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洗面所の床や排水口に髪の毛がたまっているのを見ると、つい『こんなに抜けているの?』と不安になりますよね。毎日掃除しているのに、気づけばまた毛が落ちている、という方も多いはずです。
結論から言うと、洗面所の抜け毛対策は「毛が落ちる場所を決める」「その日のうちに集める」「量は同じ条件で見る」の3つで、掃除の手間も気持ちの揺れもぐっと減らせます。
ここでは、洗面所と浴室の場所別の掃除手順と道具、抜け毛を散らさない工夫、抜け毛の量を落ち着いて見る方法をお話しします。
洗面所の抜け毛対策は?先に答え
- 洗面所は、ドライヤー・ブラッシング・洗髪で毛が集まりやすい場所
- 排水口・洗面台・床・浴室で、掃除のやり方と道具を分ける
- 洗剤は表示を読み、塩素系は単独で使う
- ドライヤーやブラッシングの場所を決めると、毛が散らばりにくい
- 抜け毛の量は、同じ条件で記録して見比べる
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、1日に抜ける毛の量は個人差や季節差、ヘアケアの仕方にもよるものの、おおよそ1日100本程度までといわれています。そのうちの多くが、髪を洗う・乾かす・とかすといった洗面所での時間に落ちるんです。
だから、洗面所に毛が多いのは、ある意味で自然なことでもあります。大事なのは、たまった毛をこまめに片づけて、量の変化を落ち着いて見られる状態にしておくことですよ。
洗面所と浴室で、抜け毛が目立つのはなぜ?
『リビングではあまり見ないのに、洗面所だけ多い』と感じますよね。実は、洗面所は髪に触れる時間がいちばん長い場所なので、毛が集まりやすいんです。
| 場所 | 毛が集まる理由 | 目立ちやすさ |
|---|---|---|
| 浴室の排水口 | 洗髪で抜けた毛が水と一緒に流れて集まる | 濡れた毛がかたまりになり、多く見える |
| 洗面台のボウル | 顔を洗う・髪を整える時に落ちる | 白いボウルに黒い毛がよく見える |
| 洗面所の床 | ドライヤーやブラッシングで毛が舞って落ちる | ほこりと絡み、綿のように丸まる |
| 鏡の前の棚 | くしやブラシを置いた所に毛が残る | 細かい毛が少しずつたまる |
| 足ふきマット | 足に付いた毛や、落ちた毛がからむ | 布の目に入りこんで取れにくい |
1日洗わなかった日の翌日は、シャワーの時に抜け毛が多く感じることもあります。洗わない間に抜けた毛が髪にからんで残り、次の洗髪でまとめて流れるため、と説明されることがあるんです。
くわしくは1日洗髪しないと次のシャワーで抜け毛が増えるかでも紹介しています。
「濡れた毛」は多く見える
排水口にたまった毛は、水を含んでからみ合い、一つのかたまりになります。乾いた毛を同じ本数並べたよりも、ずっと量が多く見えるんですね。
『こんなにかたまりで抜けた』と驚いても、何日分かがたまっていることもあります。量を見る時は、後で紹介する「同じ条件で見る」方法を試してみてください。
場所別の掃除手順
洗面所の掃除は、場所ごとに手順を決めておくと迷わずに済みます。ここでは、抜け毛がたまりやすい4か所の手順を紹介しますね。
浴室の排水口
浴室の排水口は、抜け毛がいちばん集まる場所です。毛がたまったままだと水の流れが悪くなり、ぬめりやにおいのもとにもなります。
- お風呂から上がる前に、排水口のふたを開けて毛受けの毛を取る
- 取った毛はティッシュやキッチンペーパーで包み、ごみ箱へ捨てる
- 毛受けに残った細かい毛は、使い古した歯ブラシでかき出す
- 週に1回くらいは、毛受けを外して裏側のぬめりもこすり洗いする
- 最後にシャワーで流し、ふたを戻す
毛はトイレや排水口に流さず、ごみとして捨てましょう。お風呂から上がる時に取る習慣にしておくと、濡れた毛がまだやわらかく、取りやすいですよ。
洗面台のボウルと排水口
洗面台のボウルは、顔を洗ったり歯をみがいたりするたびに使う場所です。毛が残っていると気になりますよね。
