抜け毛対策のドライヤーの使い方は?乾かし方と選び方の確認

抜け毛対策のためのドライヤーの使い方と選び方を表したアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

髪を乾かすたびに床に落ちる毛を見て、『ドライヤーのせいで抜けているのかな』と気になっていませんか。

結論から言うと、ドライヤーは抜け毛対策の味方です。濡れたままの時間を短くできるからです。大事なのは、熱を近づけすぎない使い方と、自分に合う物を仕様表で選ぶことなんです。

この記事では、抜け毛対策としてのドライヤーの使い方と、買い替える時に見る確認項目が分かります。

目次

抜け毛対策にドライヤーは使っていい?先に結論

先に結論
  • 濡れた髪をそのままにせず、根元から乾かすのが基本
  • 抜け毛を増やしやすいのは、熱の近づけすぎと髪の引っぱりすぎ
  • ドライヤーは家電なので、育毛剤のような効能をうたえる物ではない
  • 買い替える時は「風量・温度の切り替え・冷風・重さ・手入れ」の5つを仕様表で見る

『熱は髪に悪いから、自然に乾かしたほうがいいのでは』と思う方もいるはずです。ただ、長い時間濡れたままでいると、頭皮が湿った状態も続きます。

育毛剤のメーカーにも、濡れたまま放置すると雑菌が増えやすいと案内している所があります。乾かすこと自体は、頭皮を清潔に保つ流れの一部なんです。

ドライヤーでできることドライヤーではできないこと
濡れた時間を短くする抜けた毛を元に戻す
根元を乾かして頭皮のべたつきを残さない薄毛や抜け毛の原因を取り除く
寝る前に髪を乾いた状態にする育毛剤の代わりになる
冷風で仕上げて熱をこもらせない頭皮の赤みやかゆみをよくする

頭皮の状態に合わせたケアの全体像は、育毛剤とはどんな商品?で区分の違いから紹介しています。ドライヤーは、その土台を整える道具と考えてみてください。

洗う・乾かす・塗るを1つの流れで考える

抜け毛対策というと、育毛剤やシャンプー選びに目が行きがちですよね。でも実は、その間にある「乾かす」がおろそかだと、せっかくの流れが途中で崩れてしまうんです。

洗い方を変えた、育毛剤を使い始めた、という時こそ、乾かし方もそろえて見直してみてください。どれか1つだけ頑張るより、3つを無理のない形でつなげるほうが続けやすくなります。

乾かす時に抜ける毛は、増えた証拠?

ドライヤーを当てると、洗面台に毛がたくさん落ちますよね。実は、その多くはもともと抜ける時期を迎えていた毛なんです。

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、1日に抜ける毛は個人差や季節差、ヘアケアの仕方にもよるものの、おおよそ100本程度までと言われているとしています。洗う時と乾かす時は、その日の抜け毛がまとめて落ちやすい場面です。

乾かした後に見ておきたいこと
  • 落ちた毛の量が、先週と比べて大きく変わっていない
  • 途中でちぎれたような短い毛ばかりではない
  • 頭皮に赤み・かゆみ・痛みが出ていない
  • 丸く抜けている所や、急に地肌が見える所がない

ちぎれた毛が多い時は、抜け毛より「切れ毛」の可能性があります。熱の当てすぎや、ブラシで強く引っぱるクセがないか見直してみましょう。

丸く抜けている所がある時、短い間に目に見えて増えた時は、ドライヤーの工夫より先に皮膚科で相談してください。

乾かす時間を「見比べる時間」にする

毎日の抜け毛を数えるのは大変ですよね。そこでおすすめなのが、乾かし終わった後の洗面台を、スマホで1枚撮っておくやり方です。

週に1回、同じ曜日に撮るだけで、先週と比べて増えたかどうかが落ち着いて見られます。気になった日の写真は、皮膚科で相談する時にも話のきっかけになりますよ。

抜け毛が気になる時の乾かし方の手順

抜け毛が気になる時期は、「乾かす速さ」より「髪を引っぱらないこと」を優先するのがコツです。基本の当て方や距離の詳しい話は育毛剤を使う時のドライヤーの当て方にまとめているので、ここでは抜け毛を気にする方向けの動きに絞りますね。

