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『どうせ使うなら、1番効果のある育毛剤を選びたい』と思うのは自然なことですよね。けれど、口コミやランキングを見ても、答えが人によってばらばらで困ってしまうはずです。
結論から言うと、1番効果のある育毛剤を外から決めることはできません。どの育毛剤も、使えば髪が増えると言い切れる物ではなく、感じ方には個人差があるからです。
そこでおすすめしたいのが、期間・写真・本数の3つで自分の記録を付けて判断する方法です。この記事では、始める前に決めておくルールから、記録の付け方、読み違えを防ぐコツまでお伝えします。
1番効果のある育毛剤は見つかる?先に結論
- だれにとっても1番効果のある育毛剤は決められない
- 自分に合うかどうかは、自分の記録で確かめるしかない
- 記録は「期間」「写真」「本数」の3つをそろえて付ける
- 判定のルールは、使い始める前に決めておく
3つの記録で、それぞれ何が分かるのかを先に見ておきましょう。
| 記録 | 分かること | 付ける頻度の目安 |
|---|---|---|
| 期間 | どれくらい続けたか、付け忘れはどれくらいか | 毎日(付けた日に印) |
| 写真 | 見た目の変化を同じ条件で比べられる | 2週間〜1か月に1回 |
| 本数 | 抜け毛の量の傾向 | 週に1〜2日だけ |
3つのうち1つだけだと、どうしても思い込みが入ります。例えば、写真だけだと光の加減で印象が変わり、本数だけだと季節の影響に気づきにくいんです。
区分や役割など、育毛剤の基本から知りたい方は育毛剤とはどんな商品かを先にどうぞ。
なぜ自分の記録でしか判断できないの?
『1番効果のある育毛剤くらい、どこかで比べてくれていないの?』と思いますよね。実は、外から決められない理由がいくつかあるんです。
医薬部外品の効能は、同じ範囲で表示されている
薬用育毛剤(医薬部外品)の効能・効果は、国の通知で表示できる範囲が決まっています。育毛、薄毛、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進といった言葉です。
そのため、効能の表示だけで「どれが一番効く」とは言えません。区分ごとに表示できることの違いは育毛剤は効果あるかでも紹介しています。
髪は伸びるのに時間がかかる
日本皮膚科学会によると、毛は1日に約0.4mm伸び、成長期・退行期・休止期をくり返しています。休止期は2〜3か月とされていて、髪が生え替わる流れはゆっくりです。
1〜2週間で「効いた」「効かない」を決めると、この流れを見落としてしまいます。だからこそ、期間を区切って記録する必要があるんです。
頭皮と暮らしは人によって違う
同じ育毛剤でも、頭皮の乾きやすさ、汗のかき方、睡眠や食事などの暮らし方で、感じ方は変わります。他の人の「効いた」は、その人の条件の中での話です。
自分の条件で確かめるには、自分の記録がいちばん頼りになります。
始める前に決めておく「判定のルール」
記録を付ける前に、「いつ、何を見て、どう判断するか」を先に決めておきましょう。後から決めると、その時の気分で結論がぶれてしまいます。
- 使う育毛剤を1本だけに決める(同時にほかの物を始めない)
- 外箱や公式の案内にある、継続の目安の期間を確かめる
- 振り返る日を、1か月後・3か月後・6か月後のようにカレンダーに書く
- 写真を撮る場所と、本数を数える曜日を決める
- 「続ける」「様子を見る」「相談する」の3つの判断の目安を書いておく
5番目の判断の目安は、例えば次のような形にしておくと迷いません。
| 振り返りの結果 | 判断の目安 |
|---|---|
| 付け忘れが少なく、頭皮のトラブルもない | 予定の期間まで続ける |
| 付け忘れが多かった | 期間を数え直し、付けるタイミングを変えて続ける |
| 写真や本数に気になる変化がない | 予定の期間まではルールどおり続け、その後に見直す |
| 頭皮に赤み・かゆみが出た | 使うのをやめて皮膚科か薬剤師に相談する |
| 抜け毛が急に増えた、円形に抜けた | 育毛剤の判断の前に皮膚科で相談する |
『こんなに細かく決めるの?』と驚いたかもしれません。でも、決めておくほど、後で迷う時間が減るんです。
同時にいくつも変えない
育毛剤を始めるのと同じ時期に、シャンプーや生活習慣も一気に変えたくなりますよね。ただ、いくつも同時に変えると、何が影響したのかが分からなくなります。
シャンプーを替えるなら、育毛剤を始める前か、ある程度記録がたまってからにしておきましょう。替えた日はカレンダーにメモしておくと、後で読み返す時に役立ちます。
判定のルールは紙に書いて貼っておく
決めたルールは、頭の中だけにしまわず、紙に書いて洗面台のそばに貼っておきましょう。目に入る所にあると、振り返りの日を思い出しやすくなります。
家族と暮らしている方は、ルールを一度見せておくのもおすすめです。「6か月はこのまま続けるつもり」と伝えておくと、途中で別の物をすすめられた時も落ち着いて考えられますよ。
期間の記録:いつ、何を見る?
