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抜け毛を予防したいと思って頭皮ケアを始めたものの、『自分の頭皮に合っているのか分からない』と迷っている方も多いはずです。人に聞いても、合うやり方がばらばらで困りますよね。
結論から言うと、抜け毛を確実に防ぐ特別な方法はありません。ただ、自分の頭皮が脂っぽいのか、乾燥しているのか、敏感なのかを知って洗い方や使う物を合わせることは、今日からできる予防の土台なんです。
この記事を読むと、頭皮タイプの見分け方と、タイプ別のケア、生え際の後退を防ぐために見直したい習慣が分かります。
頭皮の抜け毛予防は?先に答え
- 日本皮膚科学会は、抜け毛を防ぐ特別な予防法があるわけではないとしている
- そのうえで、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗うことを勧めている
- 自分の頭皮タイプを知り、洗い方・すすぎ・乾かし方・使う物を合わせる
- 生え際の後退が気になるなら、髪型や整髪料など生え際への負担も見直す
『予防って、結局何をすればいいの?』と思いますよね。ポイントは、頭皮のタイプによって「やりすぎ」と「足りない」が逆になることなんです。
例えば、脂っぽい頭皮の人に合う洗い方を、乾燥しやすい人がそのまままねすると、かえって頭皮がつっぱることもあります。だからこそ、最初に自分のタイプを知っておきたいところです。
| 予防のためにできること | この記事の節 |
|---|---|
| 自分の頭皮タイプを知る | 頭皮タイプの見分け方 |
| タイプに合った洗い方・乾かし方にする | 頭皮タイプ別のケア表 |
| シャンプーの表示を見て選ぶ | シャンプーの表示の見方 |
| 生え際に負担をかける習慣を減らす | 後退を防ぐ習慣 |
| 育毛剤を使うなら使用感で選ぶ | 育毛剤の選び方 |
自分の頭皮タイプを見分けるには?
頭皮タイプは、顔の肌と同じで、人によって違います。季節や体調でも変わるので、一度決めたら終わりではなく、時々確かめるくらいの気持ちで見てみてください。
- いつものシャンプーで洗い、根元からしっかり乾かす
- 整髪料を付けずに半日ほど過ごす
- 指の腹で頭頂部と生え際の地肌に軽く触れる
- 指先のべたつき、地肌のつっぱり、フケの様子を見る
- かゆみや赤みがあるか、鏡や家族に見てもらう
| 頭皮タイプ | よくあるサイン | 気をつけたい季節 |
|---|---|---|
| 脂性(べたつきやすい) | 半日で根元がしんなりする。指先がべたつく。においが気になる | 汗をかく夏 |
| 乾燥(つっぱりやすい) | 洗った後につっぱる。細かく白いフケが出る | 空気が乾く冬 |
| 敏感(刺激を感じやすい) | シャンプーや育毛剤でしみる、かゆくなる、赤くなる | 季節の変わり目 |
| 混合(場所で違う) | 生え際はべたつくのに、頭頂部はつっぱる | 季節ごとに変わる |
『べたつくのに、フケも出る』という方もいるかもしれません。こういう時は、自分で一つのタイプに決めつけず、かゆみや赤みが続くなら皮膚科で見てもらうのが近道ですよ。
家族と同じシャンプーを使っている時
家族みんなで同じシャンプーを使っている、という家庭も多いですよね。ただ、頭皮タイプは家族でも人それぞれなので、同じ物が全員に合うとは限りません。
例えば、こんな会話になることもあります。
「このシャンプー、私は洗った後につっぱるんだけど」
「そう?自分はさっぱりして好きだけどな」
こんな時は、無理に一つにそろえず、つっぱる人だけ洗い方をやさしくする、合わない人だけ別の物にする、といった分け方で十分です。
頭皮タイプ別のケア表:洗い方・すすぎ・乾かし方
タイプが分かったら、毎日の洗い方を合わせていきます。どのタイプでも共通なのは、指の腹で洗うこと、すすぎを丁寧にすること、濡れたまま寝ないことです。
| ケア | 脂性 | 乾燥 | 敏感 | 混合 |
|---|---|---|---|---|
| 洗う回数 | 1日1回を目安に。汗をかいた日は夜に洗う | 洗いすぎない。べたつかなければ回数を見直す | 洗う回数より洗い方をやさしく | 季節や部位の様子で調整する |
| 洗い方 | 予洗いで皮脂を流し、泡で包むように | 泡立ててから乗せ、こすりすぎない | 爪を立てず、指の腹で軽く | べたつく部分を中心に洗う |
