薄毛は遺伝する?遺伝が気になる時の対策と遺伝子検査の考え方

薄毛と遺伝の関係、遺伝が気になる時の対策と遺伝子検査の考え方を紹介するアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

父親や祖父の髪を見て、『自分もいつか同じようになるのかな』と不安になったことはありませんか。遺伝ならハゲの対策をしても無駄なのでは…と、あきらめかけている方もいるかもしれませんね。

結論から言うと、薄毛には遺伝が関わると考えられているタイプがありますが、家族に薄毛の人がいても、いつ・どこが・どのくらい薄くなるかまで決まるわけではありません。遺伝が気になる時の対策は、今の状態を記録し、生活と頭皮のケアを整え、気になれば早めに相談する、の順番で進めるのが現実的です。

この記事では、薄毛と遺伝の関係で公的に言われていることと、遺伝子検査の受け止め方まで紹介します。

目次

薄毛は遺伝する?先に答え

先に結論
  • 発毛剤の添付文書には「壮年性脱毛症の発症には遺伝的要因が大きいと考えられます」と書かれている
  • ただ、遺伝で「こうなると決まっている」と言える情報は、公的な資料には見当たらない
  • 抜け毛を確実に防ぐ特別な方法はないとされ、生活と頭皮のケアを整えることが土台
  • 遺伝子検査の結果は確率の情報で、診断の代わりにはならない
  • 気になり始めたら、皮膚科や薬剤師に早めに相談する

『遺伝なら、ハゲは防ぐのが無理なんじゃ…』と思いますよね。でも、遺伝が関係すると考えられていることと、何もできないことは、別の話なんです。

ここからは、公的な資料に書かれている範囲で、遺伝と薄毛の関係を見ていきます。育毛剤の基本は、育毛剤とはどんな商品かで紹介しています。

薄毛と遺伝について、公的な資料に書かれていること

薄毛と遺伝の関係は、ネットではいろいろな言い方をされていますよね。ここでは、薬の説明書や学会の一般向けQ&Aに書かれていることだけを並べてみます。

出どころ書かれていること
発毛剤(第1類医薬品)の添付文書使う前に相談する人として「家族、兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない人」。その理由として「壮年性脱毛症の発症には遺伝的要因が大きいと考えられます」と書かれている
発毛剤メーカーの公式Q&A壮年性脱毛症とは、一般的に遺伝性の薄毛または抜け毛で、ゆっくりと何年もかかって進行し、目立つようになるもの
発毛剤メーカーの公式Q&A家系に薄毛・抜け毛の人がいない時や、脱毛症の種類の判断が難しい時は、薬剤師に相談を
日本皮膚科学会 皮膚科Q&A男性型脱毛症では、毛が生え変わるサイクルの成長期が短くなり、毛が短く細くなる。男性ホルモンが酵素で活性型に変わることが関係する
日本皮膚科学会 皮膚科Q&Aこれをすれば抜けなくなるという特別な予防法があるわけではない。食生活のバランスと、規則正しい暮らしを心がけるよう案内

『つまり、やっぱり遺伝なんだ』と感じた方もいるかもしれません。ただ、添付文書が言っているのは「遺伝的要因が大きいと考えられる」というところまでなんです。

家族と同じ時期に、同じように薄くなると書かれた公的な資料はありません。遺伝は「なりやすさの一つ」と受け止めておくのが、資料に沿った読み方です。

日本皮膚科学会のQ&Aは、皮膚科Q&A 脱毛症で読めます。

「AGA」という言葉との関係

ネットや広告では、「AGA」という言葉もよく見かけますよね。AGAは男性型脱毛症の英語の略で、皮膚科や医療機関で相談する領域の言葉です。

発毛剤の添付文書では「壮年性脱毛症」という言葉が使われています。呼び方は違っても、自分で病名を決めつけず、気になる時は医療機関で相談するという点は同じです。

遺伝以外にも抜け毛が増える場面はある

日本皮膚科学会は、脱毛症は一つの病気ではなく、感染症や内科的な病気、薬の副作用などでも起こると説明しています。大きな手術や重い感染症、過激なダイエットの後に、抜け毛が増える現象があることも知られています。

『家族も薄いから、自分も遺伝だろう』と決めつけてしまうと、ほかの原因を見落とすことも。丸く抜けている所がある、急に抜け毛が増えた、という時は、遺伝を考える前に皮膚科で相談してください。