朝の身じたくが終わったら、ボウルの中の毛をティッシュでさっと拭き取ってしまいましょう。洗面台の排水口にも小さな毛受けが付いている物が多いので、ときどき外して毛を取っておくと流れが悪くなりにくくなります。
洗面所の床
床に落ちた毛は、ほこりと一緒に隅へ流れていきます。歩くたびに舞うので、いきなり掃除機をかけるより、先に集める方がうまくいきます。
- 足ふきマットやごみ箱など、床に置いた物をどかす
- フローリングワイパーで、奥から手前に毛を集める
- 集まった毛をワイパーごと取るか、掃除機で吸う
- 洗面台の下や洗濯機のすき間は、すき間用のノズルで吸う
- 最後に足ふきマットの毛を払ってから元に戻す
鏡の前の棚とブラシ・くし
ブラシやくしに残った毛は、そのままにしておくと次に使う時に髪へ戻ってしまいます。使ったら毛を取っておく習慣にすると、棚の上も散らかりにくくなりますよ。
ブラシの毛を取る時は、目の細かいくしで根元からかき出すと取りやすくなります。ブラシそのものも、ときどき洗って乾かしておきましょう。
洗濯機のまわりと糸くずフィルター
洗面所に洗濯機がある家では、洗濯機のすき間や糸くずフィルターにも毛がたまります。タオルや服に付いた髪の毛が、洗濯のたびにフィルターへ集まるんですね。
糸くずフィルターの掃除の仕方は、洗濯機の説明書で確かめておきましょう。洗濯機と壁のすき間は、すき間用のノズルやワイパーで月に1回くらい見ておくと、ほこりと毛のかたまりがたまりにくくなります。
洗面所の掃除に使う道具の表
道具が多すぎると、しまう場所に困ってしまいます。洗面所の抜け毛対策に使う道具を、役割ごとにまとめてみました。
| 道具 | 主な役割 | 使う場所 | 置き場所のひと工夫 |
|---|---|---|---|
| ティッシュ・キッチンペーパー | 濡れた毛を包んで捨てる | 排水口・洗面台 | 洗面台の手の届く所に |
| 使い古した歯ブラシ | 毛受けの細かい毛をかき出す | 排水口 | 掃除用と分かるよう別の場所に |
| フローリングワイパー | 床の毛を集める | 洗面所の床 | 洗面所の隅に立てかけておく |
| 粘着ローラー | マットやタオルの毛を取る | 足ふきマット | 洗濯機の横などに |
| ハンディ掃除機 | すき間の毛を吸う | 洗面台の下・洗濯機の横 | 充電場所の近くに |
| 毛受けネット | 排水口の毛をまとめて取る | 浴室・洗面台の排水口 | 替えを洗面台の下に |
道具は「使う場所のすぐ近く」に置くのがコツです。取りに行く手間があると、つい後回しになってしまいますよね。
毛受けネットを使う時の注意
排水口に使い捨てのネットを付けると、毛をまとめて捨てられて便利です。ただ、ネットに毛がたまったままだと、かえって水の流れが悪くなることもあります。
ネットは、毛がたまったら早めに替えるのが基本です。サイズが合っていないと外れやすいので、排水口の大きさに合う物を選んでみてください。
洗剤を使う時に気をつけたいこと
排水口のぬめりやにおいが気になると、洗剤を使いたくなりますよね。ただ、洗剤の組み合わせによっては、思わぬ事故につながることがあるんです。
国民生活センターは、「まぜるな危険」と表示された塩素系の洗浄剤が酸性の製品などと混ざると、有害な塩素ガスが発生するおそれがあるとして注意を呼びかけています。塩素系の洗浄剤は単独で使い、換気をして、手袋などを着けて使うようにしましょう。
同じ注意喚起では、排水口の奥の排水トラップに、前に使った洗浄剤が残っていることがあるとされています。使った後は十分な水で流し、続けて別の洗浄剤を使わないことが大切です。
もしガスが出たと感じたら、すぐにその場を離れてください。吸いこんでしまった時は、医師に相談するよう案内されています。
くわしくは国民生活センターの「住宅用塩素系洗浄剤の使い方」で確かめられます。
洗剤の前に、まず毛を取る
ぬめりやにおいの多くは、たまった毛に汚れがからんで起きています。洗剤を使う前に毛を取り除くだけでも、すっきりすることがありますよ。
『毎日洗剤を使わないといけないのかな』と思う方もいるかもしれませんが、毎日の毛取りと週に1回のこすり洗いで十分なことも多いです。洗剤を使う時は、商品の表示に書かれた使い方を守りましょう。
