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「アミノ酸配合」と書かれた育毛剤を見ると、髪にいい成分がたっぷり入っていそうに感じますよね。『アミノ酸が多いほど育毛の効果も高いの?』と気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、育毛剤の効果は「有効成分」と箱に書かれた「効能・効果」で読み、アミノ酸は「何の目的で入っているか」の書き添えで読むのが正解です。多くの商品では、アミノ酸は保湿などの目的で、有効成分とは別の欄に入っています。
この記事では、成分表示のどこを見れば「効果」の話と「配合目的」の話を分けられるのかを、実際の表示の例でお伝えしますね。
アミノ酸配合の育毛剤に効果はある?先に答え
- 育毛剤の効果の根拠は、有効成分と、承認された効能・効果の表示
- 公式で確かめられる商品では、アミノ酸は「その他の成分」の欄に入っている例が多い
- アミノ酸の役割は「保湿成分」などの配合目的の書き添えで読む
- どの商品でも、髪が増えると言い切れるものはなく、感じ方には個人差がある
『じゃあアミノ酸は意味がないの?』と思うかもしれません。そうではなく、頭皮のうるおいや使い心地を支える役目として入っている、と読むのが自然なんです。
育毛の効果そのものを期待して選ぶなら、見るべきは有効成分の欄と効能・効果の言葉です。この2か所を見る習慣がつくと、広告の言葉に迷わされなくなりますよ。
| 確かめたいこと | 見る場所 | アミノ酸の位置づけ |
|---|---|---|
| 育毛の効果があるか | 箱の効能・効果の欄 | ここには成分名ではなく効能が書かれる |
| 何が効能のもとか | 有効成分の欄 | アミノ酸が入っている例は確かめられない |
| アミノ酸の役割 | 配合目的の書き添え | 保湿成分などと書かれることが多い |
| 使い心地 | 商品説明とその他の成分 | しっとり感などに関係する |
アミノ酸が髪の話でよく出てくる理由
髪の毛は何種類かのたんぱく質でできている、と日本皮膚科学会は説明しています。そのたんぱく質のもとになるのがアミノ酸です。
『髪の材料なら、塗れば髪になるのでは?』と思いたくなりますよね。ただ、頭皮に塗る成分がそのまま髪の材料になる、という説明は表示には書かれていません。だからこそ、表示の言葉で読むことが大切なんです。
「効果」の言葉は、表示の3つの場所に分かれている
育毛剤の商品ページを読むと、「効果」につながりそうな言葉がいくつも出てきますよね。実は、その言葉がどこに書かれているかで、意味の重さがまったく違います。
| 書かれている所 | 中身 | 受け止め方 |
|---|---|---|
| 効能・効果の欄 | 育毛、薄毛、脱毛の予防、毛生促進など | 承認された効能。いちばん頼りになる |
| 成分表の書き添え | 保湿成分、整肌成分など | その成分を入れた目的 |
| 広告・キャッチコピー | 「たくさんのアミノ酸」「頭皮環境に着目」など | 宣伝の言葉。表示と照らし合わせる |
ここが大事なところです。効能・効果の欄は、医薬部外品として承認された内容なので、勝手に言葉を足したり強めたりできません。
一方、キャッチコピーは商品の魅力を伝えるための言葉です。うそではなくても、効果の根拠としては効能・効果の欄ほど重くない、と覚えておきましょう。
使った人の声の欄はどう読む?
