ヘアカラーの抜け毛対策は?染める前後の頭皮ケアと育毛剤の使い方

洗面台に置かれたハケとラベルの無い容器とタオル

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カラーをした後、シャンプーの時に抜け毛が多い気がして『もしかして染めたせい?』と不安になった方も多いですよね。

結論から言うと、ヘアカラーの抜け毛対策は「染める前・当日・染めた後」で頭皮ケアを分けて考えるのが近道です。育毛剤も、染めた後いつから使うかの案内が商品ごとにあるので、それに合わせれば薄毛対策とカラーは両立しやすくなります。

この記事では、染める前後のケアの流れを表にして、育毛剤を再開するタイミングや相談の目安をお話ししますね。

目次

ヘアカラーで抜け毛が気になる時は?先に答え

先に答え
  • 日本皮膚科学会は、極端に頻回のカラーリングはなるべく避けるようすすめている
  • 毛染めの肌トラブルの多くはかぶれ(接触皮膚炎)。染める前のパッチテストが大事
  • 育毛剤は染めた直後に使うと色落ちすることがあり、再開のタイミングは商品ごとに違う
  • かゆみ・赤み・急に増えた抜け毛は、カラーも育毛剤も休んで皮膚科へ

日本皮膚科学会の一般向けQ&Aには「髪に負担のかかるような髪型や極端に頻回のカラーリングはなるべく避けましょう」と書かれています。カラーをやめる必要があるという意味ではなく、回数や頭皮の状態に気を配ろう、ということなんです。

気になることまず考えたいこと
染めた後の抜け毛が多い気がする1日の抜け毛は100本程度までと言われ、季節やヘアケアでも変わる
頭皮がかゆい・赤いかぶれの可能性。カラーを続けず皮膚科へ
育毛剤を使っている染めた後の再開時期を商品の案内で確かめる
何度も染めている間隔と頭皮の状態を記録して見直す

『カラーのせいで薄くなったのかも』と決めつけてしまうと、不安ばかりが大きくなりますよね。まずは表のどれに当てはまるかを見てみてください。

男性の白髪染めやメンズカラーも考え方は同じ

男性向けの白髪染めやメンズカラーでも、染める前の注意やパッチテストの考え方は変わりません。短髪だと薬剤が地肌に付きやすいので、むしろ頭皮のケアを意識したいところです。

育毛剤を使っている男性は、染める日と育毛剤を休む日をセットで決めておくと迷いませんよ。

染める前・当日・染めた後の頭皮ケア表

ヘアカラーと抜け毛対策を両立するには、時間の流れで考えると分かりやすいです。ここでは染める日を中心に、前後でしておきたいことをまとめました。

タイミング頭皮ケア育毛剤の扱い
染める日の数日前頭皮に傷・湿疹・かゆみがないか見るいつもどおり使う
染める48時間前ヘアカラーの説明書どおりにパッチテストいつもどおり使う
染める前日頭皮をこすりすぎない洗い方にする商品の案内を見て使うか決める
染める当日(前)頭皮をかかない・ひっかかない染める前に付けるかは商品の案内に従う
染める当日(後)すすぎを丁寧に。しみる・かゆい時は様子を見る多くは当日を控える案内
染めた後の数日〜1週間赤み・かゆみ・抜け毛の様子を見る商品ごとの再開時期に合わせる

ヘアカラーの業界の注意表示の基準では、染毛の48時間前に皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をすることが毎回求められています。前に大丈夫だったからといって省かないのがポイントです。

頭皮に傷があるなら日程をずらす

染める前に頭皮を見て、傷やかさぶた、湿疹があれば、その日に染めるのは見送るのが安心です。予約していた日でも、頭皮が落ち着いてからにずらしてもらいましょう。

染める前にしておきたいこと

『いつも染めているから、前の準備は特にしていない』という方もいますよね。ただ、パッチテストは前回大丈夫だった人も含めて、染めるたびに行うものとされているんです。

染める前の準備
  1. ヘアカラーの説明書の「使用上の注意」を読み、使えない人に当てはまらないか確かめる
  2. 説明書の方法で、染める48時間前にパッチテストを行う
  3. テスト中に赤み・かゆみ・ぶつぶつが出たら、その製品で染めない
  4. 頭皮に傷や湿疹がないか、鏡やスマホのカメラで確かめる
  5. 育毛剤の箱や公式Q&Aで、カラーの前後の使い方を確かめておく

