抜け毛をなくす方法は習慣から?洗う・乾かす・結ぶの毎日の見直しチェック

洗面台に置かれたくしとヘアゴム、白いタオルとチェック用のメモのイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

抜け毛が気になってきて、『毎日の何がいけないんだろう』と自分の習慣を振り返っている方もいますよね。

結論から言うと、抜け毛をなくす方法はありません。髪は生えかわるものなので、抜け毛がゼロになることはないんです。

ただ、洗う・乾かす・結ぶといった毎日の習慣の中には、髪や頭皮に負担をかけているものが隠れていることがあります。この記事では、朝から夜までの場面別チェックで、見直す所を自分で見つけられます。

目次

抜け毛をなくすために見直すことは?先に答え

先に答え
  • 抜け毛は毛周期による生えかわりで起こるので、ゼロにはできない
  • 見直したいのは、髪や頭皮に負担をかけている毎日の習慣
  • 朝・日中・入浴・夜の場面ごとにチェックすると、見落としが減る
  • 一度に全部変えず、印の多い場面から1つずつ直す
  • 急に増えた、円形に抜けた時は、習慣の見直しより先に皮膚科へ

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、これをすれば髪が抜けなくなるという特別な予防法があるわけではない、とされています。そのうえで、髪に負担のかかる髪型を避ける、適度な頻度で洗う、といった生活上の注意が挙げられているんです。

つまり、習慣の見直しは「抜け毛を消す魔法」ではなく、「余計な負担を減らす作業」です。そう考えると、少し気が楽になりませんか。

抜け毛がゼロにならない理由や、自然な抜け毛との見分け方は、抜け毛をなくす方法はあるのかをまとめた記事で紹介しています。

まずは20項目の習慣チェック表で今の状態を知る

『どこから見直せばいいの?』と迷ったら、まずは今の習慣を書き出してみるのが近道です。思い当たる項目に、印を入れていきましょう。

場面チェック項目印
朝起きてすぐ、からまった髪を力まかせにとかしている
朝毎日同じ位置で、きつく髪を結んでいる
朝整髪料を地肌の近くまでたっぷりつけている
朝寝ぐせを直すため、熱いアイロンを根元に長く当てている
日中髪を指に巻きつけたり、引っぱったりするくせがある
日中屋外で長く過ごす日も、日差しを気にしていない
日中帽子やヘルメットを長時間かぶったまま蒸れている
日中汗をかいた頭皮をそのままにしている
入浴髪を洗う前に、ぬるま湯で予洗いしていない
入浴爪を立てて、ゴシゴシ洗っている
入浴すすぎを短く切り上げている
入浴熱いシャワーを頭に長く当てている
入浴コンディショナーを地肌にもつけている
夜濡れた髪のまま、しばらく過ごしている
夜ドライヤーを近づけすぎて、同じ所に当て続けている
夜根元が乾く前に寝てしまうことがある
夜寝る直前までスマホを見て、寝る時間が毎日ずれる
夜枕カバーをあまり替えていない
その他カラーやパーマを短い間隔でくり返している
その他新しいヘアケア用品を何種類も同時に試している

印がついた項目は、責めるためのものではありません。『自分はここが多いんだな』と場面ごとの傾向が分かれば、それで十分なんです。

印の数より「どの場面に集まったか」を見る

印の合計が多いか少ないかより、どの場面に印が集まったかを見てみてください。朝に多い人と、夜に多い人では、直す順番が変わってきます。

結果の見方は、記事の後半にある「チェックの結果別:どこから直す?」の表でまとめています。

朝の習慣:とかす・結ぶ・整髪料

朝はバタバタしていて、髪を急いで整えがちですよね。実は、慌ただしい朝こそ髪を引っぱる動作が増えやすいんです。

朝に見直したいこと
  • からまった髪は、毛先から少しずつほどいてからとかす
  • 髪を結ぶ位置を、日によって少し変える
  • 整髪料は毛先や髪の中間につけ、地肌にはなるべくつけない
  • ヘアアイロンは根元に長く当てず、温度を上げすぎない

