50代の抜け毛対策は?毎日のケアと育毛剤を始める時の確認

洗面台に置かれたタオルとくし、老眼鏡と手帳

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

50代になって、排水口にたまる抜け毛や、ブラシに絡む毛が増えた気がする。『年齢のせいだから仕方ないのかな』と、半分あきらめかけている方もいるかもしれませんね。

結論から言うと、50代の抜け毛対策は、毎日の洗い方と乾かし方、睡眠や食事の見直し、そして必要に応じた育毛剤を、無理のない形で組み合わせることが基本です。急に増えた、丸く抜けたなど気になるサインがある時は、早めに皮膚科で相談するのが近道なんです。

この記事を読むと、50代の髪の変化と、朝・夜・週・月ごとのケア表、育毛剤を始める前の確認、相談の目安が分かります。

目次

50代の抜け毛対策は?先に結論

先に結論
  • 年齢とともに髪が細く短くなる変化はあり、程度には個人差がある
  • 50代の抜け毛対策は、毎日のケアと生活の見直しを土台にする
  • 抜け毛は毎日数えず、月に1回同じ条件で記録して比べる
  • 育毛剤は区分と有効成分、使用上の注意を確かめてから始める
  • 持病や薬がある方は、自己判断で薬をやめずに主治医・薬剤師に相談する

『今さら対策しても遅いのでは?』と思う必要はありません。50代から始められるケアはたくさんありますよ。

まずは、50代の抜け毛対策の全体像を見ておきましょう。

対策の種類どのくらいの頻度で中身の例
洗う・乾かす毎日指の腹で洗い、根元から乾かす
生活の見直し毎日睡眠時間の確保、主菜のある食事、体を動かす
頭皮の点検週1回かゆみ・赤み・ふけがないか鏡で見る
見え方の記録月1回同じ場所・同じ照明で写真を撮る
育毛剤説明書どおり区分と使用上の注意を確かめてから
健康の確認年1回健康診断で体の調子を確かめる

50代の髪と頭皮に起こりやすい変化

年齢と髪の関係について、日本皮膚科学会は、中年期に特に男性で毛が細く短くなることがあり、高齢になると毛が全体に細くなり白髪化していく、と説明しています。ホルモンや代謝の変化が関わると考えられていますが、どこまで変わるかは人それぞれです。

50代は、ちょうどこの変化を感じ始めやすい年代ですよね。女性の場合は、更年期とも重なります。

厚生労働省の「働く女性の心とからだの応援サイト」では、更年期は閉経の前後約5年ずつの10年くらいを指し、日本人の平均閉経年齢は50.5歳のため、一般的には45〜55歳頃だと案内されています。

気づきやすい変化男性で言われていること女性で言われていること
毛の細さ中年期に細く短く変化することがある年齢とともに髪が細くなる
薄く見える場所毛が短く細くなるミニチュア化で薄毛になる前髪は保たれ、その奥から頭頂部にかけて薄く見えやすい
体の変化体調や生活の変化更年期(一般的に45〜55歳頃)と重なる
白髪年齢とともに増える年齢とともに増える

男女の違いや、50代の育毛剤の選び方は50代の育毛剤の選び方で詳しく紹介しています。この記事では、毎日のケアと、育毛剤を始める前の確認を中心にしますね。

抜け毛と「薄く見える」を分けて考える

『抜け毛はそんなに増えていないのに、地肌が透けて見える』という方もいます。50代では、抜ける本数よりも、1本ずつが細くなったり、白髪が増えたりして薄く見えることもあるんです。

何が気になっているのかを先に言葉にしておくと、対策の順番も決めやすくなりますよ。

抜け毛が増えた?まず記録のつけ方から

日本皮膚科学会は、1日に抜ける毛の量は、個人差や季節、ヘアケアの仕方にもよるものの、おおよそ1日100本程度までといわれる、としています。髪には伸びる時期と休む時期をくり返す毛周期があり、休止期は2〜3か月とされています。

