メルカゾール治療中の抜け毛対策は?診察で伝えるメモと頭皮ケア

手帳とノートに相談のメモを書き込む手元のイメージ

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メルカゾールを飲んでいる時期に、枕や排水口の抜け毛が増えた気がして『薬のせい?このまま飲んでいていいの?』と不安になっている方もいるはずです。

結論から言うと、メルカゾール治療中の抜け毛対策は、薬を自分の判断で止めずに、気づいたことをメモにして主治医や薬剤師に伝えるのが出発点です。そのうえで、頭皮にやさしい毎日のケアを続けていきましょう。

この記事では、診察で伝わりやすいメモの作り方と、育毛剤を使いたくなった時の確かめ方を順番にお話ししますね。

目次

メルカゾール治療中の抜け毛対策は?先に答え

メルカゾールは、医師が処方する医療用医薬品です。抜け毛が気になっても、飲む量を減らしたり、飲むのをやめたりするのは自分で決めないでくださいね。

抜け毛にはいろいろなきっかけがあります。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでも、脱毛症は一つの病気を指す言葉ではなく、内科の病気や薬の影響など原因が幅広いと説明されています。

まず押さえておきたいこと
  • 薬の量や飲み方は、自分の判断で変えない
  • 抜け毛に気づいた日から、簡単なメモを付け始める
  • 次の診察か、かかりつけの薬局で相談する
  • 育毛剤を足したい時は、使う前に主治医・薬剤師に聞く
  • 頭皮のケアは、こすらない・熱すぎないを基本にする
やっておきたいこと控えたいこと
抜け毛の様子をメモと写真で残す薬を減らす・飛ばす
診察や薬局で「髪のことも相談したい」と伝えるネットの体験談で原因を決めつける
育毛剤は相談してから選ぶ何種類もの頭皮用品を一度に始める
いつもの洗い方をやさしく整える強いブラッシングや熱いお湯で洗う

自己判断で薬を止めないための考え方は、治療中の薬を自己判断で止めずに相談する手順でもくわしくお話ししています。この記事では「何をどう伝えるか」に話を絞りますね。

抜け毛に気づいたら、最初の1週間でしておきたいこと

『次の診察まで、まだ日があるし…』と思うと、そのまま様子見になりがちですよね。ただ、記録がないまま診察の日を迎えると、うまく伝えられずに終わってしまうこともあります。

最初の1週間は、記録の準備期間と考えてみてください。むずかしいことはありません。

気づいてから1週間の流れ
  1. 気づいた日の日付と、どこで気づいたか(枕・お風呂・ブラシ)を書く
  2. 頭の上と分け目を、同じ明るさの場所でスマホで撮る
  3. お薬手帳を開き、メルカゾールを飲み始めた日と量が変わった日を確かめる
  4. 同じ時期に始めた物(シャンプー・ヘアカラー・サプリ)を書き出す
  5. 診察の予定日を確かめ、待てない時はかかりつけの薬局に電話する

1週間分あるだけで、伝えられることがぐっと増えます。続けられそうなら、そのまま診察日まで記録を伸ばしていきましょう。

薬局は「次の診察まで」の相談先

診察まで間がある時は、薬を受け取っている薬局に相談してみるのもひとつの方法です。

「メルカゾールを飲んでいて、最近抜け毛が増えた気がします。次の診察までにできることはありますか」

こう聞くだけで大丈夫です。必要があれば、薬剤師が主治医に問い合わせるか、早めの受診をすすめるかを考えてくれます。

診察で伝えるメモは「いつから・どのくらい・ほかの変化」

診察の時間は限られています。頭の中で考えていたことの半分も言えなかった、という経験がある方も多いはずです。

そこで、メモは3つの柱だけにしぼっておくと伝えやすくなります。

柱書くこと書き方の例
いつから気づいた日、治療の節目との前後薬の量が変わってから数週間後に気づいた
どのくらい抜け毛の量の感じ、場所、広がり方全体に増えた感じ/分け目が目立つ
ほかの変化頭皮のかゆみや赤み、体調、生活の変化頭皮は赤くない/最近よく眠れていない

