と書かれたブラシは効果がありますか?

雑貨は育毛や発毛をうたえる区分ではありません。素材や形、手入れのしやすさで選ぶと失敗しにくいです。

掃除の道具は抜け毛対策になりますか?

抜け毛の数を減らす物ではありませんが、毛が集まるので量を把握しやすくなります。床や枕の毛を見て落ち込む時間を減らすのにも役立ちます。

家族と同じアイテムを使ってもいいですか?

シャンプーやドライヤーは共用でもかまいません。タオルやブラシ、枕カバーは清潔に保つため、一人ずつ分けておくと安心です。

妊娠中や産後でも、抜け毛対策のアイテムを使っていいですか?

シャンプーやタオルなど洗う・乾かす道具の見直しは、無理のない範囲でできます。頭皮に塗る育毛剤を使いたい時は、使う前に医師・薬剤師に相談してください。産後の抜け毛が気になる時は、産婦人科や皮膚科でも相談できます。

まとめ

この記事の要点
  • 抜け毛対策のアイテムは「洗う・乾かす・塗る・寝る・掃除」の用途で考える
  • 買い足す前に、今ある物の使い方を見直す
  • 頭皮に塗る物は区分を見て、1つずつ始める
  • 使う順番を決めて、洗面所に貼っておく
  • 急に増えた・赤みやかゆみがある時は、道具より先に皮膚科へ

道具をそろえることより、毎日無理なく続けられることの方が大切です。できる所から1つずつ見直していけば大丈夫ですよ。

抜け毛対策全体の考え方は、抜け毛対策は何から始めればいいかもあわせて読んでみてください。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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