| すすぎ | 生え際と耳の後ろを特に丁寧に | 熱すぎないお湯で | ぬるめのお湯で、残さず流す | 全体をまんべんなく |
| 乾かし方 | 根元から早めに乾かす | ドライヤーを近づけすぎない | 低めの温度で、最後は冷風に | 根元を先に、毛先は後で |
| 見直したいこと | 整髪料の付けすぎ | 熱いお湯や長いシャワー | 新しい物を一度に試すこと | 一つのやり方に決めつけること |
日本皮膚科学会は、自分にあったシャンプーやコンディショナーを使い、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくならない頻度で洗うよう呼びかけています。回数の正解は人によって違う、ということなんです。
脂っぽい頭皮の場合
べたつきが気になると、つい1日に何度も洗いたくなりますよね。ただ、強くこすったり、何度もシャンプーを重ねたりすると、頭皮の負担になることもあります。
汗をかいた日は夜にしっかり洗い、朝はぬるま湯で流す程度にするなど、回数より洗い方で調整してみてください。
乾燥しやすい頭皮の場合
冬になると頭皮がつっぱる、細かいフケが出る、という方は、熱いお湯で長く洗っていないかを見直してみましょう。お湯の温度を少し下げるだけでも、洗った後の感じが変わることがありますよ。
敏感な頭皮の場合
しみる、かゆくなる、と感じやすい方は、新しいシャンプーや育毛剤を一度に何種類も試さないのがコツです。一つずつ試して、合わない時に何が原因か分かるようにしておきましょう。
季節で頭皮の状態が変わる時の切り替え方
頭皮タイプは、季節によって変わることもあります。夏はべたつくのに、冬はつっぱる、という方は、季節に合わせてケアを少し切り替えてみてください。
| 季節 | 起こりやすいこと | 切り替えのコツ |
|---|---|---|
| 春 | 花粉やほこり、季節の変わり目でかゆみを感じやすい | 外出から帰ったら、ブラッシングで髪のほこりを落とす |
| 夏 | 汗と皮脂でべたつく、日差しが強い | 夜に洗って汗を流す。帽子や日傘で日焼けを避ける |
| 秋 | 夏の日差しや汗の負担が気になり始める | 洗い方をやさしく戻し、頭皮の様子を確かめ直す |
| 冬 | 空気が乾き、頭皮がつっぱる | 熱いお湯を避け、ドライヤーを近づけすぎない |
切り替える時も、シャンプーを季節ごとに買い替える必要はありません。お湯の温度や洗う時間、乾かし方など、今あるやり方を少し変えるところから始めてみてくださいね。
シャンプーの表示はどこを見る?
頭皮ケアの土台になるのが、毎日使うシャンプーです。パッケージの区分と効能の表示を見ると、その商品が何を目的にした物かが分かります。
| 区分 | 表示できる効能の例 | 見るところ |
|---|---|---|
| 医薬部外品(薬用シャンプー) | ふけ、かゆみを防ぐ、毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ など | 有効成分の名前 |
| 化粧品のシャンプー | 頭皮、毛髪を清浄にする/フケ、カユミを抑える/頭皮、毛髪をすこやかに保つ | 全成分の表示 |
国の通知が示す薬用シャンプーの効能の範囲には、「ふけ、かゆみを防ぐ」「毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ」などがあります。化粧品の効能の範囲には、頭皮や毛髪を清浄にする、すこやかに保つといった言葉が並んでいます。
どちらにも「抜け毛を防ぐ」という効能はありません。シャンプーは頭皮を清潔に保つための物と考え、育毛の目的の物とは分けて選ぶのがおすすめです。
- 脂っぽい頭皮なら、汗臭やふけを防ぐ表示があるかを見る
- 乾燥しやすい頭皮なら、うるおいを与える・保つの表示や、洗い上がりの説明を見る
- 敏感な頭皮なら、使用上の注意と、香料などの成分表示を見る
- どのタイプでも、合わない時は使うのをやめる
生え際の後退を防ぐために見直したい毎日の習慣
頭皮の後退予防で気になるのが、生え際ですよね。生え際は、髪型や整髪料、洗い残しなど、毎日の小さな負担が重なりやすい場所なんです。
日本皮膚科学会は、髪に負担のかかる髪型や、極端に頻繁なカラーリングはなるべく避けるよう呼びかけています。生え際についても、まずはこうした負担を減らすことから始めてみましょう。
