ヘッドスパは抜け毛予防になる?期待できることと育毛剤との組み合わせ

サロンのシャンプー台と白いタオル、ラベルの無いボトルのイメージ

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抜け毛が少し気になり始めて、『ヘッドスパに通えば予防になるのかな』と考えている方もいますよね。

結論から言うと、ヘッドスパだけで抜け毛を予防できるとは言えません。

ヘッドスパで期待できるのは、頭皮を清潔に整えること、気分をほぐすこと、頭皮の様子をプロに見てもらえることです。抜け毛の予防を考えるなら、育毛剤や毎日の習慣と役割を分けて組み合わせるのが現実的です。

この記事では、ヘッドスパで期待できることとできないこと、育毛剤との組み合わせ方が分かります。

目次

ヘッドスパは抜け毛予防になる?先に結論

先に結論
  • ヘッドスパだけで、抜け毛を予防できるとは言えない
  • 期待できるのは、頭皮を清潔にする・気分をほぐす・頭皮を見てもらうこと
  • 「脱毛の予防」は、医薬部外品の育毛剤に表示される効能の言葉
  • サロン・自宅・医療機関で役割を分けると、続けやすい
  • 急に抜け毛が増えた・円形に抜けた時は、ヘッドスパより先に皮膚科へ

ヘッドスパは、美容室や理容室などのメニューとして受けることが多いケアです。頭皮を洗ったり、もみほぐしたりする内容が中心で、医薬品のように抜け毛を防ぐ働きを持つものではないんです。

一方で、医薬部外品の育毛剤には、効能・効果の範囲として「脱毛の予防」「育毛」などの言葉が表示されています。「予防」という言葉を使えるのは、こうした区分の商品なんですね。

育毛剤の区分や基本は、育毛剤とはどんな物かをまとめた記事で紹介しています。

「抜け毛予防のヘッドスパ」という言葉を見かけたら

サロンのメニュー名や広告で、「抜け毛予防」「育毛スパ」といった言葉を見かけることがあります。東京都の広告の講習会資料では、化粧品で育毛をうたうことは認められないとされています。

メニュー名の言葉だけで判断せず、どんな内容の施術か、どんな区分の商品を使うかを聞いてみてください。「予防」という言葉に期待しすぎないのが、上手な付き合い方です。

ヘッドスパで期待できること・できないこと

『結局、ヘッドスパって何がいいの?』と思いますよね。期待できることと、期待しすぎないほうがいいことを表にしました。

項目期待できること期待しすぎないほうがいいこと
頭皮の汚れ皮脂や整髪料の残りを落としやすい一度で頭皮の悩みが無くなる
気分リラックスした時間を持てる気分が晴れれば抜け毛も減る
頭皮のチェック自分では見えない頭皮の様子を見てもらえる抜け毛の原因を診断してもらう
ホームケアの相談シャンプーの仕方や乾かし方を聞ける薬の使い方を決めてもらう
使われる商品頭皮用の商品を試せる施術だけで育毛剤と同じ働きを得る

ここが大事なところです。

サロンのスタッフは髪と頭皮のケアのプロですが、抜け毛の原因を診断するのは医師の役割です。抜け毛の原因が気になる時は、皮膚科で相談しましょう。

ヘッドスパで使われる商品の区分

ヘッドスパで使われるシャンプーやローションは、化粧品のこともあれば、医薬部外品のこともあります。化粧品の効能は「頭皮、毛髪を清浄にする」「頭皮、毛髪をすこやかに保つ」などの範囲です。気になる時は、使っている商品の区分を店に聞いてみてください。

気持ちいい=効いている、ではない

施術の後、頭がすっきりして『これは効いている』と感じる方も多いはずです。すっきりした感じは大切ですが、それがそのまま抜け毛の予防につながるわけではありません。

気持ちよさは「続けたい」と思えるきっかけとして、上手に活かしていきましょう。

頭皮を見てもらう時に聞きたいこと

せっかくプロに頭皮を見てもらうなら、聞きたいことをメモしておくと時間を有効に使えます。

  • 頭皮が乾燥ぎみか、皮脂が多めか
  • 洗い残しが出やすい場所はどこか
  • 今のシャンプーの仕方で気をつけたいこと
  • ドライヤーの当て方で直したいこと

答えてもらったことは、帰ってから自宅のケアに一つずつ取り入れてみましょう。赤みやかゆみなど気になる所を指摘された時は、皮膚科でも相談してみてください。

なぜ「予防になる」とは言い切れないの?