通販の商品ページには、使った人のレビューが載っていることもありますよね。資生堂のオンラインストアでは、レビュー欄に「あくまで個人の感想であり、商品の効能を保証するものではありません」と書かれています。
レビューは、香りやべたつき、ボトルの使いやすさなど、使い心地を知るヒントとして読むのがおすすめです。効果の話は、やはり効能・効果の欄に戻って確かめましょう。
医薬部外品の育毛剤で表示される効能の範囲
医薬部外品の育毛剤で表示できる効能は、厚生労働省の通知に示された「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」の範囲です。どの商品も、この中から承認を受けた言葉が書かれています。
アミノ酸がたくさん入っていても、この範囲を超えた効能が書けるわけではないんです。効能の考え方を広く知りたい方は、育毛剤は効果ある?期待できることと続け方の目安も読んでみてください。
実際の商品で見る:有効成分の欄とアミノ酸の欄
言葉だけだと分かりにくいので、メーカー公式の表示を例に見てみましょう。
薬用育毛剤アルガスは医薬部外品で、有効成分はセンブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、塩酸ジフェンヒドラミン、クジン抽出液、トコフェロール酢酸エステルの5つです。L-アルギニンやグリシン、L-セリンなどのアミノ酸は、その他の成分の欄に並んでいます。
そして商品の紹介では、アミノ酸系成分に「保湿成分」と配合目的が書き添えられています。効能・効果の欄には「育毛、養毛、薄毛、毛生促進、発毛促進、脱毛の予防、かゆみ、ふけ、病後の脱毛、産後の脱毛」が並びます。
| 商品 | 区分 | アミノ酸が書かれている場所 |
|---|---|---|
| 薬用育毛剤アルガス | 医薬部外品 | その他の成分(アミノ酸系成分は保湿成分と書き添え) |
| モルティ 薬用育毛剤 | 医薬部外品 | その他の成分の欄(「アルギニン等のアミノ酸」と表示) |
| 薬用育毛剤 爽快柑 | 医薬部外品 | その他の成分の欄(「アミノ酸類」と表示) |
どの商品も、アミノ酸は有効成分の欄ではなく、その他の成分の欄にあります。『アミノ酸が育毛の主役』という読み方は、表示とは少しずれているんですね。
「L-アルギニン」と「アルギニン」、名前が違うのはなぜ?
成分表を見比べると、同じアミノ酸でも「L-アルギニン」と書かれていたり「アルギニン」と書かれていたりします。例えば、医薬部外品のアルガスでは「L-アルギニン」、化粧品のスカルプトリートメントでは「アルギニン」と書かれた例があります。
医薬部外品と化粧品では、同じ成分でも表示の名前が少し違うことがあるんです。名前が完全に一致しなくても、別の成分と決めつけず、気になる時は販売元に聞いてみましょう。
「その他の成分」は何のためにある?
その他の成分は、使い心地や品質を保つため、肌をうるおすためなどの目的で入る成分です。水やエタノール、植物のエキス、清涼感を出す成分などもここに並びます。
有効成分ではないからといって、要らない成分というわけではありません。毎日気持ちよく使えるかどうかには、その他の成分が大きく関わっています。
配合目的の書き添えは、どう読めばいい?
商品ページで成分の名前のそばに「保湿成分」などと書かれているのを見たことがあるかもしれません。これが配合目的の書き添えです。
化粧品で特定の成分を目立たせて書く時は、有効成分だと誤解されないよう、配合の目的を添えることが求められています。医薬部外品でも、有効成分以外の成分を紹介する時に同じような書き方がよく使われます。
| 書き添えの例 | 意味 | 効果の読み方 |
|---|---|---|
| 保湿成分 | うるおいを与える目的 | 頭皮の乾燥感のケアの話 |
| 整肌成分 | 肌を整える目的 | 使い心地・肌の状態の話 |
| 毛髪補修成分 | 髪の手触りを整える目的 | 髪の表面の話で、育毛とは別 |
| 清涼成分 | すっとする使用感 | 使い心地の話 |
例えば、化粧品のスカルプトリートメントで、アルギニンが「毛髪補修成分」と紹介されている例があります。同じアミノ酸でも、商品によって入れる目的が違うんです。
成分名だけが並んでいて目的が書かれていない商品もあります。気になる時は、販売元に「この成分は何の目的で入っていますか?」と聞いてみましょう。
成分表は、どこまで読めば十分?
成分表は長いので、全部の名前を覚える必要はありません。次の3つが分かれば、比べるには十分です。
- 有効成分の名前(いくつ・どれが入っているか)
- アルコールや香料など、刺激や香りに関わる成分があるか
- 気になる成分に、配合目的の書き添えがあるか
肌が弱い方やアレルギーがある方は、心配な成分の名前を一度メモしておくと、次から探すのが楽になりますよ。
アミノ酸の「種類の数」はどう受け止める?
