コスプレウィッグの抜け毛対策は?とかし方・洗い方と保管の手順

スタンドに乗せたウィッグの毛先をブラシでとかす手元のイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

イベントの後、コスプレウィッグをとかしたら、ブラシに毛がごっそり。『もうダメになったのかな』と不安になりますよね。

結論から言うと、コスプレウィッグの抜け毛対策は「毛先から少しずつとかす」「こすらずに押し洗いする」「完全に乾かしてから形を保って保管する」の3つが基本です。根元から一気にとかすクセを直すだけでも、毛の傷み方は変わってきます。

この記事では、ウィッグメーカーの案内をもとに、とかし方・洗い方・乾かし方・保管の手順を順番に紹介しますね。

目次

コスプレウィッグの抜け毛対策は?先に要点

『次のイベントまでに何とかしたい』という方のために、先に要点をまとめておきます。

ウィッグを長持ちさせる基本
  • とかす時は毛先から始めて、少しずつ根元へ上がっていく
  • 洗う前に、ブラッシングでからまりとほこりを落としておく
  • 洗う時はこすらず、押し洗いにする
  • 乾かす時はタオルで押さえ、スタンドで自然乾燥か冷風で
  • 完全に乾いてから、ネットや紙で形を保って保管する
タイミングしておきたいことやりがちな失敗
着ける前毛先から軽くとかして整えるからまったまま着ける
着けている間襟や小物とこすれる所に気を配る毛先を指で何度もいじる
外した後からまりをほどき、スタンドへ丸めてバッグに押し込む
汚れが気になった時製品の説明に沿って押し洗いごしごしこすって洗う
次に使うまで乾いた状態で形を保って保管湿ったまま箱にしまう

ここで扱うのは、ウィッグ自体の毛が抜ける・からまる時のお手入れです。ウィッグを着けている時の地毛や頭皮のケアは、ウィッグを使いながらの抜け毛対策と頭皮の守り方で紹介しています。

お手入れの話で出てくる言葉

ウィッグのお手入れの説明には、ふだん聞きなれない言葉も出てきますよね。この記事で使う言葉を先にまとめておきます。

言葉意味
人工頭皮分け目やつむじに見える、地肌のような部分
ネット毛が植えつけられている、内側の網の部分
耐熱ある温度までなら、アイロンやドライヤーを使えるという表示
逆毛毛を根元に向けてとかし、ボリュームを出すセットの方法
ケアミストウィッグ用の、とかしやすくするためのスプレー

ウィッグの毛が抜けたり

、からまったりするのはどんな時?

ウィッグは、人工の頭皮やネットに毛を植えたり縫いつけたりして作られています。その毛がこすれたり、引っぱられたりすると、からまりや抜けが起きやすくなるんです。

コスプレ用のウィッグは、長さのある物や、毛量の多い物、セットで逆毛を立てた物も多いですよね。そのぶん、ふだん使いのウィッグよりからまりやすい場面が増えます。

よくある場面起きやすいこと見直したいこと
根元から一気にとかす毛が引っぱられて抜ける毛先から少しずつとかす
撮影やイベントで長時間着ける衣装の襟や小物とこすれる休憩中に毛先を整える
からまったまま洗う水の中でからまりが固まる洗う前にほどいておく
濡れたままブラシでとかす毛が伸びたり傷んだりしやすい乾いてから毛先からとかす
湿ったまま保管するにおいやクセの原因完全に乾かしてからしまう

抜けた毛の量で、すぐに判断しない

ブラッシングで数本の毛が出てくるのは、からまっていた毛が取れたことも多いものです。『抜けた、どうしよう』と慌てる前に、まず毛の根元の部分がスカスカになっていないかを見てみてください。

地肌部分(人工の頭皮やネット)が透けて見えるほど毛が減っている時は、ブラッシングの仕方や使い方を見直すサインです。

抜けた毛を白い紙の上に集めてみると、毛先だけが切れているのか、根元から抜けているのかが見分けやすくなります。

長さや毛量があるウィッグは特に注意

ロングのウィッグや、毛量の多いウィッグは、毛同士がこすれる面が広いぶん、からまりやすくなります。

外した後にそのままにしておくと、次に使う時にほどくのが大変になりますよ。使った日のうちに毛先だけでもほどいておくと、後が楽です。

とかし方の基本は「毛先から少しずつ」

ここが大事なところです。ウィッグメーカーのアクアドールは、毛先からブラッシングし始めるのがコツで、からまりが取れていないのに根元から毛先へとかすと、かえってウィッグを傷めてしまうと案内しています。

