頭皮のニキビや帽子の蒸れと抜け毛の増加は関係ある?頭皮の守り方

帽子を乾かして頭皮の蒸れと日差しに気をつけるイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

最近、頭皮にポツポツした吹き出物が増えて、抜け毛も多くなった気がする。毎日かぶる帽子のせいなのか、日差しのせいなのか、気になりますよね。

結論から言うと、頭皮のニキビや帽子の蒸れ、紫外線が抜け毛を増やすと言い切れる公的な情報は見当たりません。ただ、どれも頭皮の負担になりやすいので、毎日の手入れで守りつつ、吹き出物やかゆみが続く時は皮膚科で相談するのがおすすめです。

この記事では、抜け毛増加と頭皮ニキビ増加に関係あるかという疑問に答えながら、場面ごとの頭皮の守り方をお話しします。

目次

頭皮のニキビや帽子と抜け毛は関係ある?先に答え

先に答え
  • 頭皮のニキビや帽子の蒸れが抜け毛の原因だと決めつけることはできない
  • にきびは、日本皮膚科学会が皮膚科で見る「慢性の炎症性の病気」と位置付けている
  • 帽子の蒸れは、汗をふく・洗う・乾かすで減らせる
  • 紫外線対策として、帽子は気象庁や環境省も勧めている
  • 吹き出物・かゆみ・赤みが続く時や、抜け毛が気になる時は皮膚科へ

『結局、帽子はかぶった方がいいの?かぶらない方がいいの?』と迷いますよね。答えは、かぶるかどうかより「どう使って、どう手入れするか」なんです。

それぞれの悩みを分けて考えると、やることがはっきりしますよ。

よくある相談:ニキビ・帽子・ストレスと抜け毛

知恵袋には、頭皮の変化と抜け毛についての相談が寄せられています。ここでは、よく見かける3つの相談を要約して答えていきますね。

相談の中身答えの要点
抜け毛増加と頭皮ニキビ増加が同じ時期に起きた。関係あるか知りたい関係を自分で決めず、吹き出物が続くなら皮膚科へ。触らず清潔に保つ
帽子で頭皮蒸れが心配。でもかぶらないと日に焼ける。紫外線の方が悪影響かどちらが悪いと決める情報は無い。蒸れ対策と紫外線対策を両立させる
ストレスで抜け毛増加や、頭皮の変化は起こり得るかストレスだけで説明しきれないことも多い。生活の見直しと相談先を持つ

「ニキビと抜け毛が同じ時期に増えた」という相談

同じ時期に2つの変化が起きると、『つながっているのでは』と思いますよね。でも、同じ時期に起きたからといって、一方がもう一方の原因とは限りません。

頭皮の吹き出物が続いている時は、それ自体を皮膚科で見てもらうのが先です。抜け毛のことも、その時に一緒に伝えてみてください。

「帽子の蒸れと紫外線、どちらが悪いか」という相談

これはとても多い悩みです。ただ、蒸れと紫外線のどちらが抜け毛に悪いかを比べた公的な情報は見当たらないんです。

だからこそ、どちらか一方を選ぶのではなく、帽子をかぶって日差しを防ぎ、蒸れは手入れで減らす、という両方の対策を考えてみましょう。

「ストレスで頭皮の変化は起こり得るか」という相談

忙しい時期に頭皮がかゆくなったり、抜け毛が気になったりすると、ストレスのせいに思えてきますよね。この点は、後の「ストレスと頭皮の変化」でくわしくお話しします。

頭皮のニキビ・吹き出物が増えた時は

頭皮は髪に隠れて見えにくいので、指で触って初めて吹き出物に気づくことも多いですよね。

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、にきびは「皮膚の慢性炎症性疾患」に位置付けられていて、毛穴に関係する長く炎症が続く病気なので、基本的には皮膚科で見るものと説明しています。まずは皮膚科専門医の受診を勧めています。

頭皮の吹き出物が気になる時毎日できること
指で触ってしまう触らない・つぶさない。気になったら手を離す
洗い方が気になる爪を立てず、指の腹でやさしく洗ってよくすすぐ
整髪料を毎日使う寝る前にしっかり洗い落とす
前髪や毛先が肌に当たる家では髪を束ねたり、ヘアバンドで上げたりする
枕カバーやタオルこまめに替えて、清潔な物を使う

