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お風呂の排水口や枕を見て、『最近、抜け毛が多い気がする』とドキッとしたことはありませんか。一度気になり始めると、毎日そればかり目に入ってしまいますよね。
結論から言うと、抜け毛が多い時の対策は「本当に増えているかを数えて確かめる」ことから始まります。そのうえで、洗い方や生活を見直し、必要なら育毛剤や皮膚科を考える順番が安心です。
この記事を読むと、抜け毛の数え方と記録表、多く見えやすい場面の見分け方、今日から変えられることが分かります。
抜け毛が多い時の対策は?先に答え
- 髪は毎日生えかわるので、抜け毛があること自体は自然なこと
- まずは同じ条件で数えて、「いつもより多いか」を確かめる
- 洗い方・乾かし方・髪型など、今日から変えられることを見直す
- 急に増えた、円形に抜ける、かゆみや赤みがある時は皮膚科へ
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、1日に抜ける毛の量は、個人差や季節、ヘアケアの仕方にもよりますが、おおよそ100本程度までといわれています。つまり、毎日何十本か抜けているのは珍しいことではないんです。
ただ、『100本って言われても、数えたことがない』という方がほとんどですよね。だからこそ、最初の一歩は数えてみることなんです。
| 今の気持ち | 先にやること | この記事の場所 |
|---|---|---|
| 多い気がして不安 | 3日だけ同じ条件で数える | 数え方の方法 |
| 毎日見るのがつらい | 記録は週2回にしぼる | 記録表の作り方 |
| 理由が思い当たらない | 多く見える場面かどうかを見る | 場面別の見方 |
| 何か始めたい | 洗い方と乾かし方を変えてみる | 今日から見直すこと |
| 急に増えた・頭皮に異常がある | 皮膚科に相談する | 相談の目安 |
抜け毛対策の全体の流れや、季節ごとの頭皮ケアは抜け毛対策は何をする?でも紹介しています。この記事では「多いかも」と感じた今、何から手をつけるかにしぼってお話ししますね。
抜け毛は「どこで」数える?方法ごとの向き不向き
抜け毛の数え方には、いくつかの方法があります。どれが正しいというより、自分の生活で続けやすい方法を1つ選ぶのがコツです。
| 数える場所 | やり方 | 向いている人 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| シャンプー後の排水口 | ネットやヘアキャッチャーにたまった毛を集める | 毎日髪を洗う人 | 洗った日としない日で量が変わる |
| ブラシ・くし | 朝のブラッシング後にブラシに残った毛を取る | 髪が長めの人 | ブラシの種類を変えると比べにくい |
| 枕 | 朝起きてすぐ枕カバーの毛を拾う | 寝ている間の抜け毛が気になる人 | 色の濃いカバーだと見えにくい |
| 手ぐし | 乾いた髪を決まった回数だけ手ぐしでとかす | 道具を使いたくない人 | 回数と力加減をそろえる |
排水口の毛を数える時は、ティッシュの上に広げると数えやすいですよ。濡れた毛は固まりやすいので、軽く乾かしてから10本ずつまとめていくと、数え間違いが減ります。
『全部の抜け毛を1日中拾わないといけないの?』と思うかもしれません。実はそこまでしなくて大丈夫です。大事なのは毎回同じ場所・同じタイミングで数えて、前と比べられることなんです。
数える時にそろえておきたい条件
同じ方法で数えていても、条件がばらばらだと比べられません。次の点だけそろえておきましょう。
- 数える場所を1つに決める
- 洗う時間帯と、シャンプーの量・すすぎ方を変えない
- 前回の洗髪から何日空いたかをメモする
- ブラシやヘアキャッチャーは同じ物を使う
- 体調が悪い日や、髪型を大きく変えた日は印を付けておく
例えば、昨日は夜に洗って今日は朝に洗った、という日は抜け毛の数が変わって見えることがあります。数字より「条件が同じ日どうし」で見比べてみてくださいね。
抜け毛の記録表を作ってみよう
数えた結果は、簡単な表にしておくと見返しやすくなります。紙のノートでも、スマートフォンのメモでもかまいません。
- 数える場所を1つ決めて、表の一番上に書いておく