抜け毛には、いろいろな理由があります。日本皮膚科学会のQ&Aでは、髪には「毛周期」という生えかわりのサイクルがあり、1日におおよそ100本程度までの抜け毛は生えかわりの範囲と紹介されています。

さらに、抜け毛が増える理由は一つではなく、内科の病気や薬の影響、大きな手術や過激なダイエットの後に起こるものもあるとされています。ヘッドスパで頭皮を整えても、こうした理由まで変えることはできないんです。

抜け毛が気になる理由の例ヘッドスパでできること先に考えたいこと
季節や生えかわりによるもの頭皮を清潔に保つ手助けしばらく様子を見て記録する
洗い方・乾かし方のくせホームケアのアドバイスを聞く毎日の洗い方を見直す
体調や生活の変化リラックスの時間を作る睡眠や食事を整える
急に増えた・円形に抜けたできることは限られる皮膚科で相談する
薬を飲み始めてから増えたできることは限られる処方した医師・薬剤師に相談する

同じQ&Aでは、これをすれば髪が抜けなくなるという特別な予防法があるわけではない、とも書かれています。『何か一つで防げる』と考えず、できることを組み合わせていくのが現実的ですよ。

ヘッドスパより先に皮膚科へ行きたい時
  • 急に抜け毛が増えた
  • 円形に抜けた所がある
  • 頭皮に赤み・かゆみ・ふけが続いている
  • 薬を飲み始めてから抜け毛が気になる

持病で薬を飲んでいる方は、自己判断で薬をやめたり量を変えたりせず、主治医や薬剤師に相談してください。

サロン・自宅・医療機関の役割分担

抜け毛の予防を考える時は、「どこで何をするか」を分けておくと迷いません。それぞれの役割を表にしてみました。

場所主な役割頻度の考え方
サロン(ヘッドスパ)頭皮を整える、頭皮を見てもらう、ケアの相談自分のペースと予算で無理なく
自宅毎日のシャンプー・乾かし方・育毛剤毎日、説明書の回数どおり
ドラッグストア育毛剤の区分や使い方を薬剤師・登録販売者に聞く買う時・迷った時
皮膚科抜け毛の原因を相談する気になる症状が出た時

毎日のケアの中心は、自宅です。ヘッドスパは、自宅のケアを見直すきっかけや、ごほうびの時間として取り入れると続けやすくなります。

「ヘッドスパに月1回行ってるから、家ではあまり気にしてないんだよね」
「サロンの日以外のほうが長いから、家のケアも大事なんだって」

こんな会話に心当たりがある方は、自宅のケアから見直してみてください。

変化は記録で見守る

ヘッドスパや育毛剤を続けていると、『本当に変わっているのかな』と不安になることもありますよね。抜け毛の変化はゆっくりなので、日々の印象だけでは分かりにくいんです。

月に1回くらい、同じ場所・同じ明るさで頭頂部や生え際の写真を撮っておきましょう。施術を受けた日や育毛剤を使った日もメモしておくと、皮膚科で相談する時にも役立ちます。

自宅でのケアで見直したいこと
  • シャンプーの前に、ぬるま湯で予洗いしているか
  • 指の腹で洗い、すすぎを丁寧にしているか
  • 洗った後、根元まで乾かしているか
  • 育毛剤を使うなら、決められた量と回数を守っているか
  • 整髪料は育毛剤がなじんでからつけているか

