生え際の抜け毛対策は?前髪・ヘアスタイルの負担と毎日の手入れ

化粧台に並んだヘアゴムとくしと、髪をまとめる後ろ姿のイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

鏡を見るたびに、生え際の抜け毛や前髪の薄さが気になる。『毎日同じ髪型にしているのが関係あるのかな』と思っている方も多いはずです。

結論から言うと、生え際の抜け毛対策でまず見直したいのは、前髪の上げ方や結び方、帽子などで生え際にかかる「引っぱる・こする・押さえる」負担です。そのうえで、毎日の手入れと記録を続け、気になる変化があれば皮膚科で相談するのが基本になります。

この記事では、生え際への負担を場面ごとに表にして、記録写真の撮り方まで紹介しますね。

目次

生え際の抜け毛対策は?先に答え

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、髪が強く引っぱられる髪型を習慣的に続けると髪が抜けることがあり、牽引性脱毛症と呼ばれると説明されています。ポニーテールや編み込み、三つ編み、お団子などで起こりやすく、特に前髪を後ろに引っぱる髪型では生え際が抜けやすいとされています。

同じQ&Aでは、初期であれば原因の髪型をやめることで回復が期待できる一方、長く続けると毛を作る部分まで傷み、生えてこなくなることもあると説明されています。だからこそ、早めに気づいて負担を減らすことが大切なんです。

生え際の抜け毛対策の基本
  • 前髪を強く後ろに引っぱる髪型を、毎日続けない
  • 結ぶ位置・分け目・帽子の当たる所を、ときどき変える
  • 洗顔や洗髪の時、生え際をこすりすぎない
  • 同じ条件で生え際の写真を撮り、変化を記録する
  • 赤み・かゆみ・円形に抜ける・急に後退した時は皮膚科へ
負担の種類生え際で起きやすい場面見直しの方向
引っぱるオールバック・ひっつめ髪・きつい結び方ゆるめに・位置を変える
こするヘアバンド・帽子のふち・洗顔のこすり洗い当たる所を変える・やさしく
押さえるヘルメット・きつい帽子を長時間休憩の時に外す
熱を当てる前髪のヘアアイロン・ドライヤーの近づけすぎ温度と距離に気をつける
付けたまま整髪料が生え際に残る寝る前に洗い流す

生え際がそもそも後退しているのか、写真での見分け方は生え際の後退対策と相談先でも紹介しています。この記事では、毎日の髪型や小物による負担の見直しに話を絞りますね。

結ぶ髪型・前髪を上げる髪型の見直し

髪を一つにまとめる、前髪を上げてピンで留める。仕事や家事で毎日そうしている方も多いですよね。

決してやめなければいけないわけではありません。結び方を少し工夫するだけでも、生え際への負担は変わります。

生え際にやさしい結び方
  1. 結ぶ前に、ブラシで髪のからまりをほどいておく
  2. 前髪や生え際の毛を、強く後ろに引っぱらずに集める
  3. ゴムは、生え際がつっぱらない程度のゆるさで結ぶ
  4. 結ぶ位置を、日によって高め・低め・左右にずらす
  5. 帰宅したら、早めにほどいて髪を休ませる
よくある髪型生え際への負担工夫の例
きついポニーテール前髪とこめかみが後ろに引っぱられる結ぶ位置を低めに・ゆるめに
オールバック生え際全体が後ろに引っぱられる毎日ではなく日によって変える
ひっつめのお団子生え際とこめかみがつっぱる毛先を少しゆるめてまとめる
前髪をピンで留める同じ所が毎日引っぱられる留める位置をずらす
編み込み細かく強く引っぱられる長く続けない・きつくしない

仕事で髪をまとめるのが決まっている時

職場の決まりで、毎日髪をまとめないといけない方もいますよね。そんな時は、仕事中だけまとめて、休みの日は下ろして過ごすだけでも、生え際を休ませる時間が作れます。

ゴムを布製のやわらかい物に替える、ヘアクリップでゆるく留めるなど、道具を変えてみるのも一つの方法です。「前髪のあたりがつっぱって痛い」と感じたら、それは結び方がきつすぎるサインだと考えましょう。

