抜け毛対策のヘアケアは何をする?1週間の手入れ表と見直しの順番

ヘアケアの予定を手帳に書いて組み立てるイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

抜け毛が気になってヘアケアを調べると、やることがたくさん出てきて『結局、何からやればいいの?』と迷ってしまいますよね。

結論から言うと、抜け毛対策のヘアケアは「毎日やること」「週に1回やること」「季節ごとに見直すこと」の3つに分けて、表にしてしまうのがいちばん続きます。日本皮膚科学会も、これをすれば髪が抜けなくなるという特別な予防法はないとしています。だからこそ、髪と地肌に負担をかけない手入れを、無理なく続けることが大切なんです。

この記事では、そのまま使える1日と1週間の手入れ表、季節の見直し表、変える時の順番をお話しします。

目次

抜け毛対策のヘアケアは何をする?先に答え

先に答え
  • ヘアケアは「毎日」「週1回」「季節ごと」の3つの時間に分ける
  • 毎日やるのは、洗う・すすぐ・乾かす・とかすの基本だけ
  • 週1回は、道具の手入れと、地肌と抜け毛の記録
  • 一度に全部変えず、1つずつ変えて様子を見る

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、生活上の注意として次のようなことが挙げられています。ヘアケアの表は、この考え方をもとに組み立てていきます。

皮膚科Q&Aで挙げられていることヘアケアに置きかえると
自分にあったシャンプーやコンディショナーを使う洗い上がりと地肌の調子で選び直す
頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくならない頻度で洗う自分の地肌に合う洗う回数を決める
髪に負担のかかる髪型や、極端に頻回のカラーリングは避ける結び方・カラーの間隔を見直す
バランスのとれた食生活と規則正しい生活寝る時間と食事も表に入れる

『ヘアケアだけで抜け毛が止まるの?』と思う方もいるかもしれませんね。ヘアケアは、髪と地肌によけいな負担をかけないための土台です。抜け毛が急に増えた時の代わりにはならないので、そこは分けて考えておきましょう。

1日のヘアケア表:朝・日中・夜にやること

まずは、毎日の流れを表にしてみます。全部をきっちりやる必要はなく、自分の生活に合わせて取捨選択してください。

時間やることポイント
朝寝ぐせを直し、毛先からとかす絡まりは下から少しずつほどく
朝整髪料は毛先や表面に少量地肌に付けすぎない
日中強い日差しの日は帽子や日傘かぶりっぱなしで蒸らさない
日中髪をいじるくせに気づいたらやめる同じ所を引っぱり続けない
夜(入浴)予洗い、シャンプー、すすぎ指の腹で洗い、すすぎは長めに
夜(入浴)コンディショナーは毛先中心地肌に広げない
夜(入浴後)タオルで押さえて水気を取るこすらない
夜(入浴後)根元から乾かすぬれたまま寝ない
寝る前長い髪はゆるくまとめるきつく結ばない

育毛剤を使っている方は、夜の「タオルで押さえて水気を取る」の後か、「根元から乾かす」の後に入れる形になります。どちらになるかは、商品の使い方の案内で決めてください。

洗う回数はどう決める?

『毎日洗うと抜け毛が増える?』と心配する方もいますよね。洗う時に落ちる毛は、もともと抜けかけていた毛が多いと言われます。

大事なのは、地肌が乾燥しすぎたり、べたつきすぎたりしない回数です。汗をかく日や整髪料を使った日は洗う、乾燥してかゆい時は洗い方をやさしくする、というように、地肌の様子で決めてみてください。

乾かす時間を短くする工夫

乾かすのが面倒で、つい自然乾燥にしてしまう方も多いはずです。タオルで水気をよく取っておくと、ドライヤーの時間はぐっと短くなります。

例えば、タオルを頭に当ててしばらく押さえておくだけでも、水気はかなり取れます。その間に顔のスキンケアを済ませると、時間を無駄にせずに済みますよ。

整髪料を使った日の落とし方

ワックスやスプレーを使った日は、いつもより地肌に汚れが残りやすくなります。シャンプーの前に、ぬるま湯で髪全体をしっかりぬらして、整髪料をゆるめておくのがコツです。

