フォリックスを使って抜け毛が気になる時は?個人輸入品のリスクと相談先

ラベルの無いスポイト瓶と相談用にまとめた書類、メモを書く手元のイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

海外の製品「フォリックス」を使っていて、抜け毛が増えた気がする、頭皮がなんだかおかしい。『誰に相談すればいいんだろう』と一人で抱えていませんか。

結論から言うと、フォリックスを使っていて抜け毛や頭皮の変化が気になる時は、自分で量を増やしたり別の物を足したりせず、製品を持って皮膚科か薬剤師に相談するのが一番の近道です。個人輸入した医薬品は、国内の制度で守られない部分があることも知っておいてください。

この記事を読むと、フォリックスで抜け毛が気になる時に最初に見ること、個人輸入品のリスク、相談先と準備が分かります。

目次

フォリックスで抜け毛が気になる時は?先に答え

『まず何をすればいい?』と焦っている方へ、最初にやることを並べておきますね。

先に答え
  • 頭皮の赤み・かゆみ・かぶれ、動悸・めまいなど体の変化がある時は、使うのをやめて医療機関で相談する
  • 抜け毛が気になる時も、量を増やす・ほかの物を重ねるのはやめておく
  • 製品の容器・箱・説明書と、買った時の記録を手元にそろえる
  • 個人輸入した医薬品による健康被害は、国の救済制度の対象外とされている
  • これから使うことを考えている方には、この記事では使うことをすすめない

フォリックスという名前の調べ方はフォリックス育毛剤とは?で紹介しています。この記事では「すでに使っていて抜け毛が気になる時」に話を絞りますね。

自己判断でやってしまいがちなこと

不安な時ほど、ネットで見た方法をあれこれ試したくなりますよね。でも、次のような行動は、かえって状態を分かりにくくしてしまいます。

  • 抜け毛が気になって、つける量や回数を増やす
  • 別の海外の製品に切り替える
  • 頭皮のかゆみを我慢して使い続ける
  • 説明書を読まずに、販売サイトの説明だけで使う

どれも『早く何とかしたい』という気持ちから出てくることです。まずは手を止めて、次の確かめ方に進んでみてください。

手元のフォリックスは何?まず表示を確かめる

「フォリックス」は、海外の製品として個人輸入代行サイトなどで紹介されている名前です。厚生労働省やPMDA(医薬品医療機器総合機構)、消費者庁などの公的な情報では、この名前の製品についての案内は見当たりません。

検索すると、FR12やFR15のように番号違いの名前がいくつも出てきます。ローションのほか、クリームと説明されている物もあるんです。

確かめる所見ること
容器・箱の製品名番号まで含めた正確な名前
成分の表示何が入っていると書かれているか(外国語なら写真に撮る)
製造元・販売元の表示会社名と国
日本語のラベルや説明書誰が貼った物か、使い方と注意が書かれているか
買った時の記録注文したサイト、注文日、届いた日

国内で販売されている一般用医薬品なら、PMDAの検索ページで販売名や成分名から添付文書を探せます。名前で探しても見つからない時は、国内で承認を受けて販売されている物ではない可能性も考えておきましょう。

表示が読めない時は

厚生労働省は、個人輸入される医薬品は表示が外国語のため、正確に理解しにくいことを注意点として挙げています。読めない時は、自分で訳して判断せず、製品そのものを持って薬剤師や医師に見てもらう方が確実です。

『だいたいこういう意味だろう』で使い続けるのは、ここでは避けたいところですよ。

届いた時と見た目が違わない?

