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ソファのクッションに、ふわっとした長めの毛がからまっている。キャバリアと暮らしていると、そんな場面がよくありますよね。
結論から言うと、キャバリアの抜け毛対策は「飾り毛を部位ごとに分けてとかす」ことと「毛がたまる場所を決めて掃除する」ことが中心です。人用の育毛剤や薬は使わず、皮膚の赤みや毛が薄い部分が気になる時は動物病院で相談しましょう。
ここでは、耳・胸・脚・お尻まわりの飾り毛の扱い方と、道具の選び方、家の中の毛の片づけ方をお話しします。
キャバリアの抜け毛対策は?答えは「飾り毛を分けてとかす」こと
- キャバリアは上毛と下毛のダブルコートで、換毛期には抜け毛が増える
- 耳や脚の飾り毛は長く、抜けた毛がからんで毛玉になりやすい
- 全身を一度にとかさず、耳・胸・脚・お尻と場所を分けると続けやすい
- 人用の育毛剤・発毛剤・シャンプーは使わない
- 皮膚の赤み、かゆがる様子、一部分だけ毛がない時は動物病院へ
このサイトは人の育毛剤について書いているサイトです。ただ、『抜け毛対策』を調べているうちに、愛犬の毛が気になった方もいると思います。
犬の抜け毛は、人の薄毛や抜け毛とは別のものです。だからこそ、犬の毛に合ったお手入れを知っておくのが近道なんです。
毎日のお手入れで見たい3つのこと
キャバリアは日々のブラッシングが欠かせない犬種だと紹介されています。毎日とかす時に、次の3つを見るくせをつけておくと安心です。
- 耳の裏や脇に、指が引っかかる毛のかたまりがないか
- 皮膚が赤くなっている所や、しきりになめる所がないか
- いつもより毛が抜ける量や、抜け方に偏りがないか
キャバリアの毛はどんな毛?ダブルコートと飾り毛
キャバリア(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル)の被毛は、アンダーコートとオーバーコートのダブルコートです。換毛期には抜け毛が増えると、獣医師監修の犬種解説で紹介されています。
ゆるやかにウェーブした耳の毛や、ふわふわとなびく被毛が魅力ですよね。耳や脚の飾り毛は、成犬になってしばらくしてから目立ってくるそうです。
| 毛の場所 | 特徴 | 抜け毛との関係 |
|---|---|---|
| 背中・脇腹 | 上毛の下に柔らかい下毛がある | 換毛期に下毛がまとまって抜ける |
| 耳 | ウェーブのある長い飾り毛 | 抜けた毛がからみ、根元に毛玉ができやすい |
| 胸・前脚の後ろ | 長くなびく飾り毛 | 床に近く、ほこりやごみも一緒にからみやすい |
| お尻・しっぽ | ふさふさの飾り毛 | 排せつで汚れやすく、汚れた所から固まりやすい |
長い毛だから「抜けていないように見える」ことも
長い飾り毛のある犬は、抜けた毛が他の毛にからんで残ることがあります。見た目には抜けていないのに、ブラシを通すとごっそり取れて驚くことも。
『こんなに取れて、毛がなくならない?』と心配になりますよね。換毛期の抜け毛は、ふだんの量と比べて見るのがコツです。
子犬の頃と成犬では、お手入れが少し変わる
飾り毛が育ってくると、からまりやすい場所が増えていきます。子犬の頃から体を触られることに慣れておくと、飾り毛が長くなってからのお手入れが楽になりますよ。
年を重ねたキャバリアのお手入れ
年を重ねると、長い時間立っているのがつらくなったり、触られるのを嫌がる場所が増えたりすることがあります。床にタオルを敷いて、寝そべったままとかせる場所から始めてみてください。
毛づやや皮膚の乾き方が変わったと感じた時は、年のせいと決めつけず、健康診断のついでに獣医師に聞いてみると安心です。
道具は何をそろえる?役割ごとの道具の表
『ブラシって、どれを買えばいいの?』と迷う方も多いはずです。キャバリアのブラッシングには、スリッカーブラシかピンブラシと、コームを組み合わせる方法がよく紹介されています。
| 道具 | 向く場所 | 使い方のコツ | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| ピンブラシ | 背中・脇腹などの広い面 | 毛の流れに沿って大きく動かす | 力を入れずに皮膚の上をすべらせる |