寝起きのからまりは毛先からほどく

寝起きの髪は、枕とこすれてからまっていることがあります。根元から一気にとかすと、からまった所で髪が引っぱられてしまいます。

手ぐしで毛先のからまりを軽くほどいてから、目の粗いくしで整えてみてください。この順番にするだけで、朝のブラシについた毛の量が変わったと感じる方もいますよ。

整髪料は「地肌に残さない」が基本

整髪料が地肌につくと、夜のシャンプーで落としきれずに残ることがあります。地肌から少し離した位置につけるのがコツです。

育毛剤を朝に使う方は、育毛剤が頭皮になじんでから整髪料をつけるようにしましょう。

分け目をずっと同じにしている人は

何年も同じ位置で分けていると、その分け目に日差しが当たり続けたり、髪の流れのくせで地肌が目立って見えたりすることがあります。『分け目が広がった気がする』という時は、まず分け目の位置を少しずらしてみてください。

いつもと反対側に分けるのが難しければ、ジグザグに分けるだけでも印象が変わります。美容室で、分け目を変えやすいカットを相談してみるのもいいですよ。

日中の習慣:髪を触るくせ・日差し・蒸れ

日中の習慣は、自分では気づきにくいものが多いんです。『そういえば、考え事をする時に髪をいじってるかも』という方もいるのではないでしょうか。

日中の場面起きやすいこと見直しの工夫
デスクワークや勉強中髪を指に巻く、引っぱる手元にペンや小物を置いて、手持ちぶさたを減らす
屋外での仕事や運動頭皮が日差しを浴び続ける帽子や日傘を使う、日陰で休む
帽子・ヘルメットの着用長時間かぶって頭皮が蒸れる休憩の時に脱いで風を通す
汗をたくさんかいた日汗や皮脂が頭皮に残る帰宅後に洗う、汗をやさしく拭く

日差しについては、気象庁が外出の時間を紫外線の弱い時間帯にずらすことや、帽子や長袖の衣服を着ることを対策として紹介しています。頭皮も肌の一部なので、日差しの強い日は帽子を使っておくと安心です。

帽子は「かぶりっぱなし」にしない

帽子は日差しよけになる一方で、長くかぶっていると蒸れてしまいます。『帽子をかぶると抜け毛が増える?』と心配する方もいますが、大切なのはかぶり方なんです。

休憩の時に脱いで汗を拭く、通気性のいい素材を選ぶ、といった工夫をしてみてください。帽子の内側を洗って清潔にしておくことも忘れずに。

汗をかいた日の頭皮のケア

運動や暑い日の外出で汗をたくさんかいた日は、汗や皮脂が頭皮に残りがちです。帰宅したら、その日のうちに洗っておくとさっぱりします。

すぐに洗えない時は、清潔なタオルで押さえるように汗を拭いておきましょう。ゴシゴシこすると頭皮に負担がかかるので、やさしく押さえるのがコツです。

入浴の習慣:洗う順番と回数

入浴の時間は、頭皮に直接ふれる時間です。洗い方を少し変えるだけで、頭皮への負担はぐっと減らせます。

頭皮をいたわる入浴の流れ
  1. 湯船に入る前に、ブラシで髪のからまりを軽くほどく
  2. ぬるめのお湯で、地肌まで時間をかけて予洗いする
  3. シャンプーは手のひらでよく泡を作ってから、頭全体に広げる
  4. 指の腹で、生え際から頭頂部に向かってやさしく洗う
  5. 洗った時間よりたっぷり時間をかけて、泡を流しきる
  6. コンディショナーは毛先から中間につけ、地肌は避ける

日本皮膚科学会のQ&Aには、頭皮がカサカサにも、べたべたにもならない頻度で洗うことが、暮らしの中の注意として載っています。『毎日洗うと抜けるのでは?』と気にして洗髪を控えるより、自分の頭皮に合った頻度で洗うほうがいいんです。

