当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。
チワワに服を着せたら、脱がせた時に裏側が毛だらけ。しかも冬はパチッと静電気まで。そんな経験をした方も多いですよね。
結論から言うと、チワワの抜け毛対策に服は「毛を散らばらせない」点で役立ちます。そのうえで、静電気が起きにくい素材を選ぶことと、服の洗濯と部屋の掃除をセットで考えることが大切です。
ここでは、小型犬の服の素材の選び方、冬の静電気の減らし方、服の洗い方と掃除の工夫をお話しします。
チワワの抜け毛対策に服は役立つ?結論から
- 服は、抜けた毛が部屋や外に散らばるのを抑えるのに役立つ
- 抜ける量を減らす物ではないので、ブラッシングと組み合わせる
- 冬は化学繊維の服で静電気が起きやすく、毛も服にからみやすい
- 服は着せっぱなしにせず、こまめに洗って清潔に保つ
- 人用の育毛剤や薬は使わず、皮膚の変化は動物病院で相談する
小型犬や毛の短い犬は、服が役立ちやすい犬の例として獣医師監修の解説でも挙げられています。チワワもその一つです。
ただ、服はあくまで「毛を受け止める布」です。『服を着せたら抜け毛が減る』わけではない、というところから考えていきましょう。
チワワの抜け毛と服の付き合い方
チワワの抜け毛の基本的なお手入れや、ブラッシングの進め方はチワワの抜け毛対策で詳しく書いています。この記事では、服を使う時に知っておきたいことに絞ってお話ししますね。
ロングとスムースで、服の役立ち方は違う?
チワワには、毛の長いロングコートと、短くなめらかなスムースコートの2タイプがいます。毛のつくりは上毛と下毛のダブルコートの子もいれば、シングルコートの子もいると、獣医師監修の解説で紹介されています。
春と秋は換毛期で、下毛が生えかわって抜け毛が増える時期です。毛の長さによって、服を着せた時の困りごとも少し変わってきます。
| 毛のタイプ | 抜け毛の様子 | 服を着せる時に気をつけること |
|---|---|---|
| ロングコート | 抜けた毛が長い毛にからみ、とかすとごっそり取れる | 脇や首まわりがこすれて毛玉になりやすい |
| スムースコート | 短い毛が布に刺さるように残りやすい | 服の裏側や縫い目に毛が入りこみやすい |
| ダブルコートの子 | 換毛期に下毛がまとまって抜ける | 着せる前に下毛を取っておく |
| シングルコートの子 | 下毛が少なく、季節での差が目立ちにくいことも | 寒さ対策として着せる場面が多い |
毛の色と服の色を合わせると、毛が目立ちにくい
白やクリームの毛の子に黒い服を着せると、服についた毛がとても目立ちます。毛の色に近い明るい色の服を選ぶと、着せている間も脱がせた後も、毛が気になりにくいです。
濃い色の子なら、反対に暗めの色の服が使いやすいですね。服の裏地の色も、毛の取りやすさに関わるので見ておきましょう。
『うちの子はどっち?』と迷ったら
ダブルコートかシングルコートかは、見た目だけでは分かりにくいこともあります。換毛期に白っぽい綿のような毛がたくさん取れるなら、下毛がある子だと考えやすいです。
はっきりさせたい時は、トリミングサロンや動物病院で聞いてみてください。「換毛期にどれくらい毛が抜けるタイプですか」と聞くと、お手入れの計画も立てやすくなります。
ロングコートの子は、服の下の毛玉に気をつけて
ロングコートの子は、胸元・耳・首・内股などに毛玉ができやすいと紹介されています。服を着せると、首まわりや脇がこすれて、そこからからまりやすくなるんです。
着せる前にピンブラシやコームで毛をほぐしておき、脱がせた後にもう一度コームを通す。この「前と後の2回」を習慣にすると、服の下で毛玉が育ちにくくなりますよ。
素材えらびは「静電気」と「毛のつき方」で考える
小型犬の服は種類がたくさんあって迷いますよね。抜け毛対策として選ぶなら、静電気の起きやすさと、毛のつき方・取れやすさの2つを見るのがおすすめです。
