FGF-7配合の育毛剤でも初期脱毛は起きる?使い始めの抜け毛の見方

洗面台に置かれたスポイト瓶と記録用のノートとペン

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

FGF-7配合の育毛剤を使い始めたら、なんだか抜け毛が増えた気がする。『これって初期脱毛?それとも合っていないの?』と迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、育毛剤の初期脱毛はFGF-7成分でも起きるかという疑問に、成分名だけで答えることはできません。「初期脱毛」は発毛剤(医薬品)のメーカーが説明に使っている言葉で、医薬部外品や頭皮用の化粧品の注意書きには出てこないことが多いからです。

ここでは、言葉の出どころと、使い始めの抜け毛を自分で見ていく方法、相談に切り替える目安をお話ししますね。

目次

FGF-7配合の育毛剤でも初期脱毛は起きる?先に答え

先に答え
  • 「初期脱毛」は、主に発毛剤(ミノキシジル外用剤)の説明で使われている言葉
  • FGF-7を配合した商品で同じことが起きるかを示した公式の説明は見当たらない
  • 使い始めの抜け毛は、季節や生活の変化など別の理由が重なっていることもある
  • 「効いている証拠」と受け止めて続けるのではなく、記録して様子を見る
  • 赤み・かゆみ・まとまって抜ける時は、使うのをやめて皮膚科や薬剤師へ

『じゃあ、この抜け毛は何なの?』とモヤモヤしますよね。ただ、理由を一つに決めなくても、見るべきところははっきりしています。

気になっていることまず確かめること答えを出す場所
使い始めてから抜け毛が増えた使い始めた日と抜け毛が増えた日自分の記録
FGF-7が原因かもしれない箱の区分と、FGF-7が書かれている欄箱・商品ページ
頭皮がかゆい・赤い注意書きの「使用を中止」の条件箱の注意書き・皮膚科
丸く抜けた所がある自分で様子を見ない皮膚科
続けていいか迷う販売元の問い合わせ窓口販売元・薬剤師

育毛剤がどんな物かを先に押さえたい方は、育毛剤とはどんな商品かから読むと話がつかみやすくなります。

「初期脱毛」はどこで使われている言葉?

ネットでは「育毛剤を使うと最初に抜ける」という話をよく見かけますよね。でも実は、この言葉がどこに書かれているかを見ると、印象が少し変わります。

大正製薬はリアップのよくある質問で、ミノキシジル外用剤の使用開始後2〜8週間に一時的な抜け毛の増加が見られたという報告がある、と説明しています。同時に、抜け毛の理由のすべてがその使用によるものとは言い切れない、とも書いています。

言葉が出てくる場所書かれ方の例読む時のポイント
発毛剤メーカーのよくある質問ミノキシジル外用剤の使い始めに一時的な抜け毛の増加の報告医薬品の話であること
発毛剤の添付文書「初期脱毛」という語は見当たらない。脱毛の悪化・斑状・急激な脱毛は中止して相談中止の条件として書かれている
医薬部外品の育毛剤の注意書き頭皮に異常が出たら使用を中止し、皮膚科医などに相談抜け毛の増加を前提にした書き方ではない
頭皮用の化粧品の注意書き肌に合わない時は使用を中止育毛の効能はうたえない区分
広告・SNS「最初に抜けるのは効いているサイン」など根拠の出どころが書かれていないことが多い

ミノキシジルを配合した発毛剤の添付文書には、6か月以内でも脱毛状態の悪化や、斑状の脱毛・急激な脱毛が見られたら使用を中止して相談するよう書かれています。医薬品でさえ、「抜けても続けて」とは書いていないんです。

医薬品と医薬部外品で、話を混ぜない

発毛剤(医薬品)と育毛剤(医薬部外品)は、区分も表示できる効能も違います。医薬部外品の育毛剤が表示できるのは、育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛といった効能です。

医薬品で語られている話を、そのまま医薬部外品や化粧品に当てはめないようにしましょう。発毛剤の初期脱毛そのものについては、発毛剤の初期脱毛の考え方で詳しく扱っています。

FGF-7は成分表示のどこに書かれている?