湿気をためない換気も大事
洗面所や浴室は、湿気がこもりやすい場所です。濡れた毛が乾かずに残ると、ぬめりやにおいが気になりやすくなりますよね。
お風呂から上がったら換気扇を回し、浴室の床の水気を軽く切っておくと、毛受けの汚れもたまりにくくなります。窓がある洗面所なら、朝の身じたくの後に少し開けておくのもおすすめです。
足ふきマットやタオルは、使った後に広げて干しておくと乾きやすくなります。湿ったまま重ねておくと、からんだ毛も取りにくくなってしまいます。
抜け毛を洗面所に散らさない工夫
掃除の回数を減らすには、そもそも毛が散らばりにくい使い方にしておくのが近道です。ここが、毎日の手間を減らすいちばんのポイントなんです。
- ブラッシングは、床ではなく洗面台の上か決めた場所で行う
- 洗う前にとかして、浮いた毛を先に取っておく
- ドライヤーの風が床に向きすぎないよう、上から下に当てる
- 乾かし終わったら、その場で床の毛をワイパーで集める
- 足ふきマットは、洗い替えを用意してこまめに替える
洗う前にとかしておくと、すでに抜けて髪にからんでいた毛を先に取れます。そのぶん、浴室の排水口に流れる毛が減って、掃除が楽になりますよ。
ドライヤーの場所を決めておく
ドライヤーを洗面所で使う方は、立つ位置を決めておくと、毛が落ちる場所も一か所にまとまります。床に淡い色のマットを敷いておくと、落ちた毛が見つけやすく、まとめて片づけられます。
「乾かし終わったらワイパーをひとかけ」と決めてしまえば、毎日のことでも続けやすいですよ。家族で洗面所を使うなら、使った人がその都度集める、と決めておくのもおすすめです。
家族で使う洗面所のルール
家族みんなで使う洗面所は、『誰が掃除するの?』でもめやすい場所ですよね。「使った人が自分の毛を集める」「排水口は最後にお風呂に入った人が取る」のように、簡単なルールを決めておくと気持ちよく使えます。
小さな子どもがいる家では、ワイパーを子どもの手の届く高さに置いて、一緒に片づける時間にしてしまうのもおすすめです。
浴室から出る前のひと手間
髪を洗った後、浴室から出る前にタオルで髪を軽く包んでおくと、洗面所に水と一緒に毛が落ちにくくなります。濡れた毛は床に張りつきやすいので、浴室の中で落としてしまう方が片づけやすいんです。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る抜け毛の量を落ち着いて見る方法
洗面所の毛を見るたびに、『昨日より多い』『今日は少ない』と気持ちが揺れてしまいますよね。毎日の感覚より、同じ条件で記録した方が、ずっと落ち着いて変化を見られます。
| 見る場面 | そろえたい条件 | 記録のやり方 |
|---|---|---|
| 浴室の排水口 | 毎日洗う日の、洗髪の後 | 週に1回、毛受けの毛を写真に撮る |
| 洗面所の床 | 掃除した翌日の同じ時間 | 集めた毛の量を、多い・ふつう・少ないで書く |
| ブラシ | 同じブラシ・同じとかし方 | 残った毛をメモする |
| 気になった日 | 前の日の過ごし方 | 遅く寝た・汗をかいた・整髪料を使ったなどをひと言 |
ポイントは、掃除した後の状態から数えることです。何日分かがたまった排水口を見て驚いても、それは1日の量ではありません。
見るのは「量」だけでなく「毛の様子」
抜け毛の量だけを見ていると、不安が大きくなりがちです。長く太い毛が中心か、細く短い毛が増えていないかも、一緒に見ておきましょう。
季節によっても抜け毛の量は変わるといわれています。1週間だけで判断せず、1か月くらいの記録で見比べてみてください。
季節や生活の変化も書き添える
洗面所の毛の量は、季節や生活の変化と一緒に動くこともあります。引っ越しや仕事の忙しさ、シャンプーを替えた時期なども、記録の横にひと言書いておくと、後で振り返りやすくなります。
『先月は多かったけど、あの頃は寝不足だったな』のように、自分の暮らしと照らし合わせて見られるようになりますよ。
写真は「同じ角度・同じ明るさ」で
写真で記録する時は、毎回同じ角度と明るさで撮ると比べやすくなります。洗面所の照明をつけて、真上から撮る、と決めておくといいですよ。
