ドライヤーで薄毛対策はできる?乾かし方で変えられることと限界

ドライヤーで薄毛対策をする時の乾かし方を見直すイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

お風呂上がりにドライヤーを当てながら、『この熱、髪によくないのかな』『乾かし方を変えたら薄毛対策になる?』と気になっている方は多いはずです。

結論から言うと、ドライヤーの使い方で整えられるのは「頭皮と髪を清潔に、乾いた状態に戻すこと」と「熱や摩擦で髪を傷めにくくすること」までです。抜け毛そのものを止めたり、髪を増やしたりする道具ではありません。

この記事では、乾かし方で変えられることと限界、季節ごとのコツ、皮膚科で相談したい目安をお伝えしますね。

目次

ドライヤーで薄毛対策はできる?先に答え

先に答え
  • ドライヤーは「頭皮を清潔に乾かす」「髪を傷めにくくする」ための道具
  • 乾かし方だけで、抜け毛が減る・髪が増えるとは言えない
  • 熱の当てすぎ、濡れたまま寝ることは避けたい習慣
  • 抜け毛が急に増えた、地肌が目立つ時は皮膚科で相談を

日本皮膚科学会の一般向けQ&Aでも、「これをすれば髪の毛が抜けなくなるという、特別な予防法があるわけではありません」と書かれています。ドライヤーの使い方も、その「特別な方法」ではないんです。

ただ、だからといって意味がないわけではありません。頭皮が乾きにくい状態が続いたり、熱で髪がパサついたりすると、毎日のケアが気持ちよく続けにくくなりますよね。

ドライヤーは、薄毛対策の「土台」を整える係だと考えておくと分かりやすいですよ!

乾かし方で変えられること乾かし方では変えられないこと
頭皮が湿ったままの時間を短くする毛の生えかわりのサイクルそのもの
熱の当てすぎで髪が傷むのを防ぐ体質や年齢による髪の変化
根元から乾かして髪をふんわり見せる病気や薬が関わる抜け毛
育毛剤を塗るタイミングをそろえる育毛剤の表示効能の範囲を超えること
毎晩のケアを同じ順番で続けやすくする一度で見た目を大きく変えること

なぜ乾かし方が頭皮の話につながるの?

髪と頭皮は、洗ったあと湿ったままの時間が長いほど、蒸れやすくなります。夜に乾かさないまま枕に横になると、朝まで地肌がしっとりしたまま、ということも。

一方で、熱を近くから当て続けると、髪の表面が乾きすぎてパサつきます。『しっかり乾かしたほうがいい』と思って、つい当てすぎてしまう方もいるはずです。

つまり、乾かし方で気をつけたいのは「乾かさなすぎ」と「乾かしすぎ」の両方なんです。

頭皮にとって心地よい乾かし方
  • タオルで水気を押さえてから当てる
  • 根元と地肌から乾かし、毛先は最後に
  • 吹出口と髪の距離をとって動かし続ける
  • 乾いたら冷風で熱を逃がして終える
負担になりやすい乾かし方
  • 濡れたまま寝てしまう
  • 一か所に温風を当て続ける
  • タオルで強くこすってから乾かす
  • 毛先ばかり乾かして地肌が湿ったまま

頭皮を乾かすと、何がうれしい?

地肌が乾いていると、髪の根元が立ち上がりやすく、分け目や頭頂部がぺたんとしにくくなります。見た目のボリューム感は、ここでかなり変わるんです。

また、育毛剤を使っている方は、商品によって「乾かしてから塗る」と案内されているものもあります。乾かし方がそろうと、塗る時の頭皮の状態も毎日そろえやすくなりますね。

ドライヤーに期待しすぎないために知っておきたいこと

『毎晩ていねいに乾かしているのに、抜け毛が気になる』という声はよく聞きます。それは乾かし方が悪いのではなく、抜け毛にはいろいろな原因があるからなんです。

日本皮膚科学会のQ&Aでは、1日に抜ける毛は個人差や季節差はあるものの「おおよそ一日100本程度までといわれています」と紹介されています。乾かす時に手に毛がつくのは、ある程度は自然なことです。