消費者安全調査委員会の報告書の概要では、毛染めによる皮膚障害の多くは接触皮膚炎で、酸化染毛剤は特にアレルギー性接触皮膚炎を起こしやすいとされています。軽い症状だからと染め続けるうちに、急にひどくなることがあるとも説明されています。

染めないほうがいいサイン
  • 今までにヘアカラーでかぶれたことがある
  • パッチテストで赤み・かゆみなどが出た
  • 頭皮に傷・はれもの・湿疹がある
  • 前回染めた後に、顔や首まで赤くなったりかゆくなったりした

業界の注意表示の基準でも、今までにヘアカラーでかぶれたことのある方は使用しないこととされています。当てはまる時は、自己判断で染め続けず皮膚科で相談してください。

美容院では育毛剤のことも伝える

美容院で染める時は、育毛剤や発毛剤を使っていることを伝えておくと安心です。例えばこんな伝え方です。

「頭皮に育毛剤を使っているので、できるだけ地肌に付けないように染めてもらえますか?」

「前回染めた後に少しかゆみがあったんですが、大丈夫でしょうか」

美容師さんは染め方を調整してくれることもあります。気になることは遠慮せず話してみてくださいね。

染めた当日の過ごし方

染めた当日は、頭皮がいつもより敏感になっていることがあります。スカルプDボーテのQ&Aでも、カラーリング直後は肌が敏感になっているとして、気になる方は使用を控えるか頭皮の様子をみながら使うよう案内しています。

当日に気をつけたいこと
  • 頭皮がしみる・かゆい時に、かきむしったり強くこすったりする
  • 育毛剤をいつもの調子で付けて、色落ちさせてしまう
  • 熱すぎるお湯で長くシャワーを当て続ける
  • 頭皮の異常に気づいても「そのうち治まる」と様子を見すぎる

当日に育毛剤を控える案内の商品は多いです。デルメッドのヘアエッセンスは、カラー当日は染毛料が落ちやすくなるので使用を控えるよう案内しています。

セルフカラーの日のすすぎ方

自宅で染める日は、すすぎが足りずに薬剤が頭皮に残りやすくなります。生え際や耳の後ろ、えり足は流し残しが多いところなので、手で触って確かめながらお湯を当ててみてください。

すすいだ後は、タオルで押さえるように水気を取ります。ゴシゴシ拭くと、敏感になっている頭皮をこすってしまうので気をつけましょう。

発毛剤は「完全に染毛を終えた後」

医薬品の発毛剤を使っている方は、添付文書を確かめてください。ミノキシジル配合の発毛剤には、染毛剤を使う場合は完全に染毛を終えた後に本剤を使うよう書かれています。

発毛剤の使い方で分からないことは、購入した店の薬剤師に相談するのが安心です。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

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染めた後、育毛剤はいつから?メーカーごとの案内

『育毛剤は何日休めばいいの?』という疑問がいちばん多いかもしれません。実は、答えは商品ごとにばらばらなんです。

商品カラーとの関係で案内していること
スカルプD ボーテ 薬用スカルプセラム直後は色落ちの可能性があるので2〜3日は使用を控える。気になる方は1週間控えるか様子を見て
マイナチュレ使用はできる。色落ちを避けるため、施術後1週間程度の間隔をすすめている
花王 サクセスの育毛剤カラーした髪にも使えるが、ぬれた状態では色落ちすることがあるので使った後はよく乾かす。ヘアマニキュアは特に注意
デルメッド ヘアエッセンスカラー当日は控える
コラージュフルフル 育毛シリーズアルコール配合のため、染毛後間もない時は数日おく
髪姫染める時は、育毛剤を使った後に髪をよく乾かしてから
M-1 育毛ローションノンアルコールなのでパーマやカラーへの影響はない旨の案内

