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薄毛対策を始めようとしてお店を見ると、育毛剤の横に「頭皮美容液」「スカルプエッセンス」も並んでいて、『どっちを使えばいいの?両方いるの?』と迷いますよね。
結論から言うと、薄毛対策で抜け毛の予防や育毛をねらうなら、医薬部外品の育毛剤が軸です。化粧品の頭皮美容液は、頭皮のうるおいや使い心地を整える役として足すかどうかを考えます。
この記事では、2つの役割の違いと、両方使う時の順番、続け方のコツ、肌に合わない時の対応をお話しします。
薄毛対策の美容液と育毛剤、先に答え
- 抜け毛の予防や育毛をねらうなら、医薬部外品の育毛剤から考える
- 化粧品の頭皮美容液は、頭皮のうるおい・すこやかさを保つ役
- 両方使う時は、それぞれの説明書の使い方とタイミングに合わせる
- 新しく始める時は1本ずつ。肌に合わない時に原因が分かりやすい
- 赤み・かゆみが出たら両方やめて、商品を持って皮膚科へ
『美容液って名前だから、育毛剤より効きそう』と感じる方もいるかもしれません。でも、名前の印象と、表示できる効能は別のものなんです。
同じ「頭皮美容液」という呼び名でも、医薬部外品の育毛剤として売られている物もあれば、化粧品の物もあります。区分の見分け方は頭皮用美容液と育毛剤の区分の違いで詳しく書いたので、この記事では「どう使い分けて続けるか」に絞ってお話しします。
役割の違いを「何のために使うか」で見る
使い分けを考える時は、成分の名前より先に「自分は何のために使いたいのか」を決めると分かりやすくなります。
| 使いたい目的 | 医薬部外品の育毛剤 | 化粧品の頭皮美容液 |
|---|---|---|
| 抜け毛を予防したい | 効能の範囲に入る(脱毛の予防) | 表示できない |
| 育毛・発毛促進 | 効能の範囲に入る | 表示できない |
| 頭皮のかゆみ・ふけ | 効能の範囲に入る | フケ・カユミを抑える等の範囲 |
| 頭皮のうるおいを保ちたい | 商品の説明による | 範囲に入る(うるおいを与える・保つ) |
| 毛髪にはり・こしを | 商品の説明による | 範囲に入る |
| 香りや使い心地を楽しみたい | 商品による | 商品による |
育毛剤(医薬部外品)に表示できる効能として、厚生労働省の通知に並ぶのは「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」です。化粧品は決められた56の効能の範囲に限られ、東京都の資料には、化粧品では育毛をうたうことはできないと書かれています。
ある頭皮用の商品の公式サイトにも、スカルプエッセンスは日本では「養毛料」で医薬部外品ではないため、薄毛に関する具体的な効能効果をうたえない、という注記が載っていました。売る側も、この線引きを意識して書いているんですね。
「薄毛対策」に美容液を入れる意味は?
『それなら美容液はいらないの?』と思いますよね。そうとも言い切れません。
頭皮が乾燥しやすい、使い心地が軽い物が好き、香りでケアの時間を楽しみたい、という方には、美容液が続ける助けになることもあります。役割を分けて考えられれば、組み合わせ自体は悪いことではないんです。
ヘアトニック・ヘアオイルとはどう違う?
頭皮まわりには、美容液のほかにも似た物がいくつもあります。使う場所と役割で並べると、こうなります。
| 種類 | 主に使う場所 | 区分の例 | 役割のイメージ |
|---|---|---|---|
| 育毛剤(薬用育毛トニック等) | 頭皮 | 医薬部外品 | 育毛・脱毛の予防などの効能の範囲 |
| 頭皮美容液・スカルプエッセンス | 頭皮 | 化粧品または医薬部外品 | うるおい・すこやかさ(医薬部外品なら育毛の範囲も) |
| ヘアトニック | 頭皮 | 化粧品または医薬部外品 | すっきりした使い心地・頭皮を整える |
| ヘアオイル・ヘアミルク | 髪の毛先 | 化粧品が多い | 髪のつや・まとまり |
ヘアオイルは髪の毛先に使う物が多く、頭皮に付けるとべたつきの原因になることもあります。「頭皮に」と書かれた物かどうかを、使い方の欄で確かめてくださいね。
薄毛対策で美容液を足すのはどんな時?
