薄毛対策にヘアオイルは使える?付ける場所と育毛剤との順番

洗面台に並ぶラベルの無いオイル瓶と、手のひらにオイルを取る手元

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

『髪が細くなってきたから、ヘアオイルでケアしたい』『でも、オイルを付けると余計にぺたんとしない?』と迷っている方も多いですよね。

結論から言うと、一般的なヘアオイルは毛先のパサつきを整える物で、薄毛対策そのものの道具ではありません。ただ、付ける場所と量を守れば、育毛剤と一緒に使っても困ることは少ないんです。

ここでは、薄毛が気になる人のための付け方と、育毛剤との順番、頭皮用オイルを選ぶ前に見たい表示をお話ししますね。

目次

薄毛対策にヘアオイルは使える?先に答え

先に答え
  • 一般的なヘアオイルは毛先や髪の中間に付ける物で、化粧品として売られている物が多い
  • 化粧品では育毛をうたえないので、ヘアオイルで髪が増えるとは考えない
  • ボリュームが気になる人ほど、根元と頭皮には付けないのが基本
  • 育毛剤を使う日は、育毛剤が先、ヘアオイルが後
  • 頭皮用とうたうオイルは、商品の表示どおりの使い方を守る

『オイルって髪にいいイメージだけど…』と思いますよね。実は、化粧品の効能は国の通知で範囲が決まっていて、ヘアオイルで表示できるのは髪のつやや、うるおい、枝毛を防ぐといった内容までなんです。

東京都の講習会資料にも、化粧品では育毛の標ぼうは一切不可と書かれています。頭皮のための育毛は、医薬部外品の育毛剤の役目と考えておきましょう。

種類付ける場所薄毛が気になる人にとっての役目気をつけたいこと
毛先用のヘアオイル(洗い流さないトリートメント)毛先から中間細くなった毛先のパサつきや絡まりを整える根元に付けるとぺたんとしやすい
頭皮用とうたうオイル頭皮(商品の表示による)洗う前の地肌ケアなど、商品ごとの役目使い方・洗い流すかは表示どおり
育毛剤(医薬部外品)頭皮育毛・脱毛の予防などの効能の範囲用法・用量どおりに使う

『頭皮もオイルで保湿したほうがいい?』と思った時

頭皮が乾燥している気がすると、オイルで潤したくなりますよね。ただ、日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくならない頻度で洗うことが、生活上の注意として挙げられています。

つまり、まず見直したいのは洗い方と洗う回数なんです。洗浄力の強いシャンプーで1日に何度も洗っていないか、熱すぎるお湯を使っていないかを先に確かめてみましょう。

それでも乾燥やかゆみが続く時は、オイルを足すより皮膚科で相談するほうが確実です。自己流でいろいろ塗り重ねると、かえって原因が分かりにくくなりますよ。

ヘアオイルと育毛剤の区分の違いをくわしく知りたい方は、育毛剤とヘアオイルの違いで整理しています。この記事では、薄毛が気になる人が「どう付けるか」に絞ってお話ししますね。

ボリュームが気になる人のヘアオイルの付け方

髪が細くなってくると、『オイルを付けたら一気にぺたんこになった』という経験をする方も多いはずです。原因の多くは、量と付ける場所なんです。

資生堂の美容情報では、ヘアオイルは毛先を中心にパサつきが気になる部分になじませ、根もとに付けるとぺったりと重い印象になるので注意、と説明されています。デミ コスメティクスの解説でも、毛先から中間、表面の順に付け、頭皮に付かないよう注意するよう書かれています。

ぺたんとしにくい付け方
  1. タオルで髪の水分をしっかりふき取る
  2. オイルを少なめに手のひらに取り、両手によく広げる
  3. 毛先からもみ込むように付け、中間まで広げる
  4. 手に残った分だけを表面の広がりに軽くなでる
  5. 根元から指2〜3本ぶんは付けずに残す

