パーマではげる心配の対策は?頭皮の負担を減らす頼み方と施術後のケア

美容室の椅子とロッド、くし、白いタオルが並ぶイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

髪をふんわりさせたくてパーマを考えているけれど、『パーマではげるって聞いたことがある』『頭皮に悪いんじゃないかな』と迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、パーマをかけたからといって薄毛になる、と決めつける必要はありません。ただ、パーマ液は頭皮にとって刺激になることがあるので、施術前の確認と、美容師への伝え方、施術後の過ごし方で負担を減らすのが対策の中心です。

この記事では、施術前のチェック表と美容師に伝えたいこと、施術後数日のケア、相談の目安が分かります。

目次

パーマではげるのが心配な時は?先に答え

『パーマで髪が抜けたらどうしよう』と思うと、予約の手が止まりますよね。まずは答えを短くまとめます。

先に答え
  • パーマで薄毛になると決めつけず、頭皮のかぶれや髪の傷みを防ぐことを考える
  • 頭皮に赤み・湿疹・傷がある時は、パーマを見送る
  • 以前にパーマ液やヘアカラーでかぶれたことがあるなら、予約の時点で伝える
  • 美容師には、頭皮に薬剤がなるべく付かないようにしてほしいと相談する
  • 施術後にかゆみ・痛み・かぶれが出た時は、早めに皮膚科へ

薄毛対策としてパーマをどう生かすかは、薄毛対策にパーマはあり?でまとめています。ここでは「はげるのが心配」という不安に絞ってお話ししますね。

パーマ液は医薬部外品

美容院で使う頭髪用のパーマ液は、医薬部外品の「パーマネント・ウェーブ用剤」です。認められている効能は、髪にウェーブをつけて保つことと、くせ毛やちぢれ毛をまっすぐにして保つことです。

パーマネント・ウェーブ用剤は、使い方や取り扱いの注意を特に呼びかける必要のある医薬部外品にも挙げられています。だからこそ、プロの美容師が扱う意味があるんですね。

「パーマではげる」と心配になる理由を分けて考える

ひと言で「はげる」と言っても、心配の中身は人によって違います。何が気になっているのかを分けると、対策も見えてきます。

心配していること起きうること見直したいこと
頭皮がかぶれて、髪に影響しないかパーマ液が頭皮に触れて、赤み・かゆみが出ることがある頭皮の状態、以前のかぶれ、薬剤を頭皮に付けない配慮
髪が切れてボリュームが減らないか薬剤や熱で髪が傷むと、切れたり広がったりすることがある施術の間隔、ダメージの状態を美容師と相談
ロッドで引っぱられて抜けないか強く引っぱる髪型は髪に負担がかかる巻き方や強さを相談する
施術後に抜け毛が増えた気がするシャンプー中に抜けかわる毛が目に入りやすくなる記録をつけ、急に増えた時は相談

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、髪の毛が抜けなくなる特別な予防法はないとしたうえで、髪に負担のかかる髪型や、極端に頻繁なカラーリングは避けるようすすめています。パーマも、頭皮と髪の状態を見ながら無理のない間隔で楽しむのがよさそうですね。