| スリッカーブラシ | 下毛が多い所・飾り毛の表面 | 毛を少しずつ分けて、浅く当てる | 同じ所を何度もこすると皮膚を傷めやすい |
| コーム(目の粗さ違い) | 耳・脇・お尻の細かい所 | 仕上げに通して、引っかかりを探す | 引っかかったら止めて、指でほどく |
| 粘着ローラー・ゴム手袋 | 服・ソファ・カーペット | 毛の流れに逆らってなでる | 犬の体には使わない |
道具を選ぶ時のチェック
- ピンの先が丸くなっていて、手の甲に当てても痛くないか
- 手の大きさに合い、長く持っても疲れにくいか
- 使った後に毛を取りやすく、洗って乾かせるか
- 犬が嫌がりにくい重さ・大きさか
ブラシは「高い物を1本」より「場所に合う物を2〜3本」のほうが使いやすいと感じる方が多いです。最初はピンブラシとコームから始めて、足りない所を足していくのも一つの方法です。
ブラシ自体のお手入れも忘れずに
ブラシに毛やフケがたまったままだと、次にとかす時に汚れを戻してしまうことがあります。使い終わったら毛を取り、ときどき洗って、よく乾かしてからしまっておきましょう。
ピンが曲がったり抜けたりしたブラシは、皮膚に当たる感触が変わります。手の甲に当ててチクッとする時は、取りかえどきと考えてみてください。
飾り毛は部位ごとにとかそう:耳・胸・脚・お尻
全身を一度にきれいにしようとすると、犬も飼い主も疲れてしまいます。今日は耳と胸、明日は脚とお尻、というように分けても大丈夫です。
- 手で全身をなでて、引っかかる所や熱っぽい所がないか確かめる
- 背中・脇腹をピンブラシで毛の流れに沿ってとかす
- 飾り毛は根元から一気にとかさず、毛先から少しずつほぐす
- コームを通して、引っかかりが残っていないか確かめる
- 最後にほめて、おやつや遊びで終わる
耳の飾り毛は、根元の裏側を見る
耳の毛は、表側よりも裏側の根元に毛玉ができやすいです。耳をそっと持ち上げて、裏側から少しずつコームを通してみてください。
垂れ耳の犬種は耳の中に汚れがたまりやすいとも言われます。とかすついでに、耳の中のにおいや汚れの色も見ておきましょう。
胸と前脚は、散歩の後にひとなで
胸や前脚の後ろの毛は、床や地面に近く、葉っぱや砂がからみやすい場所です。散歩から帰ったら、手で軽くはらってからコームを通すと、毛玉になる前に取れますよ。
お尻・しっぽは汚れを落としてから
お尻まわりの飾り毛は、排せつで汚れやすい場所です。汚れたまま乾くと固まってしまうので、汚れを拭き取ってからとかすのが順番です。
足先やお尻を触られるのが苦手な犬もいます。好きな場所から始めて、苦手な場所は最後に数回だけ、という区切り方にすると、ブラッシング自体を嫌いになりにくいです。
お手入れでよくある失敗と防ぎ方
がんばっているのに毛玉が減らない時は、やり方のどこかでつまずいていることがあります。よくある例を並べておきますね。
| よくある失敗 | 起こりやすいこと | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 表面だけをなでるようにとかす | 下毛が残り、根元で固まる | 毛を手で分けて、根元近くまでブラシを入れる |
| 飾り毛を根元から一気にとかす | 毛が引っぱられて痛がる | 毛先から少しずつ、根元へ向かってほぐす |
| 換毛期だけまとめてがんばる | 毛玉ができてからの作業になる | ふだんから短い時間で毎日続ける |
| 濡れたままとかす | 毛が切れたり、からまりが締まる | 乾かしてからブラシを通す |
| 嫌がっても最後まで続ける | ブラシを見ると逃げるようになる | 嫌がる前に終わらせ、次の日に続きをする |
ブラッシングを「楽しい時間」にする工夫
毎日のことなので、犬にとって嫌な時間にしないのが長続きのコツです。声をかけながら、短い時間で区切っていきましょう。
「耳、きれいにしようね」「上手だね、もうおしまい」。こんなふうに声をかけて、終わりを分かりやすくしてあげると、犬も見通しが立って落ち着きやすいです。
