リンスは薄毛対策になる?選び方とすすぎ方・育毛剤との順番

リンスの使い方とすすぎ方を見直すイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

髪が細くなってきた、地肌が透けて見える気がする。そんな時、『毎日使っているリンスも薄毛対策に関係あるのかな』と気になりますよね。

結論から言うと、リンスは髪の表面を整えるための物で、薄毛そのものの対策をする物ではありません。ただ、付け方やすすぎ方しだいで、頭皮をすっきり保てるかどうかや、髪のふんわり感は変わります。

この記事では、リンスの役割と選び方、すすぎ方、育毛剤との順番が分かります。

目次

リンスは薄毛対策になる?先に答え

先に答え
  • リンスは、髪をなめらかにしたり、からまりを防いだりするための物
  • 化粧品のリンスで「育毛」をうたうことはできない
  • 薄毛が気になる人は、リンスを頭皮に付けず、毛先中心に使うのが基本
  • すすぎ残しを防ぐことが、頭皮のためにいちばん大事
  • 育毛剤は、すすいで髪を乾かしたあとに使う商品が多い

『リンスを変えたら髪が増える?』と期待したくなる気持ちは分かります。ただ、リンスの役割は髪の手ざわりを整えることなので、薄毛対策は育毛剤や生活習慣と分けて考えるのがおすすめです。

逆に言えば、リンスは「邪魔をしない使い方」ができれば十分なんです。頭皮をすっきり保ち、髪を傷めにくくすることが、薄毛が気になる人のリンスとの付き合い方ですよ。

リンス・コンディショナー・トリートメントは何が違う?

お店に行くと、リンス・コンディショナー・トリートメントと、似た物がたくさん並んでいますよね。名前は違っても、どれも主に髪に使う物です。

種類主な役割使う場所
リンス髪の表面をなめらかにし、からまりや静電気を防ぐ毛先を中心に髪へ
コンディショナー髪の表面を整え、手ざわりをよくする毛先を中心に髪へ
トリートメント髪の手ざわりやまとまりを整える目的の物が多い毛先・傷んだ所へ
洗い流さないトリートメント乾かす前後に髪を保護する髪へ。頭皮は避ける

名前の使い分けは、メーカーによって少しずつ違います。大事なのは名前より、「髪に付ける物か、頭皮に付ける物か」を箱の使い方の欄で確かめることなんです。

リンスとトリートメントを両方使う時

リンスとトリートメントを両方使いたい時は、順番に迷いますよね。製品の使い方に指定がない時は、トリートメントを先に、リンスやコンディショナーをあとに使うことが多いです。

ただ、両方を使うと髪に残る物が増えるので、そのぶん丁寧にすすぐことが大切です。根元のボリュームが気になる人は、どちらか一つにする日を作ってもいいですよ。

箱に書ける効能の範囲を知っておく

リンスやコンディショナーの多くは化粧品です。化粧品が表示できる効能は国の通知で決まっていて、頭皮・毛髪については次のような言葉までです。

化粧品で表示できる言葉の例リンスでよく見る形
毛髪をしなやかにする「しなやかな髪に」
クシどおりをよくする「指どおりなめらか」
毛髪の帯電を防止する「静電気を防ぐ」
裂毛、切毛、枝毛を防ぐ「切れ毛・枝毛を防ぐ」
毛髪にはり、こしを与える「ハリ・コシのある髪に」

東京都の講習会資料には、化粧品で育毛を標ぼうするのは不可と書かれています。リンスの箱に「育毛」と書かれていたら、区分の表示を確かめてみてください。

医薬部外品のリンスやコンディショナーもあり、ふけ・かゆみを防ぐ目的の有効成分を配合した物が多いです。医薬部外品と化粧品の違いは、医薬品・医薬部外品の違いで紹介しています。

薄毛が気になる人がリンスで気をつけたいこと

リンスは、使い方しだいで髪の見え方が変わります。薄毛が気になる人ほど、次の点に気をつけてみてください。

気をつけたい使い方
  • 毛先から中間に付け、頭皮には付けない
  • 量は少なめから始め、足りない時だけ足す
  • 根元がぺたんとしやすい日は、毛先だけにする
避けたい使い方
  • 頭皮にもみこむように付ける
  • たっぷり付けて、さっと流すだけにする
  • 長く置けば置くほどいい、と時間を延ばす