量は商品の目安より少なめから始めて、足りなければ足すのが失敗しにくいコツです。『ベタベタする』と感じたら、量が多すぎるサインと考えましょう。

気になる場所ごとの付け方

生え際や分け目など、気になる場所によって付け方を少し変えると、見た目の印象がかなり変わります。

気になる場所付け方のポイント避けたいこと
生え際・前髪前髪は毛先だけ、手に残った少量で額の生え際の根元に付ける
分け目分け目の周りには付けない分け目に沿ってなでつける
頭頂部(つむじ周り)表面には付けず、毛先だけ仕上げにトップをなでる
後頭部・えり足毛先の広がりに付ける根元までもみ込む

分け目が目立つのが気になる方は、オイルを付けた後に分け目の位置を少しずらして乾かしてみてください。根元が立ち上がりやすくなりますよ。

朝と夜、どちらに付ける?

ヘアオイルは、夜のドライヤー前に使う物と、朝の仕上げに使う物があります。デミの解説では、朝はブラッシング前やアイロン後・仕上げ、夜はシャンプー前やドライヤー前に使える製品がある、と紹介されています。

使う時間ねらい薄毛が気になる人の注意
夜・ドライヤー前熱や摩擦から髪を守る頭皮に付けず、根元はしっかり乾かす
朝・仕上げ広がりやパサつきを抑える量はごく少なく、トップには付けない
シャンプー前製品によっては地肌や髪のケアに使う表示にある使い方の時だけ

どの時間に使えるかは商品ごとに違うので、容器の使い方の欄を確かめてから使いましょう。

季節で量を変えてみる

空気が乾く季節は毛先がパサつきやすく、オイルの出番が増えますよね。反対に汗をかく季節は、少ない量でも重く感じることがあります。

1年中同じ量を使うより、『今日は少しパサつくな』と感じた日に足すくらいの使い方がちょうどいいです。夏は朝のオイルをお休みして、夜のドライヤー前だけにする方法もありますよ。

育毛剤と一緒に使う時の順番

『育毛剤とヘアオイル、どっちが先?』は、とてもよく聞かれる質問です。答えはシンプルで、育毛剤を頭皮に付けてから、ヘアオイルを毛先に付けます。

花王の製品Q&Aでも、育毛剤とスタイリング剤は併用でき、まず育毛剤を使い、その後にスタイリング剤やケア剤を使うよう案内されています。発毛剤の添付文書にも、整髪料は本剤を使用した後に使うよう書かれた物があります。

夜の流れ(育毛剤を使う日)
  1. シャンプーで頭皮を洗い、よくすすぐ
  2. タオルで髪の水分をふき取る
  3. 育毛剤を用法どおり頭皮に付け、なじませる
  4. ヘアオイルを毛先から中間に付ける
  5. 根元からドライヤーでしっかり乾かす

ヘアオイルを先に付けると、手に残ったオイルが頭皮に付いたり、育毛剤を付けたい場所の髪がまとまってしまったりします。順番を守るだけで、このつまずきは防げますよ。

時間の空け方や朝の段取りまでくわしく知りたい方は、育毛剤とヘアオイルの順番を読んでみてください。

手に残った育毛剤とオイルに注意

育毛剤を付けた手のままオイルを取ると、混ざってしまいます。育毛剤を付けた後は一度手を洗うか、タオルでよくふいてからオイルを手に取りましょう。

逆に、オイルが付いた手で頭皮をマッサージするのも避けたいところです。頭皮に触る作業は、オイルの前に全部済ませておくのがコツです。

頭皮用オイルを選ぶ前に確かめること

『頭皮用のオイルなら、薄毛対策になるのでは?』と考える方もいますよね。頭皮用とうたうオイルは、洗う前の地肌のクレンジング用など、商品によって役目がまったく違います。

買う前に容器や商品ページで見たいこと
  • 区分の表示(医薬部外品の表示があるか、化粧品か)
  • 使う場所(頭皮に使ってよいと書かれているか)
  • 使い方(洗い流すのか、付けたままにするのか)
  • 精油など香りの成分と、肌が弱い人への注意
  • 使用上の注意(傷・湿疹のある所に使わない 等)

医薬部外品の表示がなければ、育毛の効能はうたえない物です。頭皮に効能を求めるなら、箱に「医薬部外品」とあり、効能・効果の欄に育毛や脱毛の予防が書かれた育毛剤を選ぶのが筋道です。