日本皮膚科学会は、毛先やマフラーなどが常に当たっているとにきびができやすくなるとして、自宅では髪を束ねたり、ヘアバンドやカチューシャで前髪を上げておくよう案内しています。おでこや生え際の吹き出物が気になる方は、試してみてください。

シャンプーと整髪料の見直し

吹き出物が増えた時期に、シャンプーや整髪料を変えていなかったか思い出してみてください。新しい物に替えた頃から気になり始めた、ということもあります。

見直す所確かめたいこと
シャンプーを替えた時期吹き出物が増えた時期と重なっていないか
すすぎ生え際や耳の後ろに泡が残っていないか
整髪料の量頭皮の近くまでべったり付けていないか
落とし方ワックスやジェルを付けたまま寝ていないか
ドライヤー根元が湿ったまま寝ていないか

替えた物が思い当たる時は、使った物の名前をメモして皮膚科で伝えましょう。洗う回数は、頭皮が乾きすぎず、べたつきすぎない程度が目安だと日本皮膚科学会は説明しています。洗いすぎも洗わなすぎも、頭皮の負担になるんですね。

育毛剤や頭皮用品を使っている時

頭皮に吹き出物がある時に育毛剤を使ってもいいのか、迷いますよね。育毛剤のメーカーの中には、頭皮にニキビや傷、湿疹などの異常がある時は、その部分を避けて使うか、頭皮が健康な状態に戻ってから使うよう案内しているところがあります。

使っている商品の使用上の注意を読み直して、分からない時はメーカーの窓口か皮膚科に相談しましょう。新しい商品を同時にいくつも始めると、合わない物が分からなくなるので、1つずつにしておくのがおすすめです。

帽子の蒸れが気になる時の対策

毎日帽子をかぶる仕事や部活の方は、脱いだ時の頭のムッとした感じが気になりますよね。蒸れたままの頭皮は汗や皮脂が残りやすく、かゆみにつながることもあります。

場面蒸れを減らすコツ
通勤・通学屋内に入ったら帽子を脱いで、頭を休ませる
外での仕事・部活休憩のたびに帽子を脱いで、汗をタオルで押さえる
汗をかいた日その日のうちに髪と頭皮を洗う
洗った後濡れたまま帽子をかぶらず、根元から乾かす
長い時間かぶる日替えの帽子を用意して、途中で取り替える

例えば、昼休みに一度帽子を脱いで汗をふくだけでも、頭皮のべたつきは感じにくくなります。小さな手入れの積み重ねが大切なんです。

季節ごとの帽子の使い方

季節気をつけたいこと
春・夏日差しが強いので、外では帽子をかぶる。汗をかいたらこまめにふく
梅雨湿気で帽子が乾きにくい。替えを用意して交互に使う
秋日差しが残る日もある。屋外の作業や部活の日は帽子を続ける
冬ニット帽を屋内でもかぶったままにしない。暖房の部屋では脱ぐ

冬のニット帽は、外は寒くても電車や店の中では暖かいですよね。屋内に入ったら脱いで、頭の熱を逃がしてあげましょう。

ヘルメットをかぶる方へ

作業用のヘルメットには、中にタオルや帽子を入れないよう取扱説明に書かれている物があります。保護の働きが下がるおそれがあるためです。インナーを使う前に、自分のヘルメットの説明書を確かめてください。

帽子の選び方と洗い方

帽子は、紫外線から頭皮を守る味方にもなります。選ぶ時と手入れの時に、次のことを見てみましょう。

帽子を選ぶ時のチェック
  • 頭をきつく締めつけないサイズか
  • 通気のための穴やメッシュがあるか
  • 内側の汗を吸う部分が、外して洗えるか
  • 日差しの強い日には、つばの広い物を選べるか
  • 自宅で洗えるか、洗い方の表示があるか
手入れやり方の目安
かぶった後内側の汗の当たる部分をタオルでふく
干す風通しのいい日陰で乾かす
洗う洗濯表示を見て、手洗いか洗濯機かを決める
替えの用意2つ以上を交互に使うと、乾かす時間が取れる