メモは長い文章にしなくて大丈夫です。箇条書きで、1枚の紙かスマホのメモに収まるくらいがちょうどいいですよ。

メモに入れておきたい項目
  • メルカゾールを飲み始めた時期と、量が変わった時期
  • 抜け毛に気づいた日と、気づいた場所
  • 抜け毛が全体か、ある場所に集まっているか
  • 頭皮のかゆみ・赤み・ふけがあるか
  • 同じ時期に始めたシャンプー・ヘアカラー・サプリ
  • 使ってみたい育毛剤があれば、その名前と区分

一番聞きたいことを先頭に書く

メモの一番上には、「今日いちばん聞きたいこと」を1行で書いておきましょう。例えば「この抜け毛は様子を見ていいですか」「育毛剤を使ってもいいですか」のように、質問の形にするのがコツです。

最初にそれを伝えておけば、診察の時間が短くても答えをもらいやすくなります。

メモの見本

実際にどう書けばいいか迷ったら、次のような形を参考にしてみてください。中身は自分の状況に合わせて入れ替えてくださいね。

項目書き込みの例
今日聞きたいことこの抜け毛は様子を見ていいか。育毛剤を使ってもいいか
治療の節目飲み始めた月/量が変わった月(お薬手帳で確認)
気づいた時期と場所2週間ほど前から、お風呂の排水口で多いと感じる
抜け方全体に増えた感じ。円形に抜けている所はない
頭皮の様子かゆみ・赤みはなし。ふけは少し気になる
同じ時期の変化シャンプーを替えた。仕事が忙しく寝不足ぎみ

ここまで書けていれば、診察で話がそれても、メモを見せるだけで伝わります。聞いた答えは、同じ紙の余白に書き足しておきましょう。

抜け毛と見た目の記録は、どう付ける?

『抜け毛を数えるなんて大変そう』と感じますよね。毎日全部を数える必要はありません。続けやすい方法を1つか2つ選べば十分です。

記録の方法やり方続けるコツ
写真週に1回、同じ場所・同じ照明で頭の上と分け目を撮る撮る曜日を決めておく
排水口のメモお風呂のあとに「いつもより多い・同じ・少ない」を書く3段階だけにする
枕のメモ朝、枕に付いた毛の多さを3段階で書く枕カバーの色を濃い色にすると見やすい
頭皮の様子かゆみ・赤み・ふけの有無を書く気になった日だけでもよい

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、1日に抜ける毛の量は、個人差や季節差、ヘアケアの仕方にもよるものの、おおよそ100本程度までといわれると紹介されています。数そのものより、「いつもと比べてどうか」を残しておくほうが、診察では役に立ちますよ。

写真は「同じ条件」をそろえる

写真は、撮るたびに明るさや角度が変わると比べにくくなります。洗面所の同じ照明の下、髪が乾いた状態で、鏡越しではなく家族に撮ってもらうか、スマホのタイマーを使うと安定します。

診察の時は、何枚も見せるより、最初の1枚と最近の1枚を並べて見せるほうが伝わりやすいです。

薬の説明書はどこで読める?患者向けの資料の探し方

メルカゾールのような医療用医薬品には、患者向けの説明資料があります。PMDA(医薬品医療機器総合機構)のサイトには、メルカゾール錠の「患者向医薬品ガイド」が掲載されています。

『説明書を読めば、抜け毛が薬のせいかどうか分かるのでは?』と思う方もいるかもしれません。ただ、説明書に書かれていることと、自分の体に起きていることを結び付けて判断するのは、医師や薬剤師の役目なんです。

資料どこで見られる読む時のポイント
薬局でもらう薬の説明書薬を受け取る時に薬局でもらう飲み方と、気をつける症状の欄を見る
患者向医薬品ガイドPMDAのサイト気になった所に印を付けて診察に持っていく
くすりのしおり製薬会社や薬局の案内分からない言葉は薬剤師に聞く
お薬手帳自分で持ち歩く飲んでいる薬を全部まとめておく
読んで不安になった時は