- 日付と、前回の洗髪から何日目かを書く
- 本数はおおよそでよいので、10本単位で書く
- 抜けた毛の長さや太さで気になったことを一言だけ書く
- その日にあった出来事(寝不足・発熱・カラーなど)をメモする
| 日付 | 洗髪から | 数えた場所 | 本数のめやす | 抜けた毛の様子 | その日のこと |
|---|---|---|---|---|---|
| 1日目 | 1日目 | 排水口 | 50本くらい | 長い毛が中心 | いつもどおり |
| 2日目 | 1日目 | 排水口 | 60本くらい | 短く細い毛が少し | 寝不足 |
| 3日目 | 2日目 | 排水口 | 90本くらい | 長い毛が多め | 前日洗わず |
| 4日目 | 1日目 | 排水口 | 50本くらい | 長い毛が中心 | いつもどおり |
この表の本数は書き方の例です。3日目だけ多いのは、前の日に洗っていなかった分がまとめて抜けたと読めますよね。こうして並べると、一日だけの数字に振り回されにくくなります。
記録は2週間を一区切りに
毎日数えるのは、正直しんどいものです。『見るたびに落ち込む』という方は、週に2回だけ数える形でも十分ですよ。
2週間分たまったら、条件の同じ日を並べて見比べてみてください。前の2週間より明らかに増えているのか、波があるだけなのかが見えてきます。
2週間たったら、記録をこう読む
記録がたまったら、次に何をするかを決めましょう。数字の細かい差より、全体の傾向を見るのがポイントです。
| 2週間の記録の傾向 | 考えられること | 次の一手 |
|---|---|---|
| 条件が同じ日はほぼ同じ本数 | 普段どおりの生えかわりの範囲かも | 数えるのを週1回に減らして様子を見る |
| 洗わなかった翌日だけ多い | まとめて抜けて見えている | 洗う間隔をそろえて数え直す |
| じわじわ増え続けている | 生活や頭皮の変化が関係しているかも | 洗い方と生活を見直し、次の2週間も記録 |
| 一気に増えた、細く短い毛が目立つ | 自分だけでは判断しにくい | 記録を持って皮膚科で相談 |
『じわじわ増えているかも』という時も、慌てなくて大丈夫です。次の章の「多く見えやすい場面」に当てはまらないかを先に確かめてから、見直しに進みましょう。
家族に手伝ってもらうのも一つの方法
自分の頭は、つむじや後ろ側が見えにくいですよね。家族やパートナーに、月に1回だけ分け目やつむじの写真を撮ってもらうのもおすすめです。
「前と比べてどう見える?」と聞くと、毎日鏡を見ている自分より冷静な感想がもらえることも。写真は同じ部屋・同じ照明で撮ってもらうと比べやすくなります。
数え方や記録の考え方は、髪の毛がよく抜ける時の本数の目安でも別の角度から紹介しています。
抜け毛が多いと感じやすい場面と見分け方
抜け毛が「増えた」のではなく、「多く見えている」だけのこともあります。よくある場面を表にまとめました。
| 多いと感じた場面 | 多く見えやすい理由 | 見分ける方法 |
|---|---|---|
| 久しぶりに髪を洗った | 洗わなかった日の抜け毛もまとめて流れる | 洗った間隔をそろえて比べる |
| 髪を伸ばしている | 1本が長いので量が多く見える | 本数で数えてみる |
| 黒い服や白い床の上 | 髪の色とのコントラストで目立つ | 同じ場所で毎回見る |
| 久しぶりにブラッシングした | 抜けかけていた毛が一度に取れる | 毎日同じ回数とかす |
| 髪を結ぶのをやめた日 | 結んでいる間に抜けた毛が落ちる | ほどいた直後の毛は別にメモ |
『やっぱり気のせいだったのかも』と少しほっとした方もいるかもしれませんね。とはいえ、気のせいかどうかは記録を見ないと分かりません。
体や生活の出来事のあとに増えることも
日本皮膚科学会のQ&Aでは、大きな手術や重い感染症、妊娠、過激なダイエットなどのあと、毛の抜けかわりが影響を受けて抜け毛が増える「休止期脱毛」という現象も紹介されています。出来事のすぐ後ではなく、しばらくたってから気づくこともあるそうです。
例えば「数か月前に高い熱を出した」「急に体重を落とした」といった心当たりがあれば、記録表のメモ欄に書いておきましょう。皮膚科で相談する時にも役に立ちます。