からまったウィッグのとかし方
  1. ウィッグをスタンドに乗せるか、手で根元をしっかり押さえる
  2. 毛束を少しだけ手に取り、毛先の数センチだけをとかす
  3. 毛先がほどけたら、とかし始める位置を少しずつ上げていく
  4. 最後に根元から毛先まで、やさしくとかして整える
  5. 次の毛束に移り、同じように毛先からとかしていく

根元を手で押さえながらとかすと、ブラシの力が植えてある所に伝わりにくくなります。小さな毛束に分けるほど、引っぱる力も小さくて済みますよ。

ブラシやコームはどれを使う?

ウィッグのとかし方は、使う道具でも変わります。手持ちの道具を見ながら、使い分けてみてください。

とかす道具使いどころ注意点
目の粗いウィッグ用のブラシふだんのブラッシング・からまりほどき毛先から少しずつ
目の粗いコーム長い毛先のほどき引っかかったら無理に通さない
目の細かいコームセット前の仕上げからまりが残っている時は使わない
指大きなからまりを最初にほどく引っぱらずに毛を左右に分ける

アクアドールは、ウィッグ用のケアミストを併用するとクシ通りが良くなるとも案内しています。使う時は、製品の使い方を確かめてからにしましょう。

どうしてもほどけない大きなからまりは

毛先が玉のように固まってしまうと、ブラシが全く通らないこともありますよね。そんな時は、ブラシを入れる前に、指で毛を1本ずつ左右に引き離すようにしてゆるめてみてください。

ゆるんできたら、目の粗いコームで毛先だけをとかします。それでもほどけない時は、無理に引っぱらず、買ったお店やメーカーに相談してみるのが安心です。

逆毛を立てたウィッグは

キャラクターに合わせて逆毛を立てたウィッグは、ふだんより毛が引っかかりやすい状態です。セットを崩してリセットしたい時は、指で毛束を分けてから、毛先からゆっくりほどいていきましょう。

『せっかく作った形を崩したくない』という時は、全体をとかさず、表面の乱れだけを整える方法もあります。

イベントや撮影の日、着けている間にできること

ウィッグの傷みは、お手入れの時だけでなく、着けている間にも進みます。長い時間着けるイベントの日こそ、ちょっとした気配りが効いてきますよ。

当日の持ち物と気配り
  • 目の粗いブラシかコームを1本持って行く
  • 休憩のたびに、毛先のからまりだけ指でほどいておく
  • 衣装の襟や肩の飾りに、毛先が引っかかっていないか見る
  • リュックやバッグのベルトの下に、毛を挟んだままにしない
  • 帰りはネットをかぶせて、ケースに入れて持ち帰る

ロングのウィッグは、座った時に背もたれと体の間に毛先を挟みやすいんです。座る前に毛先を前に流しておくだけでも、からまりが減ります。

雨や汗で濡れてしまったら

屋外の撮影で雨に当たったり、汗で湿ったりする日もありますよね。そんな時は、その場でごしごし拭かず、タオルで押さえて水気を取るだけにしておきましょう。

帰ったらスタンドに乗せて、しっかり乾かしてからとかしてください。湿ったままケースにしまうと、においやクセの原因になります。

洗う頻度と、洗い方の手順

『ウィッグって、どのくらいで洗えばいいの?』と迷いますよね。ウィッグメーカーのカプリス・ウィッグは、洗い過ぎは傷みの原因になるとしています。

汗をたくさんかいた日や、においや汚れが気になった時に洗う、と考えておくと、洗い過ぎを防げます。どのくらいの間隔で洗うかの目安は、製品の説明書やメーカーの案内を確かめてみてください。