すすぎ残しが出やすい場所

耳の後ろ、えり足、生え際は、シャワーが当たりにくく泡が残りやすい場所です。シャワーを当てる向きを変えながら、丁寧に流してみてください。

「ちゃんと流したつもりなんだけど」
「えり足に指を入れてみると、ぬるっとしてることもあるよ」

こんなふうに、触って確かめてみると分かりやすいですよ。

洗髪中に抜ける毛は「いつもの量か」で見る

シャンプー中に手に絡んだ毛を見て、ドキッとすることもありますよね。洗っている時は、すでに抜ける準備ができていた毛がまとめて落ちやすいものです。

量が気になる時は、いつもと比べてどうかで見てみてください。急に増えて続く時は、皮膚科で相談しましょう。

夜の習慣:乾かす・寝る前の過ごし方

お風呂上がりから寝るまでの時間は、髪がいちばん無防備な時間です。濡れた髪は傷みやすいので、なるべく早く乾かしたいところです。

夜に見直したいこと
  • タオルでこすらず、押さえるように水気を取る
  • ドライヤーは頭から少し離し、根元から乾かす
  • 同じ場所に熱風を当て続けない
  • 根元が乾いたのを手で確かめてから寝る
  • 寝る時間と起きる時間をなるべくそろえる

髪を乾かす時間を短くするコツ

『ドライヤーの時間が面倒で、つい自然乾燥にしてしまう』という方も多いはずです。乾かす時間を短くするには、タオルで水気をしっかり取っておくのがいちばんの近道です。

髪が長い方は、乾いたタオルを2枚用意して、1枚目で全体、2枚目で根元を押さえてみてください。ドライヤーの前の一手間で、乾かす時間がかなり変わります。

寝る時間をそろえる

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人は6時間以上を目安に必要な睡眠時間を確保することがすすめられています。睡眠と抜け毛の直接の関係は分かっていませんが、体の調子を整える習慣として見直しておきたいところです。

寝る前のスマホを少し早めに切り上げる、寝室を暗くする、といったことから始めてみましょう。

夜の印が多い人は「時間で区切る」

夜の習慣は、疲れていると後回しになりがちです。いつ何をするかを時間で区切っておくと、考えずに動けるようになります。

時間の目安やること
お風呂から出てすぐタオルで押さえて水気を取る
出てから10分以内ドライヤーで根元から乾かす
乾かした後育毛剤を使う人は説明書どおりに使う
寝る30分前スマホを置いて、部屋の明かりを落とす

髪を結ぶ人のための見直し

日本皮膚科学会のQ&Aでは、髪に負担のかかる髪型を避けることが生活上の注意として挙げられています。毎日髪を結ぶ方は、結び方を少し工夫してみてください。

結び方負担がかかりやすい所負担を減らす工夫
ポニーテール結び目の根元・生え際高さを日によって変える、きつく引っぱらない
おだんご・まとめ髪頭頂部・結び目の周りピンを地肌に強く当てない、たくさん留めすぎない
編み込み編み始めの生え際きつく編みすぎない、同じ日が続かないようにする
前髪をピンで留める留めた所の生え際留める位置をずらす、締めつけの弱いピンを選ぶ

『仕事柄、髪を結ばないといけない』という方もいますよね。その場合は、家に帰ったらすぐにほどく、休みの日は結ばない日にする、といった「休ませる時間」をつくってみてください。

結ぶ時にやりがちなこと

濡れたままの髪をきつく結ぶと、乾いた時にさらに引っぱられることがあります。また、ゴムを外す時に一気に引き抜くと、髪が絡んで抜けやすくなります。ゴムは結び目をほぐしながら、ゆっくり外しましょう。

ヘアゴムやピンの選び方

細くて締めつけの強いゴムは、髪の一部に力がかかりやすくなります。布で包まれたゴムや、太めのシュシュのような髪あたりのやわらかい物を選ぶのも一つの方法です。

ピンも、地肌に強く当たる物より、髪をはさむだけで留まる物のほうが負担を減らせます。

チェックの結果別:どこから直す?

最初の20項目のチェックで、どの場面に印が集まったかを思い出してみてください。結果ごとに、最初の一手をまとめました。

印が集まった場面最初に直したいこと2週目に足すこと
朝毛先からほどいてとかす結ぶ位置を変える
日中髪を触るくせに気づく帽子の蒸れ対策
入浴予洗いとすすぎを長めにする指の腹で洗う
夜根元まで乾かしてから寝る寝る時間をそろえる
まんべんなく夜に根元まで乾かす予洗いを足す