抜け毛対策全体の流れは、抜け毛対策の基本と育毛剤の使い方の記事もあわせてどうぞ。

育毛剤と組み合わせる時の順番

『ヘッドスパの日も、いつもの育毛剤をつけていいの?』と迷う方もいますよね。施術の内容によって変わるので、次の流れを目安にしてみてください。

ヘッドスパの日の流れ
  1. 予約の時に、育毛剤や発毛剤を使っていることを伝えておく
  2. 施術の前に、頭皮の気になる所やしみやすい所を伝える
  3. 施術の後、頭皮に何かつけたかを聞いておく
  4. その日の育毛剤をつけてよいか、スタッフに確かめる
  5. 帰宅後、赤み・かゆみが無ければ、いつもの使い方に戻す

施術の最後に頭皮用のローションなどをつけてもらった時は、その日の育毛剤を重ねると液の量が多くなることがあります。重ねるかどうかは、使った商品を聞いてから決めると安心です。

施術の後の頭皮育毛剤はどうする?
何もつけていない・特に変化なしいつもどおり使ってよい
頭皮用のローションなどをつけてもらったその日は控えるか、店に確かめてから
赤み・ひりひりがあるその日は使わず、落ち着くまで待つ
頭皮に小さな傷がありそう傷が治まるまで使わない

発毛剤(医薬品)を使っている時は

発毛剤は医薬品なので、添付文書の使い方を守ることが前提です。ヘッドスパを受ける時は、使っていることを店に伝え、施術の日の使い方に迷ったら薬剤師に相談してください。

施術の前日にしておくこと

ヘッドスパの前日は、ヘアカラーやパーマを避けておくと、頭皮がしみにくくなります。頭皮に小さな傷やかさぶたがある時は、予約の日を変えるのも一つの方法です。

前日の夜は、いつもどおりシャンプーして乾かしておけば十分です。『きれいにしておかなきゃ』と、ゴシゴシ洗いすぎないようにしてくださいね。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

通う頻度はどう決める?

ヘッドスパに通う頻度に、決まった正解はありません。頭皮の状態、予算、続けやすさで、自分に合ったペースを決めましょう。

目的頻度の考え方
自宅ケアの見直しのきっかけにしたい季節の変わり目など、気になる時に
リラックスの時間として続けたい予算の中で無理なく続けられるペース
頭皮の様子を定期的に見てもらいたい同じ店・同じスタッフに、間をあけすぎずに
髪を切る時についでに受けたいカットやカラーの予約に合わせて

『通わないと抜け毛が増えそう』と焦る必要はありません。ヘッドスパを休んでも、自宅のケアを続けていれば大丈夫です。

頻度を決める前に確かめたいこと
  • 1回あたりの費用と、続けられる予算
  • 回数券や定期の契約がある時は、解約の条件
  • 頭皮が敏感な時期(季節・体調)に施術を受けてよいか
  • 店のスタッフにどんな相談ができるか

回数券やコースの契約をする時は、途中でやめる時の条件を先に聞いておきましょう。契約の途中でやめたい時などに困ったら、消費者ホットライン「188」が相談の窓口になります。

季節や体調で予約を考える

夏の日焼けの後や、冬の乾燥で頭皮がかさついている時期は、頭皮がしみやすくなっていることがあります。そんな時は、予約の時に頭皮の状態を伝えて、施術の内容を相談してみてください。

体調がすぐれない日や、寝不足の日は無理をせず、予約を変えるのも大切です。リラックスするための時間なので、体の調子がいい日に受けたほうが心地よく過ごせますよ。

お店を選ぶ時のポイント

美容室は美容師が、理容室は理容師が、それぞれ国の免許を受けて施術する場所です。ヘッドスパを受ける時は、店の種類や担当するスタッフのことを予約の時に聞いておくと安心です。

抜け毛予防の視点で見直したい毎日の習慣

ヘッドスパに通うかどうかにかかわらず、毎日の習慣は頭皮の土台になります。日本皮膚科学会のQ&Aでは、生活上の注意として次のようなことが挙げられています。

毎日の習慣チェック
  • 髪に負担のかかる髪型を続けていないか
  • 極端に頻繁なカラーリングをしていないか
  • 頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗っているか
  • バランスのとれた食生活を心がけているか
  • 規則正しい生活ができているか