洗い方は帽子の素材によって違うので、内側のタグの洗濯表示を確かめてから洗ってくださいね。

帽子の使い方でよくある失敗

よくある失敗どうなる?防ぎ方
洗った髪が乾く前にかぶる帽子の中が湿ったままになる根元まで乾かしてからかぶる
同じ帽子を毎日かぶる汗が乾ききらない2つ以上を交互に使う
小さめのサイズを選ぶ締めつけで頭が蒸れやすい指が1本入るくらいのゆとりを見る
屋内でもずっとかぶる蒸れる時間が長くなる屋内では脱いで頭を休ませる

紫外線から頭皮を守るには

『頭皮も日焼けするの?』と思う方もいるかもしれません。分け目やつむじなど、髪の少ない所は日差しが当たりやすいですよね。

紫外線と抜け毛の関係を示した公的な情報は見当たりませんが、紫外線そのものへの対策は公的機関が案内しています。気象庁は、外出を紫外線の弱い朝夕の時間帯にずらすことや、帽子や長袖の衣服を着ることが有効だとしています。環境省の紫外線環境保健マニュアルも、日傘や帽子、日陰の利用などを対策として挙げています。

帽子をかぶる時に意識したいこと
  • 日差しの強い時間帯は帽子や日傘で頭を守る
  • 屋内では脱いで、頭皮を休ませる
  • 汗をかいたらふいて、その日のうちに洗う
頭皮の負担になりやすいこと
  • 蒸れを気にして、真夏の日差しの下で何もかぶらない
  • 汗で湿った帽子を、乾かさずに次の日も使う
  • 締めつけの強い帽子を一日中かぶり続ける

帽子のほかにできる紫外線対策

帽子をかぶれない場面もありますよね。そんな時は、次の方法も組み合わせてみてください。

  • 日差しの強い時間帯の外出を、朝夕にずらす
  • 日傘を使う、日陰を選んで歩く
  • 長い時間外にいる日は、休憩を屋内や日陰でとる

気象庁は、紫外線の強さをUVインデックスという数字で発表しています。出かける前に天気予報と一緒に見ておくと、帽子を持っていくかどうか決めやすくなりますよ。

分け目がいつも同じだと、同じ所に日差しが当たり続けます。時々分け目を変えてみるのも、手軽な工夫の一つですよ。

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ストレスと頭皮の変化はどう考える?

仕事や勉強が忙しい時に、頭皮がかゆくなったり、抜け毛が増えた気がしたりすることもありますよね。『ストレスで頭皮の変化って起こり得るの?』と気になるのは自然なことです。

厚生労働省の健康情報サイト「e-ヘルスネット」では、ストレスを外からの刺激などで体の中に起きる反応と説明しています。気温の変化や睡眠不足、職場や家庭での不安なども、ストレスのもとになるとしています。

ただ、日本皮膚科学会は、円形脱毛症についてストレスは原因というより「きっかけ」の一つと考えられ、多くの患者ではストレスとの直接の関係は無いとしています。抜け毛をストレスだけのせいにするのは早いんですね。

忙しい時期に起こりがちなこと見直してみたいこと
夜ふかしが続く寝る時間と起きる時間をそろえる
食事を抜く1日3食を目安に、簡単な物でも食べる
頭を洗うのが面倒になる汗をかいた日だけでも洗う
頭をかく・髪を触る癖が出る気づいたら手を離して、爪を短くしておく
一人で抱え込む身近な人や相談窓口に話す

ストレスのセルフチェックや相談窓口は、厚生労働省の「こころの耳」で探せます。気持ちがつらい時は、頭皮のことより先に、話を聞いてもらうことを大切にしてください。

ストレスと頭皮のことは、ストレスと頭皮の炎症への対処でも紹介しています。

頭をかく・触る癖が気になる時

考え事をしている時に、つい頭をかいたり、吹き出物を触ったりしていませんか。気づかないうちに頭皮をこすっていることも多いんです。

爪を短く切っておく、手が頭に行ったら深呼吸をして手を離す、といった小さな工夫から始めてみてください。家族に「頭を触っていたら教えて」と頼んでおくのもいい方法ですよ。