並べると、休む日数は「当日だけ」「2〜3日」「1週間程度」と幅があります。理由として多いのは、育毛剤に含まれるアルコールで色落ちしやすくなることなんですね。

自分の育毛剤の案内が見つからない時

公式ページにカラーとの関係が書かれていない商品もあります。その場合は、箱の全成分にエタノールがあるかを見て、販売元に問い合わせて確かめるのが安心です。

haruの公式FAQのように、色落ちが気になる時は目立たない部分で試すよう案内している商品もあります。生え際など色落ちが目立ちやすいところは、少量から様子を見てみてください。

育毛剤を休んでいる間の頭皮ケア

『休んでいる間に抜け毛が増えたら…』と心配になりますよね。数日から1週間ほど休むのは、商品のメーカーが色落ちを防ぐために案内していることです。

休んでいる間は、頭皮をこすりすぎない洗い方と、よく乾かすことを意識しておけば十分です。再開する日をカレンダーに書いておくと、そのまま使い忘れてしまうのを防げますよ。

カラーの種類で頭皮への付き方が違う

ヘアカラーと一口に言っても、種類によって頭皮への付き方や育毛剤との関係が変わります。消費者安全調査委員会の報告書の概要では、ヘアカラーリング剤は医薬部外品の染毛剤と、化粧品の染毛料に分けられると説明されています。

種類(区分)染まり方頭皮ケアで気をつけたいこと
酸化染毛剤(医薬部外品)毛髪の内部まで浸透して染める。色落ちが少ないかぶれが起きやすいとされる。パッチテストを毎回
ヘアマニキュア(化粧品)毛髪の表面に吸着して染める頭皮に付くと落ちにくい。育毛剤で色落ちしやすい
カラートリートメント(化粧品が多い)使うたびに少しずつ色が付く頭皮に付く量が多くなりやすい。使い方の表示を守る
一時染め(化粧品が多い)シャンプーで落ちる育毛剤の液で色が流れることがある

酸化染毛剤は、アレルギー性接触皮膚炎を起こしやすいとされる種類です。一方でヘアマニキュアは、酸化染毛剤と比べるとアレルギー性接触皮膚炎を起こすことは少ないとされています。

ただ、どの種類でも肌に合わないことはあります。種類を変えた時も、説明書の注意を読んでから使ってくださいね。

白髪染めをくり返している方は

白髪染めは伸びてきた根元を染め直すために続けることが多く、そのたびに頭皮に薬剤が触れます。根元だけ染める「リタッチ」にしてもらうなど、頭皮に付く量を減らす方法を美容師さんに相談してみるのも1つの方法です。

白髪と薄毛の対策を一緒に考えたい方は、薄毛と白髪の対策を一緒にする時の順番も参考にしてください。

抜け毛やかぶれが気になった時の見分け方と相談先

染めた後の不安は、「抜け毛」と「頭皮の症状」に分けると整理しやすくなります。

気になる変化考えられることどうするか
かゆみ・赤み・ぶつぶつかぶれ(接触皮膚炎)の可能性カラーをやめて皮膚科へ。次回の毛染めも相談
顔・首・耳まで赤くはれる症状が広がっているすぐに皮膚科を受診する
シャンプー時に抜け毛が多い気がする生え替わりの範囲のことも多い数日続けて様子を見る。急に増えたら皮膚科へ
円形に抜けた・地肌が見える範囲が広がったカラー以外の原因の可能性もある自己判断せず皮膚科で相談

日本皮膚科学会のQ&Aでは、抜け毛が生じた場合は皮膚科など専門の医療機関を受診し対策を知ることが大切とされています。かぶれについても、同学会のQ&Aに化粧品・毛染めの項目があります。

病院の検査としてのパッチテスト

かぶれの原因を調べる時、皮膚科では背中や腕の外側にテスト用の物を48時間貼り、その後も何度か判定するパッチテストが行われます。ヘアカラーの説明書のパッチテストとは別物なので、症状が出た時は受診して相談してみてください。