育毛剤と美容液、どちらを先に考えるかは、今の悩みで変わります。目安を並べてみました。
| 今の状態 | 先に考えたいこと |
|---|---|
| 抜け毛が増えた・分け目が気になる | 医薬部外品の育毛剤を1本決める |
| 頭皮がつっぱる・乾燥しやすい | 洗い方を見直し、うるおいを保つ美容液も候補に |
| 頭皮がべたつきやすい | 洗う頻度を見直す。美容液を足すのは後で |
| 赤み・かゆみ・痛みがある | 何も足さずに皮膚科で相談 |
| 丸く抜けた所がある・急に抜けた | 何も足さずに皮膚科で相談 |
| 育毛剤を続けていて、使い心地を変えたい | 育毛剤はそのまま、美容液を足すか検討 |
ここで大事なのは、頭皮のトラブルがある時に物を足さないことです。赤みやかゆみがある所に新しい物を重ねると、どれが合わないのか分からなくなってしまいます。
化粧品の頭皮美容液は、育毛や抜け毛の予防を目的にした物ではありません。育毛剤をやめて美容液だけにする時は、自分が何を目的にケアしているかを一度考えてみてくださいね。
組み合わせ方は3パターン
実際の使い方は、だいたい次の3つに分かれます。それぞれの向き不向きを見てみましょう。
| パターン | 向いている方 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 育毛剤だけ | 抜け毛の予防や育毛をねらいたい方 | 説明書の回数と量を守って毎日続ける |
| 美容液だけ | 頭皮のうるおいや使い心地を整えたい方 | 育毛をうたう物ではないと知っておく |
| 育毛剤と美容液の両方 | 育毛剤に加えて、うるおいもケアしたい方 | 順番とタイミング、付ける量を確かめる |
両方を使う方は、2本を組み合わせて売っているセット商品の案内も参考になります。例えば、育毛剤とスカルプエッセンスの2本を使うセットの公式サイトでは、育毛剤、スカルプエッセンスの順で塗るよう案内されています。
医薬部外品の「薬用発毛促進剤」と、有効成分の欄がない頭皮美容液を組み合わせた2剤式の商品もあります。組み合わせて売られている物は、メーカーが順番を決めていることが多いので、まずその案内に従いましょう。
別々のメーカーの物を組み合わせる時
別々に買った育毛剤と美容液を一緒に使う場合は、どちらの説明書にも組み合わせの案内がないことがほとんどです。迷った時は、次の順で考えてみてください。
- 2本の使い方の欄を並べて、「タオルドライ後」「乾いた頭皮に」などのタイミングを見る
- タイミングが違えば、その順番どおりに使う
- タイミングが同じなら、メーカーのお客様窓口に組み合わせを聞く
- 答えが分かるまでは、朝と夜で使う物を分けるなど、重ねずに使う
『どっちが先でも同じでしょ』と思いがちですよね。ただ、液の性質によってはなじみ方が変わることもあるので、聞けるなら聞いておく方が安心です。
朝と夜の分け方の例
毎日続けるには、生活の流れに組み込むのが一番です。両方を使う方向けに、分け方の例を作りました。説明書に回数や時間帯の指定がある時は、そちらを優先してください。
| 時間帯 | 例1(育毛剤が朝晩2回の場合) | 例2(美容液を夜だけ足す場合) |
|---|---|---|
| 朝 | 育毛剤を付けてから整髪料 | 育毛剤を付けてから整髪料 |
| 夜(洗髪後) | 育毛剤を説明書のタイミングで付ける | 育毛剤のあと、美容液の説明書に合わせて付ける |
| 寝る前 | 髪が乾いているか確かめる | 髪と頭皮が乾いているか確かめる |
朝は時間がないので、育毛剤だけにしておくと続けやすいですよ。美容液は、夜のゆっくりできる時間に回すと、ケアの時間そのものを楽しめます。
付ける量が増えすぎないように
2本を重ねると、頭皮に付く液の量が多くなります。液が垂れて首や顔に流れてくる時は、付けすぎのサインです。
例えば育毛剤の使い方には「1日2回」「1回の量の目安」が決められている物が多くあります。量を増やしたからといって表示された効能が強まるわけではないので、それぞれの説明書の量を守りましょう。