使っているうちに、色やにおいが前の物と違う、と感じたことはないでしょうか。厚生労働省は、個人輸入される医薬品の中には、正規のメーカー品を偽った偽造製品や、不衛生な場所や方法で作られた物があるかもしれないとしています。

前回届いた物と違うと感じたら、その容器を使わずに取っておき、相談の時に見せてください。

抜け毛が気になる時、最初に見ること

抜け毛の量より先に、頭皮と体の様子を見てください。ここが大事なところです。

まず見たいサイン
  • 頭皮や生え際、顔に赤み・かゆみ・かぶれ・フケが出ていないか
  • つけた所がヒリヒリする、熱っぽい感じがないか
  • 動悸、めまい、むくみ、頭痛など、体の変化がないか
  • まとまって抜けた所、円形に抜けた所がないか
  • 急に抜け毛が増えて、地肌が目立ってきていないか

国内で販売されているミノキシジル外用液の添付文書の例では、副作用の可能性がある症状が出たら直ちに使用を中止し、説明書を持って医師か薬剤師に相談するよう書かれています。脱毛が悪化した時も相談するよう書かれていますよ。

海外の製品は、こうした説明書が日本の基準で作られているとは限りません。だからこそ、迷ったら早めに専門家に見てもらうことが大切なんです。

今の状態ごとの次の一歩

今の状態次にすること
頭皮に赤み・かゆみ・かぶれがある使うのをやめて皮膚科で相談する
動悸・めまいなど体の変化がある使うのをやめて早めに医療機関で相談する
頭皮に異常はないが、抜け毛が多い気がする量を増やさず、製品を持って皮膚科か薬剤師に相談する
まとまって抜けた所がある皮膚科で相談する
不安で使い続けるか迷っている使い続ける前に、医師・薬剤師に相談する

『抜け毛が増えたのは効いている証拠』という話を見かけても、そう決めつけて我慢し続けるのはやめておきましょう。使い始めの抜け毛の一般的な考え方は育毛剤で初期脱毛は起こる?で紹介しています。

量を増やさない・重ねない

抜け毛が気になると、『もっとつければ』と量を増やしたくなりますよね。でも、国内の発毛剤の添付文書の例でも、決められた量より多く使っても効果はあがらないとされています。

ほかの育毛剤や頭皮用の物を重ねるのも、どれが肌に合わないのか分からなくなるので避けておきましょう。

相談の前に、抜け毛と頭皮の記録をつけておく

相談に行くまでの数日でも、記録があると医師や薬剤師に状態を伝えやすくなります。『いつから、どのくらい』を言葉だけで説明するのは、意外と難しいものですよね。

記録すること書き方の例
使い始めた日と、やめた日使い始めて約2か月、昨日から使っていない
1日の回数と量朝晩2回、説明書の量
抜け毛の印象洗髪の時に多い、枕に多い
頭皮の様子生え際がかゆい、赤い所がある
体の様子動悸、めまい、むくみの有無

抜け毛の量は、毎日同じ場面で見るのがコツです。洗髪の時に排水口に集まった量だけを見る、と決めておくと比べやすくなります。

写真は同じ場所・同じ明るさで

生え際や頭頂部が気になる時は、同じ場所・同じ明るさで写真を撮っておきましょう。頭皮の赤みも写真に残しておくと、受診した日に症状が落ち着いていても伝えられますよ。

日本皮膚科学会が紹介している抜け毛の目安

日本皮膚科学会の解説では、一日に抜ける毛はおおよそ100本程度までといわれ、個人差や季節差、ヘアケアのしかたでも変わるとされています。数えるのは大変なので、本数より「いつもと比べてどうか」を記録すれば十分です。

個人輸入品で困った時に知っておきたい国の注意

厚生労働省は「医薬品等の個人輸入は健康被害などの危険性があります」とし、通常は「メリットよりも危険性(リスク)のほうが大きい場合が多いと考えられます」としています。困った時に関わってくる点を、表にまとめますね。

厚生労働省が注意していること困った時に関わること
品質・有効性・安全性について、日本の法律に基づく確認がされていないどんな物かを日本の基準で確かめられない
正規品を偽った偽造製品かもしれない表示どおりの中身とは限らない
表示が外国語で正確に理解しにくい使い方や注意を読み違えるおそれ
健康被害は医薬品副作用被害救済制度の対象外重い副作用が出ても国の救済給付を受けられない
医師の診察・処方・経過観察が必要な医薬品がある自分だけで続けるのは避けたい