子どもの髪を結ぶ時も同じ

保育園や学校に行く前に、子どもの髪をきっちり結んであげる方も多いですよね。日本皮膚科学会のQ&Aで挙げられている結び方の注意は、大人だけの話ではありません。

「痛くない?きつくない?」と声をかけながら、ゆるめに結んであげてください。毎日同じ位置で強く結んでいる時は、ときどき位置を変えるだけでも違いますよ。

前髪のセット・ヘアアイロン・整髪料

前髪は、顔の印象を左右する大事な所ですよね。だからこそ毎朝しっかりセットしたくなりますが、熱や整髪料の扱い方で、生え際への負担が変わります。

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、エクステンションやヘアアイロンなどの習慣も、引っぱる力の強さによっては抜け毛の原因になることがあると説明されています。

前髪のセットで見直したいこと
  • ヘアアイロンで、前髪を根元から強く引っぱっていないか
  • ドライヤーを生え際に近づけすぎていないか
  • 整髪料を生え際の地肌にまで付けていないか
  • 整髪料を付けたまま寝ていないか
  • 前髪の分け目を、何年も同じ所にしていないか

分け目をときどき変える

いつも同じ所で分けていると、分け目の地肌が目立ってきたように感じることがあります。日差しも同じ所に当たり続けます。

分け目を少しずらすだけでも、見た目の印象が変わることがありますよ。美容室で「分け目を変えても収まりやすいように切ってください」と相談してみるのもおすすめです。

整髪料は寝る前に落とす

整髪料は、髪の中間から毛先に付け、生え際の地肌には付けないのが基本です。付けた日は、寝る前に洗い流しておきましょう。

育毛剤を使っている方は、花王の育毛剤のQ&Aのように、整髪料は育毛剤を付けた後に使うよう案内している商品もあります。朝に両方使う方は、順番を確かめておいてください。

つけ毛やエクステを付ける時

つけ毛やエクステンションは、地毛に重さや引っぱる力がかかる物です。日本皮膚科学会のQ&Aでも、エクステンションなどの習慣は、引っぱる力の強さによっては抜け毛の原因になることがあるとされています。

付ける時は、生え際の近くに重さが集中しないか、つっぱる感じや痛みがないかを、美容室で相談しながら決めると安心です。

帽子・ヘルメット・ヘアバンドとの付き合い方

帽子やヘルメット、ヘアバンドは、ちょうど生え際のあたりに当たる物が多いですよね。きつい物を長時間かぶると、同じ所がこすれたり押さえられたりし続けます。

小物生え際への当たり方工夫の例
キャップ・ニット帽ふちが生え際をこするサイズが合う物を選び、室内では脱ぐ
ヘルメット長時間押さえられ、蒸れる休憩の時に外して汗を拭く
ヘアバンド・カチューシャ同じ所を押さえ続ける付ける位置を変える・長時間使わない
洗顔用のターバン前髪を強く後ろに引っぱるゆるめのものを選ぶ

気象庁は紫外線対策として帽子の着用などを挙げています。帽子をかぶること自体が悪いのではなく、サイズや時間、蒸れに気をつけて上手に使えば大丈夫ですよ。

汗をかいた日のケア

帽子やヘルメットの中は汗で蒸れやすく、生え際に汗や皮脂がたまりがちです。汗をかいた日は、その日のうちに洗い、生え際もすすぎ残しがないように流しておきましょう。

『外で汗を拭く時に、つい生え際をゴシゴシこすってしまう』という方は、タオルで押さえるように拭くクセをつけてみてください。

日差しの強い日の生え際

生え際や分け目は、日差しが直接当たりやすい場所です。環境省の「紫外線環境保健マニュアル2020」では、紫外線の強い時間帯を避けることや、日陰の利用、日傘や帽子などが対策として挙げられています。

