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髪を伸ばし始めてから、排水口や枕に落ちる毛が急に目立つようになった。『ロン毛にしたせいで抜け毛が増えたのかな』と心配になりますよね。
結論から言うと、長い髪は同じ本数でも抜け毛が多く見えやすいんです。ロン毛の抜け毛対策は、「見え方の違いを知る」「長さに合わせて洗い方と乾かし方を変える」「結ぶ時に引っぱりすぎない」の3つから始めてみてください。
ここでは、髪を伸ばしている男性がつまずきやすい場面ごとに、手順と注意をお話しします。
ロン毛の抜け毛対策は?先に答え
- 長い髪は1本が長いぶん、抜け毛の量が多く見えやすい
- 洗う前にとかしてもつれをほどき、頭皮と毛先を分けて洗う
- 乾かす時は根元から先に、毛先は最後に
- いつも同じ位置できつく結ぶと、毛が引っぱられて抜けやすくなることがある
- 丸く抜ける・急に増える・赤みやかゆみがある時は皮膚科へ
ロン毛は、短髪の頃と同じ洗い方・乾かし方のままだと、どこかで無理が出やすい髪型です。長さが変われば、手入れの段取りも少しずつ変える必要があるんですね。
女性のロングヘアの手入れはロングヘアの抜け毛対策でも紹介しています。この記事では、伸ばしかけから結べる長さまでの男性の悩みに絞ってお話しします。
長い髪だと、抜け毛が多く見えるのはなぜ?
『短い頃は気にならなかったのに』と感じるのは、自然なことです。実は、抜ける本数そのものより、1本の長さが見た目の量を大きく変えているんです。
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、1日に抜ける毛の量は個人差や季節差、ヘアケアの仕方にもよるものの、おおよそ1日100本程度までといわれていると紹介されています。毛は1日に約0.4mm伸び、伸びる時期の後に休む時期があって、自然に抜けて生え替わる流れがあります。
| 場面 | 短髪の頃 | ロン毛になってから |
|---|---|---|
| 排水口 | 短い毛が散らばる程度 | 長い毛がからまり、かたまりに見える |
| 枕・寝具 | 目立たないことが多い | 長い毛が線のように残り、目に付く |
| 洗面所の床 | 掃除機で気づかずに吸っている | 長い毛が絡み合ってほこりと固まる |
| ブラシ | ほとんど残らない | 根元に何本も巻きつく |
| 服 | 付いても気づきにくい | 肩や背中に長い毛が残る |
同じ本数でも、長い毛はからみ合って一か所にまとまります。だから「増えた」と感じやすいんですね。
抜け毛と切れ毛は分けて見る
長い髪では、毛先の方で途中から切れた毛も混ざります。抜けた毛は根元の方が丸くふくらんでいることが多く、切れた毛は両端がまっすぐか、ぎざぎざしています。
- 根元側に丸いふくらみがあるか(抜け毛か切れ毛かの目安)
- 短く切れた毛が多くないか(毛先の傷みのサイン)
- 細く短い毛ばかりが増えていないか
- 同じ条件の日(洗髪の時など)で比べているか
切れ毛が多い時は、乾かし方やとかし方、結ぶゴムなど、髪への負担を見直すきっかけになります。細く短い毛が増えてきた時は、記録を付けて皮膚科で相談してみましょう。
抜け毛は「同じ条件」で数えてみる
量が気になる時は、なんとなく眺めるより、同じ条件で見比べた方が落ち着いて判断できます。例えば「シャンプーの後に排水口に残った毛」だけを、週に1回スマホで撮っておくやり方です。
| 記録すること | 記録の仕方 | 見返す時のポイント |
|---|---|---|
| 排水口の毛 | 洗髪の後に同じ角度で写真を撮る | 先月の同じ頃と比べる |
| 髪の長さ | 美容院で切った日をメモする | 切った直後は見え方が変わる |
| 結んだ時間 | 長く結んだ日に印を付ける | 結ぶ日が続いた時期と重ならないか |
