美容院でできる抜け毛対策は?伝え方とヘッドスパ・カットの頼み方

美容院で抜け毛のことを相談するイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

抜け毛が気になってきたけれど、美容院でそのことを話していいのか迷う。『美容師さんに言っても困らせるだけかも』と、つい黙ったまま座ってしまいますよね。

結論から言うと、美容院でできる抜け毛対策は「見え方を整えること」と「頭皮に負担をかけにくい施術を選ぶこと」です。抜け毛の原因を調べたり治したりする場所ではありませんが、伝え方さえ分かれば、心強い相談相手になってくれます。

この記事では、場面ごとの伝え方の例と、施術ごとの頭皮への配慮をお話しします。

目次

美容院でできる抜け毛対策は?先に答え

先に答え
  • 美容院でできるのは、髪型で見え方を整えることと、施術の負担を減らす工夫
  • 抜け毛のことは、予約の時かカウンセリングの最初に一言伝えておく
  • カラー・パーマ・縮毛矯正などは、頭皮の様子とかぶれの経験を先に伝える
  • ヘッドスパは、内容と使う物を確かめてから頼む
  • 急に増えた抜け毛、円形の脱毛、頭皮の赤みやかゆみは皮膚科で相談する

『美容院で抜け毛の話なんて、恥ずかしい』と感じる方も多いはずです。でも美容師にとって、髪の悩みを聞くのはいつもの仕事なんです。

美容院で頼めること・家や医療機関に任せること

まずは、美容院がどんな場所なのかを知っておきましょう。厚生労働省の美容師法の概要では、美容は「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」とされています。

美容師は国家試験に合格して免許を受けた人で、原則として届け出のある美容所で仕事をします。理容師法では、理容は頭髪の刈込や顔そりなどで容姿を整えることとされていて、理容室でも同じように髪型の相談ができます。

やりたいこと美容院・理容室にお願いできること家でやること皮膚科に任せること
地肌を目立ちにくくしたい分け目や長さ、重さの調整根元から乾かす、分け目をずらす原因の見立て
頭皮の負担を減らしたい施術の選び方、薬剤の付け方の相談やさしく洗う、よくすすぐかぶれや炎症の診察
抜け毛の様子を知りたい前回と比べた見た目の感想写真と抜け毛のメモ抜け毛の原因の相談
頭皮のかゆみ・赤みがある施術を見送る判断の相談新しい物を足さない診察と対処の相談

美容師が見られるのは、髪と頭皮の「見た目」までです。円形の脱毛や、急にまとまって抜けるような変化は、美容院で様子を見るより皮膚科で相談してください。

美容師への伝え方の例:場面ごとの一言

「何をどう言えばいいか分からない」というのが、いちばんの壁ですよね。場面ごとに、そのまま使える一言をまとめました。

場面伝え方の例ねらい
予約の時「最近抜け毛が気になっているので、相談の時間を少しもらえますか」話す時間をとってもらう
カウンセリングの最初「抜け毛が増えた気がしていて、地肌が目立たない髪型にしたいです」今日の目的をはっきりさせる
頭皮のことを伝える時「最近、頭皮が少しかゆい日があります」施術の内容を決める材料にしてもらう
シャンプー台で「頭皮が敏感なので、ぬるめのお湯でお願いします」温度や力加減を合わせてもらう
施術中に痛い・しみる時「ちょっとしみる感じがします」すぐに手を止めて確かめてもらう
見た目の感想を聞きたい時「前回と比べて、ボリュームはどう見えますか」見慣れた人の目で確かめる
商品をすすめられた時「区分と使い方を確かめてから考えます」その場で決めずに持ち帰る

『しみるって言ったら、迷惑かな』と我慢してしまう方もいますよね。ただ、施術中の違和感は早く伝えるほど、美容師も対応しやすいんです。

言いにくい時はメモを渡す

口で言いにくい時は、スマホのメモを見せる方法もあります。例えば、こんなメモです。

「抜け毛が気になっています。分け目の地肌が目立たない髪型にしたいです。以前、毛染めで頭皮がかゆくなったことがあります」

メモを見せながら「これ、伝えたくて」と添えるだけで十分ですよ。

美容院で抜け毛のことを指摘された時

逆に、美容師から「少しボリュームが減りましたか」と言われて、どきっとすることもあるかもしれません。そんな時は落ち込む前に、「どのあたりが気になりますか」と聞き返してみてください。

