ボストンテリアの抜け毛対策は?短毛犬のブラッシングと皮膚の見方

鼻の短い黒白の小型犬の背中をゴム製のブラシでなでる手元のイメージ

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ボストンテリアは毛が短いので、『抜け毛はそんなに気にしなくていいかな』と思っていたら、黒い服やソファに短い毛がびっしり。そんな経験をした方も多いはずです。

結論から言うと、ボストンテリアの抜け毛対策は、ラバーブラシでの毎日の短いブラッシングと、毛がたまる場所を決めた掃除が基本です。毎日とかす時間は、皮膚の変化に気づける時間にもなりますよ。

この記事では、短毛犬ならではのお手入れと、皮膚の見方を順番に紹介しますね。

目次

ボストンテリアの抜け毛対策は?先に答え

獣医師監修の解説(カインズ ワンクォール)では、ボストンテリアは短毛でお手入れは簡単なものの、抜け毛は意外と目立つと紹介されています。短毛だけれど抜け毛が多いので、毎日のブラッシングがすすめられているんです。

抜け毛対策の基本
  • ラバーブラシなどやわらかいブラシで、毎日短い時間とかす
  • 換毛期は、いつもよりこまめにブラッシングする
  • 顔のしわや口まわりは、やさしくふいて清潔にする
  • 毛のたまりやすい所を決め、そこに合う道具で掃除する
  • 皮膚の赤みやフケ、毛の抜け方が気になる時は動物病院へ
毎日のことときどきのこと気になった時のこと
短い時間のブラッシング寝床やブランケットの洗濯皮膚の赤み・かゆみは動物病院へ
顔のしわと口まわりをふく犬に合ったシャンプー円形に抜ける時も動物病院へ
よく過ごす場所の掃除ブラシの手入れ人用の薬は使わず獣医師に聞く

犬の抜け毛のお手入れ全体の流れは、ジャックラッセルテリアの抜け毛対策やスムースチワワの抜け毛対策でも紹介しています。この記事では、ボストンテリアの顔のつくりや暑さへの弱さに合わせたお手入れに話を絞りますね。

短い毛でも抜ける?ボストンテリアの毛の特徴

ボストンテリアの毛は、短くてなめらかな手ざわりです。獣医師監修のPETOKOTOの解説でも、短いスムースコートで、トリミングの必要はないものの定期的なブラッシングが必要だと紹介されています。

『短いなら抜けても目立たないのでは?』と思いますよね。ただ、短い毛は布の目にささり込みやすく、払うだけでは取れにくいんです。

毛の特徴暮らしの中で起きやすいこと対策の考え方
短くてなめらか服やソファの布にささり込む抜ける前にブラシで取る
毛の色がはっきりしている反対の色の布に付くと目立つ毛が付きやすい場所を知っておく
トリミングは不要お手入れが後回しになりやすい毎日の短いブラッシングを習慣にする

毛の構造は、解説によって書き方が違う

犬の毛には、上毛だけのシングルコートと、上毛と下毛の2層があるダブルコートがあると説明されることがあります。ボストンテリアについては、解説によって書き方が分かれています。

ここは無理に決めつけなくて大丈夫です。どちらの説明でも、換毛期に抜け毛が増えることと、毎日のブラッシングが大切なことは共通しています。『うちの子はどっちなの?』と思ったら、ふだん診てもらっている獣医師やトリマーさんにたずねてみると確かです。

毎日のブラッシングは、ラバーブラシで短い時間

短毛の犬のブラッシングは、からまりをほどくためではなく、抜けかけた毛を浮かせて取るためのものです。カインズの解説でも、毛の短いボストンテリアにはゴム製のラバーブラシが向いていると紹介されています。

毎日のブラッシングの流れ
  1. 犬が落ち着いている時に、手で体をなでて触られることに慣らす
  2. ラバーブラシを毛の流れに沿って、小さな円を描くように動かす
  3. 浮き上がった毛は、手のひらでまとめるか粘着ローラーで取る
  4. 最後に手で全身をなで、残った毛を払う
  5. ほめて終わりにして、次も嫌がらないようにする
体の場所とかし方のコツ気をつけたいこと
首まわり首輪やハーネスを外してからとかすこすれて赤くなっていないか見る
背中・わき腹毛の流れに沿って大きく動かす同じ所をこすり続けない
胸・お腹体を支えながらやさしく皮膚が薄い所なので力を入れない
足・しっぽ短い時間でさっと済ませる嫌がる子は手でなでるだけでもよい
力を入れすぎない

