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髪を伸ばしていると、排水口にたまった長い毛を見て『こんなに抜けて大丈夫かな』と不安になりますよね。
結論から言うと、ロングヘアの抜け毛対策は、長い髪ならではの3つの負担を減らすことが中心です。からまりを引っぱること、同じ結び方を続けること、乾かす時間が長く湿った時間も長くなることなんです。
この記事では、長い髪の洗い方・結び方・乾かし方を、毎日の段取りに落とし込んで紹介します。
ロングヘアの抜け毛対策は?先に結論
- 長い髪は1本が長い分、抜けた毛の量が多く見えやすい
- 抜け毛対策の中心は「引っぱらない」「同じ所を引き続けない」「湿ったまま寝ない」
- 毎日まとめる人は、結ぶ位置と強さを日替わりで変える
- 丸く抜けた所や急な増加、生え際が引っぱられて薄くなってきた時は皮膚科へ
短い髪の人と比べると、ロングヘアには長さゆえの手間がいくつもあります。どこで負担がかかりやすいのか、先にざっと見ておきましょう。
| 場面 | 長い髪で起きやすいこと | 抜け毛対策の考え方 |
|---|---|---|
| 洗う | 毛先同士がからまりやすい | 洗う前にほどき、毛先はこすらない |
| 乾かす | 時間がかかり、途中でやめがち | 根元を先に乾かす段取りにする |
| 結ぶ | 毎日同じ位置で引っぱりやすい | 位置と強さを日替わりにする |
| 寝る | 枕とのこすれで毛先がからまる | ゆるくまとめて寝る |
| 朝 | からまりを一気にとかしがち | 毛先から少しずつほどく |
長い髪は、抜け毛が多く見えやすい
『友達より抜け毛が多い気がする』と感じる方は多いはずです。実は、ロングヘアは同じ本数が抜けても、見た目の量が多くなりやすいんです。
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、毛は1日約0.4mm伸び、伸びる時期は2〜6年ほど続くと考えられているとしています。背中まである毛は、何年もかけて伸びてきた毛なので、1本抜けただけでも存在感がありますよね。
また、1日に抜ける毛はおおよそ100本程度までと言われています。長い毛がまとまって排水口にたまると、量の多さにびっくりしてしまうのも自然なことです。
- 抜けた毛の「長さ」ではなく、先週と比べて増えたかどうかで見る
- 毛先側が途中で切れた短い毛が多くないか見る(切れ毛の可能性)
- 分け目や生え際が、以前の写真より広がって見えないか見る
- 頭皮に赤み・かゆみ・痛みがないか見る
毎日同じ時間に、洗い終わった排水口を写真に撮っておくと、比べやすくなります。気になる変化があった時に、皮膚科で説明する材料にもなりますよ。
抜け毛と切れ毛は分けて考える
長い髪は、毛先に向かうほど何年も前に生えた部分です。からまりを強く引くと、途中で切れて短い毛が落ちることもあります。
切れた毛が多い時は、頭皮より「髪の扱い方」を見直すサインです。この記事の洗い方や乾かし方の手順が、そのまま役に立ちます。
ロングヘアの洗い方:頭皮と毛先を分けて考える
長い髪を洗う時のコツは、頭皮と毛先を別々のものとして扱うことです。頭皮はしっかり洗い、毛先はこすらず泡を通すだけ。ここが大事なところなんです。
- 乾いた状態で、毛先から少しずつブラシや手ぐしでからまりをほどく
- ぬるま湯で、頭皮まで湯が届くように時間をかけて予洗いする
- シャンプーは先に手の中で泡にしてから、地肌に置くようにのせる
- 指の腹で頭皮を動かすように洗い、髪同士をこすり合わせない
- 毛先は、頭皮から流れてくる泡を通すだけにする
- コンディショナーは中間から毛先につけ、頭皮にはつけない
- 首の後ろや耳の後ろまで、泡が残らないようにすすぐ
長い髪は、すすぎにも時間がかかります。特に、髪の量が多い後頭部の下のほうは泡が残りやすいので、最後に手で触ってぬるぬるしていないか確かめてみてください。
| 部分 | 洗う時にやること | 避けたいこと |
|---|---|---|
| 頭皮 | 指の腹で頭皮を動かすように洗う | 爪を立てる・ゴシゴシこする |