日本産婦人科医会の記事によると、産後の抜け毛は出産から2〜4か月頃に始まり、6か月〜1年ほど続くといわれます。出産後の方は、その時期と重なっていないかも見てみてくださいね。
今日から見直したいこと
数えて「やっぱり多いかも」と感じたら、毎日のヘアケアから見直してみましょう。日本皮膚科学会のQ&Aでも、これをすれば抜けなくなるという特別な予防法はないとしたうえで、髪や頭皮に負担をかけない習慣が挙げられています。
| 見直すこと | 今日からできること | ありがちなこと |
|---|---|---|
| 洗う頻度 | 頭皮が乾燥しすぎたり、べたつかない間隔で洗う | 抜けるのが怖くて洗う日を減らす |
| 洗い方 | 指の腹で頭皮を洗い、すすぎは長めにする | 爪を立ててゴシゴシこする |
| 乾かし方 | タオルで押さえてから、根元から乾かす | 濡れたまま寝てしまう |
| 髪型 | きつく結ぶ日を減らす、結ぶ位置を変える | 毎日同じ位置で強く結ぶ |
| カラー・パーマ | 間隔をあけて、頭皮の調子を見る | 極端に頻繁に染める |
| 生活 | 食事をとる時間と寝る時間をそろえる | 寝不足や食事抜きが続く |
『抜けるのが怖いから、なるべく洗わないようにしている』という声もよく聞きます。ただ、洗わない日の抜け毛は次に洗った日にまとめて流れるだけなんです。頭皮を清潔に保つほうを大事にしてみてください。
今夜のお風呂でできる3つのこと
全部を一度に変えなくて大丈夫です。今夜できることから1つずつ試してみましょう。
- 髪を濡らしたら、シャンプーをつける前にお湯だけで頭皮を流す
- シャンプーは手のひらで泡立ててから、指の腹で頭皮を洗う
- 生え際や耳のうしろまで、すすぎは洗った時間より長めにする
- タオルで押さえるように水気を取り、根元からドライヤーで乾かす
睡眠や食事、紫外線など生活習慣の見直しは、抜け毛を減らす方法と生活習慣の見直し表でくわしく紹介しています。
育毛剤を抜け毛対策に加える時の考え方
洗い方や生活を見直しながら、育毛剤も使ってみたいという方も多いはずです。その時に最初に見てほしいのが、パッケージの「区分」の表示です。
| 区分 | 表示できる効能の例 | 買う時のポイント |
|---|---|---|
| 医薬部外品(薬用育毛剤) | 育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛 | 有効成分の欄を見る |
| 化粧品(ヘアトニック等) | 頭皮、毛髪をすこやかに保つ、フケ・カユミを抑える など | 育毛はうたえない |
| 第1類医薬品(発毛剤) | 壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防(製品の例) | 薬剤師の説明を受けて買う |
医薬部外品の育毛剤に表示される「脱毛の予防」は、抜け毛を防ぐという意味で、抜け毛をゼロにすると約束する言葉ではありません。どのくらい変化を感じるかは人によって違います。
発毛剤(第1類医薬品)は、使える人の条件が決まっています。気になる時は、お店の薬剤師に今の状態を伝えて相談してみてください。育毛剤そのものの特徴は、育毛剤とはどんな商品かで紹介しています。
選ぶ時に見ておきたいこと
育毛剤は、続けて使うことが前提の商品です。だからこそ、効能の言葉だけでなく、毎日使えるかどうかも大事なんです。
- 箱や商品ページに「医薬部外品」と書かれているか
- 有効成分の名前が書かれているか
- アルコールやメントールの刺激が苦手でないか
- 容器の形が、自分の髪の長さで地肌に塗りやすいか
- 定期購入の場合、2回目以降の条件と止め方が分かるか
『どれも同じに見えて選べない』という時は、ドラッグストアの薬剤師や登録販売者に、抜け毛が気になっていることを伝えて聞いてみるのも手ですよ。
記録表はそのまま続けておくと、育毛剤を使い始めてからの変化を見比べる材料になります。使い始めた日を表に書き込んでおきましょう。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る抜け毛対策でよくある失敗と防ぎ方
抜け毛が多いと焦って、かえって遠回りになってしまうこともあります。よくある失敗を先に知っておきましょう。