期間の記録は、付けた日にカレンダーへ印を付けるだけで十分です。そのうえで、振り返りの日ごとに見るポイントを変えていきます。
| 時期 | 見るポイント | まだ判断しないこと |
|---|---|---|
| 1か月後 | 付け忘れの日数、頭皮の赤みやかゆみ、使い心地 | 髪の量の変化 |
| 3か月後 | 写真の並び、本数の傾向、続けやすさ | 最終的な合う・合わない |
| 6か月後 | 写真と本数をまとめて見て、続けるか見直すか | ほかの人の結果との比べっこ |
1か月目は、髪よりも「続けられたか」と「頭皮に合うか」を見る時期です。ここで頭皮に問題がなければ、次の振り返りまで同じ使い方で続けてみてください。
公式の継続の目安を確かめる
育毛剤によっては、メーカーが継続の目安を案内していることがあります。例えば加美乃素本舗は、加美乃素Aの注意書きで「概ね6ヶ月間をめやすに毎日根気よくご継続の上、効果をお確かめください」と書いています。
目安の書き方は商品ごとに違うので、自分の育毛剤の外箱や公式ページで確かめておきましょう。いつ頃から変化を見ればいいかは育毛剤はいつから効果が出るかでも紹介しています。
付け忘れた日は正直に記録する
付け忘れた日に印を付けないのは、少し気が引けるかもしれません。でも、ここをごまかすと、後で「続けたのに変わらなかった」と読み違えてしまいます。
付け忘れが多い時期は、付けるタイミングが生活に合っていないサインです。夜のドライヤーの後など、毎日欠かさずする行動とつなげてみてください。
写真の記録:条件をそろえる
写真は、見た目の変化を比べるのにいちばん分かりやすい記録です。ただし、条件がそろっていないと、光や髪の状態で見え方が大きく変わります。
| そろえる条件 | 決め方の例 | ずれると起きること |
|---|---|---|
| 場所 | いつも同じ洗面台の前 | 照明の色で頭皮の見え方が変わる |
| 光 | 天井の照明だけ、窓の光は入れない | 日によって明るさが違う |
| 髪の状態 | 洗って乾かした後、整髪料なし | 束感で地肌の見え方が変わる |
| 距離と角度 | 頭から腕1本分、真上から | 近いほど薄く見えやすい |
| 撮る人 | 家族に頼むか、スマホを台に固定 | 毎回の角度がずれる |
『自分で頭のてっぺんを撮るのは難しい』という方も多いですよね。家族に頼める時は、「いつもと同じ位置から撮って」と1回目の写真を見せてお願いすると、角度がそろいやすくなります。
写真は見返す日を決めておく
写真を撮るたびに前の写真と見比べると、小さな違いが気になって落ち着かなくなりがちです。見返すのは、判定のルールで決めた振り返りの日だけにしておきましょう。
撮る日と見返す日を分けるだけで、気持ちがずいぶん楽になります。撮った写真はフォルダにしまっておき、振り返りの日にまとめて開いてみてください。
気になる場所ごとの撮り方
気になる場所によって、撮り方のコツが少し違います。
- 生え際:前髪を上げて、正面と左右の斜めから撮る
- つむじ:真上から撮り、つむじが写真の真ん中に来るようにする
- 分け目:いつもの分け目で、真上から少し前寄りに撮る
- 全体:同じ髪型のまま、正面・横・後ろの3枚を撮る
写真はフォルダを1つ作って、日付をファイル名に入れておくと見返しやすくなります。並べて見る時は、1枚ずつではなく、1か月目と3か月目を横に並べて比べてみてください。
髪型や長さを変えた時は
髪を切ったり、分け目を変えたりすると、写真の見え方は大きく変わります。変えた日はカレンダーにメモして、その次の写真から「新しい1枚目」として比べ直しましょう。
