50代男性が遺伝性の薄毛かもと思ったら?育毛剤でできることと相談先

50代男性が薄毛対策の相談先を考えるイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

父親や兄弟と同じように髪が薄くなってきて、『やっぱり遺伝なのかな』と感じている50代男性の方もいますよね。何もしないままだと進んでしまうのでは、と不安になるのは自然なことです。

結論から言うと、遺伝かどうかを自分で決める必要はありません。この記事では、育毛剤・発毛剤・医療機関の役割の違いと、50代の今から見直せることを順番にお話しします。

目次

50代男性の遺伝性の薄毛は?先に答え

先に答え
  • 遺伝かどうか、どんなタイプの薄毛かは自分では決めにくい。気になる時は皮膚科で相談する
  • 育毛剤(医薬部外品)は、育毛・脱毛の予防などが効能として表示される物。進み方を約束する物ではない
  • 発毛剤(第1類医薬品)は成人男性が対象で、65歳以上は使う前に医師・薬剤師に相談の対象
  • 50代は、持病や飲んでいる薬もふまえて選ぶ年代。迷ったら薬剤師に相談する

『育毛剤で進行を遅らせたい』という気持ちは、多くの方が持っているはずです。ただ、どの商品でも同じように変化を感じられるわけではなく、効き方には個人差があります。

だからこそ、商品を選ぶ前に「何ができて、何は相談した方がいいか」を分けておくと、迷いが減るんです。

気になること考え方
遺伝かどうか知りたい自分で決めず、家族の様子もメモして皮膚科で相談
育毛剤で何とかしたい医薬部外品の効能の範囲を知ったうえで選ぶ
発毛剤も気になる使える人の条件を読み、薬剤師に相談する
医療機関も考えたい皮膚科やクリニックで、費用と内容を先に聞く
毎日できることは?洗い方・乾かし方・生活のリズムを見直す

よくある相談:50代で遺伝の薄毛が心配

知恵袋には、50代の男性からこんな相談が寄せられていました。薄毛は遺伝だと思っていて、このまま何もしなければ進んでしまうのではないか、効く育毛剤があれば知りたい、という内容です。

回答の中には、生活習慣を見直す話や、医薬品の成分名を挙げる物もありました。ただ、どれが自分に合うかは、頭皮の状態や体調によって変わります。

答え:まず「自分の今」を残して、相談先を決める

一番の近道は、今の状態を写真で残し、家族の髪の様子もメモしておくことです。そのうえで、育毛剤を自分で選ぶのか、薬剤師や皮膚科に相談するのかを決めましょう。

『50代になって今さら相談するのも』とためらう方もいるかもしれません。でも、相談するのに遅すぎるということはないんです。

相談の前にメモしておくこと
  • いつ頃から、どこが気になり始めたか(生え際・頭頂部など)
  • 父母・兄弟など、家族の髪の様子
  • 今使っている育毛剤やシャンプーの名前
  • 持病と、飲んでいる薬の名前
  • 頭皮のかゆみ・赤み・フケがあるか

写真はこう残しておく

写真は、洗面所など同じ場所・同じ明るさで、髪が乾いた状態で撮るのがコツです。正面、頭頂部、左右の生え際の4枚があれば、あとで見比べやすくなります。

頭頂部は自分では見えにくいので、家族に撮ってもらうか、スマホのタイマーを使うと便利ですよ。月に1回、同じ日に撮ると決めておくと、撮り忘れも減ります。

「進行を遅らせる」を考える前に

育毛剤の箱に書かれている効能は、国の通知で決められた範囲です。その範囲の中で、自分の頭皮に合う物を続けられるかどうかがポイントになります。

効能の言葉を「きっとこうなる」と読んでしまうと、思っていたのと違うと感じやすくなります。期待しすぎず、記録しながら続けるくらいの気持ちで向き合ってみてください。

遺伝性の薄毛について公式に書かれていること

「遺伝性の薄毛」という言葉は、医薬品の説明の中で出てきます。大正製薬のリアップの公式Q&Aでは、壮年性脱毛症とは一般的に遺伝性の薄毛または抜け毛で、ゆっくりと何年もかかって進行し、目立つようになるもの、と説明されています。