広告で「アミノ酸を何種類も配合」「数十種類の成分」のように、数を大きく打ち出している商品を見かけますよね。『種類が多いほど効きそう』と感じるのは自然なことです。
ただ、配合されている成分の種類の数は、効能・効果の強さを表すものではありません。効能は、有効成分の組み合わせごとに承認された内容で決まります。
- 種類の数ではなく、有効成分の名前を確かめる
- 効能・効果の欄の言葉を読む
- 書き添えの配合目的(保湿など)を確かめる
- 香りやアルコールなど、自分の頭皮に合いそうかを見る
- 1日の回数・量が、続けられる内容か確かめる
成分の数が多い商品は、植物のエキスや保湿成分をていねいに組み合わせている、という読み方ができます。使い心地を重視する方には、選ぶ理由の一つになりますよ。
店頭や通販で迷った時の聞き方
店頭なら、薬剤師や登録販売者に聞くのが早いです。こんなふうに聞いてみてください。
「アミノ酸配合と書いてありますが、有効成分はどれですか?」
「この2つの育毛剤、効能・効果の書き方に違いはありますか?」
答えを聞いたら、有効成分の名前と効能・効果の言葉をメモしておきましょう。家に帰ってからほかの商品と見比べる時に、同じ物差しで比べられます。
通販で買う時は、商品ページの下のほうに成分表がまとめて載っていることが多いです。スマホなら、ページ内検索で「有効成分」と入れると早く見つかりますよ。
よくある勘違いと、その防ぎ方
アミノ酸配合の育毛剤を選ぶ時に、ついやってしまいがちな勘違いをまとめておきますね。
| ありがちな思い込み | 表示から分かること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| アミノ酸が育毛の有効成分だと思う | その他の成分に入っている例が多い | 有効成分の欄を先に見る |
| 種類が多いほど効くと思う | 種類の数は効能の強さではない | 効能・効果の欄で比べる |
| 化粧品でも育毛できると思う | 化粧品は育毛をうたえない | 区分の表示を確かめる |
| シャンプーだけで十分だと思う | シャンプーと育毛剤は役割が違う | 洗う物と塗る物を分けて考える |
| すぐに変化が出ると思う | 髪には生えかわりの周期がある | 期間を決めて記録する |
広告の「アミノ酸たっぷり」という言葉だけを見て、定期購入を申し込んでしまうこと。申し込む前に、有効成分・効能・効果・定期の条件の3点を確かめておきましょう。
定期購入は、最終確認画面で2回目以降の代金や解約の条件を確かめ、画面を保存しておくと安心です。定期の解約の流れは、定期便を停止・解約する時の手順の例も参考になります。
効果を感じにくい時、見直したい順番
アミノ酸配合の育毛剤を使っていて、『思ったほど変わらない』と感じることもあるかもしれません。そんな時は、商品を替える前に使い方から見直してみましょう。
- 使い始めてからの期間を数える(髪には生えかわりの周期がある)
- 1日の回数と1回の量が、使用方法どおりか確かめる
- 洗髪後に水気をふいてから付けているか確かめる
- 睡眠・食事・洗い方など、毎日の習慣を振り返る
- 抜け毛が急に増えた・頭皮に異常がある時は皮膚科で相談する
量を増やせばいい、わけではない
『効果を感じないから、量を倍にしてみよう』と考える方もいますが、量は使用方法どおりが基本です。資生堂は自社の育毛剤の使用方法で、1回に多く使うより毎日続けて使うほうがよいと案内しています。
多く付けすぎると、液が垂れて目に入ったり、頭皮がべたついたりすることもあります。決められた量を、決められた回数で続けてみてください。
日本皮膚科学会は、髪の毛には成長期・退行期・休止期の周期があり、休止期は2〜3か月と説明しています。短い期間で判断しないためにも、記録を残しておくと役立ちますよ。
| 記録したいこと | 記録の仕方 |
|---|---|
| 使い始めた日 | 手帳かスマホの予定表に書く |
| 1日の回数・量 | 朝・夜の欄にチェック |
| 頭皮の様子 | かゆみ・べたつき・赤みの有無をメモ |
| 気になる部分の写真 | 同じ場所・同じ明るさで月に1回 |
