フィナステリドを2年続けても抜け毛が減らない?細く短い抜け毛の記録と相談

机の上の白い紙と虫めがね、スマホ、手帳とペン

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薬を2年続けてきたのに、シャンプーの時に細くて短い毛が手に残ると、がっかりしてしまいますよね。『見た目は変わっていないけど、これで効いていると言えるの?』と、もやもやしている方も多いはずです。

結論から言うと、2年続けた今の状態をどう受け止めるかは、処方した医師と記録を見ながら話して決めるものです。自分で「効いていない」と判断して、やめたり量を変えたりしないでください。

この記事では、抜けた毛の観察の仕方と記録の付け方、受診の時に見せる物が分かります。

目次

フィナステリドを2年続けても抜け毛が減らない?先に答え

長く続けてきた分、『もっと変わると思っていた』という気持ちになるのは自然です。まずは、この記事の答えを短くまとめておきますね。

先に答え
  • 続けた結果をどう評価するかは、処方した医師が判断する
  • 自己判断で中止したり量を変えたりしない
  • 抜けた毛の長さ・太さ、頭皮の見え方を記録すると相談の材料になる
  • 2年は、続け方を医師と見直すのにちょうどいい節目
  • 頭皮が急に見えてきた時、円形の抜けがある時は早めに受診する

フィナステリドの患者向医薬品ガイドには、続けて使う場合も定期的に効果を確かめ、続ける必要があるかを検討すると書かれています。「今の状態について相談したい」と医師に話すのは、まったく遠慮のいらないことなんです。

よくある相談:2年たって最近抜け毛が増え、頭皮が見えてきた

知恵袋には、フィナステリドとミノキシジルの飲み薬を2年ほど続けているのに、最近抜け毛増加が気になり、頭皮見える状態になってきたという相談がありました。量を増やせば良くなるのかを知りたい、という内容です。

ほかにも、検索の言葉を並べたような悩みをよく見かけます。「フィナステリド2年服用/抜け毛減らず細く短い抜け毛増加/薄毛進行なし/効果はこんなものか」というメモのような悩みです。

2つの悩みに共通する答え

どちらの悩みも、「今の状態をどう考えればいいか」と「このまま続けていいか」が分からない、という点が同じです。そしてどちらも、答えを出せるのは診察をしている医師だけなんです。

量を増やすかどうかについては、患者向医薬品ガイドに「使用量は、あなたの症状などにあわせて、医師が決めます」と書かれています。自分で増やす前に、記録を持って相談してみてください。

相談する時のひと言

「2年続けてきて、最近細く短い毛がよく抜ける気がします。今の状態をどう考えればいいか、続け方も含めて相談したいです」と伝えれば、医師も話の方向をつかみやすくなります。

「効果はこんなものか」と感じた時に知っておきたい言葉

『薄毛は進んでいないけど、増えた感じもしない』という時、薬の説明に使われている言葉を知っておくと、医師の話を受け止めやすくなります。

説明に出てくる言葉書かれている場所受け止め方
男性における男性型脱毛症の進行遅延添付文書の効能薬の決まりの上での目的を表す言葉。自分の状態への当てはめは医師が説明する
効果が得られるまでにある程度の期間を要する場合がある患者向医薬品ガイド期間の感じ方は人によって違う
定期的に効果を確認し、継続の必要性を検討患者向医薬品ガイド続けるかどうかは見直しながら決める物
自己判断で中止・加減すると悪化することがある患者向医薬品ガイドやめたい時・変えたい時も医師に相談する

この表は、薬が効いているかどうかを判断するための物ではありません。医師の説明を聞く時に、言葉の意味で迷わないためのメモとして使ってください。

『進んでいないなら、それでいいのかな』と思う方もいれば、『見た目が変わらないなら意味がない』と感じる方もいますよね。どちらの気持ちも、そのまま医師に伝えていいんです。何を目標に続けるかを、一緒にすり合わせてもらいましょう。