| 頭皮の様子 | かゆみ・赤み・ふけをひと言で | 続いているかどうか |
皮膚科Q&Aでは、抜け毛の量や頭皮の状態を普段から把握しておくことも生活上の注意として挙げられています。記録は、相談する時の材料にもなりますよ。
ロン毛の洗い方:頭皮を洗う時間を先に取る
髪が長くなると、シャンプーを毛先まで行き渡らせることに気を取られがちですよね。でも、汚れや皮脂がたまるのは頭皮の方です。
- 浴室に入る前に、目の粗いくしで毛先からもつれをほどく
- ぬるめのお湯で、頭皮まで届くようにしっかり予洗いする
- シャンプーは手で軽く泡立ててから、まず頭皮に付ける
- 指の腹で頭皮を動かすように洗い、毛先は泡を通す程度にする
- 襟足や耳の後ろは泡が残りやすいので、すすぎを長めにする
- コンディショナーは毛先から中間に付け、頭皮には付けすぎない
ポイントは、頭皮と毛先で「やること」を分けることです。毛先を手のひらでこすり合わせると、傷みやからまりのもとになります。
汗をかいた日・仕事の後の洗い方
ヘルメットや帽子をかぶる仕事、運動をした日は、頭皮が汗でむれやすくなります。結んだまま一日を過ごした日は、ほどいた後に髪をくしで整えてから洗うと、からまりにくくなりますよ。
朝にシャワーを浴びる習慣がある方は、乾かす時間を取れるかどうかも考えておきたいところです。長い髪が生乾きのまま結ぶと、根元がむれやすくなります。
シャンプーの量で迷ったら
髪が伸びると、『今までの量だと足りない気がする』と感じますよね。泡立ちが足りない時は、一度に量を増やすより、予洗いを長めにしてから少しずつ足す方が頭皮に行き渡りやすくなります。
量の目安は商品ごとに違うので、使っているシャンプーの説明を確かめてみてください。
洗う回数は頭皮の様子で決める
『長い髪は毎日洗うと傷むのでは』と迷う方もいますよね。皮膚科Q&Aでは、頭皮が乾燥しすぎたり、油っぽくなったりしない頻度で洗うことが、生活上の注意として紹介されています。
汗をかく季節や運動した日は、頭皮のべたつきやにおいが気になりやすくなります。毛先の傷みが気になる時は、洗う回数を減らすより、毛先をこすらない洗い方に変える方が頭皮のためには向いていますよ。
ロン毛の乾かし方:根元から、毛先は最後に
長い髪は乾くまでに時間がかかります。『面倒だから自然乾燥でいいか』と思う日もあるはずです。
ただ、濡れた髪のまま寝ると、枕とのこすれでからまりやすくなります。根元が湿ったままの状態が続くのも、頭皮のためには避けたいところです。
- タオルで頭皮を押さえるようにして水気を取る(こすらない)
- 毛先はタオルで挟み、軽くたたくように水気を吸わせる
- ドライヤーは根元から当て、指で髪をかき分けて頭皮を乾かす
- 後頭部と襟足は乾きにくいので、頭を少し前に傾けて風を入れる
- 根元が乾いたら、中間から毛先へ風を上から下に向けて当てる
- 最後に手で触って、湿り気が残っていないか確かめる
ドライヤーは同じ所に当て続けず、少し離して動かしながら使いましょう。毛先は最後に残った熱でも乾きやすいので、根元より短めで大丈夫です。
長さの段階で変わる乾かし方
| 長さの段階 | 起きやすいこと | 乾かし方のひと工夫 |
|---|---|---|
| 耳にかかる頃 | 襟足が外にはねやすい | 襟足の根元を先に乾かして癖をおさえる |
| あごの長さ | 顔まわりが乾きにくく、ほおに張りつく | 前髪側から根元を乾かす |
| 肩につく長さ | 肩に当たって毛先がはねる | 毛先は下に向けて風を当てる |
| 結べる長さ | 内側の髪が乾きにくい | 髪を2つに分けて、内側から乾かす |
伸ばしかけの時期は、長さが変わるたびに乾きにくい場所も変わります。『最近まとまらないな』と感じたら、乾かす順番を見直すタイミングかもしれません。
時間がない朝はどうする?