『全部はできない』という方も多いですよね。まずは一つ、できそうなことから始めてみてください。

習慣今日からできる小さな一歩
髪型きつく結ぶ日を減らし、結ぶ位置を時々変える
カラー次のカラーまでの間を少しあける
洗い方すすぎの時間を少し長くする
睡眠寝る前のスマホの時間を短くする
食事朝ごはんを抜く日を減らす

食べ物や栄養で髪が増えるわけではありませんが、体の調子を整えることは頭皮のためにも大切です。

気分転換の時間としてのヘッドスパ

忙しい毎日の中で、自分のために時間を取ること自体が気分転換になりますよね。ヘッドスパは、そうした時間の一つとして取り入れるのもいい方法です。

ただ、気分が落ち込む日が続く、眠れない日が続く、という時は、ヘッドスパだけで乗り切ろうとせず、医療機関で相談してください。

ヘッドスパでよくある失敗と防ぎ方

『よかれと思って』の行動が、頭皮の負担になることもあります。ありがちな失敗を、防ぎ方と一緒に並べてみました。

よくある失敗防ぎ方
頭皮が荒れている日に施術を受ける赤み・かゆみがある日は予約を変える
施術の日に育毛剤も重ねてつける何をつけたか聞いてから決める
すすめられた商品をその場でまとめて買う区分と使い方を確かめ、持ち帰って考える
ヘッドスパに通えば自宅ケアは不要と考える毎日のケアは自宅が中心と考える
抜け毛が急に増えたのにヘッドスパで様子を見る皮膚科で相談する

施術の後にすすめられた商品を買う時は、パッケージの区分(医薬部外品・化粧品など)と使い方を確かめてからにしましょう。いま使っている育毛剤と役割が重ならないかも見ておくと安心です。

『その場で断りにくい』と感じた時は、「家で使っている物を確かめてから決めます」と伝えれば大丈夫です。商品名をメモして帰り、区分や成分を落ち着いて見比べてみましょう。

育毛剤を続けても変化が分からず不安な時は、育毛剤の効果はいつからかの記事も参考にしてみてください。

よくある質問

ヘッドスパに通えば、抜け毛を予防できますか?

ヘッドスパだけで抜け毛を予防できるとは言えません。頭皮を清潔に整えたり、ケアの相談をしたりする場として、自宅のケアや育毛剤と組み合わせてください。

ヘッドスパの日も育毛剤を使っていいですか?

施術で頭皮に何もつけておらず、赤みやかゆみが無ければ、いつもどおり使って大丈夫です。ローションなどをつけてもらった時は、店に確かめてから決めましょう。

ヘッドスパはどのくらいの頻度で通えばいいですか?

決まった正解はありません。予算や頭皮の状態に合わせ、無理なく続けられるペースにしてください。毎日のケアは自宅が中心です。

自宅でヘッドスパの代わりになることはありますか?

予洗いとすすぎを丁寧にする、指の腹でやさしく洗う、根元まで乾かす、といった毎日の洗い方の見直しが土台になります。

発毛剤を使っていても、ヘッドスパを受けられますか?

予約の時に発毛剤を使っていることを伝えてください。施術の日の発毛剤の使い方に迷う時は、薬剤師に相談しましょう。

女性や産後の抜け毛でも、ヘッドスパは受けられますか?

受けられるかは店によって違います。産後や妊娠中は体調が変わりやすい時期です。抜け毛が気になる時は医師に相談し、施術を受ける時も体調を店に伝えてください。

まとめ

この記事の要点
  • ヘッドスパだけで抜け毛を予防できるとは言えない
  • 期待できるのは、頭皮を清潔に整える・気分をほぐす・頭皮を見てもらうこと
  • 「脱毛の予防」は医薬部外品の育毛剤に表示される効能の言葉
  • サロン・自宅・医療機関で役割を分け、毎日のケアは自宅を中心にする
  • ヘッドスパの日の育毛剤は、施術で何をつけたかを聞いてから決める
  • 急に増えた・円形に抜けた時は、ヘッドスパより先に皮膚科へ
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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