ミノキシジル外用液の添付文書では、「家族、兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない人」が相談することの対象に挙げられています。そこには、壮年性脱毛症の発症には遺伝的要因が大きいと考えられる、という説明が添えられているんです。

書かれている場所書かれていること
リアップの公式Q&A壮年性脱毛症は一般的に遺伝性の薄毛・抜け毛で、ゆっくり何年もかけて進む
リアップの公式Q&A家系に薄毛・抜け毛の人がいない時や、脱毛症の種類の判断が難しい時は薬剤師に相談
ミノキシジル外用液の添付文書家族、兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない人は相談
日本皮膚科学会 皮膚科Q&A男性型脱毛症では男性ホルモンが関係し、毛が短く細くなる
家族と同じとは限らない

家族に薄毛の人がいても、自分が同じように変わるとは限りません。反対に、家族にいなくても気になることはあります。自分の頭皮の状態で考えるのがいちばん確かです。

遺伝と言われる以外の理由もある

皮膚科Q&Aでは、大きな手術、重い感染症、過激なダイエットなどの後に、抜け毛が増える現象も知られていると紹介されています。甲状腺の病気など、ほかの病気と関係する抜け毛もあるとされています。

だからこそ、「遺伝だから」と一人で決めつけずに、気になる時は皮膚科で相談してみてください。遺伝と薄毛の全体の話は、薄毛は遺伝するかで詳しく書いています。

育毛剤・発毛剤・医療機関の役割の違い

50代男性が薄毛対策を考える時、選べる手段は大きく3つです。それぞれの役割を表にしました。

見るところ育毛剤(医薬部外品)発毛剤(第1類医薬品)医療機関
どんな物?頭皮に付ける薬用の育毛剤ミノキシジルを配合した外用の医薬品皮膚科・クリニックで診察を受ける
表示される効能育毛、薄毛、脱毛の予防、発毛促進 など壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防診察のうえで医師が説明する
買う・受ける場所ドラッグストア・通販薬剤師のいる薬局・薬店、許可のある通販医療機関
使える人商品ごとの表示に従う成人男性(20歳以上)など。65歳以上は相談年齢を問わず相談できる
相談先売り場・メーカー薬剤師・医師医師

発毛剤の効能の欄にある「進行予防」は、承認された効能として書かれている言葉です。ただ、同じ添付文書には「本剤は誰にでも効果があるわけではありません」とも書かれています。

自分で選びやすい物
  • 医薬部外品の育毛剤
  • 薬用シャンプー
  • 洗い方・乾かし方・生活の見直し
相談して決めたい物
  • 発毛剤(第1類医薬品)
  • 医療機関で受ける治療
  • 持病や服薬がある人の頭皮用品

育毛剤と発毛剤の違いは、育毛剤と発毛剤の違いで詳しく紹介しています。

医療機関で相談する時に聞いておくこと

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、男性型脱毛症の有効な治療法の多くは保険診療で受けられないと書かれています。費用や通う回数、治療の内容は、始める前に医療機関に聞いておきましょう。

医療機関で処方される薬については、作用や合うかどうかを処方する医師に聞くのがいちばんです。気になることは、遠慮せずにその場で質問してみてくださいね。

どこに相談すればいい?