洗う前に使う地肌用のオイルもある

頭皮用とうたうオイルの中には、シャンプーの前に地肌に使うクレンジング用の物もあります。たとえば、美容室向けのブランドで「洗う前の地肌用」として売られているクレンジングオイルがあり、区分の表示が無い物も見られます。

このタイプは、付けたまま寝る物ではなく、後でシャンプーで洗い流す前提の物です。『頭皮用』の言葉だけで判断せず、洗い流すのか、付けたままにするのかを、使い方の欄でいつも確かめてください。

精油入りのオイルを使う時

香りのよい精油入りのオイルは、気分転換にもなりますよね。ただ、消費者安全調査委員会は、精油を皮膚に塗った後に皮膚障害が起きた事故が見られるとして注意を呼びかけています。

同委員会の資料では、原液は刺激が強いので薄めて使うこと、肌が弱い人はさらに低い濃度から試すこと、紫外線で皮膚にダメージを与える成分を含む物があることが挙げられています。精油の原液を自分で頭皮に塗るのは避け、製品の表示どおりに使いましょう。

頭皮のための育毛剤がどういう物かは、育毛剤の基本を読むとつかめます。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

よくある失敗と防ぎ方

ヘアオイルの失敗は、ほとんどが「量」と「場所」から起きます。思い当たる物がないか、見てみてください。

よくある失敗起こりやすいこと防ぎ方
根元まで付けたトップがぺたんとして地肌が目立つ根元から指2〜3本ぶんは付けない
量が多すぎたベタつき、シャンプーが泡立ちにくい少なめから始め、足りない時だけ足す
育毛剤より先に付けた頭皮にオイルが付く育毛剤が先、オイルは後
生乾きで寝た頭皮が蒸れやすい根元からしっかり乾かす
頭皮用でない物を地肌に塗った毛穴の周りにオイルが残る使う場所の表示を確かめる

資生堂の美容情報では、シャンプーが泡立ちにくくなるのは付けすぎのサインとも説明されています。『最近泡立ちが悪いな』と感じたら、オイルの量を見直してみましょう。

洗う時は、いつもより丁寧に

オイルを使った翌日のシャンプーは、予洗いを長めにしてから洗うと落ちやすくなります。指の腹で頭皮を洗い、すすぎ残しがないように流してください。

頭皮をごしごしこすって落とそうとするのは逆効果です。やさしく洗って、すすぎに時間をかけるほうが頭皮への負担を減らせますよ。

髪の長さや髪質で変わる使い方

同じヘアオイルでも、髪の長さや髪質で合う量と付け方が違います。自分に近い行を参考にしてみてください。

髪の長さ・髪質付け方の目安ひと言
ショートごく少量を毛先と表面の広がりだけに付けすぎるとすぐ根元に届く
ミディアム毛先から中間までえり足の広がりに残りを
ロング毛先を中心に、量は様子を見て調整中間から上は手に残った分だけ
細くやわらかい髪軽いテクスチャーの物を少量重い物はぺたんとしやすい
くせ毛・広がる髪毛先から中間にもみ込む根元は乾かし方で整える

髪が細くなった、ボリュームが減ったと感じる方は、軽い使い心地の物を選ぶと扱いやすいことが多いです。迷った時は、美容師さんに『根元をつぶさずに使えるオイルはどれですか』と聞いてみてください。

ショートヘアにした時の付け方

短くすると、オイルが根元に届きやすくなりますよね。手のひらによく広げてから、毛先をつまむように付けると、根元をつぶしにくくなります。

短い髪では、オイルを使わず乾かし方だけで整えられる日もあります。毎日使わなくてもいい、と考えると気が楽ですよ。

売り場や美容室で選ぶ時の聞き方

ヘアオイルの棚にはたくさんの種類が並んでいて、『どれが自分に合うのか分からない』となりがちですよね。そんな時は、店員さんや美容師さんに、自分の悩みをそのまま伝えるのが近道です。