説明書には、まれな症状も含めてたくさんのことが書かれています。読んで心配になった所は、自分で答えを出さず、印を付けて「ここが気になりました」と聞いてみてください。

お薬手帳は1冊にまとめる

病院や薬局ごとに手帳が分かれていると、飲んでいる薬の全体が見えにくくなります。1冊にまとめておくと、診察でも薬局でも話が早いですよ。

市販の薬やサプリ、頭皮に使っている物も、手帳のメモ欄に書いておくと安心です。

育毛剤を使いたくなったら、主治医・薬剤師に確かめること

『何もしないでいるのはつらい。せめて育毛剤だけでも』という気持ちは、とても自然なことです。ただ、治療中は、使う前に一度相談しておくのが安心なんです。

育毛剤といっても、区分によって中身や表示できる効能が違います。相談する時は、商品名だけでなく区分も伝えるようにしましょう。

区分箱やラベルの表示相談の時に伝えたいこと
頭皮用の化粧品「医薬部外品」などの表示がない商品名と、全成分の表示
医薬部外品の育毛剤「医薬部外品」「薬用」の表示商品名と、有効成分の名前
一般用医薬品の発毛剤「第1類医薬品」などの表示商品名と、説明書の「相談すること」の欄

医薬部外品の育毛剤では、効能・効果として「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」の範囲が表示されています。区分の違いは医薬品と医薬部外品の違いの記事で整理しています。

使う前に聞いておきたいこと
  • 今の治療中に、頭皮に塗る育毛剤を使っても問題ないか
  • 使ってみたい商品の区分と有効成分を見てもらえるか
  • 使い始めた後、どんな変化があったら連絡すればいいか
  • 次の診察で、髪の様子も見てもらえるか

発毛剤の説明書は「相談すること」を先に読む

一般用医薬品のミノキシジル外用液の説明書には、使わない人や、使う前に相談する人の条件が書かれています。甲状腺の病気に関わる記載がある製品もあります。

発毛剤を買う時は、薬剤師から説明を受ける決まりになっています。治療中の方は、自分だけで決めずに、主治医と薬剤師の両方に確かめておきましょう。

相談したあとの進め方

相談の答えは、人によって違います。言われた内容ごとに、次にすることを決めておくと迷いにくくなりますよ。

言われたこと次にすること
今は様子を見ましょう記録を続けて、次の診察で写真を見せる
使ってもかまいません1種類だけ始め、頭皮の様子をメモに足す
今は控えましょう洗い方と乾かし方のケアを続け、時期をあらためて相談する
皮膚科でも見てもらいましょう紹介状やお薬手帳を持って皮膚科を受診する

「控えましょう」と言われても、がっかりしなくて大丈夫です。治療の様子が落ち着いてから、もう一度聞いてみることもできます。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

治療中でも続けやすい頭皮のケア

薬を飲みながらの毎日は、元気な日とそうでない日がありますよね。頭皮のケアは、頑張りすぎず、負担を減らす方向で続けるのがコツです。

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、髪に負担のかかる髪型を避けること、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗うこと、バランスのとれた食生活と規則正しい生活を心がけることが挙げられています。

場面やさしいやり方避けたいこと
シャンプーぬるめのお湯で予洗いし、指の腹で洗う爪を立てる・熱いお湯で長く洗う
すすぎ生え際や耳の後ろまでしっかり流す泡が残ったまま上がる
乾かすタオルを軽く当てて水気を吸わせ、地肌側から乾かすタオルでごしごしこする
髪型ゆるめにまとめるきつく結ぶ・毎日同じ所で強く引っ張る
新しい物を試す1つずつ始めて様子を見る何種類も同時に始める

疲れている日は「洗う」と「乾かす」だけでいい

体がだるい日は、ていねいなケアができなくても大丈夫です。洗って、しっかり乾かす。それだけでも頭皮の負担は減らせます。

食事や睡眠については、治療で指示されていることがあればそちらを優先してくださいね。

ヘアカラーやパーマはどうする?