FGF-7は、成長因子と呼ばれる物の一つの名前です。商品の成分表示では、FGF-7という通称ではなく、表示名称で書かれていることがあります。

日本EGF協会という業界団体は、FGF-7の別名をKGFとし、旧表示名称を「ヒトオリゴペプチド-5」と説明しています。新しい表示名称は「ヒト遺伝子組換ポリペプチド-3」と「合成ヒト遺伝子組換ポリペプチド-3」の2つに分かれた、とも案内しています。

箱や商品ページで見る所見つけた時に分かること分からないこと
区分の表示(医薬部外品など)表示できる効能の範囲FGF-7が効能にどう関わるか
有効成分の欄効能の根拠として承認された成分有効成分以外の成分の役割
その他の成分・全成分の欄FGF-7の表示名称があるかどうか配合されている量
広告の文章メーカーが伝えたいイメージ成分表示と同じかどうか

医薬部外品で大事なのは、FGF-7が有効成分の欄にあるのか、それ以外の欄にあるのかです。表示名称の読み方や広告の言葉の照らし合わせ方は、FGF-7の育毛剤と成分表示の確かめ方にまとめています。

名前を見つけても「抜けやすさ」は分からない

成分表示に名前があっても、使い始めに抜け毛が増えやすいかどうかまでは書かれていません。『FGF-7が入っているから抜けたのかも』と思っても、表示からそれを決めることはできないんです。

成分が気になる時は、販売元に「この成分が入っていて、使い始めに抜け毛が増えたように感じる。続けてよいか」と聞くのが一番確かです。

広告で「初期脱毛の心配なし」と見かけたら

広告やSNSで、「この成分なら初期脱毛が起きない」「最初に抜けるのは効いているサイン」といった言葉を見かけることがありますよね。どちらも、読む側を安心させたり期待させたりする言い方です。

医薬品や医薬部外品の広告では、効き目や安全性を確実だと保証するような表現は認められていません。『心配なしと書いてあるから大丈夫』と受け取らず、箱の注意書きのほうを信じるようにしましょう。

広告で見かける言い方受け取り方確かめる所
初期脱毛の心配がない抜け毛が増えないという約束ではない箱の注意書き
抜けるのは効いているサイン異常を見逃すきっかけになる頭皮の様子と記録
成長因子で髪が育つ区分で表示できる効能を超えていないか区分と効能の表示

使い始めに抜け毛が気になる時、考えられること

使い始めの時期と抜け毛が気になった時期が重なると、つい育毛剤のせいだと思いますよね。けれど、抜け毛には別の理由が重なっていることもあります。

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、1日に抜ける毛はおおよそ100本程度までといわれ、個人差や季節差、ヘアケアの仕方でも変わると説明しています。また、毛の休止期は2〜3か月続くとされています。

重なりやすい出来事抜け毛との関わり方自分でできること
育毛剤を使い始めた抜け毛を数える習慣がついて、目に入りやすくなる使う前の量と比べる
季節の変わり目季節差があるとされている数週間の記録で見る
大きな手術・重い感染症・急なダイエットの後休止期脱毛という現象が知られている体の回復を優先し、続けば受診
洗い方やシャンプーを同時に変えたどちらの影響か分からなくなる変えるのは1つずつにする
マッサージを強くするようになった頭皮や毛に負担がかかる指の腹でやさしく動かす

日本皮膚科学会は、大きな手術や重い感染症、妊娠、過激なダイエットなどの後に抜け毛が増える「休止期脱毛」も知られていると書いています。育毛剤を始めた時期の前後に、こうした出来事がなかったか振り返ってみてください。