一度に全部変えようとすると、続かなくなってしまいます。1週間に1つ、が目安です。

習慣を変えたら記録をつける

見直しを始めたら、抜け毛の量や頭皮の様子を簡単にメモしておきましょう。2〜3週間たって振り返ると、続いている習慣と続かなかった習慣が分かります。

「その他」に印がついた人は

カラーやパーマを短い間隔でくり返している方は、次の予約の時に間隔を美容師さんと相談してみてください。日本皮膚科学会のQ&Aでも、極端に頻繁なカラーリングは避けたいこととして挙げられています。

新しいヘアケア用品を何種類も同時に試している方は、いったん使う物をしぼりましょう。1つずつ試すと、自分に合う物と合わない物が見分けやすくなります。

見直す順番を1か月の計画にしたい方は、抜け毛対策を試す順番の記事も参考にしてみてください。

育毛剤を習慣に足すなら

習慣を見直したうえで、『もう一歩、何かしたい』と思ったら、育毛剤を考えるのも一つの方法です。医薬部外品の育毛剤の効能欄には、「脱毛の予防」や「育毛」といった言葉が並んでいます。

育毛剤を足す時も、ほかの習慣と同じく「1つずつ」が基本です。新しいシャンプーと育毛剤を同じ日に始めると、合わなかった時にどちらが原因か分からなくなってしまいます。

育毛剤を使う時間帯

使うタイミングは商品によって違います。お風呂上がりに使う物、朝晩2回使う物などがあるので、説明書に書かれた回数と量を守りましょう。

そもそも育毛剤がどんな商品なのかは、育毛剤の基本をまとめた記事で確かめられます。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

習慣を見直しても気になる時は皮膚科へ

習慣を見直しても抜け毛が気になる時や、次のようなサインがある時は、皮膚科で相談しましょう。日本皮膚科学会のQ&Aでも、抜け毛がある時は皮膚科など専門の医療機関を受診して対策を知ることが大切だとされています。

皮膚科で相談したいサイン
  • 円形など、まとまって抜けた所がある
  • 頭皮の赤み・かゆみ・痛みが続いている
  • 抜け毛が急に増えたまま、数週間たっても変わらない
  • 髪を結んでいる所の生え際が、目に見えて後退してきた
  • 薬を飲み始めてから抜け毛が気になる

持病の治療で薬を飲んでいる方は、薬を勝手にやめたり量を調整したりしないでください。気になることは主治医や薬剤師に伝えましょう。妊娠中・授乳中の方も、ヘアケア用品や育毛剤を新しく使う前に医師や薬剤師に相談しましょう。

よくある質問

毎日シャンプーすると抜け毛が増えますか?

洗髪中に抜ける毛の多くは、すでに抜ける準備ができていた毛です。同学会のQ&Aでも、頭皮が乾きすぎず脂っぽくもならない頻度での洗髪がすすめられています。洗う回数を極端に減らすより、洗い方を見直してみてください。

髪を毎日結んでいると抜け毛につながりますか?

同じ位置できつく結び続けると、生え際や結び目の周りに負担がかかります。結ぶ位置を変える、締めつけの弱いゴムを使う、家ではほどくといった工夫をしてみてください。

ドライヤーの熱は髪に悪いですか?

近づけすぎたり同じ所に当て続けたりすると、髪や頭皮が乾燥しやすくなります。少し離して根元から乾かせば、濡れたまま寝るよりも髪をいたわれます。

習慣チェックで印が多かったら、全部直したほうがいいですか?

一度に全部変えると続きにくくなります。印が集まった場面から、1週間に1つずつ直していくのがおすすめです。

習慣を見直せば抜け毛はなくなりますか?

抜け毛は毛周期による生えかわりで起こるので、なくなることはありません。習慣の見直しは、髪や頭皮への余計な負担を減らすためのものです。

帽子をかぶると抜け毛が増えますか?

帽子そのものより、長時間かぶって蒸れたままにすることが気になるところです。休憩の時に脱いで汗を拭く、帽子の内側を清潔にするといった工夫をしてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 抜け毛をなくす方法はないが、髪や頭皮への余計な負担は習慣で減らせる
  • 朝・日中・入浴・夜の20項目チェックで、印が集まった場面を見つける
  • 髪を結ぶ人は、結ぶ位置を変え、休ませる時間をつくる
  • 直すのは1週間に1つ。育毛剤を足す時も1つずつ始める
  • 円形に抜けた、頭皮に赤みがある時は皮膚科で相談する
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次