引っぱらない乾かし方
  1. タオルを頭皮に当て、ポンポンと押して水気を吸わせる
  2. 手ぐしで毛先のからまりを軽くほどいておく
  3. 根元に指を入れ、地肌に風が通るように髪を持ち上げる
  4. ドライヤーは同じ所に止めず、小さく振りながら根元から乾かす
  5. 根元が乾いたら中間から毛先へ、風を上から下に当てる
  6. 最後に冷風を全体に当てて、熱をこもらせない

手順2で毛先をほどいておくと、乾かしながら指が引っかかる回数が減ります。からまったまま指を通すと、抜ける時期ではない毛まで引っぱってしまうんです。

洗面所で、こんなやり取りをしたことはないでしょうか。

「乾かす時、指が髪に引っかかってブチッとなるんだよね」

「それ、先に毛先をほどいてから乾かすと減るよ」

育毛剤を使っている人は順番を確かめる

育毛剤は、タオルドライ後に塗ってから乾かす物と、乾かしてから塗る物があり、商品ごとに案内が違います。順番の考え方は育毛剤とドライヤーはどっちが先?で紹介しているので、手元の説明書と見比べてみてください。

ドライヤーの選び方は?仕様表で見る確認項目

『抜け毛が気になるから、いいドライヤーに買い替えたい』という方も多いですよね。ここが大事なところで、選ぶ時は宣伝の言葉より、仕様表とカタログの数字・機能を見るのが確実です。

富山・石川・福井の消費生活(支援)センターが共同で行ったヘアドライヤーのテストでも、銘柄によって温風温度や風速、安全機能が違うので、カタログ等で確かめて自分に合った物を選ぶようすすめています。

確認項目どこに書いてある?抜け毛対策で見るポイント
風量・風速の切り替え仕様表・カタログ切り替えが多いと、根元は強め・毛先は弱めと使い分けやすい
温度の切り替え仕様表・本体のスイッチ温度を下げるモードがあると、熱を近づけすぎずに済む
冷風スイッチ本体・取扱説明書温風と別のスイッチだと、仕上げの切り替えがしやすい
本体の重さ仕様表髪が長い・乾かす時間が長い人ほど、腕が疲れにくい物を
運転音カタログ・店頭で試す風が強い物ほど音が大きい傾向。夜に使う人は確かめておく
吸込口の手入れ取扱説明書フィルターが外しやすく、奥まっていない物が掃除しやすい
電源コードの長さ仕様表洗面台からコンセントまでの距離に足りるか

同じテストのモニター評価では、温風と冷風の切り替えスイッチが別になっている物、温風温度が高すぎない物、風量の切り替えが多い物の評価が高かったとされています。抜け毛が気になる方にとっても、そのまま使える視点ですよ。

「頭皮にやさしい」などの言葉はどう読む?

ドライヤーの売り場では、「頭皮ケアモード」のような名前を見かけることがあります。これは、温度や風の出方を切り替える機能の名前として読むのがおすすめです。

ドライヤーは電気用品として売られている家電で、医薬部外品の育毛剤とは区分が違います。育毛剤のように「脱毛の予防」などの効能が認められた物ではないので、モードの名前を「抜け毛が減る」と受け取らないようにしましょう。

店頭で試す時は

重さは仕様表の数字だけでなく、実際に持って腕を上げた姿勢で確かめてみてください。乾かす時間が長い方ほど、少しの差が毎日の負担に変わります。

仕様表に出てくる言葉

カタログを見ても、言葉の意味が分からないと比べにくいですよね。よく出てくる言葉を短くまとめておきます。

言葉意味見る時のひと言
定格消費電力使う時の電力の目安コンセントの使い方の注意とセットで読む
風量・風速出てくる風の量や速さ切り替えの段数も一緒に見る
温風・冷風熱い風と、熱を加えない風冷風のスイッチの位置を確かめる
吸込口空気を吸い込む側の穴フィルターの外しやすさを見る
吹出口風が出る側の口使用中と直後は熱くなる
ノズル・アタッチメント吹出口に付ける部品風を一点に集めるか、広げるかが変わる