毛玉ができてしまったら?ほどき方と無理をしない線引き
『気づいたら耳の後ろが固まっていた…』という経験、ありませんか。毛玉は放っておくと大きくなり、皮膚が引っぱられたり蒸れたりする原因になると言われています。
- 毛玉の根元を指で押さえ、皮膚が引っぱられないようにする
- 毛玉の外側から、指先で少しずつ毛を広げる
- ほぐれてきたら、コームの先で毛先側から少しずつ通す
- 皮膚の赤みや傷がないか、毛玉のあった所を確かめる
はさみで切る前に考えたいこと
固い毛玉を自分で切ろうとして、皮膚まで傷つけてしまうことがあります。毛玉が皮膚にぴったり張りついている時は、無理をしないのがいちばんです。
- 皮膚に張りついていて、指が入らない
- 毛玉の下の皮膚が赤い、湿っている、においがある
- 触ると痛がる、怒る
- 毛玉がいくつもあり、1回では終わらない
こうした時は、トリミングサロンや動物病院で相談してみましょう。「耳の後ろに固い毛玉があって、下の皮膚も赤い気がします」と伝えると話が早いです。
シャンプーと耳のお手入れは「とかしてから」
シャンプーの前には、ブラッシングを済ませておくのが基本とされています。からんだ毛のまま濡らすと、毛玉が固く締まってしまうことがあるからです。
| タイミング | すること | ポイント |
|---|---|---|
| シャンプーの前 | 全身をとかし、毛玉をほどいておく | 濡らす前に引っかかりをなくす |
| シャンプー中 | お湯を全身に行き渡らせて洗う | 飾り毛はこすらず、なでるように |
| シャンプーの後 | 水気を拭き、根元からよく乾かす | 耳の後ろ・脇・お尻は乾きにくい |
| 乾いた後 | もう一度コームを通す | 乾かしている間にできたからまりを取る |
耳は乾かし残しに気をつける
垂れ耳は、シャンプー後に湿ったままになりやすい場所です。耳の外側の毛を乾かしたら、耳の中の汚れも見ておきましょう。
耳掃除のやり方が分からない時は、動物病院で一度教えてもらうと安心です。耳の中を奥までこするのは避けておきましょう。
シャンプーの回数は、皮膚の様子で相談を
洗いすぎも洗わなすぎも、皮膚の負担になることがあります。皮膚が乾燥してフケが出る、においが強いなど気になる時は、回数や犬用シャンプーの選び方を獣医師に聞いてみてください。
部屋と服の抜け毛はどう片づける?場所別の掃除表
ブラッシングをがんばっていても、家の中の毛はゼロにはなりません。ここは割り切って、毛がたまる場所を決めて掃除するのが現実的です。
| 場所 | 毛がたまりやすい理由 | 片づけ方 |
|---|---|---|
| ソファ・クッション | 犬がよく乗り、布に長い毛がからむ | 洗えるカバーをかけ、ゴム手袋でなでて集める |
| ベッド・犬用マット | 寝返りで毛がこすれ落ちる | マットは週に何度かはたき、カバーをこまめに洗う |
| 床の隅・家具の下 | 歩くと毛が舞って、すみに寄る | 掃除機の前に、ほこりが舞わない道具で寄せる |
| 玄関・車 | 散歩の前後に毛と砂が落ちる | 玄関マットとシートカバーを決めておく |
| 飼い主の服 | 抱っこで毛がつく | 外出前に粘着ローラー、抱っこ用の上着を分ける |
掃除を楽にする順番
掃除機を先にかけると、排気で毛が舞い上がることがあります。床をフローリング用のモップで軽く拭いて毛を集めてから、掃除機で吸う順番にしてみてください。
犬がよく過ごす場所に洗えるマットを敷いておくと、毛がそこに集まりやすくなります。毎日すべてを掃除するより、そこだけ毎日、ほかは週に何度か、と決めたほうが続けやすいですよ。
洗濯物の毛を減らす工夫
犬の毛がついた服をそのまま洗うと、他の洗濯物に毛が移ることがあります。洗う前に粘着ローラーで大きな毛を取り、洗濯機の糸くずフィルターもこまめに掃除しておきましょう。
人用の育毛剤や薬をキャバリアに使わない理由と、動物病院の目安
『毛が薄い所に、自分の育毛剤を少し塗ってみようかな』と思う方もいるかもしれません。ただ、人用の育毛剤や発毛剤は、人の頭皮に使う前提で作られている物です。