目標を伝える時の言い方

目標といっても、むずかしく考えなくて大丈夫です。たとえば「今の見た目をできるだけ保ちたい」「抜け毛の不安を減らしたい」のように、自分の言葉で伝えれば十分です。

『もっと増やしたい』という希望がある時も、遠慮せずに話してみてください。医師はその希望を聞いたうえで、今の状態で何を考えられるかを説明してくれます。

ここで大事なのは、目標と今の状態の差を、自分だけで「効果がない」と結論づけないことです。差があると感じたら、それ自体を相談の材料にしましょう。

細く短い抜け毛はどう見る?抜けた毛の観察の仕方

『細くて短い毛が抜けるのは、悪いサインなの?』と気になりますよね。日本皮膚科学会は、男性型脱毛症では髪の成長期が短くなり、毛が短く細くなっていくと説明しています。

ただ、抜けた毛の見た目だけで、今の状態を自分で判断することはできません。観察は、医師に伝える材料を集めるために行うものだと考えてください。

抜けた毛を観察する手順
  1. 週に1回、シャンプーの後に排水口や手に残った毛を白い紙の上に置く
  2. 長い毛と短い毛、太い毛と細い毛に、ざっくり分けてみる
  3. スマホで紙ごと写真を撮り、日付を残す
  4. 気づいたことを一言メモする(「短い毛が多い気がする」など)
  5. 撮り終えた毛は捨てて、毎回数えないようにする
観察すること記録の書き方の例医師に伝える時のポイント
毛の長さ「指の長さくらいの短い毛が目立つ」前と比べて変わったか
毛の太さ「産毛のように細い毛が混じる」細い毛の割合が増えた気がする時期
抜ける場所「つむじ側をとかした時に多い」前髪・頭頂部・全体のどこか
抜けるタイミング「シャンプーの時に多い」季節やシャンプーを替えた時期
頭皮の状態「かゆみはない」「少し赤い」かゆみ・赤み・フケが続くか

本数を毎日数えるのは、気持ちが疲れてしまうのでおすすめしません。日本皮膚科学会も、1日に抜ける毛の量は個人差や季節差、ヘアケアの仕方で変わると説明しています。

抜け毛が増えて見える、ほかの理由

髪には成長期・退行期・休止期という生えかわりのサイクルがあり、休止期は2〜3ヶ月とされています。抜け毛が増えた時は、数か月前に体調を崩したり、生活が大きく変わったりしなかったかも思い出してみてください。

日本皮膚科学会は、大きな手術や重い感染症、過激なダイエットなどの後に抜け毛が増える現象も紹介しています。こうした出来事も、記録に一言添えておくと医師の参考になります。

観察を続けるコツ

観察は、気持ちの負担にならない範囲で続けるのがいちばんです。『今日は多かった』『今日は少なかった』と一喜一憂すると、それだけで疲れてしまいますよね。

曜日を決めて週に1回だけ見る、と決めておくと、ほかの日は気にしなくてよくなります。続けるうちに、自分の抜け毛の「いつもの様子」が分かってくるはずです。

頭皮が見えてきた時の写真の残し方

『最近、頭皮が透けて見える気がする』という時は、写真がいちばん役に立つ記録です。ただ、撮り方がばらばらだと、見え方の違いが光のせいなのか分からなくなってしまいます。

撮る場所撮り方気をつけること
頭頂部・つむじ真上から、スマホを頭の上にかざして撮る家族に頼むか、タイマーを使う
分け目分け目をいつもの位置で分けて、上から撮る分け目の位置を毎回そろえる
前髪・生え際前髪を上げて正面から撮る額との距離を毎回そろえる
全体正面・横・後ろから1枚ずつ髪型を整えた状態で撮る