気になることドライヤーでできることほかに考えたいこと
乾かす時に手に毛がつく指でこすらず、手ぐしでやさしく動かす洗う時・乾かす時の本数の変化を見る
分け目が目立つ根元を立ち上げるように乾かす分け目の位置を時々変える
頭皮がかゆい・フケが出る地肌をしっかり乾かす洗う頻度やシャンプーを見直す。続く時は皮膚科
髪がパサついて細く見える距離をとり、仕上げに冷風を使うトリートメントや髪型の工夫
抜け毛が急に増えた特になし早めに皮膚科で相談

このように、表の右側の列のほうが大事な場面も多いんです。ドライヤーは「できることを確実にやる」くらいの気持ちで使ってみてください。

育毛剤・発毛剤とドライヤーの役割の違い

育毛剤(医薬部外品)には、育毛・薄毛・脱毛の予防などの効能・効果が表示されています。一方、ドライヤーは家電で、髪を乾かして整えるための物です。

役割がまったく違うので、どちらか一方で全部をまかなおうとしないのがコツです。育毛剤がどんな物かは育毛剤とはどんな商品?で取り上げています。

見た目のボリュームは、乾かし方で変わる

ドライヤーで抜け毛は減らせなくても、「薄く見える」印象は乾かし方でかなり変わります。根元が寝たまま乾くと、髪が地肌に沿ってぺたんとし、分け目が目立ちやすくなるんです。

逆に、根元を起こすように乾かすと、同じ髪の量でもふんわり見えます。頭を少し下げて、後ろから前へ風を送るように乾かしてみてください。

分け目は、毎日同じ位置だと癖がつきやすいです。乾かす時に、いつもと反対側へ髪を流してから戻すだけでも、根元が立ち上がりやすくなりますよ。

季節ごとの乾かし方のコツ

同じ乾かし方でも、季節で感じ方は変わりますよね。夏は汗で地肌が蒸れやすく、冬は空気が乾いて髪がパサつきやすい、という違いがあります。

季節起こりやすいこと乾かし方のコツ
春気温差で汗をかく日と寒い日がまざるその日の汗の量で、地肌を乾かす時間を調整する
夏お風呂上がりも汗が引かず、地肌が蒸れる汗が引いてから乾かし始め、最後は冷風で熱を逃がす
秋抜け毛が目につくと感じやすい手ぐしで地肌を乾かし、抜けた毛の本数を気にしすぎない
冬室内が乾燥し、髪の表面がパサつく温風を近づけすぎず、毛先は早めに切り上げる

夏は「汗が引いてから」がポイント

夏のお風呂上がりは、ドライヤーの温風でまた汗をかく、ということがありますよね。少し涼んでから乾かし始めると、地肌が乾いた状態で終えやすくなります。

仕上げに冷風を当てると、熱がこもりにくく、髪もまとまりやすいです。

冬は「乾かしすぎ」に気をつける

冬は暖房で部屋の空気が乾いているので、温風を長く当てると髪がパサつきやすくなります。地肌が乾いたら、毛先は手ぐしで整えるくらいで十分ですよ!

寒い日に濡れたまま過ごすのは体も冷えるので、地肌だけは先に乾かしておきましょう。

秋に抜け毛が目につく時は

秋になると『最近、排水口の毛が多い気がする』と感じる方もいますよね。抜ける毛の量は季節によっても違うと、日本皮膚科学会のQ&Aで紹介されています。

この時期にできるのは、乾かし方を変えることより、いつもの手順を崩さないことです。本数に気を取られて地肌をこすったり、乾かすのを途中でやめたりしないようにしましょう。

気になる状態が何週間も続く、いつもと明らかに違うと感じる時は、季節のせいと決めつけずに皮膚科で相談してみてください。

髪の長さと生活パターンで変える乾かし方

髪の長さや、夜にお風呂に入るか朝にシャワーを浴びるかでも、ちょうどいい乾かし方は変わります。『自分の場合はどうすればいい?』という方は、下の表で近いものを探してみてください。

状況気をつけたいこと乾かし方の工夫
短髪すぐ乾くので温風を当てすぎやすい地肌を中心に短時間で。最後は冷風
肩につく長さ根元が乾く前に毛先ばかり乾く頭を下げ、根元と地肌から先に
夜遅くに入浴疲れて乾かさずに寝てしまう地肌だけでも乾かしてから横になる
朝にシャワー時間がなく生乾きで出かけるタオルで水気をよく押さえてから当てる
汗をかく運動のあと汗と皮脂で地肌がべたつく洗ったあと、地肌を中心に乾かす