毛が抜けるのは自然な生え変わりの一部です。毎日数えて一喜一憂するより、月ごとの変化で見たほうが、気持ちもずっとラクになります。

記録をつける時にそろえる条件
  • 月に1回、同じ日(例えば月初め)に記録する
  • 洗髪後に乾かしてから撮るなど、毎回同じ髪の状態で
  • 同じ場所・同じ照明で、正面・頭頂部・分け目を撮る
  • 抜け毛が多いと感じた日は、その日の出来事も一言メモする
  • 季節の変わり目かどうかも書いておく

3か月分ほどたまったら、写真を並べて見比べてみてください。急に変わっているのか、少しずつなのかが分かると、相談するかどうかも決めやすくなります。

50代の毎日のケア表

50代の抜け毛対策で一番大事なのは、毎日続けられることです。特別なことを足すより、今している洗い方と乾かし方を少し丁寧にするだけでも、頭皮の調子は変わってきます。

タイミングやること50代で気をつけたいこと
朝手ぐしで根元を立ち上げる、寝ぐせを直す強くブラシでとかさない
日中汗をかいたらタオルで押さえる帽子やかつらの下の蒸れをためない
夜(洗髪)予洗い、指の腹で洗う、丁寧にすすぐ洗浄力の強すぎない物で、洗いすぎない
夜(乾かす)根元から先に乾かし、最後は冷風熱い風を近づけすぎない
週1回頭皮のかゆみ・赤み・ふけを点検老眼鏡をかけて、明るい所で見る
月1回写真で見え方を記録前の月と並べて比べる

日本皮膚科学会は、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗うこと、髪に負担のかかる髪型や極端に頻繁なカラーリングを避けることをすすめています。50代になって頭皮の乾燥やかゆみが気になる方は、洗う回数や洗い方を見直すきっかけにしてみてください。

夜の洗髪の手順
  1. ブラシで軽く髪のもつれをほどく
  2. ぬるめのお湯で、頭皮まで1分ほど予洗いする
  3. シャンプーを手のひらで泡立ててから、頭皮にのせる
  4. 指の腹で、生え際から頭頂部へ向かってやさしく洗う
  5. 泡が残りやすい耳の後ろと襟足まで、丁寧にすすぐ
  6. タオルで包むように水気を取り、ドライヤーは根元に当てる

頭皮が見えにくい時の点検のコツ

『自分の頭頂部なんて、鏡では見えない』という方も多いですよね。そんな時は、スマホのカメラで頭頂部を撮って、画面を拡大して見るのがおすすめです。

家族に頼めるなら、月に一度だけ撮ってもらうのも一つの方法です。かゆみのある所や赤い所がないかを、写真で見比べてみてください。

白髪染めやパーマをしている方は

50代は白髪染めをしている方も多い年代ですよね。染める間隔や、育毛剤と使う日の組み方は商品によって案内が違うので、それぞれの説明書を確かめてみてください。

頭皮がしみる、かゆくなるといった変化があった時は、無理に続けずに美容院や皮膚科で相談しましょう。

生活の見直しで、体全体の調子を整える

抜け毛対策というと髪のことばかり考えがちですが、体全体の調子を整える習慣も大切です。日本皮膚科学会も、食事のバランスと規則正しい生活を大切なこととして挙げています。

ただ、特定の食べ物や習慣で髪が増えると示した公的な情報は見当たりません。ここで挙げるのは、体の調子を整えるための一般的な目安です。

見直す習慣公的な目安50代で取り入れやすい工夫
睡眠成人は6時間以上を目安に必要な睡眠時間を確保(健康づくりのための睡眠ガイド2023)寝る前の画面を見る時間を短くする
体を動かす歩行かそれ以上の強度の活動を1日60分以上、筋力トレーニングを週2〜3日(身体活動・運動ガイド2023)買い物は歩いて行く、階段を使う
食事主食・主菜・副菜などをそろえる(食事バランスガイド)主菜を毎食どれか入れる
お酒量を決めて飲む、飲まない日を設ける(飲酒ガイドライン)晩酌の日を週の中で決めておく