| 根元〜中間 | 泡をなじませる程度 | 髪を束ねてねじり洗いする |
| 毛先 | 泡を通し、コンディショナーを中心に | 手のひらでこすり合わせる |
| 襟足・耳の後ろ | すすぎを長めに | すすぎを早めに切り上げる |
洗う回数について日本皮膚科学会は、地肌がカサカサにもベタベタにもならない程度を目安にしています。長い髪は洗うのが大変ですが、汗をかいた日は頭皮だけでも洗うようにしましょう。
髪を上にまとめてから洗わない
洗いやすいように、髪を頭の上にまとめてワシャワシャ洗う人もいますよね。この洗い方は、長い毛同士がからまりやすくなります。
頭を少し前に傾けるか、髪を背中側に流したまま、頭皮だけを指で洗うやり方に変えてみてください。
洗う時間帯は「結ぶ予定」から決める
朝に洗うか夜に洗うかで迷う方もいますよね。毎朝髪をまとめて出かける方は、夜に洗って寝る前に乾かしておくほうが、朝の段取りが楽になります。
朝に洗うと、根元が乾ききらないうちにまとめてしまいがちなんです。湿った髪をきつく結ぶと、乾くまで頭皮が蒸れたままになるので、朝に洗う日は乾かす時間を先に確保しておきましょう。
毎日まとめる人の結び方:位置と強さを日替わりにする
『仕事中は髪をまとめないといけないし…』という方も多いですよね。結ぶこと自体をやめる必要はありません。大事なのは、同じ所を毎日引き続けないことです。
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、ポニーテールや編み込み、三つ編み、お団子など、髪が強く引っぱられる髪型を習慣にすると、毛が抜けやすくなることがあるとしています。特に前髪を後ろに引っ張る髪型では生え際が抜けやすく、早めに髪型を変えることが大切だと書かれています。
そこでおすすめなのが、1週間のまとめ方を決めておくやり方です。毎朝迷わずに済み、自然と引っぱる位置がずれていきます。
| 曜日 | まとめ方の例 | 引っぱる位置 | ひと工夫 |
|---|---|---|---|
| 月 | 低めの一つ結び | 襟足寄り | ゴムは2回巻きまでにする |
| 火 | クリップでまとめる | 後頭部の中ほど | ゴムを使わない日をつくる |
| 水 | ゆるめの三つ編み | 首の後ろ | 編み目をきつくしすぎない |
| 木 | ハーフアップ | 頭のてっぺん寄り | 下ろした髪で重さを分ける |
| 金 | 低めのお団子 | 襟足寄り | ピンの数を少なめにする |
| 休日 | 下ろす・ゆるくまとめる | なし | 頭皮を休ませる日にする |
前髪を後ろにぴったり引っぱるまとめ方は、生え際に負担がかかりやすいので、毎日は続けないようにしましょう。分け目も、ときどき左右を変えてみてください。
職場で髪型の決まりがある方は、「髪をまとめる」という決まりの中で位置や道具を変えるだけでも十分です。例えば、こんな言い方で同僚と話してみるのもいいですね。
「毎日同じ位置で結んでると、夕方にこめかみが痛くなるんだよね」
「わかる。私は曜日で結ぶ高さを変えてるよ」
結ぶ道具の選び方
細くて伸びにくいゴムは、ほどく時に髪が巻き込まれやすいですよね。太めで柔らかいゴムや、布で包まれたシュシュ、クリップなどを組み合わせると、ほどく時の引っかかりが減ります。
ほどく時は、ゴムを一気に引き抜かず、指でゴムを広げながら外すのがコツです。巻き込まれた毛は、はさみで切らずに少しずつほぐしましょう。
ヘアアイロンやエクステを使う人は
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、エクステンションやヘアアイロンなどの習慣も、引っぱる力の強さによっては抜け毛の原因になることがあるとしています。長い髪は巻いたりまっすぐにしたりする機会も多いので、気になるところですよね。
ヘアアイロンは髪をはさんだまま強く引かず、同じ所に長く当てないのが基本です。エクステを付けている方は、根元が引っぱられて痛い時や、付けている所の頭皮が赤い時に、美容院で相談してみてください。
- 結んでいる所が、引っぱられて痛くない