化学繊維は静電気が起きやすいので、人も犬もできるだけ化繊を避けて天然繊維にする、という対策が獣医師の監修で紹介されています。肌が敏感な犬には、綿で縫い目が外側にある服が向くという解説もあります。
| 素材 | 静電気 | 毛のつき方 | 洗いやすさ |
|---|---|---|---|
| 綿 | 起きにくいほう | 毛はつくが、振ると落ちやすい | 家で洗える物が多い |
| 麻・綿と麻の混紡 | 起きにくいほう | 表面がさらっとして毛が残りにくい | 洗濯表示を確かめる |
| フリース・ボア | 起きやすいほう | 起毛に毛が入りこんで取れにくい | 毛を取ってから洗う手間がかかる |
| ニット(毛糸) | 素材による | 編み目に毛がからみやすい | 縮みやすい物もある |
| ナイロン・ポリエステルの薄手生地 | 起きやすいほう | 表面がつるっとして毛がつきにくい | 乾きやすい |
迷った時の選び方
『結局どれがいいの?』と思いますよね。冬の家の中で着せるなら綿、雨の日の散歩なら表面のなめらかな生地、というように場面で分けて考えると選びやすいです。
フリースやボアはあたたかい反面、毛と静電気の両方に悩みやすい素材です。使う時は、着せる前にブラッシングを済ませておきましょう。
- タグの素材表示で、綿など天然繊維の割合を見る
- 内側の縫い目が肌に当たらないか、裏返して確かめる
- 洗濯表示で、家で洗えるかを見る
- 毛がからみやすい起毛素材かどうか、手でなでて確かめる
冬の静電気、服でどう減らす?
冬に愛犬をなでたら、指先にパチッ。驚いた経験がある方も多いはずです。冬の乾燥した空気と、体が触れる素材によって、静電気が起こりやすい環境になると紹介されています。
冬毛は空気を多く含むので、静電気が起きやすいとも言われます。犬は案外平気なことが多いそうですが、毛が服や手にまとわりつく原因にもなるんです。
| 静電気が起きやすい場面 | できる工夫 |
|---|---|
| 化学繊維の服を脱がせる時 | 綿など天然繊維の服に替える |
| 飼い主がフリースを着て抱っこする時 | 抱っこする時は綿の上着を羽織る |
| 暖房で部屋が乾燥している時 | 加湿して、空気の乾きすぎを防ぐ |
| ブラッシングの時 | 犬用の静電気防止スプレーで毛を保湿してからとかす |
| カーペットの上を歩き回った後 | 触る前に、飼い主が金属や壁に触れて放電しておく |
飼い主側の静電気にも気を配る
実は、静電気対策は犬だけでなく飼い主の服でも変わります。人も犬もできるだけ化学繊維を避ける、という考え方が紹介されています。
「パチッとしたらごめんね」と思いながらなでるより、先に自分の手を壁につけてからなでるほうが、お互いに安心ですよね。
犬用として売られている物を選び、使い方の表示を読んでから使いましょう。皮膚に赤みがある時は使う前に獣医師に相談するのが安心です。
ブラッシングの時の静電気も減らそう
乾燥した日にブラシを通すと、毛がふわっと広がってブラシにまとわりつくことがあります。こんな時は、犬用の静電気防止スプレーで毛を軽く湿らせてからとかす方法が紹介されています。
ブラッシングは、服を着せる前のひと手間としても大事です。抜けかけの下毛を取ってから着せると、服の裏側につく毛がぐっと減りますよ。
小さな体に合う服の形と、着せる時の注意
チワワは体がとても小さいので、少しのサイズの違いで着心地が大きく変わります。服のサイズの基準はメーカーによって違うので、名前だけで選ばず、首・胴回り・着丈を測ってから比べてみてください。
| 服の形 | 特徴 | 向く場面 |
|---|---|---|
| タンクトップ型 | 袖がなく、前脚を通すだけ | 初めて着せる時・家の中 |
| Tシャツ型 | 前脚の付け根まで覆う | 散歩・抜け毛の多い時期 |
| 前開き型 | 頭からかぶらずに着せられる | かぶる服を嫌がる子・シニア |
| つなぎ型 | お腹まで覆える | 雨の日の短い散歩 |
小さな体だからこそ、測ってから選ぶ