場所が分かれば、写真を撮って記録を始めるきっかけになります。美容院での相談の受け方は美容院で育毛剤の相談はできるかでもお話ししています。

相談しやすい美容院を選ぶには

いつもの美容院がない方や、お店を変えようか迷っている方もいますよね。抜け毛のことを相談したい時は、次のような点を見ておくと安心です。

美容院選びで見ておきたいこと
  • 予約の時に、相談したいことを書ける欄や伝える方法があるか
  • カウンセリングの時間をとってもらえるか
  • 頭皮が敏感な人への対応(お湯の温度・薬剤の付け方)を聞いたら答えてもらえるか
  • 施術の前に、内容と使う物の説明があるか
  • 毎回同じ美容師に担当してもらえるか

同じ美容師に続けて見てもらえると、前回との違いに気づいてもらいやすくなります。『指名するのは気が引ける』という方も、「次回も同じ方でお願いします」と一言添えるだけで大丈夫ですよ。

施術ごとの頭皮への配慮の表

美容院の施術には、頭皮や髪に負担がかかりやすい物もあります。抜け毛が気になる時は、施術ごとに頼み方を少し変えてみましょう。

施術気をつけたいこと頼み方の例当日〜翌日の過ごし方
シャンプー熱いお湯、強いもみ方「ぬるめで、やさしめにお願いします」ふだんどおり洗う
カット特になし(頭皮への負担は少ない)「乾かすだけでまとまる形にしたいです」家でも根元から乾かす
カラー(毛染め)頭皮のかぶれ、しみる感じ「地肌になるべく付かないようにできますか」かゆみが出たら皮膚科へ
パーマ薬剤によるかぶれ、根元の負担「頭皮に付きにくい方法はありますか」当日の洗い方は美容師の案内に従う
縮毛矯正薬剤と熱の負担「頭皮に赤みがあれば今回は見送りたいです」熱いドライヤーを当て続けない
ブリーチ薬剤の刺激「頭皮の状態を見てから決めてもらえますか」しみる・赤みが続く時は皮膚科へ
ヘッドスパ強すぎる力、合わない成分「力は弱めで、使う物の区分を教えてください」頭皮をこすらずに過ごす
ヘアセット・まとめ髪引っぱる力「きつく引っぱらないでまとめてください」帰ったら早めにほどく

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、ポニーテールやお団子などで毛を引っぱり続けると抜けやすくなることがある、とされています。結婚式などでまとめ髪をする日は、帰ったら早めにほどいて頭皮を休ませてあげましょう。

カラー・パーマの前に伝えておきたいこと

毛染めやパーマ液は、頭皮のかぶれにつながることがあります。皮膚科Q&Aでは、化粧品が皮膚に触れて起こる炎症を化粧品皮膚炎と呼び、毛染めやパーマ液なども含めて説明しています。

消費者安全調査委員会の毛染めの報告書の概要では、毛染めによる皮膚障害の多くは接触皮膚炎で、軽い症状だからと毛染めを続けると症状が突然悪化する場合がある、とされています。業界の注意表示の基準として、染毛の48時間前に皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を行うことも紹介されています。

カラー・パーマの前に伝えること
  • 以前、毛染めやパーマで頭皮がかゆくなったり赤くなったりしたことがあるか
  • 今、頭皮にかゆみ・赤み・傷がないか
  • 育毛剤や頭皮用ローションを使っているか(商品名)
  • パッチテストを受けたことがあるか
  • 前回の施術から、どのくらい間があいているか

かぶれたことがある方は、予約の時点で伝えておくと安心です。施術の後にかゆみや痛み、腫れが出た時は、我慢せずに皮膚科で相談してください。

育毛剤を使っている時の間隔

育毛剤とカラーの間隔は、商品によって案内が違います。例えば、塗った後はよく乾かしてから染めるよう案内している物や、染めた直後は色落ちするので数日あけるよう案内している物があります。