1回のシャンプーで落ちにくい時は、量を増やすより、軽く2回に分けて洗う方が地肌をこすらずに済みます。整髪料は地肌ではなく、髪の表面や毛先に付けるように心がけておくと、夜の手間も減りますよ。

1週間の手入れ表:週に1回まとめてやること

毎日やるほどではないけれど、放っておくと髪や地肌に響くことがあります。週に1回、曜日を決めてまとめてやってしまいましょう。

曜日の例やること理由
月曜ブラシ・くしにたまった毛を取って洗う汚れた道具は引っかかりやすい
水曜枕カバーを替える皮脂や汗の汚れが地肌に触れ続けないように
金曜使っているタオルの状態を見るごわついたタオルは摩擦が増える
日曜抜け毛の量と地肌の様子をメモするいつもと比べる材料になる
日曜気になる所の写真を同じ条件で撮る少しずつの変化は写真の方が分かりやすい

曜日はあくまで例です。ゴミの日や洗濯の日など、すでに決まっている家事にくっつけると忘れにくくなります。

道具の手入れのコツ

ブラシは、たまった毛を取るだけでなく、ときどきぬるま湯で汚れを落としておくと清潔に保てます。洗い方や乾かし方はブラシの素材によって違うので、買った時の説明書きを確かめておきましょう。

タオルは、洗ってもごわつきが取れなくなったら替え時です。肌ざわりのやわらかい物に替えるだけでも、髪を拭く時の引っかかりは減りますよ。

枕カバーは、汗をかきやすい季節は替える回数を増やすと、地肌に触れる面を清潔に保ちやすくなります。

記録はこれだけで十分

週1回の記録は、細かく書かなくて大丈夫です。次の4つを一言ずつ書けば、あとで見返した時に役に立ちます。

週1回の記録
  • 抜け毛の量(少ない・いつもどおり・多い)
  • 地肌の様子(かゆみ・赤み・べたつき・乾燥)
  • 今週変えたこと(シャンプー・寝る時間など)
  • 気になる所の写真を撮ったか

1日に抜ける毛について、日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aは「おおよそ100本程度まで」が目安と案内しています。季節やヘアケアのしかたでも変わるので、本数より「いつもと比べてどうか」を見ていきましょう。

月に1回は「見比べる日」をつくる

週1回の記録がたまってきたら、月に1回は見比べる日をつくってみてください。4週分のメモと写真を並べると、1週ごとでは気づかない変化が見えてきます。

月1回に見ること見方のコツ
写真の地肌の見え方同じ場所・同じ明るさの写真どうしで比べる
抜け毛のメモ「多い」の週がいくつあったか数える
地肌の調子かゆみや赤みが出た週と、変えたことを照らし合わせる
道具の状態ブラシの毛先の傷み、タオルのごわつき

見比べてみて「多い」が続いているなら、ヘアケアの見直しと並行して、皮膚科での相談も考えるタイミングです。反対に落ち着いているなら、今の手入れ表を続けて大丈夫ですよ。

美容室に行く時期をこの日に合わせておくと、毛先の傷みや地肌の様子を美容師さんに見てもらう機会にもなります。自分では見えない後ろ側のことも聞いてみてください。

季節の見直し表:夏・冬で変えること

季節が変わると、地肌の汗や乾燥の具合も変わります。同じヘアケアを1年中続けるより、季節の変わり目に少しだけ調整する方が、地肌の調子は整えやすいです。

季節地肌や髪に起きやすいこと見直したいこと
春花粉やほこりが髪に付く帰宅後にブラッシングしてから洗う
夏汗と皮脂でべたつく、日差しが強いすすぎを長めに、帽子は蒸れたら外す
秋夏の日差しで毛先が乾燥している毛先のケアを足し、抜け毛の記録を続ける
冬乾燥・静電気で絡まりやすい熱いお湯を避け、とかす前に毛先を整える

『秋になると抜け毛が増える気がする』という方もいますよね。季節で抜け毛が多く感じることはありますが、毎年そうなるとは言い切れません。記録をつけておくと、去年と比べられるので安心につながります。