- 生え際やこめかみの地肌が、以前より目立っていない
- ほどいた後に、結び目の所の頭皮が赤くなっていない
- 帰宅したら早めにほどいている
長い髪の乾かし方:根元を先に、時間を区切って
ロングヘアは乾かすのに時間がかかりますよね。途中で疲れて、毛先は乾いたのに根元は湿ったまま、ということも起きやすいんです。
そこで、乾かす順番と時間の配分を先に決めておきましょう。長い髪ほど「どこを先に乾かすか」で仕上がりが変わります。
- タオルで頭皮を押さえ、毛先はタオルで挟んで水気を吸わせる
- 乾いたタオルに替えて、もう一度、根元の水気を取る
- 手ぐしで毛先のからまりをほどいておく
- ドライヤーで根元から乾かす(髪を持ち上げて地肌に風を通す)
- 根元が乾いたら、中間から毛先へ、上から下に風を当てる
- 最後に冷風で全体を整え、根元が乾いているか指で確かめる
ポイントは、タオルを2枚使うことです。1枚目で大まかに、2枚目で根元を中心に水気を取ると、ドライヤーの時間を短くしやすくなります。
ドライヤーの選び方や安全な使い方は抜け毛対策のドライヤーの使い方で詳しく紹介しています。長い髪の方は、吸込口に髪を近づけすぎないことにも気をつけてみてください。
時間がない日は「根元だけ」でもいい
朝が早い日や、疲れている夜もありますよね。そんな日は、毛先は後回しにして、根元だけは乾かしてから寝るようにしましょう。
「全部乾かすのは無理だけど、根元だけならやれる」という日を作っておくと、湿ったまま寝てしまう日が減ります。
夏と冬で変える乾かし方
汗をかく夏は、洗った後も首の後ろや襟足に湿り気が残りやすいですよね。長い髪で隠れる部分なので、最後に襟足を持ち上げて風を通しておきましょう。
冬は髪が乾きにくく、寒くて途中でやめたくなる季節です。脱衣所を暖めておく、タオルを替えて水気をしっかり取るなど、乾かし始める前の準備で時間を短くしてみてください。
寝る時と朝のからまりを減らす
長い髪は、寝ている間に枕とこすれて、毛先がからまりやすいですよね。朝、そのからまりを一気にとかすと、髪を強く引っぱってしまいます。
- 根元まで乾かしてから横になる
- 髪をゆるく1つにまとめるか、ゆるい三つ編みにする
- まとめる時は柔らかいシュシュを使う
- 濡れた髪のまま寝る
- きつく結んだまま寝る
- 朝にからまりを根元から一気にとかす
朝は、毛先から少しずつブラシを通し、だんだん上に向かってとかしていきましょう。からまりがほどけない時は、指で少しずつ分けるほうが髪にやさしいです。
枕カバーも見直してみる
枕カバーが汚れていると、頭皮に触れる面も気になりますよね。こまめに洗って清潔にしておくと、気持ちよく眠れます。
長い髪が首に巻きつくのが気になる方は、髪を体の横ではなく、枕の上のほうに流してから横になるやり方もあります。
育毛剤を使うなら、長い髪をかき分けて頭皮に
ロングヘアで育毛剤を使う時に困るのが、液が髪にばかり付いて、頭皮に届きにくいことです。毛量が多い方ほど、この悩みは大きいですよね。
外用剤の説明書には、髪の長い人は髪を押し広げて頭皮に付けるよう書かれている物もあります。分け目を少しずつずらしながら線を作り、そこに付けていくと、頭皮に届きやすくなります。
- パッケージで医薬部外品・医薬品・化粧品のどれかを見た
- 乾いた髪に使うか、タオルドライ後に使うかを説明書で確かめた
- 分け目を作る位置を、前・横・後ろで決めた
- 結ぶ日は、なじんで乾いてからまとめる
- 妊娠中・授乳中・治療中の方は、医師・薬剤師に相談した
育毛剤の区分ごとの違いは育毛剤とはどんな商品?で紹介しています。医薬部外品の育毛剤に表示できる効能は「育毛」「脱毛の予防」などの範囲で、使った人みんなに同じように表れるわけではありません。
カラーやパーマの日との間隔
長い髪はカラーやパーマをする方も多いですよね。育毛剤とカラーの間隔は、メーカーによって数日空けるよう案内している物もあれば、使った後によく乾かすよう案内している物もあります。