例えば、家族からこう言われることもあるかもしれません。

「まだ髪が湿ってるよ」
「毛先は乾いたんだけどな」

これは、毛先だけ乾いて地肌が残っている典型的なパターンです。手のひらで地肌を触って、ひんやりしていないかを確かめると分かりやすいですよ。

帽子やヘルメットをかぶる日は

仕事や通勤で帽子・ヘルメットをかぶる方は、地肌が蒸れやすいですよね。出かける前に地肌までしっかり乾かしておくと、かぶっている間のこもった感じが軽くなります。

帰ってきて汗をかいていたら、洗えない日でも、タオルで地肌の汗を押さえてからドライヤーの冷風を当てるとさっぱりします。

毎晩の乾かし方の流れ
  1. タオルで地肌と髪を押さえるように水気をとる
  2. 手ぐしで髪をかき分け、地肌と根元から温風を当てる
  3. ドライヤーは動かし続け、同じ場所に当て続けない
  4. 地肌が乾いたら、毛先を軽く乾かす
  5. 冷風で全体の熱を逃がして終える

育毛剤を使っている人の「乾かす」と「塗る」の順番

育毛剤を使っている方にとって、ドライヤーとの順番は気になるところですよね。実は、乾かす前に塗るか、乾かしてから塗るかは、商品によって案内が違うんです。

例えば花王のQ&Aでは、タオルで水気を取ってから育毛剤を使い、そのあとドライヤーで乾かす順番を案内しています。NILEのスカルプヘアローションは、ドライヤーで髪を乾かした後に使うよう書かれています。

順番は「手元の商品の表示」が正解
  • 乾かす前か後かは、外箱や説明書の使用方法で確かめる
  • 表示が無い時は、販売元の問い合わせ窓口で聞く
  • 決めた順番は毎日そろえる

順番の考え方は育毛剤は髪を乾かす前と後どっち?、温度や距離の目安は育毛剤を使う時のドライヤーの当て方で取り上げています。ここでは「乾かし方だけで抜け毛を何とかしようとしない」ことを覚えておいてくださいね。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

対策のつもりで逆効果になりやすい失敗

『薄毛対策のために』と頑張るほど、かえって頭皮や髪に負担をかけてしまうことがあります。よくある失敗と防ぎ方を表にしました。

よくある失敗どうして困る?防ぎ方
高温で近くから一気に乾かす髪の表面が傷み、パサつきやすい距離をとって動かし、仕上げは冷風
地肌をごしごしこすりながら乾かす摩擦で髪が抜けたり切れたりしやすい指の腹でかき分けるだけにする
抜けた毛が怖くて乾かさない地肌が湿ったままになる本数は気にしすぎず、地肌は乾かす
「頭皮ケア」の宣伝の言葉で買い替えるドライヤーで効能が出るわけではない温風の温度・風量・安全表示で選ぶ
乾かした直後に整髪料を重ねすぎる地肌に残りやすく、洗い残しの原因に根元を避け、毛先中心に少量
ドライヤーの安全も忘れずに

製品評価技術基盤機構(NITE)は、電源コードを本体に巻きつけて収納を繰り返したり、ねじれたまま使ったりして断線・発火した事故を紹介しています。吸込口に髪を近づけすぎないことも注意点です。メーカーの取扱説明書もあわせて確かめておきましょう。

パナソニックの公式FAQでは、吹出口から3cm以上、吸込口から10cm以上、髪から離して使うよう案内しています。お使いの機種の目安は、取扱説明書で確かめてみてください。

「頭皮にやさしい」ドライヤーは薄毛対策になる?