髪が長い時期と短い時期の写真を比べると、地肌の見え方が違うのは当たり前なんです。比べるのは、同じ長さ・同じ髪型の写真どうしにしておくと読み違えが減ります。
本数の記録:抜け毛の数え方
抜け毛の本数は、気になり始めると毎日数えたくなりますよね。ただ、毎日数えると気持ちが疲れてしまうので、曜日を決めて数えるのがおすすめです。
日本皮膚科学会は、1日に抜ける毛は、個人差や季節差、ヘアケアの仕方にもよりますが、おおよそ100本程度までといわれていると説明しています。全部を数えるのは難しいので、数える場所を決めて傾向だけを見ましょう。
- 数える曜日を週に1〜2日決める
- その日のシャンプーの時に、排水口にネットを付けて抜け毛を集める
- 集めた毛を白いティッシュの上に広げて、おおよその本数を数える
- 朝の枕やブラシに付いた毛も、同じ日だけ数える
- 本数と、その日の体調や季節のメモをカレンダーに書く
数えた本数は、1回ごとではなく、1か月の平均で見るのがコツです。1日だけ多かった、少なかったで判断すると、記録に振り回されてしまいます。
1日分のメモはこれだけでいい
数えた日のメモは、長く書く必要はありません。例えば、こんな1行で十分です。
「○月○日(日)シャンプー時おおよそ○本・枕○本/寝不足ぎみ/前日にカラー」
本数のほかに、睡眠や体調、髪に何かをした日のひと言を添えておくのがポイントです。後で平均が動いた時に、その理由を探しやすくなります。
季節や出来事で本数は動く
抜け毛の量は、季節や体調、ヘアカラーやパーマをした日などでも動きます。そうした日は、カレンダーにひと言メモを添えておきましょう。
使い始めに抜け毛が増えたように感じる時の考え方は、育毛剤で初期脱毛は起こるかで紹介しています。
抜け毛が急に増えた、円形に抜けた所がある、頭皮に強いかゆみや赤みがある時は、記録を続けるより先に皮膚科で相談しておきましょう。
記録の読み違えと、その防ぎ方
記録を付けていても、読み方を間違えると判断がずれてしまいます。よくある読み違えをまとめておきますね。
| よくある読み違え | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 照明の違う写真を比べる | 薄く見えたり濃く見えたりする | 写真の条件の表どおりに撮る |
| 1日の本数で判断する | たまたまの多さで不安になる | 1か月の平均で見る |
| 途中でシャンプーも替える | 何の影響か分からなくなる | 替えた日をメモする |
| 付け忘れを記録しない | 続けたつもりで読み違える | 付けなかった日も記録する |
| 早い時期に結論を出す | 判断が早すぎて見落とす | 振り返りの日を先に決める |
| 他の人の記録と比べる | 条件が違うのに落ち込む | 比べるのは過去の自分だけにする |
『こんなに気を付けないといけないの?』と思うかもしれません。でも、全部を完璧にしなくても大丈夫です。写真の場所と本数を数える曜日をそろえるだけでも、記録の頼りになり方はぐっと変わりますよ。
記録が気持ちの負担になってきたら
毎回の写真や本数を見るたびに落ち込んでしまう、という方もいるはずです。そんな時は、記録の回数を減らしてかまいません。
例えば、写真は1か月に1回、本数は月に2日だけ、と決め直してみてください。記録は自分を安心させるための道具なので、つらくなるほど付ける必要はないんです。
発毛剤の記録で見る項目
発毛剤(ミノキシジル配合の第1類医薬品)の添付文書には、使い続けた後に見る項目として、脱毛状態の程度、生毛・軟毛の発生、硬毛の発生、抜け毛の程度の4つが挙げられているものがあります。発毛剤は医薬品なので、使うかどうかは薬剤師に相談したうえで決めましょう。