続ける期間の目安は育毛剤はいつから効果が出る?期間の目安は?、変化を感じにくい時の考え方は育毛剤は意味ない?効果が出ない時の見直し方で取り上げています。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る区分別:アミノ酸配合の頭皮用品の選び分け
アミノ酸は、育毛剤だけでなくシャンプーや頭皮用の化粧品にもよく入っています。同じ「アミノ酸配合」でも、区分によって言えることが違うので整理しておきますね。
| 区分・種類 | 表示できる効能 | アミノ酸の読み方 |
|---|---|---|
| 医薬部外品の育毛剤 | 育毛・脱毛の予防など承認された効能 | 保湿などの配合目的で入ることが多い |
| 化粧品のスカルプエッセンス | 頭皮・毛髪をすこやかに保つ、うるおいを与える等 | 育毛はうたえない。使い心地の成分 |
| アミノ酸系シャンプー | 洗う・すこやかに保つなど | 洗浄成分としてのアミノ酸系 |
箱やボトルに「医薬部外品」の文字があるかどうかは、表面ではなく裏面や側面に小さく書かれていることもあります。買う前に、くるっと回して探してみてください。
化粧品は、育毛の効能を表示することができません。「アミノ酸で育毛」とうたう化粧品を見かけたら、区分の表示をもう一度確かめてみましょう。
頭皮の乾燥が気になる方は
頭皮のつっぱり感や乾燥が気になる方は、保湿成分の書き添えがある商品を候補に入れるのも一つの方法です。アルコールが入っているかどうかも、使い心地に関わるので確かめておきましょう。
頭皮のかゆみやフケがひどい時は、自分で商品を替え続けるより、皮膚科で相談するほうが早く楽になることもありますよ。
食べるアミノ酸との違い
アミノ酸は、食事やサプリでとる話題でもよく出てきますよね。ただ、頭皮に塗る話と、食べてとる話は別物です。
サプリメントは食品なので、髪への効果を表示することはできません。食事とアミノ酸の関係は、アミノ酸配合の育毛剤とは?発毛との関係・表示の意味と食事との違いでくわしく取り上げています。
よくある質問
アミノ酸がたくさん入った育毛剤ほど、効果は高いですか?
成分の種類や数は、効能の強さを表すものではありません。効果は有効成分と効能・効果の欄で読み、アミノ酸は配合目的の書き添えで読みましょう。
アミノ酸が有効成分の育毛剤はありますか?
公式の表示で確かめられる商品では、アミノ酸はその他の成分の欄に入っている例が多いです。気になる商品は、有効成分の欄を直接確かめてください。
「保湿成分」と書かれた成分は、育毛には関係ないのですか?
保湿成分は、頭皮にうるおいを与える目的で入っています。育毛の効能のもとになる成分ではありませんが、毎日の使い心地を支える大切な成分です。
アミノ酸シャンプーを使えば育毛剤はいりませんか?
シャンプーと育毛剤は役割が違います。シャンプーは頭皮と髪を洗う物で、育毛の効能を表示できるのは医薬部外品の育毛剤です。
アミノ酸配合の育毛剤は女性も使えますか?
男女兼用か、男性用・女性用かは商品ごとに違います。妊娠中や授乳中、産後の方は、使い始める前にかかりつけの医師か薬剤師に確かめておきましょう。
アミノ酸配合の育毛剤と、ほかの育毛剤を重ねて使ってもいいですか?
重ねて使う時の扱いは商品ごとに案内が違います。使用方法に記載が無ければ販売元に確かめ、医薬品の発毛剤と一緒に使いたい時は医師か薬剤師に相談してください。
効果を感じないので、別のアミノ酸配合の物に替えるべきですか?
替える前に、使い始めてからの期間と使い方を見直しましょう。抜け毛が急に増えた時や頭皮に異常がある時は、皮膚科で相談するのが先です。
まとめ
- 育毛剤の効果は、有効成分と効能・効果の欄で読む
- アミノ酸は、その他の成分の欄で保湿などの目的で入っている例が多い
- 配合されている種類の数は、効能の強さを表すものではない
- 効果を感じにくい時は、期間・使い方・生活習慣の順に見直す
- 育毛剤の種類と選び方の基本は育毛剤とは?効果の範囲・種類・選び方と使い方の基本へ





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