ノズルで風を細く集めると、そこだけ熱が強く当たりやすくなります。根元を乾かす時は、ノズルを外すか、少し離して使うと安心です。

店で買う時とネットで買う時、確かめられること

家電量販店なら、重さや持ちやすさ、スイッチの位置、音を実際に試せます。店員さんに「冷風だけを出すスイッチはどれですか」と聞いてみるのもいい方法です。

ネット通販で買う時は、手に取れない分、仕様表と取扱説明書を先に読んでおきましょう。メーカーのサイトで取扱説明書を公開していることも多く、お手入れの方法やコードのしまい方まで買う前に確かめられます。

ネットで買う前のチェック
  • 仕様表で風量・温度の切り替えと冷風の有無を見た
  • 本体の重さとコードの長さを、今使っている物と比べた
  • 取扱説明書でフィルターの外し方を確かめた
  • 販売元とメーカーの問い合わせ先が書かれている

安全表示と、事故を防ぐ使い方

ドライヤーは毎日使う物なので、安全面も抜け毛対策と同じくらい大事です。実は、コードの扱い方や吸込口のホコリが、事故につながることもあるんです。

表示・注意意味確かめ方
PSEマーク電気用品安全法に基づく表示本体や銘板に、定格電圧・定格消費電力・事業者名と一緒に表示されている
Sマーク第三者認証機関が製品試験や品質管理を調べ、安全性を確認したことを示す任意の表示本体の表示を見る。付いていない物もある
コードの扱い束ねたまま使う・本体に巻きつけて収納すると断線の原因になる使わない時は丸くゆるく束ねる
コンセント消費電力が大きいので、ほかの器具と一緒に使うと異常に熱くなるおそれ説明書の指定に沿って単独で使う

製品評価技術基盤機構(NITE)は、吸込口から毛髪が吸い込まれてファンに絡み、異常に熱くなった事例を紹介し、吸込口に髪を近づけすぎないよう呼びかけています。髪が長い方は、乾かす時に吸込口側の位置にも気をつけてみてください。

月に1回のお手入れチェック
  • 吸込口のフィルターにホコリや髪の毛が詰まっていない
  • 吹出口に焦げたような汚れや異物がない
  • コードの付け根が折れ曲がったり、ねじれたりしていない
  • 使っている時に、焦げたにおいや異音がしない
  • 使い終わったらスイッチを切り、プラグを抜いている

吸込口や吹出口のホコリは、歯ブラシなどで取り除くようテストのアドバイスにも書かれています。使用中や使い終わった直後は吹出口が熱くなっているので、冷めてから掃除しましょう。

今のドライヤーを使い続ける?買い替える?状況別の目安

『まだ使えるけど、買い替えたほうがいいのかな』と迷う方もいますよね。抜け毛対策という目で見ると、判断の軸は「乾かす時間」「熱の当たり方」「安全」の3つです。

今の状況考えたいこと目安
乾かすのに時間がかかり、途中でやめてしまう風量が足りているか風量の切り替えがある物を検討
熱くて頭皮がヒリヒリする温度の切り替えがあるか・近づけすぎていないかまず距離を離す。温度を下げるモードがあれば使う
冷風が出ない・切り替えにくい仕上げに冷風を使えているか冷風スイッチが別の物を検討
焦げたにおい・火花・異音がある安全面使うのをやめ、メーカーに相談
重くて腕が疲れる毎日続けられるか店頭で持ち比べて軽めの物を
特に困っていない使い方で直せる所があるか買い替えず、乾かし方の手順を見直す

焦げたにおいや火花がある時は、抜け毛のことより先に安全を優先してください。それ以外は、まず使い方を変えてみて、困りごとが残る時に買い替えを考えれば十分です。

髪の長さや頭皮の状態で、乾かし方を変える

同じドライヤーでも、髪の長さやその日の頭皮の状態で、気をつけたい所が変わります。自分に近い行を探してみてください。

こんな時気をつけたいこと乾かし方のひと工夫
髪が短い頭皮に風が直接当たりやすい少し離して、小さく振りながら当てる
肩くらいの長さ根元より毛先が先に乾きやすい根元を先に乾かし、毛先は最後に弱めの風で
背中までの長さ乾かす時間が長く、腕も疲れやすいタオルで水気をしっかり取ってから始める
頭皮が乾燥しやすい熱でつっぱる感じが出やすい温度を下げるモードや冷風を多めに使う
汗をかいた日根元に湿り気が残りやすい洗った後、根元を指で触って乾き具合を確かめる
カラーやパーマをした日髪が傷みやすい状態熱を近づけず、毛先は冷風で整える