| ありがちな失敗 | 起きやすいこと | 防ぐには |
|---|---|---|
| 毎日1回の数字で一喜一憂する | 気持ちが疲れて続かない | 2週間まとめて見比べる |
| 一度にいくつも商品を変える | 何が合ったか分からなくなる | 変えるのは1つずつ |
| 強くマッサージする | 頭皮が赤くなることも | 指の腹でやさしく動かす |
| ネットの情報だけで原因を決める | 合わない対策を続けてしまう | 気になる時は皮膚科で聞く |
| 抜け毛を見ないように記録をやめる | 増えているのか分からない | 週2回だけでも続ける |
『一日でも早く何とかしたい』と思う気持ち、よく分かります。ただ、髪の生えかわりはゆっくりなので、変化を見るにも時間がかかるんです。
日本皮膚科学会のQ&Aでは、毛は1日に約0.4mm伸び、休止期は2〜3か月とされています。焦って次々に方法を変えるより、1つのことを続けて記録で確かめるほうが、結果的に早く判断できますよ。
皮膚科に相談したい抜け毛の目安
数えてみて明らかに増えている時や、頭皮に気になることがある時は、自分だけで抱えずに相談しましょう。日本皮膚科学会のQ&Aでも、抜け毛がある時は専門の医療機関で対策を知ることが大切だと書かれています。
- 記録で見ても、抜け毛がはっきり増え続けている
- 円形に抜けているところがある
- 頭皮にかゆみ、赤み、痛み、ふけが続いている
- 眉毛やまつげ、体の毛も抜けやすくなった
- 体調の変化や、飲んでいる薬の始めた時期と重なっている
受診する時は、この記事で作った記録表を持っていくと話がスムーズです。いつから多いと感じたか、何本くらいか、生活で変わったことは何かを伝えやすくなります。
| 相談したいこと | 相談先 |
|---|---|
| 抜け毛の原因や頭皮の異常 | 皮膚科 |
| 治療中の薬と抜け毛の関係 | 薬を出している医師・薬剤師 |
| 育毛剤や発毛剤の選び方 | ドラッグストアの薬剤師・登録販売者 |
| 出産後に増えた抜け毛 | 産婦人科・皮膚科 |
治療中の方は、自己判断で薬をやめたり量を変えたりせず、まず主治医や薬剤師に相談してくださいね。妊娠中・授乳中の方、持病がある方も、育毛剤を使う前に医師や薬剤師に聞いておくと安心です。
よくある質問
抜け毛が多いかどうかは、何本から気にすればいいですか?
日本皮膚科学会の解説では、1日に抜ける毛はおおよそ100本程度までといわれています。ただ個人差や季節差があるので、本数そのものより、同じ条件で数えた時に前より増えているかを見るのがおすすめです。
抜け毛を数えるなら、どの場所がいいですか?
毎日髪を洗う方は排水口、髪が長い方はブラシなど、続けやすい場所を1つ選んでください。毎回同じ場所・同じタイミングで数えることが大切です。
抜け毛が怖くて髪を洗う回数を減らしています。大丈夫ですか?
洗わない日の抜け毛は、次に洗った時にまとめて流れるだけです。頭皮が乾燥しすぎたり、べたついたりしない間隔で洗うほうがおすすめです。
短くて細い抜け毛が混じっています。気にしたほうがいいですか?
短く細い毛が続けて目立つ時は、記録表に書いておきましょう。気になる状態が続く時は、記録を持って皮膚科で相談すると安心です。
抜け毛が多い時、育毛剤を使えば減りますか?
医薬部外品の育毛剤には「脱毛の予防」などの効能が表示されていますが、抜け毛がなくなると約束するものではなく、効き方には個人差があります。区分や有効成分を確かめて選び、記録を続けながら様子を見てください。
出産後に抜け毛が多くなりました。何か対策はありますか?
産後の抜け毛は、出産から数か月たった頃に始まり、しばらく続くことが多いといわれます。授乳中の方が育毛剤を使いたい時は、使い始める前に医師か薬剤師に確認しておきましょう。
まとめ
- 抜け毛が多い時の対策は、まず同じ条件で数えて確かめることから
- 数える場所は1つに決め、2週間を一区切りに記録表で見比べる
- 久しぶりの洗髪や長い髪など、多く見えやすい場面もある
- 洗い方・乾かし方・髪型・生活を、今日できることから1つずつ見直す
- 育毛剤は区分と有効成分を確かめ、急に増えた時や頭皮の異常は皮膚科へ





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