リンスやコンディショナーは、髪の表面をおおうように付く物です。根元にたくさん付くと、髪が重くなって、ぺたんとした印象になりやすいんです。

例えば、トップのボリュームが気になる人なら、耳の高さより下だけに付けるだけでも見え方が変わりますよ。

ふんわりさせたい日は量を減らす

花王のQ&Aでは、ボリュームアップタイプのシャンプーのあとにリンスやコンディショナーを使うと、ふんわりした仕上がりが少なくなると案内されています。髪のふんわり感を大事にしたい日は、量を減らすか毛先だけにするのも一つの方法です。

『リンスを使わないと髪がきしむ』という方は、少量を毛先にだけ付けてみてください。からまりやすい長い髪なら、なしにするより少量を使うほうが、切れ毛を防ぎやすくなります。

カラーやパーマをしている人は

カラーやパーマをしている髪は、きしみやすく、リンスをたくさん付けたくなりますよね。そんな時も、付けるのは傷んだ毛先が中心で大丈夫です。

髪の傷みが気になる人ほど、根元まで付けずに、毛先を手のひらで包むようになじませてみてください。からまりが減れば、ブラッシングで髪を引っぱることも少なくなります。

すすぎ残しを防ぐ手順

ここが大事なところです。リンスで頭皮のために気をつけたいのは、何を使うかより「残さないこと」なんです。

リンスのすすぎ方
  1. シャンプーの泡を、頭皮からしっかり洗い流す
  2. 髪の水気を軽くしぼり、リンスを手のひらに広げる
  3. 毛先から中間にかけてなじませ、手ぐしで全体に広げる
  4. 製品の使い方に書かれた時間だけ置く
  5. 頭を下に向け、髪の内側から地肌までお湯を通す
  6. ぬるつきがなくなっても、もう少しだけ流す

すすぐ時は、髪の表面だけでなく、地肌にお湯を当てるようにするのがコツです。指の腹で地肌を軽く動かすと、根元に残った物も流れやすくなります。

すすぎ残しやすい場所は決まっています。特に次の所は、意識して流してみてください。

すすぎ残しやすい場所流す時のコツ
生え際・こめかみ顔を少し上に向けて、額の上からお湯を当てる
耳のうしろ耳を軽く前に倒して流す
えり足頭を下げて、首のうしろにお湯を当てる
頭頂・つむじ髪をかき分けて、地肌に直接お湯を当てる
髪の内側髪を持ち上げて、根元にお湯を通す

『すすいだつもりなのに、なんとなくぬるつく』という時は、流す時間が足りないことが多いです。シャワーを当てる場所を順番に決めておくと、残しにくくなりますよ。

すすぐ時間はどのくらい?

すすぐ時間に決まった数字はありませんが、目安は「ぬるつきがなくなってから、もうひと流し」です。急いでいる日ほど、最後のひと流しを省きがちなんです。

シャワーを当てる場所を、生え際、耳のうしろ、えり足、頭頂の順に決めておくと、毎回同じように流せますよ。

お湯の温度にも気をつける

熱すぎるお湯は、頭皮が乾燥しやすくなることもあります。気持ちいいと感じる、熱すぎない温度で流すのがおすすめです。

日本皮膚科学会のQ&Aでも、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくならない頻度で洗い、自分に合ったシャンプーやコンディショナーを使うよう書かれています。洗い方と流し方は、薄毛対策の土台なんです。

育毛剤はいつ塗る?リンスとの順番

育毛剤を使っている人は、リンスとの順番が気になりますよね。多くの育毛剤は、洗って、すすいで、髪を乾かしたあとに使う流れです。

順番お風呂からの流れ気をつけること
1シャンプー頭皮を指の腹で洗い、泡を流す
2リンス・コンディショナー毛先中心。頭皮には付けない
3すすぎ地肌までお湯を通し、残さない
4タオルドライこすらず、押さえるように水気を取る
5ドライヤー地肌に近い根元から先に乾かす。半乾きのままにしない
6育毛剤製品の使い方の欄どおりに頭皮へ
7整髪料使う場合は育毛剤のあと