毛がたくさん取れると、つい何度も同じ所をこすりたくなりますよね。でも、強くこすると皮膚に負担がかかってしまいます。軽い力で、毎日少しずつ取るほうが皮膚にもやさしいですよ。

ブラッシングを嫌がる子への工夫

元気な子だと、ブラシを見ただけで逃げてしまうこともあります。最初から全身をとかそうとせず、背中だけ、首だけ、と範囲を小さくして始めてみてください。

「いい子だね、背中だけね」と声をかけながら、短い時間で終わらせて、終わったらほめてあげましょう。お手入れの時間を楽しい時間だと覚えてもらうことが、続けるための近道なんです。

顔のしわと口まわりは、やさしくふいて清潔に

ボストンテリアは鼻が短い短頭種で、顔にしわがあります。ここは、ほかの短毛犬と比べても特にお手入れしたいところです。

カインズの解説では、顔のしわは毎日、お手入れ用のウェットティッシュや蒸しタオルなどでやさしくふくよう案内されています。PETOKOTOの解説でも、短頭種なので口まわりは汚れやすく、食後には口周りをふいてあげるようすすめられています。

顔まわりのお手入れの流れ
  1. ぬるめの蒸しタオルかお手入れ用のウェットティッシュを用意する
  2. しわを指でそっと広げ、奥の汚れをやさしくふき取る
  3. 食後は口のまわりについた汚れをふく
  4. ふいたあとは、乾いたやわらかい布で水気を取る
  5. 赤み・におい・ただれがないかを、明るい所で見る
見る場所気になるサイン次にすること
顔のしわの奥赤み・湿り・においが続く動物病院で相談する
口まわり汚れが落ちにくい・赤くなるふく回数を見直し、続けば受診
目のまわり涙のあとが目立つ・赤い自分で薬を使わず動物病院へ

しわの奥が湿ったままになっていると、皮膚に負担がかかることもあります。ふいたあとにしっかり乾かすところまでが、ひとつのお手入れだと考えておきましょう。

顔をさわられるのを嫌がる時は

顔は、犬にとってさわられると落ち着かない場所のひとつです。『しわをふこうとすると顔をそむける』という子も少なくありません。

そんな時は、いきなりしわを広げず、まずはあごの下やほおを手でなでるところから始めてみてください。慣れてきたら、蒸しタオルをそっと当てるだけ、次の日は1本だけしわをふく、と少しずつ進めていきます。

段階すること
はじめ手であごの下やほおをなでる
慣れてきたら温かいタオルをそっと当てる
さらに慣れたらしわを1本だけふいて終わりにする
習慣になったら食後に口まわりとしわをまとめてふく

終わったらたくさんほめて、顔のお手入れのあとにはいいことがある、と覚えてもらいましょう。

季節ごとのケア:換毛期・暑い日・寒い日

ボストンテリアのお手入れは、季節によって気をつけたいことが変わります。ここが大事なところです。抜け毛のことだけでなく、暑さ寒さへの配慮も一緒に考えておきましょう。

季節抜け毛のこと一緒に気をつけたいこと
春・秋の換毛期いつもよりこまめにブラッシングする寝床やブランケットを洗う回数を増やす
夏ブラッシングは涼しい時間に短く気温や湿度が高い日の散歩は熱中症に注意
冬静電気で毛が付きやすくなる寒い日は服で体温調節を助けることもできる