使っている育毛剤の説明書やメーカーのよくある質問を確かめて、美容師にも「この育毛剤を使っています」と伝えておきましょう。

頭皮の調子が悪い日は予約を変えてもいい

美容院の予約の日に、頭皮がかゆい、赤い、日焼けでひりつく、ということもありますよね。そんな日にカラーやパーマを受けるのは、できれば避けたいところです。

その日の頭皮の様子おすすめの対応
少しかゆい、フケが気になる来店してカットだけにするか、美容師と相談する
赤みやひりつきがある薬剤を使う施術は見送り、日を改める
傷やかさぶたがある薬剤を使う施術とヘッドスパは見送る
赤みやかゆみが何日も続く美容院より先に皮膚科で相談する

予約を変える時は、「頭皮の調子が良くないので、カラーは次回にしてカットだけにできますか」と伝えれば十分です。美容師も、無理に施術するより安心してくれるはずですよ。

ヘッドスパを頼む時の流れ

ヘッドスパは、美容室や理容室のメニューとして受けることが多い施術です。気持ちよくて、頭皮のことを考えるきっかけにもなりますよね。

ただ、ヘッドスパで髪が増えると決まっているわけではありません。リラックスの時間として楽しみつつ、頭皮に負担をかけないように頼むのがコツです。

ヘッドスパを受ける日の流れ
  1. 予約の時に、頭皮が敏感なこと、抜け毛が気になることを伝える
  2. 当日のカウンセリングで、どんな内容か(洗うだけか、マッサージも入るか)を聞く
  3. 頭皮にかゆみ・赤み・傷がある日は、施術を見送るか相談する
  4. 施術中に痛い・しみる時は、その場で伝える
  5. 終わった後、使った物の名前と区分を聞いておく
  6. 家に帰ったら、頭皮をこすらずに過ごし、いつもの時間に乾かして寝る

『せっかくだから強めにやってほしい』と思うかもしれません。でも、強くもめば効くというものではないので、気持ちいいと感じる強さで十分ですよ。

ヘッドスパでよくある失敗

ありがちな失敗起こりやすいこと防ぐには
頭皮が荒れている日に受けるしみたり、赤みが強くなったりすることがある荒れている日は見送る
痛いのを我慢する頭皮がこすれて赤くなることがある「少し弱めで」とその場で伝える
すすめられた物をその場で買う自分に合うか分からないまま使い始める区分と使い方を確かめてから決める
毎週のように通う頭皮に触れる回数が増える間隔は美容師と相談して決める

美容院でのヘッドスパや頭皮ケアの頼み方は、美容院でできる薄毛対策でも紹介しています。

カットの頼み方:目的別に伝える

カットは、頭皮への負担がほとんどなく、見え方を大きく変えられる施術です。抜け毛が気になる時こそ、うまく頼りたいですね。

目的伝え方の例美容師に見てもらうこと
全体のボリュームを出したい「根元がふんわりしやすい形にしたいです」重さを残す位置
分け目を目立たせたくない「分け目を変えても大丈夫な長さにしてほしいです」分け目の位置と毛の流れ
結ぶ回数を減らしたい「結ばなくてもまとまる長さにしたいです」下ろした時のまとまり
乾かす時間を短くしたい「ドライヤーの時間が短くて済む形がいいです」量と長さのバランス
スタイリング剤を減らしたい「何も付けなくても形になるようにしたいです」毛先の重さ

写真を見せる時は、自分と髪の量や質が近い人の写真を選ぶと、仕上がりのイメージがずれにくくなります。

短くするか迷っている方は、薄毛対策にショートヘアはも参考にしてみてください。

『いきなり短くするのは勇気がいる』という方は、まずは毛先の重さを少し整えるだけでもかまいません。次の来店で、もう少し変えるかを決めればいいんです。

次の来店までの、家での手入れのつなぎ方

美容院で整えてもらった後、家での手入れが続かないと、見え方はすぐに元に戻ってしまいます。美容院と家の役割を分けて考えてみましょう。

時期家でやること次の来店で伝えること
来店した日教えてもらった乾かし方をメモする特になし
1週間後乾かし方を毎日続ける乾かしにくい所があったか
1か月後分け目と頭頂部の写真を撮る写真を見せて、見え方を相談
次の来店の前頭皮の様子(かゆみ・赤み)を確かめる頭皮の様子、使っている物