身体活動・運動ガイド2023では、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないように注意することも挙げられています。テレビを見ている時に、合間に立ち上がって少し体を動かすだけでも、一歩前進ですよ。

季節の変わり目に抜け毛が増えたと感じたら

日本皮膚科学会は、1日に抜ける毛の量には季節による差もある、としています。季節の変わり目に一時的に多く感じても、それだけで慌てる必要はありません。

ただ、何か月たっても落ち着かない時や、地肌の見え方がはっきり変わってきた時は、記録を持って相談してみましょう。

毎日の献立と髪の話は、食事・栄養と育毛剤の記事にまとめています。

育毛剤を始める前に確かめたいこと

毎日のケアに加えて、育毛剤を使ってみようと考える方もいるはずです。50代の方が手に取りやすい医薬部外品の育毛剤は、育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛の範囲で効能を表示しています。

抜け毛を止めると約束する物ではないので、表示されている効能の範囲で使うことが大切です。50代で始める時に見ておきたいのは、次の点です。

育毛剤を始める前のチェック
  • パッケージに、医薬部外品・化粧品・医薬品のどれかが書かれているか
  • 有効成分と、表示されている効能・効果を読んだか
  • 使用上の注意に、50代の自分に当てはまる項目(持病・服薬など)がないか
  • 頭皮に傷や湿しん、赤みがないか
  • 持病や飲んでいる薬がある時は、医師・薬剤師に相談したか
  • 定期購入の場合は、最終確認画面で回数と解約の方法を確かめたか
区分主な目的始める前に確かめること
医薬部外品の育毛剤育毛・脱毛の予防など、決められた効能の範囲有効成分、1日の回数と量
頭皮用の化粧品頭皮と毛髪のすこやかさやうるおいを保つ育毛の効能はうたえないことを知っておく
発毛剤(第1類医薬品)製品ごとの添付文書の効能・効果使えない人の条件、薬剤師の説明

発毛剤は医薬品なので、育毛剤とは区分が違い、購入の時に薬剤師の説明を受けます。例えば、ミノキシジル5%の一般用医薬品の添付文書では、用法が成人男性(20歳以上)とされ、女性は使わない人に入っています。違いは育毛剤と発毛剤の違いで、育毛剤の基本は育毛剤の基本の記事で確かめられます。

始めたら、どのくらい続けて様子を見る?

育毛剤は、使い始めてすぐに見た目が変わる物ではありません。続ける期間の目安は商品によって案内が違うので、説明書やメーカーの案内で確かめてみてください。

毎月の写真の記録があると、続けるかどうかを判断する材料になりますよ。期間の考え方は育毛剤はいつから効果が出る?で紹介しています。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

通販の定期購入で始める時は

育毛剤は通販の定期購入で売られていることも多いですよね。国民生活センターは、「定期縛りなし」とあっても1回限りとは限らないとして、最終確認画面で定期購入の条件や2回目以降の代金、解約の条件を確かめ、その画面を保存しておくよう呼びかけています。

定期購入を申し込む前のチェック
  • 最終確認画面で、各回の分量と2回目以降の代金を見たか
  • 解約の連絡方法と、いつまでに連絡すればいいかを見たか
  • 最低何回の購入が条件になっていないか
  • 最終確認画面と確認メールを保存したか

解約などで困ったら、局番なしの「188」(消費者ホットライン)に電話すると、近くの相談窓口につないでもらえます。

持病や薬がある50代が気をつけたいこと

50代になると、血圧や血糖値などで通院している方、毎日薬を飲んでいる方も増えてきますよね。抜け毛が気になっても、自己判断で今の薬をやめたり量を変えたりするのはやめておきましょう。

『この薬のせいで抜けているのでは』と思った時は、処方した医師や薬剤師に「抜け毛が気になっている」と伝えて相談するのが一番です。

自己判断でしないこと
  • 抜け毛が気になるからと、処方された薬をやめる・減らす
  • 主治医に伝えずに、新しいサプリメントや医薬品を足す
  • 頭皮に赤みや湿しんがあるのに、育毛剤を使い続ける