散歩から帰ったら、さっと整える

散歩のあとは、体にほこりや花粉、抜けかけた毛が付いていることがあります。玄関で手やタオルで体をなでて払っておくと、部屋に持ち込む毛を減らせますよ。

  • 手のひらで背中からおしりに向かってなでる
  • 足先を固くしぼったタオルでふく
  • 顔のしわや口まわりに汚れが付いていないか見る

毎回でなくても、毛が多い季節だけでも続けてみると違いが分かりやすいです。

カインズの解説では、ボストンテリアは短頭種のため、気温や湿度が高い日の散歩では熱中症になりやすいと紹介されています。PETOKOTOの解説でも、暑さに弱いので、暑がっていないか、呼吸が乱れていないかに注意するようすすめられています。

暑い日のチェック
  • 散歩は朝早くか夕方以降の涼しい時間にする
  • アスファルトが熱くなっていないか、手で触って確かめる
  • 呼吸が荒くなっていないか、こまめに様子を見る
  • 室内でも、温度と湿度が高くなりすぎないようにする

冬の服は、抜け毛対策にもなる

PETOKOTOの解説では、寒い冬には服を着せることで体温調節を助けることもできると紹介されています。服を着せると、抜けた毛が部屋に散らばりにくくなるのもうれしいところですよね。

ただし、嫌がる時は無理に着せないこと。サイズが合わない服や着せっぱなしは、こすれや蒸れのもとになります。服を脱がせたあとは、服に付いた毛を粘着ローラーで取ってから洗うと、洗濯機に毛が残りにくくなりますよ。

シャンプーと乾かし方の基本

シャンプーは、汚れや皮膚の様子に合わせて行います。カインズの解説では、愛犬の肌質に合ったシャンプーを使うよう案内されています。

『きれいにしたいから』と洗いすぎると、かえって皮膚に負担がかかることもあるので、回数はかかりつけの動物病院やトリマーと相談しながら決めておきましょう。

シャンプーの流れ
  1. 洗う前にブラッシングして、抜けかけた毛を取っておく
  2. ぬるめのお湯で、皮膚まで十分にぬらす
  3. 犬用のシャンプーをよく泡立て、泡で包むように洗う
  4. 顔のしわの間や、わき・お腹は特にすすぎ残しがないようにする
  5. タオルで押さえるように水気を取り、ドライヤーは離して乾かす
人用のシャンプーは使わない

人用のシャンプーやトリートメントは、犬の皮膚に合わせて作られていません。洗う時は、犬用として売られている物を選びましょう。皮膚に気になる症状がある時は、動物病院で合う物を相談してみてください。

乾かす時は、温風を同じ所に当て続けないようにします。短い毛は乾きやすい反面、皮膚が熱くなりやすいので、手で触って温度を確かめながら乾かしてくださいね。

短い毛を家にためない掃除の工夫

ブラッシングで取りきれなかった毛は、家の中のどこかにたまっていきます。実は、たまる場所はだいたい決まっているんです。

毛がたまりやすい場所掃除の工夫
ソファ・クッションゴム手袋をはめた手でなでて毛を集める
カーペット・ラグ毛の流れに逆らう向きで掃除機をかける
寝床・ブランケット洗う前に粘着ローラーで毛を取る
床のすみ部屋のすみから真ん中に向かって掃除する
服出かける前に粘着ローラーをかける

冬は空気が乾燥して、静電気で毛が布に付きやすくなります。獣医師監修の解説(いぬのきもち)では、人も犬もできるだけ化学繊維を避けて天然繊維を選ぶこと、静電気防止用のスプレーで被毛を保湿することが紹介されています。

『毎日全部の部屋を掃除するのは無理』という方は、犬がよく過ごす場所を1か所だけ決めて、そこを毎日きれいにするところから始めてみてください。

使ったブラシと掃除道具もきれいに

ブラシに毛がたまったままだと、次に使う時に毛をうまく浮かせられません。ラバーブラシは使うたびに手で毛を取り、汚れてきたら水洗いして、よく乾かしてからしまいましょう。

粘着ローラーやゴム手袋も、毛が付いたままにせず、使い終わったら毛を捨てておきます。道具を玄関やリビングなど、すぐ手に取れる場所に置いておくと、気づいた時にさっと使えて続けやすいですよ。

道具使ったあとのこと
ラバーブラシ毛を手で取り、汚れたら水洗いして乾かす
粘着ローラー毛が付いた面をはがして捨てる
ゴム手袋毛を取り、ときどき洗って乾かす
掃除機ヘッドに巻き付いた毛を取る