医薬品副作用被害救済制度は、国内で承認・許可を受けた医薬品を正しく使っても重い健康被害が出た時に、医療費などを給付する公的な制度です。個人輸入品はこの対象から外れる、と厚生労働省は案内しています。

家族や友人に譲らない

『自分には合わなかったから』と、残った物を家族や友人に譲るのはやめておきましょう。厚生労働省は、個人輸入した医薬品等を他の人に売ったり譲ったりすると法律に違反するおそれがあるとしています。

逆に、知り合いから「余っているから使う?」と言われた時も、受け取らないのが安心です。

SNSや口コミの写真を見て不安になった時

ネットには、海外の製品の使用前後の写真や、強い言葉の口コミが並んでいることがあります。厚生労働省は、個人輸入品の中には虚偽や誇大な効能・効果、安全性をうたって売られている物があるとしています。

写真や口コミと自分の状態を比べて焦るより、目の前の頭皮と体の変化を専門家に見てもらう方が確かですよ。

相談先と、持って行く物

『個人輸入した物のことを話したら怒られそう』と心配になる方もいるかもしれません。でも、何を使っていたかが分からないと、医師や薬剤師も判断できません。正直に伝えることが、自分の体を守ることにつながりますよ。

相談までの流れ
  1. 使うのをやめるか、続けながら相談するかを決める(体や頭皮に変化がある時はやめる)
  2. 容器・箱・説明書・日本語のラベルを袋にまとめる
  3. 買った時の注文記録や、届いた日をメモする
  4. 使い始めた日、1日の回数と量、症状が出た日をメモする
  5. 皮膚科を受診するか、薬局の薬剤師に相談する

相談先の選び方

相談先向いている時
皮膚科頭皮の赤み・かゆみ、抜け毛の状態を見てもらいたい時
内科などのかかりつけ医動悸・めまいなど体の変化がある時、持病がある時
薬局の薬剤師製品の成分や、ほかの薬との飲み合わせ・使い合わせを聞きたい時
消費者ホットライン(188)購入サイトとの返品・契約のトラブル

皮膚科専門医は、日本皮膚科学会の「皮膚科専門医MAP」で地域から探せます。日本皮膚科学会も、抜け毛がある時は皮膚科などで診てもらい、対策を知ることをすすめています。

薬局で相談する時のコツ

薬局では、混んでいない時間帯を選ぶと、薬剤師にゆっくり話を聞いてもらいやすくなります。「海外の製品のことで相談したいのですが」と最初に伝えておくと、話がスムーズです。

製品の成分表示を見せて、ほかに使っている薬や持病のことも合わせて伝えておきましょう。

伝え方の例

診察室では、例えばこんな言い方で話を始めてみましょう。

「海外の発毛剤を個人輸入して2か月ほど使っています。最近、抜け毛が増えた気がして、頭皮も少しかゆいです。製品を持ってきました。」

妊娠中・授乳中の方、持病がある方、ほかに薬を使っている方は、そのことも忘れずに伝えておきましょう。

使うのをやめた後の扱い

相談の結果、使うのをやめることになった時に、残った製品をどうするかも考えておきましょう。

残った製品の扱い
  • 相談が終わるまでは捨てずに、容器・箱ごと保管しておく
  • 子どもの手が届かない場所にしまう
  • 他の人に譲ったり売ったりしない
  • 捨てる時は、住んでいる自治体の分別のルールで確かめる

保管しておくのは、あとから症状が出た時に、何を使っていたかを医師に見せられるようにするためです。届いた時の箱や説明書も、一緒に取っておくと安心ですよ。

やめた後もしばらく様子を見る

使うのをやめた後も、頭皮の様子や抜け毛の印象を記録しておきましょう。やめた後に気になる変化が出た時も、その記録を持って相談すると話が早く進みます。

定期で届く設定になっていない?