家族に薄毛の人がいる時、分かることと分からないこと

家族に薄毛の人がいると、未来の自分の姿が見えた気がして不安になりますよね。ここで、家族の情報から分かることと分からないことを分けておきましょう。

家族の情報から分かること
  • 自分も薄毛のなりやすさを意識しておいたほうがよいこと
  • 発毛剤を使う前に、薬剤師に家族のことを伝える意味があること
  • 早めに記録を始めておく理由になること
家族の情報だけでは分からないこと
  • いつ頃から、どこから薄くなるか
  • どのくらいのスピードで進むか
  • 自分の今の抜け毛が、どんな原因によるものか

例えば、父親が若い頃から薄かったとしても、母方の家族や自分の生活は違います。家族の髪は「参考情報の一つ」として使い、自分の頭皮は自分の記録で見ていくのがおすすめです。

『遺伝かどうか、早くはっきりさせたい』と思う気持ちも分かります。ただ、今の抜け毛の原因を確かめられるのは、自分の頭皮を実際に見てもらう診察です。家族の話は、その時の材料として持っていきましょう。

家族に聞いておきたいこと

遺伝が気になるなら、家族の話を具体的に聞いておくと、相談の時に役立ちます。とはいえ、『髪のことって聞きにくい…』と感じる方も多いはずです。

軽い雑談のつもりで、次のようなことを聞いてみてください。

聞くこと聞き方の例相談の時に役立つ理由
気になり始めた年齢「髪が気になり始めたのって何歳くらい?」自分の年齢と比べる目安になる
気になった場所「前のほう?てっぺんのほう?」自分の気になる場所と比べられる
何かケアをしたか「何か使ったことある?」区分や続けた期間を知れる
病院で相談したか「皮膚科に行ったことある?」相談先を考える手がかりになる
母方の家族の様子「おじいちゃんたちはどうだった?」父方だけで決めつけない

会話はこんな感じで十分です。

「最近、髪のこと気にしててさ。父さんは何歳くらいから気になった?」「30代かな。でも何もしてなかったな」

聞いた内容はメモにして、皮膚科や薬剤師に相談する時に見せるとスムーズですよ。家族を責める言い方にならないよう、自分のことを相談する形で聞くのがコツです。

聞きにくい時は

家族が髪のことを気にしている場合、直接聞くと嫌な思いをさせてしまうかもしれません。そんな時は、昔の写真を一緒に見ながら「この頃はどんな髪型だった?」と話を広げるのも一つの方法です。

無理に聞き出す必要はありません。分かる範囲の情報だけで、相談は十分にできますよ。

遺伝が気になる時の対策の順番

遺伝が気になると、いきなり高い物や強い物を試したくなりますよね。でも、順番を決めて進めたほうが、自分に合う方法を見つけやすくなります。

薄毛の遺伝が気になる時の対策の順番
  1. 今の状態を記録する(同じ場所・同じ明るさで頭の写真を撮る)
  2. 生活を整える(睡眠・食事・お酒・たばこ)
  3. 頭皮のケアを見直す(洗い方・乾かし方・髪型・カラーの頻度)
  4. 医薬部外品の育毛剤を、表示を見て選んで使う
  5. 気になる変化が続く時や、発毛剤・治療が気になる時は、皮膚科や薬剤師に相談する

1〜3は、遺伝があってもなくても、頭皮と髪のために役立つ土台です。4と5は、自分の気持ちや状態に合わせて、どこまで進めるかを決めればいいんです。

段階やること続け方の目安
記録月に1回、同じ条件で写真を撮る3か月ほどたまったら見比べる
生活6時間以上の睡眠を目安に、主食・主菜・副菜をそろえるできることから1つずつ
頭皮ケア頭皮が乾燥しすぎず油っぽくならない頻度で洗う毎日のことなので無理なく
育毛剤説明書どおりの量と回数で使うメーカーの案内する期間を目安に続ける
相談皮膚科・薬剤師に、記録と家族の話を見せる気になった時に早めに

写真の撮り方のコツ

記録の写真は、条件をそろえるのが一番のポイントです。洗面所の同じ照明の下で、髪が乾いた状態で撮ってみてください。

  • 撮る場所・照明・時間帯を毎回同じにする
  • 髪を洗って乾かした後など、髪の状態をそろえる
  • 正面・頭頂部・左右の生え際の4枚を撮る
  • 頭頂部は家族に頼むか、スマートフォンのタイマーを使う