小さな犬の服は、サイズ表の数字が少し違うだけで、着た時の感じが大きく変わります。測る時は、犬を立たせて落ち着いている時に、柔らかいメジャーをそっと当ててみてください。
首まわりがきつそうにしていないか、着せた後のしぐさも見てあげましょう。抱っこしながら測ると体が丸まって数字がずれやすいので、床に立たせて測るのがコツです。
寒い日の服と、抜け毛対策の服を分けて考える
小型犬は寒さに弱い傾向があると、獣医師監修の解説でも紹介されています。冬の散歩用のあたたかい服と、家の中で毛を散らさないための服は、目的が違うんですよね。
あたたかい服は起毛素材が多く、毛がからみやすいです。散歩から帰ったら脱がせて、家の中では綿の薄い服に替える、という使い分けをすると、静電気と毛の両方に悩みにくくなります。
着せっぱなしにしないことが大事
着せっぱなしにすると、服の中が蒸れたり、こすれた所に毛玉ができたりすることがあります。皮膚や毛の様子も見えにくくなるので、時間を区切って着せましょう。
- 服の中が汗ばんで湿っている
- 脇やお腹がこすれて赤い
- 服をしきりにかんだり、脱ごうとしたりする
- ボタンやリボンを口に入れている
飾りの多い服は、かじって飲み込んでしまうおそれがあると言われます。小さなチワワにとって、ボタン1つでも大きな異物です。飾りの少ない服を選んでおきましょう。
服の洗濯は「毛を取ってから洗う」が基本
チワワの服は小さいので、ついほかの洗濯物と一緒に洗いたくなりますよね。ただ、毛がついたまま入れると、家族の服やタオルに毛が移ってしまいます。
- 脱がせたら、屋外かベランダで服を裏返して振り、大きな毛を落とす
- 粘着ローラーかゴム手袋で、縫い目や起毛部分の毛を取る
- 洗濯表示を見て、洗濯ネットに入れる
- 人の洗濯物とは分けて洗うか、最後にまとめて洗う
- 洗い終わったら、洗濯機の糸くずフィルターの毛を捨てる
- 形を整えて、風通しのよい所でしっかり乾かす
洗剤と柔軟剤の選び方
服は犬の肌に直接触れる物なので、洗剤のすすぎ残しには気をつけたいところです。洗濯の時の洗剤に注意し、柔軟剤は避けておく、という獣医師監修の解説もあります。
すすぎの回数を増やす、香りの強い洗剤を避ける、といった小さな工夫から試してみてください。
洗濯表示の読み方のコツ
服のタグにある洗濯表示は、洗濯おけの記号が家庭で洗えるか、円の記号がクリーニング店での扱いを表しています。記号に×がついていれば、その方法はできないという意味です。
表示の詳しい意味は、消費者庁の洗濯表示のページで確かめられます。「洗濯ネット使用」などの言葉が書き添えられていることもあるので、あわせて見ておきましょう。
洗う頻度の目安
服は肌に触れる物なので、汗や皮脂、抜け毛がたまります。着せた日はその日のうちに毛を取り、汚れやにおいが気になったら早めに洗いましょう。
洗い替えが1枚しかないと、乾くまでの間についそのまま着せてしまいがちです。何枚かを順番に使えるようにしておくと、清潔に保ちやすいですよ。
部屋の抜け毛と服の毛、掃除はセットで
服を着せても、脱がせた時に毛がまとまって落ちます。服を脱がせる場所と、掃除をする場所をそろえておくと、毛が家じゅうに広がりにくくなります。
| 場所 | 毛の特徴 | 掃除の工夫 |
|---|---|---|
| 服を脱がせる場所 | まとまった毛が落ちる | 玄関やベランダなど、掃除しやすい場所に決める |
| 犬のベッド・クッション | 服の上からも毛がこすれ落ちる | 洗えるカバーにして、服と一緒の日に洗う |
| ソファ・カーペット | 細かい毛が繊維に入りこむ | ゴム手袋でなでて集めてから掃除機をかける |
| 床・部屋のすみ | 静電気で毛がほこりと一緒に寄る | 拭き掃除で集めてから吸う |
| 洗濯機のまわり | 洗濯前に振った毛が落ちる | 服を振るのは屋外にする |
掃除の回数を決めておく
『毎日きれいにしなきゃ』と思うと疲れてしまいますよね。換毛期は回数を増やし、ふだんは犬のよくいる場所だけ毎日、という決め方で十分です。
床の毛は、掃除機の排気で舞い上がることがあります。モップや拭き掃除で先に集めてから掃除機をかける順番にしてみてください。