たとえば人用の発毛剤(医薬品)の用法は「成人男性(20歳以上)が頭皮に塗る」と決められています。犬に使う用途ではないので、塗ったりなめさせたりしないようにしましょう。
動物の薬には別のルールがある
動物用の医薬品は、国が審査して承認した物が、許可を受けた販売店や獣医師の処方を通じて手に入る仕組みだと農林水産省は案内しています。犬の皮膚や毛のことで薬が必要かどうかは、獣医師に相談するのが筋です。
飼い主が育毛剤を使っている家では、ボトルを犬の届かない高い所に置いておきましょう。塗った手で犬をなでる前に、手を洗っておくと安心です。
| こんな様子があったら | 動物病院で伝えたいこと |
|---|---|
| 一部分だけ毛がない・円形に抜けている | いつ気づいたか、広がっているか |
| 皮膚が赤い・しきりにかく・なめる | かく場所と、1日のうちで多い時間帯 |
| フケが急に増えた・においが強い | シャンプーや食事を変えたかどうか |
| 耳を気にする・頭をよく振る | 耳のにおいや汚れの色 |
| 元気や食欲がいつもと違う | 抜け毛以外の変化も合わせて |
キャバリアは心臓の病気や目の病気に気をつけたい犬種としても紹介されています。毛や皮膚のことを聞くついでに、ふだんの健康診断の受け方も相談しておくと安心です。
気になる時は、写真とメモを残しておく
皮膚の赤みや毛の薄い所は、日によって見え方が変わることがあります。気づいた日に、明るい場所でその部分の写真を撮っておきましょう。
「いつから」「どこを」「どれくらいかくか」を短くメモしておくと、診察の時に落ち着いて伝えられます。ブラッシングで取れた毛の量がいつもと違うと感じた日も、一言書いておくと比べやすいですよ。
人の髪の抜け毛が気になる方へ
愛犬の毛のことを調べていて、ふと自分の髪も気になった、という方もいるはずです。人の頭皮ケア用品がどんな物かは、育毛剤の基本の記事から読んでみてください。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見るほかの犬種のお手入れも知りたい方は、チワワの抜け毛対策やコーギーの抜け毛対策も参考にしてみてください。
よくある質問
キャバリアはトリミングが必要ですか?
獣医師監修の犬種解説では、トリミングは必要ないものの日々のブラッシングが欠かせないと紹介されています。お尻まわりや足裏の毛を整えたい時は、トリミングサロンで相談してみてください。
抜け毛を減らすために毛を短く切ってもいいですか?
毛を短くしても、抜ける量そのものが変わるとは限りません。皮膚が日差しにさらされやすくなることもあるので、カットの長さはトリマーや獣医師と相談して決めましょう。
ブラッシングを嫌がって逃げてしまいます。
好きな場所から短く始めて、苦手な場所は最後に少しだけにしてみてください。終わったらほめて、楽しい時間で締めくくると慣れやすくなります。
飾り毛が生えそろわないのは病気ですか?
耳や脚の飾り毛は、成犬になってしばらくしてから目立ってくると紹介されています。ただ、一部分だけ毛がない、皮膚が赤いといった様子があれば、動物病院で相談しましょう。
人用のシャンプーやトリートメントを使ってもいいですか?
人用の物は人の頭皮や髪に合わせて作られています。犬には犬用の物を使い、皮膚の様子が気になる時は選び方を獣医師に聞いてみてください。
換毛期でなくても毛がよく抜けます。
毛は少しずつ生えかわるので、換毛期でなくても抜け毛はあります。ふだんより量が急に増えた、皮膚に変化があるといった時は、早めに動物病院で相談しましょう。
まとめ
- キャバリアはダブルコートで、耳・胸・脚・お尻に長い飾り毛がある
- 飾り毛は抜けた毛がからみやすいので、部位ごとに分けて毛先からとかす
- 道具はピンブラシ・スリッカーブラシ・コームを場所で使い分ける
- 毛玉が皮膚に張りついている時は無理をせず、サロンや動物病院へ
- シャンプーは「とかしてから洗う、乾かしてからもう一度とかす」
- 人用の育毛剤や薬は使わず、皮膚の赤みや毛がない所は動物病院で相談





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