帽子をかぶらない日は日傘を使う、長く外にいる日は日陰で休む、といった形で、生え際に日差しが当たり続けないよう工夫してみてください。

洗顔・洗髪の時の生え際の手入れ

生え際は、顔と頭の境目です。洗顔の時にも洗髪の時にも触る場所なので、毎日の手入れの仕方がそのまま負担の大きさにつながります。

生え際を意識した洗い方
  1. 洗髪の予洗いで、生え際にもしっかりお湯を当てる
  2. シャンプーは、生え際を指の腹で軽くなでるように洗う
  3. すすぎの最後に、生え際とこめかみに泡が残っていないか触って確かめる
  4. 洗顔の時は、泡を額にのせてやさしく洗い、生え際をこすらない
  5. タオルで押さえるように水気を取り、生え際の根元から乾かす

洗顔料やクレンジングが生え際に残らないように

メイクを落とす時や洗顔の時、生え際に洗顔料やクレンジングが残りやすいものです。すすぐ時は、髪の生え際に沿ってお湯を当てるように意識してみてください。

ターバンやヘアクリップで前髪を留めて洗顔する方は、強く引っぱらないゆるめの留め方にしておきましょう。洗い方全体の手順は抜け毛対策の洗い方の手順で紹介しています。

生え際の負担を減らす1日の流れ

ここまでの工夫を、1日の流れに当てはめてみましょう。全部を毎日やる必要はありません。自分の生活で負担がかかりやすい時間帯から、一つ選んでみてください。

時間帯生え際にかかりやすい負担できること
朝のセットヘアアイロン・きつい結び方・整髪料根元を引っぱらない・地肌に付けない
通勤・外出帽子・ヘルメット・日差しサイズの合う物を選び、休憩で外す
仕事・家事の間まとめ髪・ヘアバンドゆるめに結び、つっぱったら結び直す
帰宅後結んだまま・整髪料が残ったまま早めにほどき、整髪料を洗い流す
入浴・洗顔こすり洗い・すすぎ残し指の腹でなで、生え際まで流す
寝る前濡れたまま・ヘアクリップを付けたまま根元まで乾かし、留め具を外す
休日平日と同じ髪型髪を下ろして生え際を休ませる

寝ている間の生え際

寝る時に前髪をクリップで留めたまま、結んだまま寝てしまう、ということはありませんか。寝返りのたびに、留めた所が引っぱられたり、枕とこすれたりします。

寝る時は留め具を外し、髪をほどいておきましょう。髪が長い方で顔にかかるのが気になる時は、低い位置でゆるく一つにまとめる程度にしておくと、生え際が引っぱられにくいですよ。

生え際の記録写真の撮り方

生え際の変化は、毎日鏡で見ているとかえって分かりにくいものです。抜け毛や頭皮の様子をふだんからつかんでおくことは、日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでもすすめられています。そこでおすすめなのが、同じ条件で写真を撮っておくことです。

記録写真の撮り方
  1. 撮る場所を決める(洗面所など、いつも同じ照明の所)
  2. 髪を乾かした状態で、前髪を手で上げるか、ヘアバンドでゆるく上げる
  3. 正面・右の斜め前・左の斜め前の3枚を撮る
  4. スマホの位置と顔との距離を、毎回そろえる
  5. 月に1回など、撮る日を決めて続ける
そろえたい条件そろえ方の例
照明洗面所の同じ明かりの下で撮る
髪の状態洗って乾かした後、整髪料を付ける前
角度正面と左右の斜め前の3方向
距離腕を伸ばした距離など、毎回同じにする
タイミング月初めの週末など、日を決めておく

写真と一緒に書いておくメモ

写真だけでなく、その月に変えたこと(結び方・帽子・前髪のセット・使い始めた物)を一言メモしておくと、後から見返した時に比べやすくなります。

『毎日撮って見比べたくなる』という気持ちも分かります。でも、生え際の変化は短い期間では分かりにくいので、月に1回くらいの間隔でのんびり続けるほうが気持ちも楽ですよ。

鏡を見て不安になった時は

洗面所の照明の真下で前髪をかき上げると、生え際の地肌がいつもより目立って見えることがあります。光の当たり方で見え方は大きく変わるので、その一回だけで判断しないでおきましょう。

『やっぱり薄くなってる気がする』と落ち込んだ時こそ、記録写真の出番です。同じ条件で撮った前の月の写真と並べて見ると、気持ちが落ち着くこともありますよ。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