光の当たり方が違うだけで、地肌が透けて見えることがあります。1枚の写真で落ち込まず、何か月か並べて見比べるのがコツですよ。

育毛剤を選ぶ時に見る表示

遺伝が気になって育毛剤を使う時も、選び方の基本は同じです。パッケージで次の項目を確かめてみてください。

見る項目確かめること
区分箱やボトルに医薬部外品の文字があるか
有効成分成分表の「有効成分」の欄に何が並んでいるか
効能・効果育毛、薄毛、脱毛の予防などの表示があるか
使い方1日の回数・量・塗るタイミング
使用上の注意使えない人・肌に合わない時の対応
買い方定期購入なら2回目以降の条件と解約方法

日本皮膚科学会は、髪に負担のかかる髪型や、極端に頻繁なカラーリングを避けることも案内しています。今日からできる対策として、取り入れやすいところから始めてみてください。

食事の整え方は男性の薄毛対策と食べ物、生活習慣全体は抜け毛を減らす生活習慣の見直し表でも紹介しています。

遺伝子検査キットの考え方

最近は、自宅で唾液などを送るだけで、薄毛に関係する遺伝的な傾向を調べられるとうたう検査キットもありますよね。『受けてみたら、はっきりするのかな』と気になる方も多いはずです。

日本人類遺伝学会は、医療機関を通さず消費者に直接提供される遺伝子検査について見解を出しています。そこでは、こうした検査は体質や発症のリスクについて確率を示しているにすぎず、有用性が科学的に証明されているものは極めて少ないとしています。

日本人類遺伝学会は、検査の依頼から結果の解釈まで、遺伝医学の知識のある専門家が関わるべきだとも述べています。結果を読む時に相談できる人がいるかどうかは、大事な確認ポイントです。

つまり、結果は「あなたはこうなる」という答えではなく、「統計的にこういう傾向のグループに近い」という情報なんです。診断の代わりにはなりません。

遺伝子検査キットを使う前に確かめたいこと
  • 何を調べる検査か(薄毛のリスク・毛髪のタイプ・頭皮の傾向など)が書かれているか
  • 結果が医療の診断ではないことが説明されているか
  • 遺伝情報や検体をどう保管し、いつ廃棄するかが書かれているか
  • 結果について相談できる窓口があるか
  • 未成年の利用をどう扱っているか
  • 定期購入とセットになっていないか、解約の条件はどうか

結果が出た後の受け止め方

検査の結果で「リスクが高い」と出ると、不安になりますよね。でも、確率の情報なので、今の自分の頭皮の状態とは別に考えてください。

逆に「リスクが低い」と出ても、抜け毛が増えているなら、ほかの原因があるかもしれません。結果がどちらでも、今の抜け毛が気になる時は皮膚科で相談するのが近道です。

結果の例よくある受け止め方おすすめの受け止め方
リスクが高い傾向もう何をしても無駄だ記録と生活の見直しを早めに始めるきっかけにする
リスクが低い傾向何もしなくて大丈夫今の抜け毛が気になるなら、ほかの原因も含めて相談する
どちらとも言えない検査した意味がない家族の話・自分の記録と合わせて参考にする

遺伝情報の扱いで見ておきたいこと

遺伝子の情報は、一生変わらない自分だけの情報です。日本人類遺伝学会も、遺伝情報が適切に保護されているか、使った後の検体が適切に処理されているかを大事な観点として挙げています。

申し込む前に、プライバシーポリシーや利用規約で、情報をどこに保管するのか、第三者に渡すことがあるのか、検体をいつ廃棄するのかを読んでおきましょう。分からない時は、申し込む前に問い合わせるのが安心です。

未成年でも受けられる?