朝に洗った日は、全部を乾かしきる時間がないこともありますよね。そんな時は、根元と襟足だけはドライヤーで乾かし、毛先は残りの時間で整えるだけでも違います。
「濡れたまま結んで出かける」のは、できれば避けたいところです。夜に洗う習慣に変えると、朝の慌ただしさも減りますよ。
結び方と、引っぱる髪型の注意
ロン毛になると、仕事中や食事の時に髪を結ぶ機会が増えますよね。ここが、ロン毛ならではの気をつけたいところです。
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、ポニーテールやお団子など一定の髪型を続けると毛が引っぱられて抜けやすくなることがあると紹介されています。早いうちに髪型を変えて、皮膚科に相談するようすすめています。
| 結び方 | 引っぱられやすい場所 | 負担を減らす工夫 |
|---|---|---|
| 後ろで一つにきつく結ぶ | 生え際・こめかみ | 低めの位置で、ゆるめに結ぶ |
| 高い位置のお団子 | 頭頂部・生え際 | 毎日同じ位置にしない |
| ハーフアップ | 結んだ所の周り | 結ぶ毛の量を少なめにする |
| 前髪ごと後ろへまとめる | おでこの生え際 | 前髪は下ろす日をつくる |
| 仕事中ずっと結んだまま | 結び目の根元 | 休憩時間にほどいて頭皮を休ませる |
ゴムやピンの選び方と外し方
細くて硬いゴムは、きつく結べる反面、髪に食いこみやすくなります。太めのやわらかいゴムやクリップに替えると、引っぱる力を分けられますよ。
外す時は、ゴムを引き抜かず、髪を押さえてから少しずつゆるめて外しましょう。ゴムに巻きついた毛を無理に引っぱると、切れ毛のもとになります。
「今日は会議だからきっちり結ぶ」「家に帰ったらすぐほどく」のように、結ぶ時間にメリハリをつけるのもおすすめです。
運動やスポーツの時のまとめ方
走ったり体を動かしたりする時は、髪が揺れないようにきつく結びたくなりますよね。ヘアバンドで前髪を押さえ、後ろは低めにゆるく結ぶと、引っぱる力を分けられます。
運動の後は、汗で湿った髪を結んだままにせず、早めにほどいて乾かしましょう。
生え際やこめかみが気になってきたら
結ぶ位置に近い生え際やこめかみが薄くなってきたと感じたら、まずは結ぶ髪型をお休みしてみてください。そのうえで、気づいた時期と、ふだんの髪型・結ぶ時間をメモして皮膚科で相談すると話が早く進みます。
伸ばしかけの時期にありがちな悩み
ロン毛を目指す途中は、髪がまとまらず、何かとつい手を入れたくなる時期ですよね。この時期の習慣が、後々の頭皮の負担に関わってきます。
- 帽子やヘルメットで長時間むれていないか
- 整髪料を頭皮の近くまで付けていないか
- まとまらない髪を何度も手でかき上げていないか
- ヘアアイロンを濡れた髪に当てていないか
- 寝る時に長い髪を枕の下に敷きこんでいないか
帽子をかぶる日は、休憩の時に一度脱いで汗を拭くだけでも頭皮のむれがやわらぎます。整髪料は毛先中心に付け、その日のうちに洗い流しておきましょう。
寝る時の髪のまとめ方
長い髪を下ろしたまま寝ると、寝返りのたびに枕とこすれてからまります。ゆるい三つ編みや、低い位置でのゆるい一つ結びにして、頭の下に敷きこまないようにしておくと朝が楽になりますよ。
寝る時にきつく結ぶのは避けたいところです。結ぶなら、跡が付かない程度のやわらかいゴムやシュシュを使ってみてください。
美容院で伝えておきたいこと
伸ばしかけの間も、毛先を整えに美容院へ行くと、傷んだ部分を早めに切ってもらえます。抜け毛が気になっていることや、仕事で結ぶ時間が長いことも伝えておくと、結びやすく負担の少ない長さを一緒に考えてもらえます。
カラーやパーマをする時は
長い髪を明るく染めたり、パーマをかけたりする方もいますよね。皮膚科Q&Aでは、極端に頻繁なカラーリングは避けるよう生活上の注意で触れられています。
染める時は、毎回説明書に従って皮膚のアレルギー試験をしておくと安心です。育毛剤を使っている方は、カラーとの間隔を美容師さんにも伝えておきましょう。
ロン毛で育毛剤を使う時のコツ
ロン毛だと、育毛剤を塗っても髪の表面にばかり付いてしまう、という声もありますよね。育毛剤は髪ではなく頭皮に付ける物なので、長い髪をかき分けてから使うのがコツです。
順番の一例として、花王のQ&Aでは「シャンプー、タオルで水気を取る、育毛剤、ドライヤー」の流れで使うよう紹介されています。使い方の順番や回数は商品ごとに違うので、使っている商品の説明書を基準にしてください。
長い髪を分けて塗るやり方は、長い髪で育毛剤を地肌に届かせるコツで詳しく紹介しています。育毛剤の基本を先に知っておきたい方には、育毛剤とはどんな商品かがおすすめです。
結ぶ日は、塗ってから乾かして結ぶ