相談の時は、お薬手帳を持っていくと話が早く進みます。厚生労働省は、お薬手帳には使っている薬をひとつにまとめて記録し、医療機関や薬局で見せることや、ドラッグストアで買った薬も記録しておくことが望ましいと案内しています。

使っている育毛剤やシャンプーの名前も、手帳のメモ欄に書いておくと安心です。

家族が50代の抜け毛で悩んでいる時は

パートナーや親が抜け毛を気にしている時、どう声をかけるか迷いますよね。見た目のことを指摘するより、「最近、疲れてない?」と体調から聞いてみるほうが、相手も話しやすくなります。

本人が相談先を探している時は、この記事のケア表や相談先の表を一緒に見てみるのもおすすめです。

皮膚科・婦人科に相談する目安

50代の抜け毛も、気になる時は皮膚科などの専門の医療機関で対策を聞いてみるのがいちばんです。迷った時は、次の目安で考えてみてください。

毎日のケアで様子を見やすい時
  • 抜け毛が少しずつ増えた気がする程度
  • 頭皮のかゆみや赤みはない
  • 月ごとの写真で、大きな変化はない
記録を持って受診したい時
  • 丸く抜けた所がある、急に抜け毛が増えた
  • かゆみ・赤み・ふけが続いている
  • 眉毛やまつ毛も抜けている、体調の変化もある
気になっていること相談先
抜け毛や頭皮のかゆみ・赤み皮膚科
のぼせ・ほてり・月経の変化など更年期の不調もある婦人科
薬を飲み始めてから抜け毛が気になる処方した医師・薬剤師
体の不調が続いているかかりつけ医

厚生労働省の「働く女性の心とからだの応援サイト」では、更年期世代で体調不良が続く時は早めに婦人科で相談するよう呼びかけています。受診の時は、例えばこんなふうに伝えてみてください。

「半年ほど前から抜け毛が増えた気がして、毎月写真を撮ってきました。血圧の薬を飲んでいて、お薬手帳も持ってきました」

よくある質問

50代の抜け毛は、年齢のせいなので仕方ないですか?

年齢とともに髪が細く短くなる変化はありますが、程度には個人差があるとされています。洗い方や生活の見直しなど、50代から始められるケアはあるので、できることから続けてみてください。

50代から育毛剤を始めても遅くないですか?

育毛剤を始める年齢に決まりはありません。区分と有効成分、使用上の注意を確かめ、持病や薬がある方は医師・薬剤師に相談してから始めましょう。

1日にどのくらい抜けたら多いですか?

日本皮膚科学会は、おおよそ1日100本程度までといわれる、としています。日や季節で変わるので、毎日数えるより月ごとの写真で比べるのがおすすめです。

50代の女性でも、男性用の育毛剤を使っていいですか?

男女兼用か、女性も使えるかは商品ごとに案内が違います。パッケージや説明書で対象と使用上の注意を確かめてから選んでください。

白髪染めと育毛剤は一緒に使えますか?

使う間隔や順番は商品によって案内が違います。それぞれの説明書を確かめ、頭皮がしみる・かゆいといった変化があれば美容院や皮膚科で相談しましょう。

抜け毛のことで病院に行くなら、何科がいいですか?

抜け毛や頭皮の状態なら皮膚科、更年期の不調も一緒にあれば婦人科、薬を飲み始めてから気になる時は処方した医師や薬剤師に相談してみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 50代は髪が細く短くなる変化を感じやすいが、程度には個人差がある
  • 抜け毛は毎日数えず、月に1回同じ条件で写真を撮って比べる
  • 毎日のケアは、指の腹で洗う・丁寧にすすぐ・根元から乾かす
  • 睡眠・体を動かす・食事・お酒の飲み方を、公的な目安を参考に見直す
  • 育毛剤は区分・有効成分・使用上の注意を確かめてから始める
  • 持病や薬がある方は自己判断せず、お薬手帳を持って相談する
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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