季節によって使い方を見直す
夏は汗や皮脂でべたつきやすく、冬は空気が乾いて頭皮がつっぱりやすい、と感じる方も多いはずです。季節で頭皮の感じ方が変わるなら、美容液の方で調整するのが手軽です。
例えば、べたつく季節は美容液を少し休み、乾燥が気になる季節に夜だけ足す、という使い方もできます。育毛剤のほうは、季節に関係なく説明書の回数で続けておきましょう。
続けるためのコツと記録
育毛剤も美容液も、付けたその日に何かが変わる物ではありません。だからこそ、続けやすい仕組みを先に作っておくのが大事です。
- 新しい物は1本ずつ始め、しばらく様子を見てから次を足す
- 洗面所の置き場所を決め、使う順に並べておく
- 使い始めた日をボトルの底やメモに書いておく
- 開封後の使用期限の目安を、箱やメーカーの案内で確かめる
- 月に1回、同じ明るさと角度で頭の写真を撮る
メーカーによっては、続ける期間の目安を案内していることもあります。例えば加美乃素Aの注意書きには、「概ね6ヶ月間をめやすに」毎日続けて効果を確かめるよう書かれています。期間の目安は商品ごとに違うので、使っている物の案内を見てくださいね。
2本使うと、1か月でどれくらい減る?
2本を使うと、それぞれの減り方が違うので買い足しの時期がずれがちです。1か月の量は、次の式で自分で計算できます。
| 計算する所 | 式 |
|---|---|
| 1日に使う量 | 1回の量 × 1日の回数 |
| 1か月に使う量 | 1日に使う量 × 30 |
| 1本が何日もつか | 内容量 ÷ 1日に使う量 |
1回の量と内容量は、それぞれの箱や公式ページの使い方の欄に書かれています。両方の「何日もつか」を出しておくと、買い忘れや使い残しを防ぎやすくなりますよ。
使い心地を替えたい時
『香りに飽きてきた』『液のべたつきが気になる』と感じることもありますよね。そんな時は、育毛剤をころころ替えるより、美容液の方で使い心地を調整する手もあります。
育毛剤は同じ物を続けて、経過を写真で見ていく方が、変化に気づきやすいからです。
肌に合わない時の対応
両方を使っている時に赤みやかゆみが出ると、『どっちが原因?』と分からなくなりがちです。慌てずに、次の順で動きましょう。
- 育毛剤も美容液も、いったん両方使うのをやめる
- 症状が出た日と場所、どんな症状かを書きとめる
- 症状が続く時や強い時は、2本とも箱ごと持って皮膚科で相談する
- 再開するかどうかは、医師の話を聞いてから1本ずつ決める
多くの育毛剤の注意書きには、赤み・はれ・かゆみ・刺激などの異常が出たら使用を中止し、皮膚科専門医等に相談するよう書かれています。傷やはれもの、湿疹のある所には使わない、という注意も共通しています。
| よくある失敗 | どうなる? | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 片方だけやめて様子を見る | 原因が分からないまま続く | 異常が出たら両方やめる |
| 同じ日に2本とも新しく始める | どちらが合わないか分からない | 1本ずつ始める |
| 赤みがある所に美容液を塗る | 刺激が重なる | 症状がある時は何も足さない |
| 箱を捨ててしまう | 医師に成分を見せられない | 使っている間は箱を残す |
「もったいないから」と、肌に合わない物を使い続けるのはやめましょう。症状が落ち着いてから、別の物を1本ずつ試す方が、結果的に遠回りになりません。
妊娠中・授乳中や治療中の方
妊娠中・授乳中・産後の方、持病で治療中の方は、育毛剤も美容液も使う前に医師か薬剤師に相談しておくと安心です。市販の発毛剤(第1類医薬品)を使っている方は、美容液を重ねていいか薬剤師に聞いてみてください。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る買う前に表示で確かめたいこと