未成年の利用は、サービスによって扱いが違います。例えば、遺伝子検査付き育毛剤のペソッドは、対象を20歳以上の成人のみとしています。

10代で髪が気になる方は、検査より先に、保護者に相談して皮膚科を受診するのがおすすめです。

遺伝子検査付きの育毛剤とは

遺伝子検査と育毛剤がセットになったサービスもあります。例えば、ペソッドは「遺伝子検査付き育毛剤」として販売されていて、公式サイトでは医薬部外品として作っていると案内しています。

公式サイトによると、検査は男性型脱毛症のリスク、毛髪のタイプ、頭皮トラブルのリスクに関連する遺伝子の解析です。対象は20歳以上の成人のみで、遺伝傾向に基づく育毛剤と検査レポートは定期の2回目のお届けになると書かれています。

確かめる項目公式サイトで見るところ
区分医薬部外品かどうか
検査の中身何の遺伝子を調べるか・親子鑑定などに使わないか
利用できる人年齢の条件
届く流れ検査キットと育毛剤がいつ届くか
遺伝情報の扱い保管の方法・検体の廃棄
定期の条件お届けの間隔・解約の連絡期限・検体を返送した後の扱い

定期の条件で見ておきたいこと

遺伝子検査付きのサービスは、定期購入の形になっていることがあります。ペソッドの場合、公式サイトでは最低継続回数なし・2か月間隔のお届けで、解約は次回お届け日の5営業日前までに電話と案内されています。

また、検体を返送した場合は検査を実施するため、次回の商品(レポートと検査に基づく育毛剤)を受け取った後の解約になると書かれています。申し込む前に、こうした条件を最終確認画面で確かめておきましょう。

消費者庁は、定期購入の申し込みの最終確認画面に、分量や価格、解約の方法などを表示するよう事業者に求めています。解約や請求で困った時は、局番なしの「188」に電話すると、地域の相談窓口を案内してもらえます。

遺伝子検査付きでも、育毛剤としての区分は医薬部外品です。表示できる効能の範囲は、ほかの医薬部外品の育毛剤と同じと考えておきましょう。

育毛剤・発毛剤・医療機関、どこまでを自分で選ぶ?

遺伝が気になる時、育毛剤にするか、発毛剤にするか、医療機関にするかで迷う方も多いですよね。それぞれの区分と相談先を、表で見比べてみてください。

選択肢区分表示されている効能・内容使える人・相談先
医薬部外品の育毛剤医薬部外品育毛、薄毛、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進 など男女とも商品が多い。肌に合わない時は中止
発毛剤第1類医薬品例えばミノキシジル外用液は「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防。」製品ごとに対象が決まっている。薬剤師の説明を受けて買う
医療機関診察診察のうえで医師と相談皮膚科など。有効な治療の多くは保険診療ではないとされる

発毛剤は、家族に壮年性脱毛症の人がいない場合などに「相談すること」とされています。自分で決める前に、家族の話のメモを持って薬剤師に相談してみてください。

薬剤師に相談する時のメモの例

相談の時に伝える内容を、あらかじめ書いておくと話が早く進みます。こんなメモを作ってみてください。

メモの項目書く内容の例
年齢・性別30代・男性
気になる場所頭頂部、生え際など
気になり始めた時期去年の夏ごろから
家族の様子父が30代から頭頂部。母方の祖父も
使っている物医薬部外品の育毛剤を3か月
持病・飲んでいる薬お薬手帳を持参
頭皮の状態かゆみ・赤みの有無

区分ごとの買い方や相談先の違いは、育毛剤と発毛剤の違いにまとめています。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

「遺伝だから防ぐのは無理」と思った時に

『どうせ遺伝だから』と思うと、何もかも嫌になってしまうこともありますよね。その気持ちは、とても自然なものです。

ただ、ハゲの遺伝を気にして防ぐことばかり考えるより、今の見え方を整える方法を知っておくと、気持ちが少し楽になります。

気になる場所見え方を整える工夫
前髪・生え際前髪を少し下ろす・横に流すスタイルを美容師に相談
頭頂部・つむじ分け目を時々変える・トップに長さを残す
全体のボリューム短めに整えて、根元を立ち上げるように乾かす
屋外帽子で日差しを避ける。蒸れたら外して汗を拭く
写真を撮られる場面真上からの強い照明を避け、横からの光の場所を選ぶ
白髪も気になる白髪染めは頭皮の様子を見ながら。かぶれたら皮膚科へ

美容室では、「最近、てっぺんが気になっていて」と一言伝えるだけで、髪型の提案をもらえることもあります。自分ひとりで抱え込まず、相談できる人を増やしていきましょう。

気持ちがつらい時は

薄毛のことが頭から離れず、人に会うのがつらい、眠れないという日が続くこともあるかもしれません。そんな時は、髪のことだけでなく、気持ちの面も含めてかかりつけの医師などに相談してみてください。