ヘアカラーと同じ日にする時

パーマとヘアカラーを同じ日にまとめたい、という方もいますよね。時間の節約にはなりますが、頭皮に触れる薬剤が増えることになります。

頭皮が敏感な方や、以前どちらかでかぶれたことがある方は、同じ日にするか日を分けるかを美容師と相談してみてください。

髪は毎日抜けかわっている

同じQ&Aでは、1日に抜ける毛はおおよそ100本程度までといわれていて、個人差や季節、ヘアケアのしかたでも変わるとされています。

施術の後はいつもより髪をじっくり見るので、抜けた毛が目に入りやすくなります。1回のシャンプーで見えた量だけで判断しないことが大切です。

施術前のチェック表

パーマの予約を入れる前に、自分の頭皮と髪の状態をひと通り見ておきましょう。当てはまる項目があれば、予約の時か、カウンセリングで伝えるのがおすすめです。

チェックする所当てはまる時はどうする?
頭皮に赤み・湿疹・かき傷・できものがある落ち着くまでパーマを見送る
以前にパーマ液やヘアカラーでかぶれた予約の時に伝える、皮膚科で相談しておく
日焼けして頭皮がヒリヒリする落ち着いてから予約する
最近ヘアカラーやブリーチをした間隔を美容師に相談する
頭皮のかゆみやふけが続いている先に皮膚科で相談する
育毛剤や発毛剤を使っている商品名を伝え、商品の案内を確かめておく
妊娠中・授乳中・持病で治療中先に医師に相談する

『少しかゆいけど、予約しちゃったし…』と思うこともありますよね。頭皮の調子が悪い日は、予約を変える勇気も大切です。

予約の前日までに確かめたいこと
  • 合わせ鏡かスマホで、頭頂部や生え際の頭皮を見た
  • 以前かぶれた商品の名前や成分の写真を用意した
  • 使っている育毛剤の説明書で、パーマについての案内を読んだ
  • 施術の前日に、ヘアカラーや強い頭皮ケアを予定していない

育毛剤を使っている時の確かめ方

育毛剤を使っている方は、商品ごとにパーマの前後の扱いが違うことがあります。例えば、ミノキシジルを配合した発毛剤のリアップのQ&Aでは、ヘアカラーやパーマは髪や頭皮を洗って薬を洗い流してから、と案内しています。

施術の前後に育毛剤をどう使うかは、パーマをかけても育毛剤は使える?でメーカーごとの案内を紹介しています。

予約やカウンセリングで美容師に伝えること

『こんなことを言ったら面倒な客だと思われるかも』と遠慮する方もいます。でも、頭皮のことを伝えてもらえるのは、美容師にとっても助かる情報なんです。

伝えることなぜ伝えるの?
以前にかぶれたことがある薬剤使う薬剤や方法を考えてもらえる
今の頭皮の状態(かゆみ・乾燥など)その日に施術するか判断してもらえる
頭皮に薬剤をなるべく付けないでほしい塗り方や保護の方法を工夫してもらえる
パッチテストができるか知りたい必要な時に事前に試せるか確かめられる
抜け毛や薄毛が気になっている巻き方やかかり具合を相談できる
使っている育毛剤・発毛剤施術前後の過ごし方を一緒に考えられる

伝え方は、例えばこんな感じで十分です。

「前にパーマの後で頭皮がかゆくなったことがあるので、薬剤がなるべく頭皮に付かないようにしてもらえますか」

「抜け毛が気になっているので、根元を強く引っぱらない巻き方にできますか」

初めてのお店で伝える時

通い慣れたお店なら伝わっていることも、初めてのお店では一から伝える必要があります。予約サイトの要望欄やカウンセリングシートに、ひと言書いておくと安心です。

「頭皮が敏感で、以前パーマの後にかゆくなりました」と書いておくだけでも、当日のカウンセリングがスムーズになりますよ。

パッチテストを頼みたい時

パッチテストは、薬剤が肌に合うかを事前に確かめる方法です。ヘアカラーの業界の注意表示では、染める前の皮膚アレルギー試験(パッチテスト)が案内されています。

パーマでも心配な時は、予約の時に「パッチテストはできますか」と聞いてみてください。対応はお店によって違うので、施術の日より前に確かめておくと安心です。

自分で育毛剤などを試す時のやり方は、育毛剤のパッチテストのやり方は?で紹介しています。

施術当日に気をつけたいこと

当日は、頭皮をなるべく落ち着いた状態で美容院に向かうのがポイントです。

当日の流れの例
  1. 朝、頭皮を強くこすって洗わない(爪を立てない)
  2. 育毛剤を使っている時は、商品の案内に合わせて付けるかどうか決める
  3. カウンセリングで、頭皮の状態とかぶれた経験をもう一度伝える
  4. 施術中にしみる・ヒリヒリする時は、我慢せずにすぐ伝える
  5. 帰る前に、シャンプーや乾かし方など当日からの過ごし方を聞いておく