店頭では「頭皮をいたわる」「スカルプモード」などの言葉を見かけますよね。これらは、地肌を乾かす時の温度や風の当たり方を工夫した機能の説明です。

ドライヤーで抜け毛が減る、髪が増える、という意味ではないので、その点は分けて受け止めましょう。買い替えるかどうかは、今のドライヤーで熱すぎる・乾きにくいと感じるかで決めると失敗しにくいですよ。

富山・石川・福井の消費生活センターが行ったヘアドライヤーのテストでは、銘柄によって温風の温度や風速、安全機能が違うので、カタログ等で確かめるようアドバイスしています。第三者機関が安全性を確かめたことを示すSマークの表示も、選ぶ時の目安として紹介されていました。

吸込口や吹出口にたまったホコリ・髪の毛を、歯ブラシなどで定期的に取り除くことも勧められています。今のドライヤーを長く使う時も、お手入れは続けておきたいですね。

皮膚科で相談したい目安

乾かし方を見直しても気になる時や、いつもと違う変化がある時は、早めに皮膚科で相談するのが安心です。日本皮膚科学会のQ&Aでも、抜け毛が気になる時は皮膚科などで対策を知ることが勧められています。

こんな時は皮膚科へ
  • 抜け毛が急に増えたと感じる
  • 円形に髪が抜けている所がある
  • 頭皮に強いかゆみ・赤み・痛みがある
  • フケが急に増えた、じくじくする
  • 大きな病気や出産のあとから抜け毛が続いている

相談に行く時は、いつ頃から、どこが、どのくらい気になるのかをメモしておくと話が早いです。今使っている育毛剤やシャンプーがあれば、商品名も控えておきましょう。

相談前につけておきたい簡単な記録

診察の場では、緊張して言いたいことを忘れてしまうこともありますよね。乾かす時間は毎日のことなので、ついでに少しだけ記録しておくと役に立ちます。

記録すること書き方の例
気になり始めた時期先月の終わり頃から
気になる場所分け目、頭頂部、生え際など
乾かす時に気づいたこと手につく毛が増えた気がする、かゆみがある
使っている物シャンプー、育毛剤、整髪料の商品名
生活の変化寝不足が続いた、引っ越した、出産した など

同じ明るさの場所で、月に1回くらい分け目の写真を撮っておくのも一つの方法です。毎日見比べると小さな変化に振り回されやすいので、間隔をあけて見るのがコツですよ。

医師に「乾かし方で気をつけることはありますか」と聞いてみるのもいいですね。自分の頭皮の状態に合わせた答えがもらえます。

薄毛の悩み全体の考え方は育毛剤で薄毛の悩みは解決できる?も参考にしてみてください。

よくある質問

ドライヤーの熱で薄毛になりますか?

ドライヤーの熱だけで薄毛になると言い切れる情報はありません。ただ、近くから高温を当て続けると髪が傷みやすいので、距離をとって動かしながら使うのがおすすめです。

自然乾燥とドライヤー、どちらがいいですか?

地肌が湿ったままの時間が長くなりやすいので、地肌だけでもドライヤーで乾かすほうが安心です。髪が短くすぐ乾く方は、タオルドライ後に短時間当てるだけでも十分ですよ。

冷風だけで乾かしてもいいですか?

冷風だけでも乾かせますが、時間がかかって地肌が冷えやすくなります。温風で地肌と根元を乾かし、仕上げに冷風を使う組み合わせが続けやすいです。

乾かす時に抜ける毛が多くて不安です。

1日に抜ける毛にはある程度の目安があり、乾かす時に毛が手につくのは自然なことでもあります。いつもより明らかに多い状態が続く時は、皮膚科で相談してみてください。

高いドライヤーに替えれば薄毛対策になりますか?

ドライヤーは髪を乾かすための家電で、抜け毛を減らす効能をうたえる物ではありません。熱すぎる・乾きにくいなど今の不満を解消できるかで選ぶと納得しやすいです。

育毛剤は乾かす前と後、どちらに塗ればいいですか?

商品によって案内が違います。外箱や説明書の使用方法を確かめ、表示が無い時は販売元に問い合わせてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • ドライヤーでできるのは、頭皮を清潔に乾かし、髪を傷めにくくするところまで
  • 乾かし方だけで抜け毛が減る・髪が増えるとは言えない
  • 「乾かさなすぎ」と「乾かしすぎ」の両方を避ける
  • 季節や髪の長さ、生活パターンで乾かし方を少し変える
  • 育毛剤との順番は商品の表示で確かめる
  • 抜け毛が急に増えた時や、かゆみ・赤みが続く時は皮膚科へ
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次