季節ごとの服と掃除の目安
1年を通して、服と掃除の力の入れどころは変わります。ざっくりとした目安を表にしておきますね。
| 季節 | 服の使い方 | 掃除で気をつけること |
|---|---|---|
| 春(換毛期) | 綿の薄い服で毛を受け止める | 回数を増やし、犬のいる場所を毎日 |
| 夏 | 暑さの負担にならない時だけ短く | 冷房の風で毛が舞うので床を拭く |
| 秋(換毛期) | 下毛を取ってから着せる | 寝床のカバーをこまめに洗う |
| 冬 | 散歩はあたたかい服、家では天然繊維 | 加湿して静電気と毛の舞い上がりを減らす |
人用の育毛剤や薬をチワワに使わないで
『薄い所に、自分の育毛剤を少しだけ…』と考えるのはやめておきましょう。人の育毛剤や発毛剤は、どれも人の頭皮に使うことを考えて作られています。
医薬品の発毛剤では、用法に「成人男性(20歳以上)」と使う人まで書かれています。体の小さなチワワに塗ったり、なめさせたりしないでください。
動物用の医薬品は、国が承認した物を、許可を受けた販売店や獣医師の処方を通じて手に入れる仕組みだと農林水産省は案内しています。皮膚や毛のことで気になる時は、獣医師に相談しましょう。
- 服がこすれる所以外にも、毛が抜けて地肌が見える所がある
- 皮膚が赤い、かさかさしてフケが多い
- かゆがる、同じ所をなめ続ける
- 元気や食欲がいつもと違う
飼い主の育毛剤の置き場所にも気をつける
家族が育毛剤を使っている家では、ボトルを犬の届かない高い所や扉つきの棚にしまっておきましょう。体の小さなチワワは、床に落ちたしずくをなめてしまうこともあります。
塗った後は手を洗ってから犬をなでる、という習慣をつけておくと安心です。
人の髪の抜け毛が気になる方へ
愛犬の抜け毛を調べながら、自分の髪も気になってきた方もいるかもしれません。人の育毛剤や頭皮用の化粧品の違いは、育毛剤とはどんな物かを説明した記事で確かめられます。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見るよくある質問
チワワに服を着せると抜け毛は減りますか?
服を着せても、抜ける量そのものは変わりません。抜けた毛が散らばるのを抑える道具として、ブラッシングと合わせて使いましょう。
静電気が起きにくいのはどんな素材ですか?
化学繊維は静電気が起きやすいとされ、綿などの天然繊維に替える対策が紹介されています。部屋の加湿や、飼い主の服の素材も見直すと効果的です。
スムースコートでも服を着せたほうがいいですか?
毛の短い子は、寒い日の散歩などで服が役立つ場面があります。ただ、嫌がる時は無理をせず、様子を見ながら短い時間から試してください。
服は何枚くらい用意すればいいですか?
洗って乾かす間に着せる物があると、清潔に保ちやすくなります。季節や場面に合わせて、何枚かを順番に使うのがおすすめです。
服を洗う時、人の洗濯物と一緒でもいいですか?
毛をよく取ってからなら一緒に洗う方もいますが、毛が移るのが気になるなら分けて洗いましょう。洗った後は糸くずフィルターの毛を捨てておくと安心です。
服を脱がせたら皮膚が赤くなっていました。
こすれや蒸れが原因のこともありますが、自己判断はせず、服はいったん休ませましょう。赤みが続く、かゆがるといった時は動物病院で相談してください。
服を着せると毛がからまってしまいます。
首まわりや脇がこすれて、抜けた毛がからまることがあります。着せる前後にコームを通し、こすれにくい形や素材の服に替えてみてください。
まとめ
- チワワの服は、抜けた毛を散らばらせないための道具として役立つ
- ロングとスムースで、服を着せた時の毛の困りごとが少し違う
- 素材は静電気と毛のつき方で選び、冬は天然繊維の服が使いやすい
- 加湿や飼い主の服の素材も、静電気対策になる
- 服は毛を取ってから洗い、脱がせる場所と掃除する場所をそろえる
- 人用の育毛剤や薬は使わず、皮膚の変化は動物病院で相談する





コメント