写真は、乾いた髪で、同じ部屋の同じ明かりの下で撮るのが基本です。濡れた髪や強い照明の下では、頭皮が実際より目立って見えることがあります。

服用を始めた頃の写真が残っていれば、それも一緒に探しておきましょう。2年前と今を同じ条件で見比べられると、医師との話がずっと具体的になります。

撮った写真の並べ方と頼み方

撮った写真は、場所ごとにアルバムを分けて、古い順に並べておくと見比べやすくなります。月に1回撮るなら、1年で12枚ほどの並びができますね。

頭頂部はひとりだと撮りにくいので、家族に頼むのも一つの手です。「毎月この日に、この場所からこの高さで撮ってほしい」と最初に決めておくと、毎回同じ条件で撮ってもらえます。

頼むのが気恥ずかしい時は、スマホのタイマーと自撮り棒を使う方法もあります。どちらにしても、条件をそろえることを優先してみてください。

急いで受診したほうがいい見え方

写真を撮っていて、頭皮に円形の抜けを見つけた時や、短い間に一気に地肌が見えるようになった時は、次の受診日を待たずに医療機関に相談してください。頭皮の赤みやかゆみが続く時も同じです。

フィナステリドの添付文書には、男性型脱毛症のみの適応で、他の脱毛症に対する適応はないと書かれています。いつもと違う抜け方に気づいたら、早めに診てもらいましょう。

2年という節目に医師と見直すこと

2年続けてきた今は、これからの続け方を見直すのにちょうどいい時期です。受診の前に、次のことを考えておくと話がまとまりやすくなります。

見直しの時に話したいこと
  • この2年で、自分が感じている変化と感じていない変化
  • 何を目標に続けるか(今の状態を保ちたい、など)
  • 費用や通院を、これからも続けられるか
  • 体調の変化や、健康診断で言われたこと
  • ほかの薬や、使っている育毛剤・シャンプー

患者向医薬品ガイドには、PSAという検査の値に影響するので、検査の時は飲んでいることを伝えるよう書かれています。この2年の間に健康診断を受けた方は、結果も持っていきましょう。

ミノキシジルの飲み薬を一緒に飲んでいる方は、日本皮膚科学会の診療ガイドライン2017年版で、ミノキシジルの内服は「行うべきではない」とされていることも知っておいてください。量を増やすかどうかを考える前に、この薬について気をつけることを処方した医師に聞いてみましょう。

続け方の相談で避けたいこと

『2年飲んだし、一度やめて様子を見よう』と、自分で決めてしまうのは避けてください。患者向医薬品ガイドに、自己判断で中止したり量を加減したりすると病気が悪化することがあると書かれています。

ネットで別の薬を探して個人輸入するのもやめておきましょう。個人で輸入した医薬品は国内の法律に基づく確認を受けておらず、健康被害が出ても医薬品副作用被害救済制度の対象外だと厚生労働省は伝えています。

費用と通院の続けやすさも話していい

2年続けると、費用の負担も気になってきますよね。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでも、男性型脱毛症の有効な治療法の多くは保険診療で受けられないと説明されています。

費用は医療機関で決められているので、ここでは金額は書きません。診察料・薬代・検査代のどれにかかっているかを明細で確かめ、負担が重いと感じたら正直に医師に伝えてみてください。

オンライン診療で定期の契約になっている方は、解約の条件も見直しておきましょう。定期の契約で迷った時は、局番なしの「188」に電話してみてください。地域の窓口を教えてもらえますよ。

受診の時に見せるもの

記録を集めたら、受診の時に見せやすい形にまとめておきましょう。

見せるもの中身まとめ方
写真始めた頃・1年前・今の頭頂部や分け目スマホのアルバムを1つにまとめる
抜け毛の写真白い紙の上で撮った、最近の抜け毛日付が分かるように並べる
気づいたことのメモ細く短い毛が増えた時期、頭皮が見え始めた時期箇条書きで5行ほど
お薬手帳処方薬・市販薬・サプリ1冊にまとめる
健康診断の結果直近の結果封筒ごと持っていく
聞きたいことのメモ「今の状態をどう考えるか」「続け方」「気をつける体調の変化」優先順に3つまで