『少ししみるけど、言いにくいな』と思っても、その場で伝えてください。「ここが少しヒリヒリします」とひと言言うだけで、すぐに対応してもらえます。

しみた時に伝えたいこと

伝える時は、場所とどんな感じかを言うと分かりやすくなります。「右の耳の上がチクチクします」「生え際が熱い感じがします」のように伝えてみてください。

施術が長くなる時の過ごし方

パーマは薬剤を置く時間もあり、施術が長くなることがあります。途中で頭皮がかゆくなっても、自分で掻かずに美容師に伝えてください。

施術の前にお手洗いを済ませ、水分もとっておくと、途中で落ち着かなくなることが減りますよ。

施術後数日の過ごし方

パーマの後の数日は、頭皮と髪の両方をいたわりたい時期です。日ごとにやることを表にまとめました。

時期頭皮のためにすること髪のためにすること
当日赤みやかゆみがないか鏡で見る美容師に聞いたシャンプーのタイミングを守る
翌日指の腹でやさしく洗い、よくすすぐタオルで押さえるように水気をとる
2〜3日目かゆみが出ていないか確かめるドライヤーで根元から乾かす
1週間ほど頭皮の調子を見ながら、いつもの頭皮ケアに戻す引っぱるブラッシングを控える

シャンプーのタイミングや使ってよいスタイリング剤は、パーマの種類によって違うことがあります。美容師に聞いた案内を優先してくださいね。

寝る時・帽子をかぶる時

髪が乾ききらないまま寝ると、頭皮が蒸れやすくなります。寝る前は根元までしっかり乾かしてから布団に入りましょう。

施術後の数日は、きつい帽子やヘルメットで長時間頭を締めつけるのも控えめにしておくと、頭皮が楽ですよ。汗をかいた日は、やさしく洗って乾かしてあげてください。

育毛剤を再開する時

施術の後に育毛剤を再開する時は、頭皮に赤み・かゆみがないことを確かめてからにしましょう。商品によってはパーマ当日でも使えると案内しているものもありますが、心配な時は美容師や専門医に相談するよう添えられています。

育毛剤とはどんな商品かは、育毛剤とはどんな商品?で紹介しています。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

異常が出た時・抜け毛が気になる時の相談の目安

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、化粧品が皮膚に触れて起こる炎症を「化粧品皮膚炎」と呼び、コールドパーマ液などの医薬部外品も含めて説明しています。施術の後に頭皮の様子が変わった時は、早めに動くのが安心です。

早めに皮膚科へ行きたいサイン
  • 頭皮のかゆみ・痛み・赤みが続く
  • ブツブツや水ぶくれ、じゅくじゅくした所がある
  • 顔や首まで赤みが広がってきた
  • 抜け毛が急に増えた、まとまって抜ける
  • 円形に抜けた所がある

相談する時は、次のことをメモしておくと話が伝わりやすくなります。

メモすること例
施術した日とお店いつ、どんな施術をしたか
使われた薬剤分かれば美容院に名前を聞いておく
症状が出た時期施術の当日・翌日・数日後 など
症状の写真赤みや範囲が分かるもの
以前のかぶれパーマ液・ヘアカラー・化粧品 など

『美容院に連絡したら気まずいかな』と迷うかもしれません。でも、施術したお店に状況を伝えると、使った薬剤の名前を教えてもらえることもあります。

美容院に連絡する時の伝え方

施術したお店に連絡する時は、責める言い方にせず、事実を伝えるだけで十分です。例えばこんな言い方があります。

「昨日パーマをかけていただいたのですが、今朝から頭皮がかゆくて赤くなっています。皮膚科に行く時のために、使った薬剤の名前を教えてもらえますか」

お店側も、次の施術で薬剤や方法を変える参考になります。遠慮せずに伝えてみてください。

抜け毛の不安が続く時は

施術から時間がたっても抜け毛の不安が消えない時は、パーマのせいと決めつけずに皮膚科で相談してみてください。抜け毛の原因は1つではなく、医師に頭皮を見てもらうことが近道になります。