- 前髪や生え際を強く引っぱって結ぶ髪型を毎日続けていない
- 整髪料や日焼け止めを、生え際に残さず洗い流している
- 帽子やヘルメットの後は、汗を拭いて頭皮を乾かしている
- 晴れた日の外出では、帽子や日傘で頭皮の日焼けを避けている
- 洗顔の時に、生え際の泡もすすいでいる
紫外線への備えとしては、帽子や長袖の衣服などが有効だと気象庁が案内しています。生え際は顔と同じように日差しを受けやすいので、日焼け止めを使う時は、夜にしっかり落とすところまでセットで考えておきたいですね。
| 生え際の負担 | 頭皮タイプで気をつけたいこと |
|---|---|
| 整髪料の付けすぎ | 脂性の方は特に洗い残しやすい。軽い物を少量に |
| 汗と蒸れ | 脂性・混合の方は、汗をこまめに拭く |
| 乾燥と日焼け | 乾燥しやすい方は、帽子で日差しを避ける |
| 強い摩擦 | 敏感な方は、タオルで押さえるように拭く |
仕事で帽子やヘルメットを毎日かぶる方へ
仕事でヘルメットや帽子をかぶる時間が長いと、生え際が蒸れたり、こすれたりしやすくなります。かぶること自体を避けるのは難しいので、休憩の時に一度外して汗を拭く、内側に汗を吸う布を使う、といった工夫を足してみてください。
帰宅後は、汗と皮脂を夜のうちに洗い流しておくと、翌朝の頭皮がすっきりしますよ。
生え際の記録の付け方や、M字の予防の考え方は生え際の後退を防ぐ習慣と記録で詳しくお伝えしています。毎日の習慣全体はハゲ予防に今できることも読んでみてください。
育毛剤を予防に使うなら、頭皮タイプに合う使用感で選ぶ
頭皮のケアに加えて、育毛剤で予防を考える方もいるはずです。医薬部外品の育毛剤には、効能・効果として「脱毛の予防」「育毛」「薄毛」などが表示されています。
ただ、予防できると約束できる物ではなく、感じ方には個人差があります。続けられるかどうかが大切なので、頭皮タイプに合う使用感で選んでみてください。
| 頭皮タイプ | 選ぶ時に見たいこと | 公式の表示の例 |
|---|---|---|
| 脂性 | さっぱりした使用感か。べたつきにくい剤型か | 清涼感をうたう商品、スプレーやトニックの剤型 |
| 乾燥 | アルコール(エタノール)の有無 | ノンアルコール処方をうたう商品もある |
| 敏感 | 刺激を感じやすい成分の注意書き | 「肌がアルコールに敏感な方は使用を控えて」「冷感刺激に弱い方は使用しない」などの注意書きがある商品もある |
| 混合 | 部位ごとに付ける量を調整できるか | 気になる部分を中心に付ける案内の商品もある |
例えば、メントールなどの冷感の成分を配合し、冷感刺激に弱い方は使わないよう注意書きをしている育毛トニックもあります。表示の最後の注意書きまで読むのが、自分に合う物を選ぶ近道なんです。
- 区分(医薬部外品)と有効成分を確かめる
- アルコールや清涼感の成分、香料の有無を見る
- 腕の内側などで試して、合うか確かめる
- 清潔で乾いた状態の頭皮に、決められた量を付ける
- 3か月以上を目安に続け、写真やメモで様子を見る
混合タイプの方の付け方
生え際はべたつくのに頭頂部はつっぱる、という混合タイプの方は、付ける場所ごとに気をつけたいことが違います。量そのものは説明書どおりにしたうえで、べたつく生え際は付けた後に指の腹でよくなじませ、乾きやすい頭頂部は乾いた清潔な状態で付ける、と考えてみてください。
付けた後にべたつきが残る、しみるなどの違和感がある時は、使い続けずに商品の問い合わせ先や薬剤師に相談しましょう。
育毛剤の効果の考え方は育毛剤の効果の記事で、そもそもどんな商品かは育毛剤とはどんな商品かで説明しています。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る頭皮の抜け毛予防でよくある失敗と、皮膚科の目安
予防のつもりで頑張りすぎて、かえって頭皮に負担をかけてしまうこともあります。つまずきやすい点を先に押さえておきましょう。
| よくある失敗 | なぜ困るか | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 1日に何度もシャンプーする | 頭皮が乾燥したり、こすりすぎたりする | 洗う回数より洗い方を見直す |