「よく見るようになっただけ」のことも

育毛剤を始めると、排水口や枕の毛をじっくり見るようになりますよね。実は、量そのものより「見る回数」が増えただけ、ということもあるんです。

だからこそ、使い始める前の量が分かっていると心強いです。これから使う方は、始める前の1週間だけでも記録をとっておきましょう。

使い始め8週間の記録ノート

抜け毛が増えたのか、気になっているだけなのかは、記録を並べると見えてきます。ここでは、成分の情報と一緒に残す8週間のノートを紹介しますね。

8週間の記録の進め方
  1. 使い始める日:箱の区分・有効成分・FGF-7の表示名称の有無をメモし、箱を写真に撮る
  2. 1週目:シャンプー後の排水口の毛を、同じ方法で週2回だけ見る
  3. 2週目:頭皮のかゆみ・赤み・ふけの有無を、洗髪後にメモする
  4. 4週目:正面・頭頂部・分け目を、同じ場所と照明で撮る
  5. 6週目:使い方(量・回数・時間)が箱の表示どおりか見直す
  6. 8週目:記録を並べて、続けるか、問い合わせるか、受診するかを決める

毎日数えると、どうしても気持ちが疲れてしまいます。週2回、同じ曜日に見るくらいで十分ですよ。

記録する項目書き方の例見返す時の使い方
使った商品区分・有効成分・FGF-7の表示名称問い合わせの時に伝える
使い方1日の回数・量・時間帯表示どおりか確かめる
抜け毛排水口で「少ない・いつもどおり・多い」週ごとの変化を見る
頭皮の様子かゆみ・赤み・ふけの有無中止の目安に当たるか見る
生活の出来事体調・季節の変わり目・忙しさ抜け毛と重なっていないか見る

記録をつける時に変えないこと

記録の期間中は、シャンプーや整髪料、洗う時間帯を変えないでおきましょう。変える物が多いほど、何が影響したのか分からなくなります。

使い方の基本は、育毛剤の使い方と塗り方で確かめておくと安心です。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

使うのをやめて相談したいサイン

記録して様子を見るのは、頭皮に異常が無い時の話です。次のようなサインがある時は、続けながら様子を見るのはやめておきましょう。

様子見より相談を考えたいサイン
  • 頭皮に赤み・強いかゆみ・ただれ・はれがある
  • 丸い形に、まとまって抜けた所がある
  • 髪だけでなく、眉毛など頭髪以外の毛も抜けている
  • 記録を見ても、抜け毛が週ごとに増え続けている
  • 体の調子にも変化がある

医薬部外品の育毛剤の注意書きには、頭皮に異常が出た時は使用を中止し、皮膚科医などに相談するよう書かれていることが多いです。手元の箱の文言をもう一度読んでみてください。

日本皮膚科学会のQ&Aでも、抜け毛がある時は皮膚科などで診てもらい、対策を知るよう呼びかけています。

問い合わせ・受診の時の伝え方

『こんなことで電話していいのかな』とためらう方もいますよね。販売元の窓口は、使い方や成分の質問を受けるための場所なので、気にせず聞いてみましょう。

「FGF-7の表示名称が入っている育毛剤を3週間使っています。使い始めてから抜け毛が増えた気がしますが、続けても大丈夫ですか」

「2週間前から頭皮がかゆく、抜け毛も気になります。使っている育毛剤の箱を持ってきました」

相談する所聞くと話が早いこと手元に用意する物
販売元の問い合わせ窓口成分・使い方・続けてよいか商品名と記録
薬剤師・登録販売者区分の違い・ほかの薬との兼ね合い箱か商品ページの画面
皮膚科赤み・かゆみ・まとまった抜け毛箱・写真・記録

よくある相談:成分によって初期脱毛は違うの?