決まった日数があるわけではないので、手元の説明書と、カラー剤の説明書の両方を確かめてみてください。分からない時は、美容院で「育毛剤を使っている」と伝えて相談すると安心です。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見るロングヘアでよくある失敗と、皮膚科に相談したい時
良かれと思ってやっていることが、長い髪の負担になっていることもあります。よく見かける失敗をまとめてみました。
- 毎日同じ高い位置で、きつく結び続けている
- 濡れたまま髪を上にまとめ、乾く前に寝てしまう
- 朝、からまりを根元から一気にとかす
- ゴムを引き抜くようにほどく
- 抜けた毛の長さを見て、量が増えたと思い込む
一方で、セルフケアより先に皮膚科で相談したほうがいい時もあります。次のような様子がある時は、早めに受診してみてください。
| こんな様子があれば | 相談先 | 伝えるとよいこと |
|---|---|---|
| 丸く抜けている所がある | 皮膚科 | 気づいた時期と大きさの変化 |
| 生え際やこめかみが引っぱられて薄くなってきた | 皮膚科 | ふだんの髪型と結ぶ時間 |
| 短い間に、抜け毛が目に見えて増えた | 皮膚科 | 増えた時期と、その頃の生活の変化 |
| 頭皮の赤み・かゆみ・ふけが続く | 皮膚科 | 使っているシャンプーや整髪料 |
| 月経や体調の変化と合わせて気になる | 婦人科・皮膚科 | 周期と抜け毛のメモ |
引っぱる髪型が原因の抜け毛は、早いうちに髪型を変えることが大切だとされています。『もう少し様子を見よう』と先送りにせず、気づいた時に相談してみてください。
美容院で伝えておきたいこと
長い髪を整えてもらう時は、美容師さんに頭皮の様子を見てもらえる機会でもあります。自分では見えない後頭部や襟足も、気になる所があれば教えてもらえますよ。
例えば、こんなふうに伝えてみてください。
「毎日仕事で髪を結んでいて、生え際が引っぱられている気がするんです。負担の少ないまとめ方はありますか?」
髪型の提案だけでなく、ゴムの位置やピンの留め方のコツを教えてもらえることもあります。頭皮に赤みなどがあると言われた時は、皮膚科で相談してみましょう。
よくある質問
ロングヘアは短い髪より抜け毛が多いのですか?
長い毛は1本ごとの見た目の量が多いので、多く見えやすいです。量そのものは長さではなく、先週と比べて増えたかどうかで見てみてください。
毎日ポニーテールで仕事をしています。やめたほうがいいですか?
やめる必要はありませんが、結ぶ位置と強さを日替わりにして、同じ所を引き続けない工夫がおすすめです。生え際が薄くなってきたと感じたら、皮膚科で相談してください。
長い髪を乾かすのが面倒で、自然乾燥にしてしまいます。
湿った時間が長くなるので、根元だけでもドライヤーで乾かしてから寝るようにしましょう。タオルを2枚使うと、乾かす時間を短くしやすくなります。
ロングヘアの抜け毛対策に、髪を切ったほうがいいですか?
切ることで抜け毛が減るとは言えません。ただ、乾かす時間や結ぶ負担が減るので、ケアを続けやすくなる人もいます。
寝る時は髪を結んだほうがいいですか?
きつく結ぶより、ゆるく1つにまとめるか、ゆるい三つ編みにするのがおすすめです。からまりが減り、朝とかす時の引っぱりも少なくなります。
ロングヘアの抜け毛対策で、まず1つ変えるなら何ですか?
洗う前に乾いた状態でからまりをほどくことです。洗う時も乾かす時も引っぱる回数が減るので、ほかの工夫も続けやすくなります。
長い髪でも育毛剤は使えますか?
髪の長さで使えないということはありません。髪をかき分けて頭皮に付けるのがコツで、使う時の髪の状態は商品ごとの説明書で確かめてください。
まとめ
- ロングヘアは1本が長いので、抜け毛が多く見えやすい。先週との比較で見る
- 洗う時は頭皮と毛先を分け、毛先はこすらず泡を通すだけ
- 毎日まとめる人は、結ぶ位置と強さを曜日ごとに変える
- 乾かす時はタオル2枚で水気を取り、根元から先に乾かす
- 寝る時はゆるくまとめ、朝は毛先からほどく
- 丸い抜け毛、生え際の後退、急な増加、続く赤み・かゆみは皮膚科へ





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