育毛剤のせいか、カラーのせいか分からない時

『育毛剤とカラー、どっちが原因?』と迷いますよね。両方を同時に使っていると、自分で見分けるのは難しいです。

異常が出た時は、どちらもいったん使うのをやめて皮膚科で相談しましょう。受診の時は、使ったヘアカラーと育毛剤の箱を持っていくと話が早いですよ。

薄毛対策とカラーを続けるための記録

ヘアカラーと薄毛対策を長く続けるなら、染めた日と頭皮の様子を記録しておくと、次の予定が立てやすくなります。

染めるたびに書いておきたいこと
  • 染めた日と、美容院かセルフか
  • 使ったカラーの種類(酸化染毛剤・ヘアマニキュア・カラートリートメント等)
  • パッチテストをした日と結果
  • 染めた後の頭皮の様子(しみた・かゆい・なし)
  • 育毛剤を休んだ日数と、再開した日

記録が数回分たまると、『この種類の後はかゆくなりやすい』『この間隔なら頭皮が落ち着いている』といったことが見えてきます。次に美容院で相談する時にも役立ちますよ。

カラーの間隔を決める時の考え方

カラーの間隔は、髪の伸び方や好みで人それぞれです。日本皮膚科学会のQ&Aでは、毛は1日に約0.4mm伸びるとされているので、根元の色が気になってくる時期はある程度予想がつきます。

『根元が気になるたびに全体を染める』より、根元だけ染める日と全体を染める日を分けると、頭皮に薬剤が触れる回数を考えやすくなります。どのくらいの間隔がいいかは、頭皮の様子を見ながら美容師さんと決めてみてください。

育毛剤の区分や選び方の基本は育毛剤とはどんな商品か、整髪料との順番は育毛剤と整髪料を併用する時の順番で確かめられます。

よくある質問

ヘアカラーをすると抜け毛が増えますか?

カラーをしたから抜け毛が増える、と言い切ることはできません。ただ日本皮膚科学会は、極端に頻回のカラーリングはなるべく避けるようすすめています。頭皮のかゆみや赤み、急に増えた抜け毛がある時は皮膚科で相談してください。

育毛剤は染める前日まで使っていいですか?

多くの商品は、染めた後の使い方を案内しています。染める前の扱いは商品ごとに違うので、箱や公式Q&Aを確かめ、書かれていない時は販売元に問い合わせてください。

パッチテストは毎回したほうがいいですか?

ヘアカラーの業界の注意表示の基準では、染毛の48時間前のパッチテストを毎回することが求められています。前回大丈夫でも、毎回説明書どおりに行いましょう。

染めた翌日に育毛剤を使ったら色が落ちました。

育毛剤のアルコールなどで色落ちすることがあります。次からは商品の案内にある日数を空け、使った後はよく乾かしてみてください。

薄毛対策としてカラーを明るくすると目立ちにくくなりますか?

髪色と地肌の色の差で見え方が変わることはありますが、感じ方には個人差があります。美容師さんに見え方を相談しつつ、頭皮の負担も考えて選びましょう。

妊娠中や授乳中にカラーと育毛剤を使ってもいいですか?

体調や肌の状態が変わりやすい時期なので、使う前に医師や薬剤師に相談すると安心です。ヘアカラーと育毛剤それぞれの説明書の注意も確かめてください。

育毛剤を休んでいる間、頭皮用の化粧品のローションなら使ってもいいですか?

化粧品のローションにもアルコールを含む物があり、色落ちの心配は同じです。使う前に成分表示と使い方を確かめ、カラーとの関係が書かれていなければ販売元に問い合わせてください。

まとめ

この記事の要点
  • ヘアカラーの抜け毛対策は、染める前・当日・染めた後に分けて考える
  • 染める48時間前のパッチテストを毎回行い、かぶれたことがある製品は使わない
  • 育毛剤の再開時期は「当日だけ」「2〜3日」「1週間程度」など商品ごとに違う
  • 酸化染毛剤とヘアマニキュアなど、種類で頭皮への付き方とかぶれやすさが違う
  • かゆみ・赤み・急に増えた抜け毛は、カラーも育毛剤も休んで皮膚科へ
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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