髪の悩みは、外から見えにくいぶん一人で抱え込みがちです。話せる相手が一人いるだけでも、気持ちはかなり違ってきます。

家族と一緒に取り組む

家族に薄毛を気にしている人がいるなら、一緒に生活習慣を見直すのも一つの方法です。睡眠の時間や食事のそろえ方は、家族全員の健康にもつながります。

「最近、夜更かしが続いてるから、一緒に早く寝ようか」のように、髪の話を前に出さずに誘うと、気まずくなりにくいですよ。

20代・30代で気になり始めた方へ

若いうちから遺伝を意識していると、周りと比べて落ち込みやすくなりますよね。でも、早めに気づけたことは、記録や生活の見直しを早く始められるということでもあります。

焦って強い物に手を出すより、まずは3か月の記録から始めてみてください。20代の薄毛対策は20代の薄毛対策でも紹介しています。

遺伝と薄毛の話で出てくる言葉

言葉意味
壮年性脱毛症発毛剤の添付文書などで使われる言葉。一般的に遺伝性で、ゆっくり進行する薄毛・抜け毛と説明されている
男性型脱毛症成長期が短くなり、毛が短く細くなるタイプの脱毛症。皮膚科で相談する領域
遺伝的要因生まれつき持っている遺伝情報が関わる要素
遺伝子検査(消費者向け)医療機関を通さず、消費者が直接申し込む検査。結果は確率の情報
医薬部外品薬用育毛剤が入る区分。表示できる効能の範囲が決まっている
第1類医薬品発毛剤などが入る区分。買う時は薬剤師の説明を受ける
確率の情報同じ傾向の人の集まりの中で、どのくらいの割合でそうなるかを示す情報。個人の将来を言い当てる物ではない
遺伝カウンセリング遺伝に関する悩みを、専門の知識を持つ人に相談すること

よくある質問

父親が薄毛だと、自分も薄毛になりますか?

家族に薄毛の人がいると、薄毛のなりやすさを意識しておく理由にはなります。ただ、いつ・どこが・どのくらい薄くなるかまで決まるとは言えません。今の状態を記録して、気になれば皮膚科で相談してください。

母方の遺伝のほうが影響しますか?

父方・母方のどちらの影響が大きいかを示した公的な一般向けの情報は見当たりません。どちらか片方だけで決めつけず、両方の家族の様子を参考程度に聞いておくのがおすすめです。

遺伝による薄毛は防ぐことができますか?

確実に防ぐ特別な方法はないとされています。生活と頭皮のケアを整え、気になる時は医薬部外品の育毛剤を使ったり、皮膚科や薬剤師に相談したりするのが現実的な対策です。

遺伝子検査を受ければ、将来薄毛になるか分かりますか?

消費者向けの遺伝子検査は確率を示す情報で、将来を言い当てたり診断したりする物ではありません。結果は参考情報として受け止めてください。

遺伝子検査付きの育毛剤は、普通の育毛剤と区分が違いますか?

医薬部外品として販売されている物なら、区分はほかの薬用育毛剤と同じです。表示できる効能の範囲も医薬部外品の範囲になります。

遺伝が気になるなら、最初から発毛剤を使ったほうがいいですか?

発毛剤は第1類医薬品で、使える人の条件があります。家族の話や今の状態をメモして、薬剤師に相談してから決めてください。

遺伝が気になるなら、何歳から対策を始めればいいですか?

何歳から始めるべきという公的な目安はありません。気になった時が始めどきなので、まずは写真の記録と生活の見直しから始めてみてください。

女性も遺伝で薄毛になりますか?

女性にも薄毛のタイプがあり、皮膚科で相談する領域です。女性は使えない発毛剤もあるので、自己判断で選ばず、皮膚科や薬剤師に相談しましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 発毛剤の添付文書には、壮年性脱毛症の発症には遺伝的要因が大きいと考えられると書かれている
  • ただ、家族と同じように薄くなるとは決まらない。遺伝は「なりやすさの一つ」
  • 対策は、記録、生活、頭皮ケア、育毛剤、相談の順番で
  • 遺伝子検査の結果は確率の情報で、診断の代わりにはならない
  • 遺伝子検査付きの育毛剤も、医薬部外品なら区分は同じ
  • 気になる時は、家族の話と記録を持って皮膚科や薬剤師に相談する
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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