朝に育毛剤を使ってから髪を結ぶ方もいますよね。塗った直後に結ぶと、液が髪にしみたまま根元がむれやすくなるので、軽く乾かしてから結ぶ方が気持ちよく過ごせます。
結んだ後に塗り直すのは、結び目の周りに液がたまりやすくなります。塗るのは髪を下ろしている時間に、と決めておくと迷いませんよ。
液が首や背中に垂れる時は
長い髪だと、塗った液が毛先を伝って首や背中に垂れてくることがあります。首にタオルをかけてから塗り、毛先をクリップで上に留めておくと、服が濡れにくくなります。
育毛剤には、医薬部外品の育毛剤や、頭皮用の化粧品などがあります。表示できる効能は区分で違うので、パッケージの区分と有効成分を確かめてから選びましょう。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見るロン毛でよくある失敗と、皮膚科に相談したい時
手入れを頑張っているつもりでも、長い髪ならではの落とし穴があります。よくある失敗をまとめてみました。
| ロン毛の失敗例 | 困ること | 見直し方 |
|---|---|---|
| もつれたまま洗う | 洗っている間にからまりが固くなる | 洗う前にくしでほどく |
| 生乾きのまま結ぶ | 根元がむれやすい | 根元を乾かしてから結ぶ |
| 毎日同じ位置できつく結ぶ | 生え際が引っぱられる | 位置と強さを日によって変える |
| 濡れた髪を強くとかす | 切れ毛が増える | 乾かしてから毛先からとかす |
| 抜け毛の量だけで心配する | 見え方に振り回される | 同じ条件で記録を付ける |
「切ればよかった」と焦らなくていい
抜け毛が気になった時に、『やっぱり短くした方がいいのかな』と迷う方もいるはずです。髪の長さを決めるのは自分の好みなので、手入れを見直してから決めても遅くはありません。
短くするか迷う時は、美容師さんに頭皮の様子も見てもらいながら相談してみてください。
皮膚科に相談したい時
『ロン毛のせいだと思って様子を見ていたけど』という時でも、次のような様子があれば一度皮膚科で相談してみましょう。
- 丸く毛が抜けている所がある
- 短い間に、抜け毛が目に見えて増えた
- 結ぶ位置の生え際やこめかみが薄くなってきた
- 頭皮の赤み・かゆみ・ふけが続く
- 細く短い毛が目立ち、頭頂や分け目の地肌が透けてきた
受診の時は、いつ頃から気になったか、ふだんの髪型と結ぶ時間、使っているシャンプーや整髪料をメモしておくと伝えやすくなります。
この記事に出てきた言葉
| 言葉 | ひと言でいうと |
|---|---|
| 毛周期 | 毛が育つ時期と休む時期をくり返し、生え替わる流れ |
| 切れ毛 | 根元からではなく途中で切れた毛 |
| 予洗い | シャンプーを付ける前に、お湯だけで頭皮と髪をすすぐこと |
| ハーフアップ | 上半分の髪だけを結ぶ髪型 |
| 医薬部外品 | 効能・効果が認められた成分を配合した商品の区分 |
よくある質問
ロン毛にすると、抜け毛は増えますか?
長くしたこと自体で抜ける本数が増えるとは言い切れません。1本が長いぶん、からみ合ってまとまり、多く見えやすくなります。同じ条件で記録を付けて、変化があるかを見てみてください。
毎日結んでいても大丈夫ですか?
一定の髪型を続けると、毛が引っぱられて抜けやすくなることがあると紹介されています。結ぶ位置や強さを日によって変え、家ではほどいて頭皮を休ませましょう。
長い髪は自然乾燥でもいいですか?
濡れたまま寝ると枕とのこすれでからまりやすく、根元が湿ったままになりがちです。少なくとも根元はドライヤーで乾かしておくのがおすすめです。
伸ばしかけで帽子が手放せません。
帽子が悪いわけではありません。休憩の時に脱いで汗を拭く、帰ったら頭皮をきちんと洗うなど、むれをためない工夫をしてみてください。
ロン毛でも育毛剤は使えますか?
使えます。髪をかき分けて頭皮に付けるのがコツです。使う順番や回数は商品ごとに違うので、説明書を確かめてください。
生え際が後退してきた気がします。
結ぶ髪型をお休みしたうえで、気づいた時期とふだんの髪型をメモして皮膚科で相談してみてください。自分で原因を決めつけないことが大切です。
まとめ
- ロン毛は同じ本数でも抜け毛が多く見えやすい
- 洗う前にもつれをほどき、頭皮と毛先で洗い方を分ける
- 乾かす時は根元から、毛先は最後に
- 同じ位置できつく結び続けない・ゴムはやさしく外す
- 丸く抜ける・急に増える・生え際が気になる時は皮膚科へ
ロン毛は、長さに合わせて手入れを少し変えるだけで、ぐっと扱いやすくなります。伸ばしていく時間も、頭皮をいたわりながら楽しんでくださいね。





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