ただし、タオルで水気を取ったあとの湿った頭皮に使う、と案内している育毛剤もあります。順番の最後は、手元の育毛剤の使い方の欄に合わせてくださいね。

例えば、リーブ21の薬用リーブトニック髪皇は、洗髪後にタオルで水分を取ってから地肌につけ、マッサージしてから乾かす使い方を案内しています。リデンは、整髪料の前に使うよう案内されています。育毛剤の使い方の基本は、育毛剤の使い方でまとめています。

朝に髪を洗う人は

朝に洗う人は、時間に追われて、乾かす前に育毛剤を付けたり、半乾きで出かけたりしがちです。でも、順番は夜と同じで大丈夫です。

時間がない朝は、リンスを毛先だけにして、すすぎとドライヤーに時間を回すのがおすすめです。育毛剤を夜にも使う商品なら、朝はいつもの使い方の欄どおりの回数を守ってくださいね。

乾かしたあとに毛先ケアもしたい時

洗い流さないトリートメントを使う人は、育毛剤を頭皮に付けたあと、毛先にだけトリートメントを付けると重なりにくくなります。手に残った育毛剤とトリートメントが混ざらないよう、間に手を洗っておくと安心ですよ。

リンスを選ぶ時に見ること

リンスを選ぶ時は、「育毛」という言葉より、自分の頭皮と髪の悩みに合うかを見ていきましょう。

リンスを選ぶ時のチェック
  • 箱に書かれた区分(化粧品なのか医薬部外品なのか)
  • 医薬部外品なら、有効成分と効能の欄(ふけ・かゆみ等)
  • 使い方の欄に「頭皮に付けない」「毛先から」などの指示があるか
  • 香りの強さ。育毛剤の香りと重なっても気にならないか
  • 頭皮に合わなかった時の注意書き

医薬部外品のリンス・コンディショナーには、例えば次のような物があります。いずれも、メーカーの公式で区分が案内されている商品です。

コラージュフルフルのネクストリンスは、医薬部外品で、抗真菌成分のミコナゾール硝酸塩を有効成分に配合しています。リアップのヘアコンディショナーも、医薬部外品として案内されています。オルビスのスカルプ リファイニング コンディショナーは、ふけ・かゆみ予防をうたう医薬部外品で、シャンプー後になじませてすすぐ使い方です。

これらはあくまで例で、どれがいいかは頭皮の状態や好みで変わります。気になる物は、公式サイトで成分と使い方を確かめてみてください。

香りが重ならないかも見ておく

育毛剤にも、柑橘やミントなどの香りが付いている物がありますよね。リンスの香りが強いと、育毛剤の香りと混ざって気になることもあります。

香りが苦手な人や、職場で香りを控えたい人は、無香料や香りの弱いリンスを選ぶのも一つの方法です。店頭のテスターがあれば、手の甲で香りを確かめてみてください。

シリーズでそろえる必要は?

育毛剤と同じブランドのリンスをそろえたほうがいいのでは、と迷う方もいるはずです。でも、シリーズでそろえないといけない決まりはありません。

それぞれ、自分の頭皮と髪に合う物を選んで大丈夫です。シャンプー選びと合わせて考えたい方は育毛シャンプーと育毛剤の併用もどうぞ。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

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リンスでよくある失敗と防ぎ方

リンスは毎日のことなので、知らないうちに癖になっている使い方があるかもしれません。よくある失敗を見てみましょう。

よくある失敗防ぎ方
根元から付けて髪がぺたんとする耳の高さより下、毛先中心に付ける
置く時間を長くすれば効くと思っている製品の使い方の時間を守る
リンスのあとに育毛剤をすぐ付けて、混ざってしまうすすいで乾かしてから育毛剤を使う
合わないのに使い続けているかゆみ・赤みが出たら使用をやめて皮膚科へ
リンスで薄毛が良くなると期待しすぎる薄毛の悩みは育毛剤・皮膚科への相談と分けて考える