乾かす時間が取れない夜は

疲れていて全部乾かせない日もありますよね。そんな日は、毛先は後回しにして、根元だけでも乾かしてから寝るようにしてみてください。

「今日はもう無理…」という夜でも、根元だけなら数分で終わることが多いです。湿ったまま枕に当たる時間を減らすだけでも、頭皮の負担は変わります。

育毛剤えらび

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抜け毛対策でやりがちなドライヤーの失敗

良かれと思ってやっていることが、髪や頭皮の負担になっていることもあります。よく見かける失敗をまとめてみました。

よくある失敗
  • 早く乾かしたくて、吹出口を頭皮にくっつけるように当てる
  • 同じ所にずっと温風を当て続ける
  • からまったまま、ブラシで引っぱりながら乾かす
  • 根元が湿ったまま、毛先だけ乾かして寝てしまう
  • 吸込口のフィルターを一度も掃除していない

「近づけすぎ」を防ぐ目安

テストでは、吹出口から一定の距離より近づくと温風の温度が急に上がる銘柄もあったとされています。メーカーの取扱説明書には、髪から離す距離の目安が書かれていることが多いので、一度読んでみてください。

例えば、ある家電メーカーは「吹出口から3cm以上、吸込口から10cm以上、髪から離して使ってください」と案内しています。数字は機種で違うこともあるので、手元の説明書が基本です。

乾かしすぎも気にしておく

根元が乾いた後も温風を当て続けると、毛先がパサつきやすくなります。指で根元を触って乾いていたら、冷風に切り替えて終わりにしましょう。

家族と1台を使う時に気をつけたいこと

家族で同じドライヤーを使っていると、使い終わった後にコードを本体に巻きつけて片付ける人がいることもありますよね。収納の仕方は家族みんなでそろえておくと安心です。

小さな子どもがいる家庭では、乳幼児の手の届く場所で使わないよう説明書に書かれていることもあります。使い終わったらプラグを抜き、吹出口が冷めてから手の届かない所にしまうようにしましょう。

よくある質問

抜け毛対策なら、ドライヤーより自然乾燥のほうがいいですか?

長い時間濡れたままにするより、根元から乾かすほうが頭皮を清潔に保ちやすいです。熱を近づけすぎず、最後に冷風で仕上げてみてください。

ドライヤーを使うと抜け毛が増える気がします。

乾かす時は、その日に抜ける時期の毛がまとめて落ちやすい場面です。先週と比べて量が大きく変わっていないか、ちぎれた毛ばかりでないかを見てみましょう。

高いドライヤーに替えれば抜け毛は減りますか?

ドライヤーは家電で、抜け毛を減らす効能が認められた物ではありません。価格より、風量・温度の切り替え・冷風・重さ・手入れのしやすさで自分に合う物を選ぶのがおすすめです。

「頭皮モード」は使ったほうがいいですか?

温度や風の出方を変える機能として、熱いと感じる時に使ってみるのはよいと思います。効き目を期待する機能ではないので、乾かし方の基本と合わせて使いましょう。

育毛剤を使っている日は、ドライヤーの前と後どちらに塗りますか?

商品によって案内が違います。説明書の「使い方」を確かめ、書かれていなければメーカーの問い合わせ窓口で聞いてみてください。

ドライヤーの抜け毛対策で、まず1つだけ変えるなら?

乾かす前に毛先のからまりを手ぐしでほどくことです。指が引っかかる回数が減り、抜ける時期ではない毛を引っぱりにくくなります。

ドライヤーで頭皮がヒリヒリする時は?

距離を離し、温度を下げて様子を見てください。赤みやかゆみが何日も引かない時は、皮膚科で診てもらいましょう。

まとめ

この記事の要点
  • ドライヤーは濡れた時間を短くできる、抜け毛対策の土台の道具
  • 乾かす時に落ちる毛は、抜ける時期の毛がまとめて落ちていることが多い
  • 毛先をほどいてから、根元を持ち上げて乾かし、冷風で仕上げる
  • 選ぶ時は仕様表で風量・温度の切り替え・冷風・重さ・手入れを確かめる
  • PSEやSマークの表示、コードと吸込口の手入れで安全に使う
  • 丸く抜けた所や急な増加、続く赤み・かゆみは皮膚科へ
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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