最後に、育毛剤と美容液を買う前に見ておきたい所をまとめます。2本を並べて見比べるのがおすすめです。
- 箱やページに「医薬部外品」の表示があるか、無いか
- 医薬部外品なら、有効成分の欄に何が書かれているか
- 以前かぶれた成分が、全成分の欄に入っていないか
- 使い方の欄のタイミング(洗髪後・タオルドライ後・乾いた頭皮)
- 1日の回数と、1回の量の目安
- 定期購入なら、最終確認画面の条件と解約方法
美容液の名前の商品でも、ロクシタンのように、同じブランドの頭皮用セラムの中に、商品名に<医薬部外品>と付いた物とそうでない物が並んでいることがあります。ブランド名でまとめて判断せず、1本ずつ表示を見ていきましょう。
お店で聞く時の言い方
ドラッグストアで迷ったら、薬剤師や登録販売者に聞いてみるのも近道です。今使っている物の名前をメモして持って行くと、話がぐっと早くなります。
例えばこんな聞き方です。
「この育毛剤を朝晩使っています。夜に頭皮用の美容液を足したいのですが、一緒に使っても大丈夫そうな物はありますか」
聞いた答えは、商品の箱の使い方の欄と照らし合わせておくと安心ですよ。
育毛剤そのものの基本は育毛剤とはどんな商品かで、育毛シャンプーとの組み合わせは育毛剤と育毛シャンプーの併用でお話ししています。
この記事で出てくる言葉
| 言葉 | ひと言でいうと |
|---|---|
| 医薬部外品 | 効能・効果が認められた有効成分を含む区分。育毛剤はここに入る |
| 化粧品 | 頭皮・毛髪をすこやかに保つなど、決められた範囲の効能だけを表示できる区分 |
| 養毛料 | 頭皮用の化粧品の呼び名として使われることがある言葉 |
| タオルドライ | 洗髪後、タオルで押さえて水気を取ること |
| 2剤式 | 2本を組み合わせて使う前提で作られた商品 |
よくある質問
薄毛対策なら、美容液と育毛剤のどちらを先に買えばいいですか?
抜け毛の予防や育毛をねらうなら、医薬部外品の育毛剤からがおすすめです。頭皮の乾燥や使い心地が気になる時に、美容液を足すか考えましょう。
頭皮美容液だけで薄毛対策になりますか?
化粧品の頭皮美容液は、頭皮をすこやかに保つ・うるおいを与えるといった範囲の物で、育毛をうたう物ではありません。目的に合わせて選んでください。
育毛剤と美容液は、どちらを先に付けますか?
それぞれの説明書のタイミングに合わせるのが基本です。セット商品はメーカーが順番を決めていることが多く、別々の物ならメーカーに聞くと安心です。
同じメーカーの育毛剤と美容液なら、安心して重ねられますか?
同じメーカーでも、組み合わせの案内があるかは商品しだいです。公式サイトや窓口で、一緒に使う時の順番を確かめておきましょう。
美容液を付けたら、かゆくなりました。育毛剤も止めるべき?
原因を分かりやすくするため、いったん両方やめましょう。続く時は、2本とも持って皮膚科で相談してください。
美容液を足すと、育毛剤の効果は上がりますか?
化粧品の頭皮美容液は、育毛剤の効能を強めるための物ではありません。うるおいや使い心地を整える役として、必要かどうかを考えてみてください。
毎日2本使うのが面倒です。続けるコツはありますか?
朝は育毛剤だけ、夜に美容液を足すなど、時間帯で分けると続けやすくなります。洗面所で使う順に並べておくのもおすすめです。
まとめ
- 薄毛対策で育毛をねらうなら、医薬部外品の育毛剤が軸
- 化粧品の頭皮美容液は、頭皮のうるおい・すこやかさを保つ役
- 両方使う時は、説明書のタイミングとメーカーの案内に合わせる
- 新しい物は1本ずつ始め、記録と写真で経過を見る
- 肌に合わない時は両方やめ、2本とも持って皮膚科へ
役割が分かれば、美容液と育毛剤の「どっちがいい?」で悩む時間は減らせます。まずは自分の目的を一つ決めて、続けられる組み合わせを作ってみてくださいね。





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