| 頭皮マッサージを強くやる | 頭皮を傷めることがある | 気持ちいいと感じる程度にとどめる |
| 頭皮タイプを決めつけて同じケアを続ける | 季節で頭皮の状態は変わる | 季節の変わり目に確かめ直す |
| 新しい物を一度に何種類も始める | 合わない時に原因が分からない | 一つずつ試す |
| 育毛剤を説明書より多く付ける | 多く付けても早く変わるわけではない | 量と回数は説明書どおりに |
『抜け毛を毎日数えているのに、増えた気がする』と不安な方もいるはずです。日本皮膚科学会は、1日に抜ける毛の量は個人差や季節差などにもよるものの、おおよそ1日100本程度までといわれるとしています。
- かゆみや赤み、フケが長く続いている
- 頭皮にできものや、じゅくじゅくした所がある
- 丸く抜けた部分がある、または急に抜け毛が増えた
- 生え際や頭頂部が、短い期間で目に見えて薄くなった
日本皮膚科学会は、抜け毛が生じた時には皮膚科などの専門の医療機関を受診するよう呼びかけています。妊娠中・授乳中の方や持病がある方は、新しい頭皮用品を使う前に医師・薬剤師に相談しておきましょう。
頭皮の抜け毛予防でよく出てくる言葉
頭皮ケアの商品や記事を読んでいると、似たような言葉がたくさん出てきますよね。意味が分かると、表示や説明が読みやすくなります。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 医薬部外品 | 人体への作用が穏やかな物。育毛剤や薬用シャンプーの多くがこの区分 |
| 化粧品 | 頭皮や毛髪をすこやかに保つなど、決められた範囲の効能だけを表示できる |
| 有効成分 | 医薬部外品の効能・効果を支える成分として、名前が表示される物 |
| 毛周期 | 髪が伸びる時期、退行する時期、休む時期をくり返すこと |
| 休止期 | 髪が伸びるのを休む時期。2〜3ヶ月とされる |
| 予洗い | シャンプーの前に、お湯だけで頭皮と髪を流すこと |
| パッチテスト | 新しい物を使う前に、肌の一部で合うかを試すこと |
| ノンアルコール | エタノールを配合していないことをうたう表示 |
「予防」「すこやか」などの言葉は、その区分で表示できる範囲を表すものです。言葉の強さで効き目を比べず、区分と有効成分、使用上の注意を見るようにしましょう。
よくある質問
頭皮ケアをすれば、抜け毛は予防できますか?
抜け毛を確実に防ぐ特別な方法はない、と日本皮膚科学会はしています。そのうえで、自分の頭皮タイプに合った洗い方や生活の見直しが、予防の土台として勧められています。
頭皮タイプは変わりますか?
季節や体調、年齢によって変わることがあります。夏は脂っぽく、冬は乾燥するという方もいるので、季節の変わり目に確かめ直してみてください。
脂っぽい頭皮は、1日2回洗ったほうがいいですか?
洗う回数を増やすより、予洗いや泡の使い方、すすぎを丁寧にするほうがおすすめです。汗をかいた日は夜にしっかり洗うなど、生活に合わせて調整してみてください。
生え際の後退は、頭皮ケアで防げますか?
防げると約束できる方法はありません。強く引っぱる髪型や整髪料の洗い残し、日焼けなど、生え際への負担を減らしながら、写真で様子を記録しておくと安心です。
ハゲ予防のために、若いうちから育毛剤を使ってもいいですか?
医薬部外品の育毛剤には「脱毛の予防」などの効能が表示されている物があり、使える年齢は商品の説明で確かめられます。未成年の方は保護者と相談し、ミノキシジルを配合した発毛剤(医薬品)は成人が対象です。
頭皮がかゆい時も、育毛剤を使っていいですか?
かゆみや赤み、傷がある時は使わずに、皮膚科で相談しましょう。頭皮の状態が落ち着いてから、腕の内側などで試して使い始めてください。
まとめ
- 抜け毛を確実に防ぐ特別な方法はないが、頭皮タイプに合ったケアは予防の土台になる
- 頭皮タイプは脂性・乾燥・敏感・混合。季節や体調で変わるので時々確かめ直す
- 洗う回数より、洗い方・すすぎ・乾かし方をタイプに合わせる
- シャンプーは区分と効能の表示で選ぶ。抜け毛を防ぐ効能はシャンプーにはない
- 生え際の後退が気になるなら、髪型・整髪料・日焼けなどの負担を減らす
- 育毛剤は頭皮タイプに合う使用感で選び、かゆみや赤みが続く時は皮膚科へ





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