医療機関といっても、近所の皮膚科、髪の悩みを専門にするクリニック、オンライン診療など、いくつか選び方があります。頭皮にかゆみや赤みがある時や、ほかの病気が心配な時は、まず皮膚科で相談するのが分かりやすいです。

かかりつけの内科がある方は、受診の時に「髪のことも気になっている」と伝えてみるのも一つの方法です。飲んでいる薬との関係も含めて、どこで相談すればいいかを教えてもらえることがありますよ。

育毛剤とクリニックの違いは、AGAクリニックと育毛剤の違いで紹介しています。

50代男性が育毛剤を選ぶ時に見ること

育毛剤(医薬部外品)を自分で選ぶなら、次の点を順番に見てみましょう。50代の方は、使い心地と続けやすさも大事な基準です。

育毛剤を選ぶ時のチェック
  • 箱の区分が「医薬部外品」で、有効成分が書かれているか
  • 男性用か、男女兼用か、対象の書き方
  • アルコールやメントール、香料が入っているか
  • 1日の回数と、1回の量の書き方
  • 後頭部や頭頂部まで付けやすい容器か
  • 定期で買う時の、2回目以降の条件と解約の方法

年齢を重ねると、頭皮の乾燥を感じる方もいます。スーッとする使い心地が苦手な方は、無香料やアルコールの少ない物を選ぶのも一つの考え方です。

気になること見る表示選び方の例
頭皮がつっぱる・乾燥する全成分のエタノール・メントール刺激の少ない使い心地の物から試す
香りが苦手「無香料」の表示無香料のタイプを選ぶ
頭頂部に付けにくい容器の形(ノズル・スプレー)ノズルで地肌に直接付けられる物
付け忘れが多い1日の回数1日の回数を自分の生活に合わせられる物

続ける時の記録の付け方

育毛剤を使い始めたら、始めた日と商品名、1日の回数をメモしておきましょう。3か月後、6か月後に写真を見比べる日も、最初に決めておくと迷いません。

いつ見ること
使い始めの1か月頭皮に赤み・かゆみが出ていないか、毎日続けられたか
3か月後最初の写真と同じ条件で撮り比べる
6か月後続けるか、薬剤師や皮膚科に相談するかを考える

例えば加美乃素Aの注意書きには、概ね6ヶ月間をめやすに毎日続けて確かめるよう書かれています。目安が書かれていない商品は、自分で見直す時期を決めておくと安心です。

持病や薬がある方は先に相談を

高血圧や心臓の病気など、持病で薬を飲んでいる方は、頭皮用品を使う前に主治医か薬剤師に伝えておくと安心です。使っている薬の名前は、お薬手帳を見せると早く伝わります。

頭皮にかゆみや赤みが出たら、そこで使うのをやめて皮膚科に相談しましょう。受診する時は、使っていた育毛剤の箱も持っていくと説明しやすいですよ。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

発毛剤を考える時に薬剤師へ伝えること

『育毛剤だけでなく発毛剤も気になる』という方もいますよね。発毛剤は第1類医薬品で、薬剤師が書面で説明して販売する決まりになっています。

市販の男性用の発毛剤の添付文書では、次のような人が使う前に相談する対象とされています。

相談の対象とされている人薬剤師に伝えること
高齢者(65歳以上)年齢
高血圧の人・低血圧の人血圧の治療の有無、飲んでいる薬
心臓または腎臓に障害のある人通院している病気
むくみのある人体調の変化
家族、兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない人家族の髪の様子
甲状腺機能障害の診断を受けた人診断を受けたこと

リアップの公式Q&Aでは、65歳以上の方は使用できないものではないが、一般に高齢者では好ましくない症状(かぶれ等)が出やすくなる、と説明されています。50代後半の方は、使い始める年齢のことも含めて相談しておくとよいですね。

薬局で相談する流れ
  1. 相談のメモ(気になる場所・家族の様子・持病・薬)を用意する
  2. お薬手帳を持って、薬剤師のいる時間に行く
  3. 「発毛剤を考えています」と伝え、メモを見せる
  4. 使える人の条件と使用上の注意の説明を受ける
  5. その場で決めず、持ち帰って考えてもよい

例えば、こんなふうに声をかけると話しやすいですよ。

「50代なんですが、血圧の薬を飲んでいて。発毛剤を使っても大丈夫か相談したいです」

発毛剤そのものについては、発毛剤とはどんな医薬品かで紹介しています。

50代で見直したい生活と手入れ

育毛剤を使うかどうかに関係なく、毎日の手入れと生活は今日から見直せます。皮膚科Q&Aでは、特別な予防法があるわけではないとしたうえで、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくならない頻度で洗うこと、バランスのとれた食生活と規則正しい生活を挙げています。