購入サイトによっては、定期的に届く設定になっていることもあります。使うのをやめると決めたら、注文の設定や解約の方法をサイトで確かめておきましょう。

海外のサイトとのトラブルで困った時は、消費者ホットライン(188)で近くの消費生活センターを案内してもらえます。

国内で選べる物との違い

これから先の薄毛・抜け毛のケアを考える時は、国内で販売されている物の区分を知っておくと選びやすくなります。

区分どんな物か買う時のポイント
発毛剤(第1類医薬品)国内で承認された医薬品。ミノキシジルを有効成分とする外用液など薬剤師から書面で説明を受けて買う。使う前に添付文書を読む
育毛剤(医薬部外品)育毛・脱毛の予防などの効能を表示できる外箱の有効成分と使用上の注意を見る
頭皮用の化粧品頭皮・毛髪をすこやかに保つなど化粧品の範囲使い心地や続けやすさで選ぶ
医療機関での相談抜け毛の状態を診てもらう皮膚科などで相談する

国内の発毛剤(第1類医薬品)は、薬剤師が書面で説明したうえで販売する決まりになっています。対象年齢や使えない人の条件も添付文書に書かれているので、購入前に薬剤師に相談してみてください。

育毛剤と発毛剤の違いは育毛剤と発毛剤の違い、育毛剤そのものについては育毛剤とはどんな商品?で紹介しています。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

年齢や性別で使える物が違う

国内の発毛剤は、添付文書に使える人の条件が書かれています。例えば、成人男性(20歳以上)向け、成人女性(20歳以上)向けといった形で、用法が分かれている物があります。

20歳未満の方や、妊娠中・授乳中の方は、自分で選ぶ前に医師・薬剤師に相談しておきましょう。

海外の製品に目が向いた理由を振り返る

『早く何とかしたい』『国内の物は試したけれど合わなかった』など、海外の製品を選んだ理由は人それぞれですよね。その理由を医師や薬剤師に話すと、自分に合う方法を一緒に考えてもらいやすくなります。

よくある質問

フォリックスを使ったら抜け毛が増えました。続けてもいいですか?

自分だけで判断せず、製品を持って皮膚科か薬剤師に相談してください。頭皮の赤み・かゆみや、動悸・めまいなど体の変化がある時は、使うのをやめて医療機関で相談しましょう。

抜け毛が増えるのは効いている証拠ですか?

そう決めつけることはできません。使い始めの抜け毛には季節や生活の変化なども重なるので、専門家に状態を見てもらうのが安心です。

個人輸入した物で副作用が出たら、国の制度で補償されますか?

対象になりません。厚生労働省の案内では、個人輸入した医薬品で起きた健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の給付を受けられないとされています。

病院で個人輸入品を使っていたと話しても大丈夫ですか?

何を使っていたかが分からないと、医師も判断ができません。製品と説明書を持って行き、使っていた期間と量を正直に伝えてください。

残ったフォリックスを友人に譲ってもいいですか?

厚生労働省は、個人輸入した医薬品等を他の人に売ったり譲ったりすると法律に違反するおそれがあるとしています。譲らずに保管し、捨てる時は自治体のルールを確かめましょう。

フォリックスが国内で承認されているか調べる方法はありますか?

国内で販売されている一般用医薬品は、PMDAの検索ページで販売名や成分名から添付文書を探せます。見つからない時は、国内で承認を受けて販売されている物ではない可能性も考えておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • フォリックスで抜け毛が気になる時は、量を増やさず、製品を持って皮膚科か薬剤師に相談する
  • 頭皮や体に変化がある時は、使うのをやめて医療機関へ
  • 個人輸入品は日本の基準で確認されておらず、健康被害は救済制度の対象外
  • 残った物は他の人に譲らず、相談が終わるまで保管する
  • これから選ぶなら、国内の区分の違いを知り、薬剤師や医師に相談する
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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