育毛剤の記録でも、この4つの考え方は参考になります。「全体の見た目」「細く短い毛」「しっかりした毛」「抜け毛」の4つに分けて、メモ欄を作ってみてください。
記録を次の選び方と相談に生かす
予定の期間まで続けたら、記録をまとめて振り返ります。続けるか、見直すかを決める時に、記録は大きな味方になります。
- 付け忘れの日数は、全体のどれくらいだったか
- 写真を並べて、条件をそろえた上で見え方に違いがあるか
- 本数の1か月平均は、季節のメモと合わせてどう動いたか
- 頭皮の赤みやかゆみは出なかったか
- 使い心地や付けるタイミングに不満はなかったか
見直すと決めた時は、記録の中で不満が多かった項目を、次の1本で重視する項目にします。自分で選び直す時の採点表は1番いい育毛剤を選ぶ採点表で紹介しています。
効果が出ないと感じた時に見直すことは、育毛剤の効果が出ない時はどうすればいいかも参考にしてみてください。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る続けると決めた時は
振り返りで続けると決めたら、次の振り返りの日をまたカレンダーに書いておきましょう。同じ条件のまま記録を重ねるほど、変化の有無が読み取りやすくなります。
定期で買っている方は、このタイミングで休止・解約の連絡期限も見直しておくと安心です。最終確認画面で読んだ条件と、今の契約の内容が同じかを確かめておきましょう。
相談の時に記録を持って行く
皮膚科や薬局で相談する時は、写真と本数の記録を持って行くと話が早く進みます。例えば、こんなふうに伝えられますよ。
「この育毛剤を夜1回、4か月使っています。写真はこの2枚で、抜け毛の数はこのメモのとおりです」
「頭皮が少しかゆい日があって、それもカレンダーに書いてあります」
口で説明するより、ずっと伝わりやすいですよね。使っていた育毛剤の外箱も一緒に持って行くと、区分や成分を見てもらえます。
よくある質問
1番効果のある育毛剤を教えてもらえませんか?
だれにとっても1番効果のある育毛剤は決められません。どの育毛剤も効き方に個人差があるので、自分の記録で合うかどうかを確かめるのがおすすめです。
記録はどれくらいの期間付ければいいですか?
使う育毛剤の外箱や公式に継続の目安があれば、その期間を基準にしてください。目安がない時は、1か月後・3か月後・6か月後に振り返る日を決めておくと判断しやすくなります。
抜け毛の数は毎日数える必要がありますか?
毎日でなくて大丈夫です。週に1〜2日、同じ方法で数えて、1か月の平均で傾向を見るほうが、気持ちも楽で読み違えも減ります。
写真で薄く見えた日があって不安です。
照明や髪の状態でも見え方は変わります。撮る場所・光・髪の状態・角度をそろえて、1か月以上離れた写真どうしを比べてみてください。
記録の途中で育毛剤を替えたくなったら?
替えてもかまいませんが、替えた日をカレンダーに書いて、そこから記録を数え直しましょう。頭皮に赤みやかゆみが出た時は、替える前に皮膚科か薬剤師に相談してください。
記録を見ても変化が分からない時は?
予定の期間まで続けたうえで見直すか、記録を持って皮膚科や薬剤師に相談してみてください。急に抜け毛が増えた時は、期間を待たずに皮膚科で相談しましょう。
まとめ
- 1番効果のある育毛剤は外から決められず、自分の記録で確かめる
- 記録は期間・写真・本数の3つをそろえ、判定のルールは始める前に決める
- 写真は場所・光・髪の状態・角度をそろえ、本数は曜日を決めて1か月の平均で見る
- 同時にいくつも変えず、付け忘れや季節の出来事もメモしておく
- 記録は次の1本選びと、皮膚科・薬局での相談に生かせる





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