育毛剤を生え際に使う時と、相談したい時

生え際の抜け毛対策に、育毛剤を使ってみたいと考える方もいますよね。育毛剤(医薬部外品)が表示できる効能は「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」の範囲です。効き方には個人差があり、使えば生え際が元に戻ると約束できるものではありません。

生え際に育毛剤を使う時のチェック
  • 使い方の案内で、付ける量とタイミングを確かめた
  • 生え際は液だれしやすいので、少しずつ付ける
  • 目に入らないよう、額や目の方向に向けて出さない
  • 生え際に傷やかき壊し、赤みがある時は使わない
  • 使い始めた日を記録写真のメモに書いた

育毛剤がそもそもどういう物かは、育毛剤の基本の解説にまとめています。ミノキシジルを含む発毛剤は第1類医薬品で、使える人の条件が決まっているので、買う前に薬剤師に相談してください。

見た目をカバーする工夫も一緒に

生え際の悩みは、毎日の気分にも関わりますよね。対策と並行して、見た目を整える工夫を取り入れるのも立派な方法です。

例えば、前髪を少し下ろすスタイルにする、分け目をジグザグにする、生え際が目立ちにくい長さに切ってもらう、などがあります。美容室で「生え際が気になっていて、引っぱらずにまとまる髪型にしたい」と伝えてみてください。

皮膚科に相談したい生え際の変化

こんな時相談先
生え際が赤い・かゆい・ジュクジュクする皮膚科
生え際や前髪に円形に抜けた所がある皮膚科
短い期間で生え際が急に後退したように見える皮膚科
髪型を変えても、生え際の抜け毛が続く皮膚科
治療中の薬があり、抜け毛が気になる処方した医師・薬剤師

受診する時は、記録写真とメモを持っていくと、いつからどう変わったのかを伝えやすくなります。「前髪を後ろに結ぶ髪型を毎日続けています」と、髪型の習慣も一緒に伝えておきましょう。

よくある質問

ポニーテールを毎日していると、生え際が薄くなりますか?

強く引っぱる髪型を習慣にすると髪が抜けることがある、と日本皮膚科学会は説明しています。結ぶ位置を変える、ゆるめに結ぶ、休みの日は下ろすなどの工夫をしてみてください。

生え際の抜け毛は、髪型を変えれば戻りますか?

同じQ&Aでは、引っぱる髪型による抜け毛は初期なら髪型をやめることで回復が期待できる一方、長く続くと生えてこなくなることもあるとされています。気になる時は早めに皮膚科で相談しましょう。

帽子をかぶると生え際の抜け毛が増えますか?

帽子そのものが原因とは言えません。サイズの合わないきつい帽子を長時間かぶる、蒸れたままにする、といった負担を減らせば、紫外線対策として上手に使えます。

前髪にヘアアイロンを使っても大丈夫ですか?

使ってはいけないわけではありませんが、日本皮膚科学会はヘアアイロンなどの習慣も引っぱる力の強さによっては原因になることがあるとしています。根元から強く引っぱらないようにしてみてください。

生え際の写真はどのくらいの間隔で撮ればいいですか?

決まりはありませんが、月に1回など日を決めて、同じ照明・角度・距離で撮ると比べやすくなります。写真と一緒に、その月に変えたことをメモしておきましょう。

生え際に育毛剤を使う時の注意点はありますか?

生え際は液だれしやすく、目にも近い場所です。商品の使い方を確かめて少しずつ付け、傷や赤みがある所には使わないようにしましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 生え際の抜け毛対策は、引っぱる・こする・押さえる負担を減らすことから
  • 前髪を後ろに引っぱる髪型は生え際が抜けやすいとされ、結び方と位置を工夫する
  • ヘアアイロン・整髪料・分け目も、生え際への負担として見直す
  • 帽子やヘルメットはサイズと時間、汗のケアに気を配る
  • 同じ条件で月に1回、生え際の写真を撮って記録する
  • 赤み・円形の脱毛・急な後退・髪型を変えても続く時は皮膚科へ

生え際は毎日目に入る場所だからこそ、気になり始めると不安になりますよね。今日の結び方を少しゆるめるところから、無理なく始めてみてください。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次