ウィッグの押し洗いの流れ
  1. 洗う前に、毛先からブラッシングしてからまりとほこりを落とす
  2. 洗面器やたらいに水をためて、シャンプーを溶かす
  3. ウィッグを沈め、こすらずに押すように洗う
  4. きれいな水に替えて、同じように押しながらすすぐ
  5. 製品の案内に沿ってコンディショナーを使い、軽くすすぐ
  6. 乾いたタオルで包み、押さえるようにして水気をとる

アクアドールの洗い方の案内では、毛先からブラッシングしてほこりを落とし、こすらないように押し洗いする流れが紹介されています。カプリス・ウィッグも、シャンプーを溶かした水で押し洗いし、ブラシでとかしながら洗うことはできないとしています。

水かぬるま湯か、は製品の案内に従う

洗う時の水の温度は、メーカーによって案内が違います。カプリス・ウィッグの耐熱ウィッグはお湯を使わないとされ、アクアドールは水かぬるま湯と案内しています。

自分のウィッグがどちらに当たるかは、買った時の説明書や、メーカーの案内ページで確かめておきましょう。

においが気になる時は

汗をかいた日のウィッグは、においが気になることもありますよね。アクアドールの保管の案内では、においが気になる場合は保管前にデオドラントスプレーを使う方法が紹介されています。

使う時は、ウィッグに使えるかを製品の表示で確かめてからにしましょう。においが洗っても取れない時は、次の「買い替えのサイン」も見てみてください。

洗う前のチェック
  • 製品の説明書で、洗えるかどうかと水の温度を確かめた
  • からまりを毛先からほどいてある
  • ピンやクリップ、飾りなど外せる物は外した
  • ウィッグ用など、使えるシャンプーを用意した
  • 干すためのスタンドとタオルを用意した

乾かし方とアイロンの扱い

洗った後の扱いで、ウィッグの寿命は大きく変わります。濡れたままの毛は、こすれやからまりに弱い状態なんです。

アクアドールは、乾いたタオルで包んで水分をとり、スタンドにかけて自然乾燥かドライヤーの冷風で乾かすよう案内しています。カプリス・ウィッグも、タオルで軽く水気を取って自然乾燥にするとしています。

乾かし方向いている場面気をつけたいこと
スタンドで自然乾燥時間に余裕がある時直射日光の当たらない所で
ドライヤーの冷風早めに乾かしたい時熱い風を近くから当てない
タオルで押さえる乾かす前の水気取りこすらない・ねじらない
平らな所に置くスタンドが無い時毛先が下でつぶれないように

アイロンやドライヤーの熱は表示を見てから

耐熱と書かれたウィッグでも、使える温度には上限があります。カプリス・ウィッグは、ドライヤーやアイロンは使えるものの、かけ過ぎは傷みの原因になるとしています。

温度の上限は、製品のタグや説明書、メーカーのページで確かめてから使いましょう。同じ社の案内では、ウィッグは可燃性なので火気厳禁とされています。ストーブやキャンドルの近く、撮影で使う照明の近くにも気をつけたいですね。

乾ききる前にとかさない

『早くセットしたい』と、半乾きのうちにブラシを入れたくなることもありますよね。でも、濡れた毛をとかすと、引っぱられて傷みやすくなります。

完全に乾いてから、毛先からやさしくとかしてみてください。

乾いたかどうかは、根元の内側(ネットに近い所)をさわって確かめると分かりやすいですよ。表面が乾いていても、内側だけ湿っていることがあるんです。

保管はケースかスタンドで、形を保つ

ウィッグをしまう時は、完全に乾いていることが大前提です。アクアドールは、湿気がにおいの原因になるので、完全に乾いた状態で保管するよう案内しています。

届いた時のケースでしまう流れ
  1. 毛先から順番に、ていねいにブラッシングする
  2. 紙を丸めてウィッグの中に詰め、形崩れを防ぐ
  3. ネットを頭頂部からかぶせる
  4. 毛先にクセがつかないよう、U字にまとめてケースに入れる
保管の仕方向いているウィッグ気をつけたいこと
届いた時のケースショート・持ち運びが多い物中に紙を詰めて形を保つ
ウィッグスタンドセット済み・よく使う物高温多湿・直射日光を避ける
ロング用のスタンドやハンガーロングのウィッグ毛先が床や棚に当たらない高さに
衣装ケースにまとめて数が多い時重ねてつぶさない