皮膚科Q&Aでは、自分に合ったシャンプーで、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくならない頻度で洗うこと、髪に負担のかかる髪型や極端に頻回のカラーリングを避けることが勧められています。美容院でも家でも、この考え方は同じです。

育毛剤を一緒に考える時は

美容院と家の手入れに、育毛剤を組み合わせたいと考える方もいるでしょう。医薬部外品の育毛剤に表示されている効能は、育毛、薄毛、脱毛の予防、ふけ、かゆみなど、承認を受けた範囲に限られます。

どの育毛剤も、使えば髪が増えると決まっている物ではなく、効き方には個人差があります。育毛剤がどんな商品かは育毛剤とはどんな商品かでくわしくお話ししています。

美容院より先に皮膚科へ

急に抜け毛が増えた、円形に抜けている、頭皮に赤みやかゆみが続く時は、美容院で髪型を変える前に皮膚科で相談してください。日本皮膚科学会の皮膚科専門医MAPを使うと、近くの専門医が見つかります。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

美容院で出てくる言葉

言葉ひと言でいうと
カウンセリング施術の前に、なりたい髪型や頭皮の様子を話す時間
パッチテスト毛染めの前に、肌に合うかを少量で確かめる試験
接触皮膚炎物が肌に触れて起こるかぶれ
根元の立ち上がり髪の根元が頭皮から起き上がっている様子
重さ(量)の調整毛先の量を減らしたり残したりして、形を整えること

よくある質問

美容院で抜け毛のことを話してもいいですか?

はい、話してかまいません。予約の時かカウンセリングの最初に「抜け毛が気になっている」と一言伝えると、髪型や施術の内容を一緒に考えてもらえます。

美容院のヘッドスパは抜け毛対策になりますか?

ヘッドスパで髪が増えると決まっているわけではありません。リラックスの時間として、頭皮に負担をかけない強さで受けるのがおすすめです。

抜け毛が気になる時、カラーはやめた方がいいですか?

やめなければいけないわけではありませんが、頭皮にかゆみや赤みがある時は見送りましょう。以前かぶれたことがある方は、予約の時点で美容師に伝えてください。

美容院ですすめられた育毛剤は買った方がいいですか?

その場で決めず、区分(医薬部外品か化粧品か)と有効成分、使い方を確かめてから考えましょう。今使っている物と一緒に使っていいかも確かめておくと安心です。

美容院に行く間隔はどのくらいがいいですか?

髪型や施術によって変わるので、担当の美容師と相談して決めましょう。カラーやパーマは、頭皮の様子を見ながら間隔をあけるのが安心です。

美容院で抜け毛が多いと言われたら、すぐ皮膚科に行くべきですか?

慌てなくて大丈夫です。どのあたりが気になったかを聞いて写真で記録を始め、変化が続く時や頭皮にかゆみ・赤みがある時は皮膚科で相談しましょう。円形に抜けている時は早めに受診してください。

理容室でも抜け毛の相談はできますか?

はい、理容室でも髪型や頭皮の見え方の相談ができます。抜け毛の原因の相談は、理容室・美容院ではなく皮膚科で行いましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 美容院でできる抜け毛対策は、見え方を整えることと、施術の負担を減らす工夫
  • 抜け毛のことは、予約やカウンセリングの最初に一言伝える
  • カラー・パーマなどは、頭皮の様子とかぶれの経験を先に伝える
  • ヘッドスパは内容と使う物を確かめ、気持ちいい強さで受ける
  • 急な抜け毛、円形の脱毛、頭皮の赤みやかゆみは皮膚科で相談する

美容院は、髪の見え方の悩みを一緒に考えてくれる場所です。次の予約の時、勇気を出して「抜け毛が気になっていて」と一言伝えてみてください。きっと、髪型の選び方が少し変わるはずです。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次