抜け毛が気になる時期に、白髪染めやパーマを予定している方もいますよね。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、極端に頻繁なカラーリングは避けるよう書かれています。

予約の前に、美容師さんに「今は治療中で、頭皮に負担をかけたくない」と伝えてみてください。地肌に薬剤が付きにくい塗り方や、施術の間隔について相談できますよ。頭皮に赤みやかゆみがある時は、施術を延ばして先に皮膚科で見てもらうと安心です。

見え方が気になる時の工夫

人に会う日が気になる時は、分け目をいつもと少しずらしたり、根元を立ち上げるように乾かしたりするだけでも印象が変わります。美容院で「今は治療中で、地肌に負担をかけたくない」と伝えて、スタイルを相談してみるのもいいですよ。

家族が付き添う時・自分で伝えにくい時は

『髪のことなんて、診察で言っていいのかな』とためらう方も少なくありません。でも、見た目の悩みも、治療中の大切な相談ごとです。

自分で言いにくい時は、家族に付き添ってもらうか、メモを渡して読んでもらう方法もあります。

状況工夫
診察の時間が短いメモを最初に渡して「髪のことも聞きたいです」と言う
言い出しにくい家族にメモを預けて、代わりに伝えてもらう
言われたことを忘れそう聞いたことを家族にメモしてもらう
専門用語が分からない「もう少しやさしく言うと?」と聞き返す

診察の最後に「髪の様子は、次も見てもらえますか」と一言添えておくと、次の受診の時も話を続けやすくなります。

よくある質問

メルカゾールを飲んでいて抜け毛が増えたら、薬をやめたほうがいいですか?

自分の判断でやめたり量を減らしたりしないでください。抜け毛のきっかけはいろいろあるので、まずは記録を付けて、主治医か薬局の薬剤師に相談しましょう。

次の診察まで日がある時はどうすればいいですか?

薬を受け取っている薬局に電話で相談してみてください。必要があれば、薬剤師が主治医への問い合わせや早めの受診をすすめてくれます。

治療中に市販の育毛剤を使ってもいいですか?

使う前に主治医か薬剤師に確かめておくと安心です。商品名だけでなく、医薬部外品か医薬品かという区分と有効成分も伝えましょう。

抜け毛の記録は何を付ければいいですか?

週に1回の写真と、お風呂や枕の抜け毛を「多い・同じ・少ない」で書くだけでも十分です。頭皮のかゆみや赤みがあれば、それも書いておきましょう。

薬の説明書はどこで読めますか?

薬局でもらう説明書のほか、PMDAのサイトに患者向医薬品ガイドが掲載されています。読んで気になった所は、印を付けて医師や薬剤師に聞いてみてください。

皮膚科にも行ったほうがいいですか?

頭皮のかゆみや赤み、円形に抜けている所があるなど、気になる様子があれば皮膚科でも相談できます。その時は、治療中であることと飲んでいる薬を忘れずに伝えましょう。

髪によさそうなサプリを飲み始めてもいいですか?

サプリは食品の扱いなので、髪に効くといった表示は認められていません。治療中は、飲んでいる薬との組み合わせを確かめるためにも、始める前に薬剤師へ商品名を伝えて相談しておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • メルカゾール治療中に抜け毛が気になっても、薬は自分の判断で止めない
  • 最初の1週間で、日付・場所・写真・同じ時期に始めた物を記録する
  • 診察のメモは「いつから・どのくらい・ほかの変化」の3本柱でまとめる
  • 薬の説明書は、薬局の資料やPMDAの患者向医薬品ガイドで読める
  • 育毛剤を使いたい時は、区分と有効成分を伝えて主治医・薬剤師に確かめる
  • 頭皮のケアは、こすらない・熱すぎない・1つずつ試すを基本にする

抜け毛の不安は、ひとりで抱えているとどんどん大きくなりがちです。メモを1枚作るところから、無理のない範囲で始めてみてくださいね。

頭皮に使う育毛剤のしくみは、育毛剤の基本を紹介した記事で読めます。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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