皮膚科に行く目安と伝え方

毎日の手入れを続けても良くならない時は、皮膚科で相談しましょう。抜け毛がある時は皮膚科などで対策を聞くことが大切だ、と日本皮膚科学会も案内しています。

皮膚科で相談したいサイン
  • 頭皮の吹き出物が、何週間も繰り返しできる
  • 吹き出物が痛む、膿をもつ、広がっている
  • かゆみや赤み、フケが続いている
  • 丸い形やまだらに抜けている所がある
  • 抜け毛のことが気になって、眠れない日がある
皮膚科で伝えること伝え方の例
いつから2か月くらい前から頭皮の吹き出物が増えました
抜け毛の様子同じ頃から、シャンプーの抜け毛が多い気がします
帽子仕事で毎日8時間ほど帽子をかぶっています
使っている物シャンプーと整髪料の名前をメモしてきました
聞きたいこと家での洗い方や、帽子の使い方で気をつけること

受診までの1〜2週間、吹き出物の場所と数、抜け毛の様子を簡単にメモしておくと、診察で話がまとまりやすくなります。スマホのメモに「〇日 生え際に2つ、かゆみあり」のように1行書くだけで十分です。

使っているシャンプーや整髪料は、容器を写真に撮っておくと伝えやすくなります。育毛剤を使っている方は、その商品の名前も伝えてくださいね。

この記事で出てきた言葉

言葉ひと言でいうと
にきび毛穴に関係する、長く炎症が続く皮膚の病気
蒸れ汗や湿気がこもって、頭皮が湿った状態
UVインデックス紫外線の強さを分かりやすく示した数字
医薬部外品作用はおだやかで、育毛などの決められた効能を表示できる物

育毛剤がどんな物かは、育毛剤とはどんな商品かで基本を確かめておくと安心です。抜け毛が気になる時の対策の全体は、抜け毛が増えた時の対処でまとめています。

よくある質問

頭皮のニキビが増えると、抜け毛も増えますか?

頭皮のニキビが抜け毛を増やすと言い切れる公的な情報は見当たりません。吹き出物が続く時は、それ自体を皮膚科で見てもらい、抜け毛のことも一緒に相談してみてください。

帽子をかぶると抜け毛が増えますか?

帽子をかぶることで抜け毛が増えると示した公的な情報は見当たりません。蒸れが気になる時は、汗をふく・洗う・乾かすを意識して、清潔な帽子を使いましょう。

蒸れと紫外線、どちらに気をつけた方がいいですか?

どちらが悪いかを比べた公的な情報はありません。日差しの強い時は帽子で頭を守り、蒸れは手入れで減らす、と両方の対策をしてみてください。

頭皮のニキビは自分でつぶしてもいいですか?

つぶしたり触ったりせず、清潔に保っておきましょう。にきびは日本皮膚科学会が皮膚科で見るものとしているので、続く時は皮膚科で相談してください。

頭皮に吹き出物がある時、育毛剤は使えますか?

商品の使用上の注意を確かめてください。頭皮にニキビや傷がある時は、その部分を避けるか、健康な状態に戻ってから使うよう案内しているメーカーもあります。

帽子は毎日洗った方がいいですか?

洗う間隔は帽子の素材や洗濯表示によって違います。毎日洗えない物は、かぶった後に内側の汗をふいて日陰で乾かし、2つ以上を交互に使うと清潔に保ちやすくなります。

ストレスで頭皮がかゆくなることはありますか?

ストレスと頭皮の関係を自分で決めるのは難しいです。かゆみが続く時は皮膚科で相談しつつ、睡眠や食事など生活のリズムも見直してみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 頭皮のニキビや帽子の蒸れが抜け毛の原因とは決めつけられない
  • 頭皮の吹き出物は触らず、続く時は皮膚科で相談する
  • 帽子は汗をふく・洗う・乾かすで、蒸れを減らせる
  • 紫外線対策として、帽子は公的機関も勧めている
  • 抜け毛をストレス一つのせいにはできないことが多い
  • 吹き出物・かゆみ・抜け毛が続く時は、皮膚科へ

頭皮の悩みは一つずつ分けて考えると、できることが見えてきます。今日から帽子の手入れと、やさしい洗い方を始めてみてくださいね。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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