見直すこと50代での工夫
洗い方指の腹で洗い、すすぎに時間をかける
乾かし方タオルで押さえて水気を取り、根元から乾かす
睡眠寝る時間と起きる時間をそろえる。厚労省のガイドは成人は6時間以上が目安
食事主食・主菜・副菜をそろえることを意識する
お酒量を決めて飲む、飲まない日を作る
髪型髪を強く引っぱる結び方やセットを続けない

厚生労働省の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」では、あらかじめ量を決めて飲むことや、1週間のうち飲酒をしない日を設けることが挙げられています。髪のためというより、体全体の調子を整える習慣として取り入れてみてください。

見え方を整える工夫も

分け目を少しずらす、根元を立ち上げるように乾かす、といった工夫で見え方が変わることもあります。理容室や美容院で、今の髪に合う長さや形を相談してみるのもおすすめです。

帽子やウィッグを考える時も、蒸れにくい素材を選び、汗をかいたら洗うことを意識すると頭皮にやさしいですよ。

家族と話してみる

家族に薄毛の人がいる時は、いつ頃から気になったか、どんな手入れをしていたかを聞いてみるのも参考になります。ただ、聞いた話をそのまま自分に当てはめず、相談のメモとして使いましょう。

「髪が気になり始めたのって、いくつくらいだった?」と軽く聞くくらいで十分です。

『家族と同じになるのが嫌だ』という気持ちがつらい時は、一人で抱え込まないでくださいね。皮膚科で話を聞いてもらうだけでも、気持ちが軽くなることがあります。

よくある質問

50代で初めて育毛剤を使うのは遅いですか?

使い始める年齢に遅すぎるということはありません。商品の対象と使い方を読み、肌に合うかを見ながら続けてみてください。

育毛剤で遺伝性の薄毛の進行を遅らせることはできますか?

育毛剤(医薬部外品)の効能は、育毛や脱毛の予防などの範囲で表示されています。進み方を約束する物ではないので、気になる時は皮膚科や薬剤師に相談しましょう。

遺伝かどうかは、どこで分かりますか?

自分で決めるのは難しいので、家族の様子と自分の写真を持って皮膚科で相談するのがおすすめです。

50代でも発毛剤は使えますか?

市販の男性用の発毛剤は成人男性(20歳以上)が対象で、65歳以上は使う前に相談の対象です。持病や薬がある方は、購入前に薬剤師に相談してください。

父親が使っていた育毛剤を使ってもいいですか?

使いかけの物は、開封後の期間や保管の状態が分かりません。自分の頭皮に合う物を、新しく選んだ方が安心です。

育毛剤は何か月くらいで見直すのがいいですか?

メーカーが期間の目安を書いている商品は、それを区切りにしましょう。目安が無ければ、6か月など自分で見直す時期を決めておくと迷いません。

まとめ

この記事の要点
  • 50代男性で遺伝性の薄毛が気になっても、遺伝かどうかは自分で決めず、記録して相談する
  • 公式の説明では、壮年性脱毛症は一般的に遺伝性の薄毛で、ゆっくり何年もかけて進むとされる
  • 育毛剤・発毛剤・医療機関は役割が違う。育毛剤は効能の範囲を知ったうえで選ぶ
  • 発毛剤は65歳以上や血圧の治療中の人などが相談の対象。お薬手帳を持って薬剤師に相談する
  • 洗い方・乾かし方・睡眠・食事・お酒の量など、毎日の手入れと生活は今日から見直せる

髪のことで悩む気持ちは、年齢に関係なく大切にしていいものです。まずは今の写真を1枚撮って、相談のメモを作るところから始めてみてくださいね。

育毛剤の基本は、育毛剤とはどんな物かで紹介しています。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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