聞きたいことは、多くても3つまでに絞っておくのがコツです。診察の時間は限られているので、いちばん知りたいことから順に聞いてみてください。

たとえば「この2年の写真を見て、今の状態をどう考えますか」と聞くだけでも、話は大きく進みます。医師の答えはその日のうちにメモに書き足しておきましょう。

オンライン診療で相談している時

オンライン診療の場合は、写真を送れるかどうかを先に確かめておきましょう。送れる時は、頭頂部や分け目の写真を、撮った日付が分かる形で用意しておくと話がスムーズです。

画面越しだと、頭皮の様子が伝わりにくいこともあります。『直接診てもらったほうがいいですか』と聞いて、対面での受診をすすめられたら、近くの医療機関も考えてみてください。

育毛剤えらび

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医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

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毎日の頭皮ケアと育毛剤の考え方

薬を続けていても、毎日の頭皮のケアは自分で整えられます。日本皮膚科学会は、特別な予防法があるわけではないとしたうえで、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗うことや、規則正しい生活を挙げています。

続けたいケア
  • 爪を立てず指の腹で洗い、泡を残さず流す
  • 洗った後は根元からドライヤーで乾かす
  • 寝る時間と食事のかたよりを少しずつ整える
控えたいこと
  • 抜け毛が気になって何度も強くブラッシングする
  • ケア用品を次々に足して頭皮に負担をかける
  • 薬の効き目を補おうと、自己流で何かを足す

医薬部外品の育毛剤は、表示できる効能が「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」の範囲の頭皮ケア用品です。処方薬とは区分が違い、代わりになる物ではありません。

処方薬を飲みながら使いたい時は、先に医師に「育毛剤を使ってもいいですか」と聞いてみてください。育毛剤の区分や基本は育毛剤とはどんな商品?に、効果の考え方は育毛剤は効果ある?にまとめています。

よくある質問

フィナステリドを2年飲んでも抜け毛が減らないのは、効いていないということですか?

効いているかどうかは、抜け毛の量だけでは判断できません。2年の写真と記録を持って、処方した医師に今の状態をどう考えるかを聞いてみてください。

細く短い抜け毛が増えたら、すぐに受診したほうがいいですか?

気になったら、次の受診日を待たずに相談してかまいません。円形の抜けや、短い間に頭皮がはっきり見えるようになった時は、早めに医療機関にかかってください。

量を増やせば、抜け毛は減りますか?

量は医師が症状にあわせて決める物です。自分で増やさず、記録を持って処方した医師に相談してください。

2年続けたので、一度やめて様子を見てもいいですか?

自己判断でやめるのは避けてください。患者向医薬品ガイドに、自己判断で中止すると悪化することがあると書かれています。やめたい気持ちも含めて医師に相談しましょう。

抜けた毛は毎日数えたほうがいいですか?

毎日数える必要はありません。週に1回、抜けた毛を白い紙の上で写真に撮り、長さや太さの様子を一言メモしておくくらいで十分です。

ミノキシジルの飲み薬も一緒に飲んでいますが、続けていいですか?

自己判断でやめたり量を変えたりせず、処方した医師に相談してください。ミノキシジルの内服は日本皮膚科学会のガイドラインで「行うべきではない」とされているので、気をつけることを医師に聞いておきましょう。

頭皮が見えるのは、照明のせいということもありますか?

濡れた髪や強い照明の下では、頭皮が目立って見えることがあります。乾いた髪で、同じ部屋・同じ明かりで撮った写真で比べてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 2年続けた今の状態は、処方した医師と記録を見ながら考える
  • 自己判断で中止したり量を変えたりしない
  • 抜けた毛は週1回、長さと太さを写真とメモで残す
  • 頭皮の写真は、乾いた髪・同じ明かり・同じ角度でそろえる
  • 2年の節目に、目標と続け方、費用、体調を医師と見直す
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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