撮った写真は、スマホのアルバムで「抜け毛」などのフォルダに分けておくと、相談する時にすぐ見せられます。
よくある失敗と、相談したい時の目安
洗面所の抜け毛対策で、よくある失敗をまとめてみました。思い当たる所がないか、見てみてください。
| 洗面所の失敗例 | どうなるか | 防ぐには |
|---|---|---|
| 毛を水で流してしまう | 排水口の奥で毛がからまり、流れが悪くなる | 毛は集めてごみとして捨てる |
| いきなり掃除機をかける | 排気で軽い毛が舞い上がる | ワイパーで集めてから吸う |
| 洗剤を続けて何種類も使う | 混ざって危険なガスが出るおそれ | 塩素系は単独で使い、十分に水で流す |
| たまった排水口を見て落ちこむ | 何日分かの毛を1日分と思ってしまう | 掃除した後の状態から数える |
| 掃除だけで安心してしまう | 頭皮の変化を見落とす | 頭皮のかゆみや赤みにも気を配る |
皮膚科に相談したいサイン
洗面所の毛を見ていて、次のような様子に気づいた時は、皮膚科で相談してみましょう。
- 短い間に、排水口や床の抜け毛が目に見えて増えた
- 丸く毛が抜けている所がある
- 細く短い毛ばかりが増えてきた
- 頭皮がかゆい、赤い、ふけが多い状態が長引いている
- 抜け毛と一緒に、髪の分け目や生え際の見え方が変わってきた
受診の時は、記録の写真やメモを持っていくと、いつ頃からどう変わったかを伝えやすくなります。
抜け毛が気になる場面ごとの対処は場面別の抜け毛の対処法で、育毛剤がどんな商品かは育毛剤とはどんな商品かで紹介しています。
この記事に出てきた言葉
| 言葉 | ひと言でいうと |
|---|---|
| 毛受け | 排水口で髪の毛を受け止める部品 |
| 排水トラップ | 排水口の奥で水をためて、においを防ぐ仕組み |
| 塩素系洗浄剤 | 「まぜるな危険」と表示されることがある洗浄剤 |
| 毛周期 | 一本の毛が伸び、休み、抜けて生え替わるまでのサイクル |
よくある質問
洗面所の抜け毛は、毎日掃除した方がいいですか?
毎日しっかり掃除しなくても、ドライヤーやブラッシングの後に床の毛をさっと集めるだけで十分なことが多いです。排水口は、お風呂から上がる時に毛を取る習慣にすると楽になります。
排水口の毛は、水で流してもいいですか?
流さずに、集めてごみとして捨てましょう。毛は排水口の奥でからまりやすく、水の流れが悪くなるもとになります。
排水口のぬめりに、洗剤を何種類か使ってもいいですか?
塩素系の洗浄剤は単独で使うよう注意が呼びかけられています。前に使った洗浄剤が排水口の奥に残っていることもあるので、使った後は十分な水で流し、続けて別の洗浄剤を使わないでください。
排水口にたまった毛の量が多くて心配です。
何日分かがたまっていることもあるので、掃除した後の状態から数えるのがおすすめです。同じ条件で記録して、急に増えた、細く短い毛が増えたといった変化があれば皮膚科で相談してください。
家族の毛と自分の毛が混ざって分かりません。
自分の量を見たい時は、自分が髪を洗った直後の毛受けだけを見るようにすると分けやすくなります。家族で使う時間がずれていれば、その間に一度毛を取っておきましょう。
ドライヤーで毛が飛び散らない方法はありますか?
立つ位置を決めて、風を上から下に当てると散らばりにくくなります。乾かし終わったらその場でワイパーをかけると、毛が広がる前に片づけられます。
まとめ
- 洗面所は、髪を洗う・乾かす・とかす時間が長く、毛が集まりやすい場所
- 排水口・洗面台・床・棚で、掃除の手順と道具を分ける
- 毛は流さずごみとして捨て、塩素系の洗浄剤は単独で使う
- ブラッシングやドライヤーの場所を決めると、毛が散らばりにくい
- 抜け毛の量は、掃除した後から同じ条件で記録して見比べる
洗面所の抜け毛は、毎日の暮らしの中でいちばん目に入りやすい毛です。片づけの段取りを決めて、気持ちよく使える洗面所にしていきましょう。





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