抜け毛が気になった時の考え方は、抜け毛が増えた時、育毛剤でどう対処する?でもまとめています。

次のパーマまでの間隔と頭皮の休ませ方

パーマを繰り返す時は、次の施術までの間隔も頭皮と髪のための大事な対策です。

間隔を決める時の考え方
  • 頭皮に赤みやかゆみが残っている間は、次の施術を入れない
  • ヘアカラーと続けて予定する時は、間隔を美容師と相談する
  • 髪の傷みが気になる時は、根元だけのかけ直しなど方法を相談する
  • 頭皮の調子が悪い時期は、パーマ以外の見え方の工夫を試す

ふんわり見せたい時は、乾かし方や分け目を変えるだけでも印象が変わることがあります。頭皮を休ませたい時期は、こうした工夫を組み合わせてみてください。

パーマ以外で、ふんわり見せる工夫

頭皮を休ませたい時期に試せる工夫を表にしました。

気になる所試せる工夫
頭頂部のペタンと感根元を立ち上げるように乾かす
分け目が目立つ分け目の位置をときどき変える
全体のボリューム美容師に髪の量や長さのバランスを相談する
前髪のぺたつき前髪から先に乾かす

どれもすぐにできることばかりです。パーマとうまく組み合わせて、頭皮の調子に合わせて選んでみてください。

よくある質問

パーマをかけるとはげますか?

パーマをかけたから薄毛になる、と決めつける必要はありません。ただ、パーマ液で頭皮がかぶれることはあるので、頭皮の状態を確かめ、薬剤がなるべく頭皮に付かないよう美容師と相談しておくと安心です。

頭皮が少しかゆいのですが、パーマをかけてもいいですか?

頭皮に赤み・湿疹・傷がある時は見送るのがおすすめです。かゆみが続く時は、先に皮膚科で相談してから予約を考えてみてください。

パーマの後に抜け毛が増えた気がします。

施術の後は髪をよく見るので、抜けかわる毛が目に入りやすくなります。数日分を記録して、急に増えた・まとまって抜ける・円形に抜けた所がある時は皮膚科で相談してください。

育毛剤を使っている時にパーマをかけても平気ですか?

商品によって施術前後の案内が違います。使っている商品の説明書や公式のQ&Aを確かめ、美容師にも使っていることを伝えておきましょう。

家でセルフパーマをしても大丈夫ですか?

頭髪用のパーマ液は医薬部外品で、取り扱いの注意を特に呼びかける必要のある種類にも挙げられています。頭皮への付き方が心配な方は、美容院で相談しながらかけるのがおすすめです。

パーマの後、いつから頭皮マッサージをしていいですか?

パーマをかけた直後の頭皮は、いつもより敏感なこともあります。赤みやかゆみがないことを確かめてから、指の腹でやさしく始めてください。美容師に案内があればそちらを優先しましょう。

女性でも同じように気をつければいいですか?

考え方は同じです。妊娠中・授乳中・産後の方や、持病で治療中の方は、施術の前に医師に相談しておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • パーマで薄毛になると決めつけず、頭皮のかぶれや髪の傷みを防ぐことを考える
  • 頭皮に赤み・湿疹・傷がある時は施術を見送る
  • 以前のかぶれ、頭皮に薬剤を付けない配慮、パッチテストの可否を美容師に伝える
  • 施術後数日は頭皮の様子を見て、やさしく洗い、根元から乾かす
  • かゆみ・痛み・かぶれが出た時や、急に抜け毛が増えた時は皮膚科へ
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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