アクアドールの案内では、スタンドで保管する時もブラッシングしてから乗せる流れになっています。高温多湿や直射日光を避けることも書かれています。

季節ごとの置き場所の注意

梅雨の時期は湿気がこもりやすく、夏は窓ぎわの棚が思った以上に暑くなります。クローゼットの奥や窓のそばを避け、風通しのよい日の当たらない場所を選んでおきましょう。

スタンドのまま部屋に飾る時は、ほこりよけに薄い布やネットをかけておくと、次に使う前のお手入れが楽になりますよ。

イベントへの持ち運びは

会場へ持って行く時は、ネットをかぶせてから、つぶれにくいケースや箱に入れると安心です。セット済みのウィッグは、ほかの荷物の重さがかからないよう、荷物の一番上に入れておきましょう。

帰ってきたら、からまりをほどいてスタンドに戻しておくと、次に使う時がぐっと楽になりますよ。

飾りやパーツが付いたウィッグは

ピンで留めるパーツや、編み込みの飾りが付いたウィッグは、しまう前に外せる物を外しておくと、毛が引っかかりにくくなります。外したパーツは、小さな袋にまとめてウィッグと同じ箱に入れておくと、次に使う時に探さずに済みますよ。

買い替えを考えるサイン

お手入れを続けていても、ウィッグはだんだん傷んでいきます。アクアドールは、毛先が縮れてきたり、からまりがひどくクシ通りが悪くなったりした時は、買い替えを考える時期だとしています。

買い替えを考えたいサイン
  • 毛先が縮れて、とかしても戻らない
  • からまりがひどく、クシが通らない
  • 地肌部分が透けるほど毛が減っている
  • 洗っても、においが残る
  • 人工の頭皮やネットが破れたり、のびたりしている

『まだ使えるかも』と迷う時は、撮影の写真で見え方を確かめてみるのも一つの方法です。メーカーによっては、傷んだウィッグを整える方法を案内している所もあるので、買ったお店やメーカーのページを見てみてください。

人の髪の抜け毛が気になる方へ

この記事では、コスプレウィッグ自体の毛の扱い方を紹介しました。ウィッグの下の自分の髪の抜け毛が気になる人は、育毛剤の基本と種類もあわせて読んでみてください。頭皮をいたわる考え方から紹介しています。

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よくある質問

コスプレウィッグをとかすと毛が抜けるのはなぜですか?

からまったまま根元からとかすと、毛が引っぱられて抜けやすくなります。毛先から少しずつとかし、根元を手で押さえながら進めてみてください。

ウィッグはどのくらいの頻度で洗えばいいですか?

洗い過ぎは傷みの原因になるとされています。汗や汚れ、においが気になった時を目安にし、くわしい頻度は製品の説明書やメーカーの案内で確かめてください。

ウィッグを洗う時はお湯を使ってもいいですか?

メーカーによって、水だけと案内している所と、水かぬるま湯と案内している所があります。買ったウィッグの説明書に従ってください。

ドライヤーで乾かしてもいいですか?

冷風で乾かす方法を案内しているメーカーがあります。熱い風やアイロンを使う時は、製品の耐熱の表示を確かめ、かけ過ぎないようにしましょう。

ロングのウィッグはどうやって保管すればいいですか?

完全に乾かしてからとかし、ロング用のスタンドやハンガーを使うと毛先がつぶれにくくなります。ケースにしまう時は、毛先がU字になるようにまとめましょう。

洗った後に毛がギシギシします。

濡れたままとかしたり、こすって洗ったりすると、毛が傷みやすくなります。次からは押し洗いにして、乾いてから毛先からとかしてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • コスプレウィッグは、からまったまま根元からとかすと毛が抜けやすい
  • とかす時は根元を押さえ、毛先から少しずつ上がっていく
  • 洗う前にからまりをほどき、こすらず押し洗いにする
  • 水の温度やアイロンの温度は、製品の説明書で確かめる
  • 完全に乾かしてから、ケースやスタンドで形を保って保管する
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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