『全部当てはまるかも』と思っても大丈夫です。今夜のお風呂で、付ける場所とすすぎ方の2つだけ変えてみてください。

家族でリンスを共用している時

家族みんなで同じリンスを使っている、というご家庭も多いはずです。髪の長さや悩みが違うので、合う人と合わない人が出るのは自然なことなんです。

自分だけ根元がぺたんとする、かゆみが出る、という時は、自分用に別の物を用意してもいいですよ。

リンスより先に皮膚科へ行きたい時

リンスを変えてから頭皮にかゆみや赤みが出た、ふけが急に増えた、という時は使用をやめましょう。抜け毛が急に増えた、丸く抜けた所がある時も、リンスや育毛剤より先に皮膚科で相談してください。

頭皮と髪のために見直したい習慣

リンスや育毛剤のほかにも、毎日の過ごし方が頭皮と髪の調子に関わります。日本皮膚科学会のQ&Aでは、これをすれば抜けなくなるという特別な予防法はないとしたうえで、いくつかの心がけが紹介されています。

見直したいこと
  • きつく結ぶ髪型や、短い間隔でのカラーを続けない
  • 頭皮が乾燥しすぎたり、油っぽくならない頻度で洗う
  • 食事のかたよりを減らし、寝る時間と起きる時間をそろえる
  • 抜け毛が気になる時は、皮膚科など専門の医療機関で相談する

例えば、毎日きつく結ぶ髪型が多い人は、結ぶ位置を変える日を作るだけでも頭皮への負担を減らせます。できそうなことから1つずつ始めてみてくださいね。

乾かし方も見直してみる

リンスのあとは、タオルでこすらず押さえるように水気を取りましょう。ドライヤーは根元から乾かすと、髪が立ち上がりやすく、ふんわり見えやすくなります。

髪が湿ったまま横になると、枕との間でこすれて毛先が傷みがちです。根元まで乾かしてから休むのを習慣にしてみてください。

薄毛対策全体の考え方は、薄毛対策の記事でも紹介しています。

よくある質問

リンスは薄毛対策になりますか?

リンスは髪の表面を整える物で、薄毛の対策そのものをする物ではありません。頭皮に付けない、すすぎ残さない、という使い方で頭皮の邪魔をしないことが大切です。

薄毛が気になるならリンスはやめたほうがいいですか?

やめなくて大丈夫です。からまりやすい髪なら、少量を毛先に使うほうが切れ毛を防ぎやすくなります。根元がぺたんとする時は、量と付ける場所を見直してみてください。

「育毛リンス」と書かれた商品はありますか?

化粧品のリンスで育毛をうたうことはできません。そうした言葉を見かけたら、区分の表示と効能の欄を確かめてみましょう。

リンスと育毛剤はどちらを先に使いますか?

多くの育毛剤は、シャンプーとリンスをすすいだあと、髪を乾かしてから使います。湿った頭皮に使う物もあるので、育毛剤の使い方の欄に合わせてください。

リンスインシャンプーでもいいですか?

使ってかまいません。ただ、すすぎ残しが頭皮に残りやすいので、地肌までお湯を通して、いつもより丁寧に流しましょう。

リンスは毎日使ったほうがいいですか?

毎日でなくてもかまいません。髪のからまりやきしみが気になる日に毛先へ使う、という使い方でも大丈夫です。自分の髪の状態に合わせて決めてみてください。

リンスで頭皮がかゆくなりました。

使用をやめて、様子を見ましょう。かゆみや赤みが続く時は、使っていたリンスを持って皮膚科か薬剤師に相談してください。

まとめ

この記事の要点
  • リンスは髪の表面を整える物。薄毛の対策は育毛剤や生活習慣と分けて考える
  • 化粧品のリンスで育毛はうたえない。区分と効能の欄を見る
  • 付けるのは毛先中心。頭皮には付けない
  • すすぎは地肌までお湯を通し、残しやすい場所を順番に流す
  • 育毛剤は、すすいで乾かしてから。最後は製品の使い方の欄に合わせる

リンスは「足すもの」ではなく、「頭皮の邪魔をしない使い方」を身につけるものです。育毛剤とはどんな物かは、育毛剤とはのページで詳しく紹介しています。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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