Yahoo!知恵袋には、「ミノキシジルでは初期脱毛が起こると聞くが、FGF-7のような成長因子を配合した育毛剤でも起こるのか」という相談がありました。頭皮ケアをすすめられて使い始めたのに、髪の調子がかえって悪くなった気がする、という内容です。

回答には、初期脱毛は特定の医薬品の話として語られることが多い、という意見が寄せられていました。

この相談に答えるなら

まず、FGF-7を配合した商品で初期脱毛が起きるかを示した公式の説明は見当たりません。だからこそ、「起きる」とも「起きない」とも決めつけないことが大事です。

そのうえで、「悪くなった気がする」を具体的にしていきましょう。いつから、どこが、どう変わったかを記録と写真で残すと、相談した時に話がずっと早くなります。

「効いている証拠」と思い込まない

『抜けるのは効いているからだ』と自分に言い聞かせて続けたくなる気持ち、分かります。ただ、そう考えて頭皮の異常を見逃してしまうと、つらい思いをすることがあるんです。

抜け毛が気になる時は、効果があるかどうかの答えを急がず、まず頭皮に異常がないかを見てください。効果を感じるまでの期間の考え方は、育毛剤の効果はいつから出るかが参考になります。

FGF-7配合の育毛剤を選ぶ前・使う前のチェック

これから使う方は、始める前に確かめておくと、使い始めの不安がぐっと減ります。

使う前のチェック
  • 箱に「医薬部外品」などの区分が書かれているか確かめた
  • 有効成分の欄と、FGF-7の表示名称がある欄を見分けた
  • 使い方(1日の回数・量)を箱か商品ページで確かめた
  • 頭皮に傷・湿疹・赤みがない状態で始める
  • 始める前の1週間、抜け毛の様子をメモした
  • 販売元の問い合わせ先を控えた

定期便で申し込む時は、最終確認画面で回数の縛りや解約の方法を読み、画面を保存しておきましょう。合わなかった時にすぐやめられるかどうかも、使い始めの安心につながります。

育毛剤にどこまで期待できるかは、育毛剤の効果の考え方で区分ごとにまとめています。

よくある質問

FGF-7配合の育毛剤で抜け毛が増えたら、初期脱毛と考えていいですか?

FGF-7配合の商品で初期脱毛が起きるかを示した公式の説明は見当たらないので、初期脱毛と決めつけないでください。記録をつけて様子を見て、頭皮に赤みやかゆみがある時は使うのをやめて相談しましょう。

初期脱毛は添付文書に書かれている言葉ですか?

ミノキシジルを配合した発毛剤の添付文書には「初期脱毛」という語は見当たりません。使い始めの一時的な抜け毛の増加は、メーカーのよくある質問で説明されています。

FGF-7は成分表示で何と書かれていますか?

業界団体の説明では、旧表示名称が「ヒトオリゴペプチド-5」で、新しい表示名称は「ヒト遺伝子組換ポリペプチド-3」などに分かれています。商品によって書き方が違うので、全成分の欄で確かめてみてください。

抜け毛が気になったら、すぐ使うのをやめた方がいいですか?

頭皮に赤み・かゆみ・ただれがある時や、まとまって抜けた所がある時は、使うのをやめて皮膚科へ相談しましょう。そうでない時は、販売元に問い合わせて続け方を確かめるのがおすすめです。

何週間くらい様子を見ればいいですか?

公式に決まった期間はありませんが、8週間ほど記録を続けると、週ごとの変化が見えやすくなります。途中で異常が出たら、期間にかかわらず相談してください。

発毛剤に切り替えれば、抜け毛の心配はなくなりますか?

発毛剤(医薬品)にも使えない人や中止の条件があり、抜け毛の心配がなくなるとは言えません。切り替えを考える時は、薬剤師の説明を受けてから決めましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 初期脱毛は、主に発毛剤(ミノキシジル外用剤)の説明で使われている言葉
  • FGF-7配合の商品で初期脱毛が起きるかを示した公式の説明は見当たらない
  • FGF-7は表示名称で書かれていることがあるので、全成分の欄で確かめる
  • 使い始めの抜け毛は、季節や生活の出来事が重なっていることもある
  • 8週間、成分の情報と抜け毛・頭皮の様子を一緒に記録する
  • 赤み・かゆみ・まとまった抜け毛がある時は、使うのをやめて相談する

使い始めの抜け毛は、気にし始めると止まらなくなりますよね。まずは箱の写真を1枚撮って、今日から記録を始めてみてください。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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