汗をかく日・運動する日は

運動で汗をかいた日は、汗が乾く前に洗い流せると地肌がすっきりします。すぐに洗えない時は、タオルで汗を押さえておくだけでも違います。

ヘルメットや帽子をかぶる方は、長時間かぶりっぱなしにせず、休憩の時に外して風を通してください。

冬は熱いお湯に気をつけて

寒い季節は、つい熱めのシャワーで洗いたくなりますよね。ただ、熱いお湯は地肌の乾燥につながることがあります。

湯船で体を温めてから、髪はぬるめのお湯で洗う、という順番にすると、寒さを我慢せずに済みます。乾燥でかゆい時は、爪を立てずに指の腹で洗うことも意識してみてください。

ヘアケアを変える時の順番

ここまで読んで、『全部変えた方がよさそう』と思ったかもしれません。でも、一度に全部変えると、何が合って何が合わなかったのかが分からなくなってしまいます。

見直しの順番
  1. まず、今のヘアケアを1週間そのまま記録する
  2. お金のかからない「洗い方・すすぎ・乾かし方」から1つ変える
  3. 1〜2週間ほど続けて、地肌の様子と抜け毛の記録を見る
  4. 次に、タオル・枕カバー・ブラシなど道具を見直す
  5. 最後に、シャンプーやコンディショナーを1本ずつ変える
  6. 育毛剤を足すなら、ほかを変えていない時期に始める

順番を決めておくと、うまくいかなかった時に1つ前に戻せます。例えば、新しいシャンプーにしてかゆみが出たら、前のシャンプーに戻すだけで済みますよね。

見直す物かかる手間変えた時に見ること
洗い方・すすぎ少ないべたつき・かゆみが減ったか
乾かし方少ない朝の絡まり・におい
タオル・枕カバー中くらい毛先の引っかかり
シャンプー・コンディショナー中くらい洗い上がり・地肌の赤み
育毛剤続ける手間がかかる使い方を守れているか・地肌の様子

新しい物は1本ずつ試す

シャンプーとコンディショナーと育毛剤を同じ日に変えたくなる気持ちは分かります。ただ、そうするとかゆみが出た時に、どれが原因か分かりません。

少なくとも1〜2週間は間を空けて、1本ずつ試していきましょう。肌が敏感な方は、使う前に腕の内側など目立たない所で試しておくと安心です。

髪の長さや暮らし方で変えたいこと

同じ手入れ表でも、髪の長さや暮らし方によって、力を入れたい所は変わります。自分に近い物を見て、表に一言足してみてください。

髪の長さ・暮らし方力を入れたい所表に足すとよいこと
短い髪洗う・すすぐ整髪料を落とす日の洗い方
肩より長い髪乾かす・とかす寝る前にまとめる、毛先のケア
毎日髪を結ぶ結び方結ぶ位置を日ごとに変える
帽子やヘルメットをかぶる仕事蒸れ対策休憩で外す、帰宅後に洗う
カラー・パーマを続けている毛先の傷み施術の日を記録に書く

『自分はどれにも当てはまる』という方は、いちばん時間を取られている場面から見直すのがおすすめです。

髪を毎日結ぶ方は

仕事や家事で毎日髪を結ぶ方は、結ぶ位置と強さを見直してみてください。毎日同じ所をきつく結ぶと、その部分の髪に負担がかかり続けます。

日によって高さを変えたり、家ではほどいておいたりするだけでも違います。ヘアゴムは金具の無い物を選ぶと、ほどく時に髪が引っかかりにくいですよ。

忙しい日・疲れた日の簡単版

毎日完璧にできなくても大丈夫です。疲れた日のための「これだけはやる」を決めておくと、続けやすくなります。

忙しい日はこれだけ
  • 髪を洗ったら、根元だけでも乾かしてから寝る
  • 長い髪は、ゆるくまとめて寝る
  • 整髪料を付けた日は、その日のうちに落とす

逆に、忙しい日に省いてもかまわないのは、念入りなマッサージや、毛先のスペシャルケアです。できない日があっても、翌日からまた戻せば十分ですよ。

家族と一緒に暮らしている時

家族でシャンプーやタオルを共有していると、自分だけ変えるのが難しいこともありますよね。そんな時は、自分のタオルだけ分ける、ブラシだけ自分用にする、といった小さな所から始めてみてください。

「最近、髪の手入れを変えているから、このタオルは自分用にするね」と一言伝えておくと、家族も気にせず協力してくれますよ。

育毛剤をヘアケアに組み込むなら

ヘアケアを整えたうえで、育毛剤も使ってみたいと考える方もいるでしょう。育毛剤は、医薬部外品として育毛や脱毛の予防などの効能を表示できる物で、毎日のヘアケアとは役割が違います。