伝えたいこと聞き方の例分かること
ボリュームが気になる「根元をつぶさずに使える軽いオイルはありますか」使い心地の軽さ
頭皮に付けたくない「毛先だけに使うタイプはどれですか」使う場所の目安
育毛剤を使っている「育毛剤の後に使っても大丈夫ですか」併用のしかた
肌が敏感「香りの成分が少ない物はどれですか」香料や精油の有無
夜だけ使いたい「ドライヤー前に使えるタイプはどれですか」使う時間の目安

美容室なら、実際に髪を触ってもらいながら量の目安を教えてもらえることもあります。『この長さならこのくらい』と手のひらで見せてもらうと、家でも再現しやすいですよ。

試供品やミニサイズで試す

いきなり大きなボトルを買うと、合わなかった時にもったいないですよね。試供品やミニサイズがあれば、まず数日使って、ぺたんとしないか、頭皮にかゆみが出ないかを見てから決めると安心です。

試す時は、使い始めた日と使った量をメモしておきましょう。合わなかった時に、量の問題なのか、商品そのものが合わないのかを見分けやすくなります。

肌に合わない時と、相談の目安

ヘアオイルや頭皮用の物を使っていて、頭皮にかゆみや赤みが出ることもあります。そんな時は、自分で様子を見続けないことが大切です。

肌に合わない時はここで止める

頭皮に赤み・かゆみ・ぶつぶつが出た、フケが急に増えた、という時は使うのをやめ、皮膚科か薬剤師に相談してください。使っていた製品の容器を持っていくと、成分を見ながら話ができます。

抜け毛が急に増えた、丸く抜けた所がある、という時は、オイルの使い方を見直すより先に皮膚科で相談しましょう。日本皮膚科学会のQ&Aでも、抜け毛がある時は皮膚科などで対策を知ることが大切だと書かれています。

抜け毛が増えた時にまず見直すことは、抜け毛が増えた時の育毛剤の考え方にまとめています。

よくある質問

ヘアオイルで薄毛対策はできますか?

一般的なヘアオイルは化粧品で、育毛をうたえない物です。毛先のパサつきを整える物と考え、頭皮のケアは医薬部外品の育毛剤や洗い方の見直しで考えましょう。

ヘアオイルを頭皮に付けてもいいですか?

毛先用のヘアオイルは、根元や頭皮に付けないよう案内されていることが多いです。頭皮に使えるかは商品ごとに違うので、容器の使い方の欄を確かめてください。

育毛剤とヘアオイルはどちらを先に付けますか?

育毛剤を頭皮に付けてから、ヘアオイルを毛先に付けます。育毛剤を付けた手は一度洗ってからオイルを取りましょう。

オイルを付けるとぺたんとします。どうすればいいですか?

量を減らし、根元から指2〜3本ぶんは付けないようにしてみてください。軽い使い心地のオイルに変えるのも一つの方法です。

精油を頭皮に塗るのはどうですか?

精油の原液は刺激が強く、皮膚のトラブルの事故も報告されています。自分で原液を塗るのは避け、製品の表示どおりに使ってください。

発毛剤を使っている日もヘアオイルは使えますか?

発毛剤の添付文書には、整髪料は本剤を使用した後に使うよう書かれた物があります。使えるかどうかや順番は、手元の添付文書を読み、迷ったら薬剤師に相談してください。

毎日使わないといけませんか?

毎日使う必要はありません。パサつきが気になる日だけ使う、乾燥する季節だけ使う、という使い方でも大丈夫です。

まとめ

この記事の要点
  • 一般的なヘアオイルは化粧品で、薄毛対策そのものの道具ではない
  • ボリュームが気になる人は、毛先から中間に少量、根元と頭皮には付けない
  • 育毛剤を使う日は、育毛剤が先、ヘアオイルが後
  • 頭皮用とうたうオイルは、区分と使い方の表示を確かめてから使う
  • かゆみや赤み、急な抜け毛があれば、使うのをやめて皮膚科へ

ヘアオイルは、付ける場所さえ守れば、細くなった髪のまとまりを助けてくれる心強い味方です。育毛剤とは役割を分けて、無理なく続けていきましょう。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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