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

皮膚の見方と、動物病院に相談したいサイン

ブラッシングや顔のお手入れの時間は、皮膚の様子を見る時間でもあります。カインズの解説でも、ブラッシングは皮膚の赤みやフケ、できものなどの変化に気づく機会になると紹介されています。

様子考えられる対応
かゆがって体をかく・なめる動物病院で相談する
円形に毛が抜けている動物病院で相談する
皮膚が赤い・フケが多い動物病院で相談する
抜け毛の多い状態が長く続く季節のせいと決めつけず相談する
元気や食欲がない早めに動物病院へ
人用の育毛剤や薬は使わない

人用の育毛剤や発毛剤、塗り薬は、犬に使うために作られた物ではありません。「少しだけなら」と犬に塗るのはやめておきましょう。農林水産省は、動物用の医薬品は国が承認した物が流通し、許可を受けた販売店で買うか、獣医師から処方を受けて手に入れると案内しています。

受診の時は、いつから気になっているか、どこに出ているか、季節やシャンプーを変えた時期と重なるかをメモしておくと伝えやすくなります。皮膚の写真もあると、診察の日に症状が落ち着いていても伝えられますよ。

メモしておきたいこと書き方の例
いつから先週の初めごろから
どこに首のまわりと、わきの下
どんな様子赤くなっていて、よくかいている
重なったことシャンプーを替えた・換毛期に入った
食事や元気いつもどおり食べている

伝え方に迷ったら、このメモをそのまま獣医師に見せるだけでも十分です。

飼い主の育毛剤の置き場所にも気をつけて

飼い主が育毛剤を使っている場合は、犬が届かない場所に保管しておきましょう。つけたあとの頭を犬がなめたり、こぼれた液に触れたりしないよう、つける場所と時間にも気を配っておくと安心です。

ちなみに、人の髪の悩みについては頭皮用の育毛剤の基本の記事で扱っています。

よくある質問

ボストンテリアは抜け毛が多い犬種ですか?

毛は短いですが、獣医師監修の解説では抜け毛は意外と目立つと紹介されています。毎日の短いブラッシングを習慣にしておくと、部屋にたまる毛を減らしやすくなります。

どんなブラシを使えばいいですか?

毛の短いボストンテリアには、ゴム製のラバーブラシが向いていると紹介されています。力を入れすぎず、毛の流れに沿ってやさしく動かしてみてください。

トリミングは必要ですか?

短い毛なので、トリミングの必要はないと紹介されています。そのぶん、ふだんのブラッシングと顔まわりのお手入れを続けておきましょう。

顔のしわはどのくらいお手入れすればいいですか?

獣医師監修の解説では、毎日、お手入れ用のウェットティッシュや蒸しタオルなどでやさしくふくようすすめられています。ふいたあとは水気を取って乾かしておきましょう。

夏の散歩で気をつけることはありますか?

ボストンテリアは短頭種で、気温や湿度が高い日は熱中症になりやすいと紹介されています。涼しい時間に散歩をして、呼吸が荒くなっていないか様子を見てあげてください。

人用の育毛剤を犬に使ってもいいですか?

使わないでください。人用の育毛剤や薬は犬に使うために作られていません。毛の抜け方や皮膚が気になる時は、動物病院で相談しましょう。

まとめ

この記事の要点
  • ボストンテリアは短毛でも抜け毛が目立ちやすく、毎日の短いブラッシングが基本
  • ラバーブラシを毛の流れに沿って動かし、力を入れすぎない
  • 顔のしわと口まわりは、やさしくふいてから乾かす
  • 夏は熱中症、冬は静電気と寒さに気を配る
  • 掃除は毛がたまる場所を決めて、道具を使い分ける
  • 皮膚の赤みや円形の抜け毛が気になる時は、人用の薬を使わず動物病院へ

毎日のブラッシングは、抜け毛対策であると同時に、愛犬とふれあう大切な時間でもあります。無理のない範囲で、楽しく続けてみてくださいね。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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