組み込みやすい形
  • 夜のヘアケアの流れの中に、育毛剤の時間を決めて入れる
  • 商品の案内どおりの量と回数を守る
  • 週1回の記録に、育毛剤の使用状況も書く
続きにくい形
  • 気づいた時だけ塗る
  • 早く変化を見たくて量を増やす
  • ほかの新しいヘアケアと同時に始める

育毛剤は、効き方に個人差があります。メーカーが継続の目安を案内している商品もあるので、使い始めたら記録をつけて、焦らずに見ていきましょう。

塗り忘れを防ぐ置き場所

育毛剤を習慣にするには、置き場所も大事です。ドライヤーのすぐ横や、洗面台のいつも手に取る場所に置いておくと、夜の流れの中で自然に手が伸びます。

朝晩使う商品なら、朝の分は寝ぐせを直す時、夜の分は乾かす前後、というように、すでにある手入れにくっつけておくと塗り忘れにくくなりますよ。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

育毛剤の区分や、医薬部外品・化粧品との違いは、育毛剤とはどんな商品かで詳しく紹介しています。

皮膚科で相談したいサイン

ヘアケアを見直しても、次のような時は、セルフケアだけで様子を見続けないでください。

相談したいサイン
  • 抜け毛が急に増えて、記録でも多い週が続いている
  • 丸く抜けた所がある
  • 地肌の赤み・かゆみ・ふけが続いている
  • 髪以外の毛も抜けている

抜け毛がある時に皮膚科など専門の医療機関を受診することは、日本皮膚科学会もすすめています。記録の表と写真を持っていけば、いつから・どんな様子かをそのまま伝えられます。

よくある質問

抜け毛対策のヘアケアは、何から始めればいいですか?

お金のかからない洗い方・すすぎ・乾かし方から始めるのがおすすめです。1つ変えたら1〜2週間ほど様子を見て、次の見直しに進みましょう。

ヘアケアだけで抜け毛は防げますか?

これをすれば抜け毛が無くなる、という特別な方法はありません。ヘアケアは髪と地肌に負担をかけないための土台で、急に増えた抜け毛は皮膚科で相談してください。

週1回の記録は、どのくらい続ければいいですか?

決まりはありませんが、季節をまたいで続けると、去年や前の季節と比べられて安心です。書くのが大変なら、写真と一言メモだけでもかまいません。

毎日シャンプーしても大丈夫ですか?

地肌が乾燥しすぎたり、べたつきすぎたりしない回数が目安です。かゆみや乾燥が気になる時は、洗い方をやさしくするか回数を見直してください。

育毛剤はいつ始めればいいですか?

ほかのヘアケアを変えていない時期に始めると、地肌の様子を見比べやすくなります。使い始めたら、週1回の記録に使用状況も書いておきましょう。

ヘアケア用品は高い物の方がいいですか?

価格で抜け毛への向き不向きが決まるわけではありません。地肌に合うか、続けられるか、案内どおりに使えるかで選びましょう。

妊娠中や産後でも、同じヘアケアで大丈夫ですか?

洗い方や乾かし方の見直しは同じように取り入れられます。育毛剤などの新しい物を使う時は、使う前に医師や薬剤師に相談してください。

まとめ

この記事の要点
  • 抜け毛対策のヘアケアは、毎日・週1回・季節ごとの3つに分けて表にする
  • 毎日は洗う・すすぐ・乾かす・とかすの基本だけ
  • 週1回は道具の手入れと、抜け毛と地肌の記録
  • 変える時は、お金のかからない所から1つずつ
  • 急な抜け毛や地肌の異常は、皮膚科で相談する

ヘアケアは、続けられてこそ意味があります。まずは今週の表を1枚作るところから始めてみてくださいね。

表は紙でもスマホのメモでもかまいません。冷蔵庫や洗面台の鏡の横など、毎日目に入る所に置いておくと、やることを思い出すきっかけになります。

最初の1か月は、できなかった日があっても気にせず、記録をつけることだけ続けてみてください。

毎日の洗い方をもう少し詳しく見直したい方は、薄毛対策のヘアケアの手順の見直しも参考になりますよ。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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