ヘアブラシで抜け毛対策はできる?ブラシの選び方・とかし方と手入れ

ドレッサーの上のヘアブラシと目の粗いくし、髪を毛先からとかす後ろ姿のイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

朝、髪をとかしたらブラシに抜け毛がびっしり。『このブラシのせい?それとも、とかし方が悪いの?』と気になりますよね。

結論から言うと、ヘアブラシそのものに抜け毛を防ぐ働きがあるわけではありません。ただ、髪に合うブラシを選び、からまりをほどくようにやさしくとかすことで、髪を余計に引っぱる負担は減らせます。

この記事を読むと、ヘアブラシで抜け毛対策として気をつけたいブラシの選び方、とかし方、ブラシの手入れのしかたが分かります。

目次

ヘアブラシで抜け毛対策はできる?先に答え

『ブラシを替えれば抜け毛が減る?』と期待している方のために、要点を先にまとめますね。

先に答え
  • ブラシは髪を整える道具で、抜け毛を防ぐ働きをうたえる物ではない
  • ブラシに残る毛の多くは、もともと抜ける時期を迎えていた毛
  • 抜け毛対策としてできるのは、髪を引っぱらない・からまりを無理にほどかないこと
  • ブラシは髪の長さ・量・使う場面で選ぶ
  • ブラシについた毛とほこりはこまめに取り、汚れたら素材に合わせて洗う

頭皮に当てて使うブラシと育毛剤の組み合わせは育毛剤とブラシは一緒に使える?で紹介しています。この記事では、髪をとかすヘアブラシの話に絞りますね。

ブラシにできること・できないこと

できることできないこと
からまった髪をほどく抜け毛そのものを止める
髪の流れを整える頭皮の状態を変えると約束する
洗う前に髪のからまりを取っておく薄毛・抜け毛の原因を見つける
ほこりや抜けた毛を髪から取りのぞく病気かどうかを見分ける

「育毛」「頭皮が元気に」のような言葉で紹介されているブラシを見かけることもありますよね。ブラシは育毛剤のような効能を表示できる物ではないので、使い心地や髪への当たり方で選ぶのがおすすめです。

ブラシに残る抜け毛はなぜ多く見える?

ブラシに残った毛を見て驚くのは、よくあることです。実は、ブラシは抜けた毛を集めやすい道具なんです。

日本皮膚科学会の解説では、髪には伸びる時期と休む時期があり、一日に抜ける毛はおおよそ100本程度までといわれています。量は人によっても、季節や髪の扱い方によっても違ってくるとされています。

多く見える場面理由
朝いちばんにとかした時寝ている間に抜けた毛が髪の中に残っていて、まとめて取れる
何日かブラシを掃除していない時前に取れた毛が残っていて、量が多く見える
髪が長い時1本ずつが長く、同じ本数でも量が多く見える
からまった髪をとかした時からまりと一緒に抜けた毛が引っかかる
洗う前にとかした時シャンプー前に抜けた毛が集まる

毎回ブラシの毛を取ってから見る

ブラシに残る毛の量で心配な時は、使う前にブラシの毛を取っておき、1回とかした後の量だけを見るようにしてみてください。毎回同じ条件で見ると、多いのか少ないのかが分かりやすくなります。

『昨日の分も混じっていた』と分かるだけで、安心できることもありますよ。

切れた毛が混じっていることも

ブラシに残る毛の中には、頭皮から抜けた毛だけでなく、途中で切れた毛も混じります。短い毛がたくさん残る時は、とかし方が強すぎないか、毛先が傷んでいないかを見直してみましょう。

ヘアブラシの種類と向き・不向き

ヘアブラシには、いろいろな形や素材があります。髪の長さや量、使う場面に合わせて選ぶと、髪を引っぱりにくくなります。

ブラシの種類向いている使い方気をつけたいこと
目の粗いくし濡れた髪や、からまった毛先をほどく根元から一気にとかさない
クッションブラシ乾いた髪の流れを整える空気穴から水が入りやすい物がある
獣毛ブラシ乾いた髪の表面を整える水に弱い物が多い
樹脂ピンのブラシ髪の量が多い時のブロー前のほぐしピンの先が欠けていないか確かめる
パドルブラシ(平らで面が広い物)長い髪を広い面でとかす力を入れすぎない
ロールブラシドライヤーで形を整える髪を巻きつけたまま強く引かない

どれが一番というより、場面で使い分けるのがコツです。例えば、お風呂上がりは目の粗いくしで毛先をほどき、乾いてからクッションブラシで整える、という形ですね。

店頭で選ぶ時に見たいところ

選ぶ時のチェック
  • ピンや毛の先が丸く、手の甲に当てても痛くないか
  • 自分の髪の量に対して、ピンの間隔が狭すぎないか
  • 持ち手が手になじみ、力を入れずに動かせるか
  • 濡れた髪に使えるかどうか、表示や説明を見る
  • 洗える素材か、洗い方の説明があるか

迷った時は、手の甲や腕の内側にブラシを軽く当ててみると、当たりの強さがよく分かりますよ。

髪の長さ・量で選び方を変える

髪の状態選び方の目安
短い髪小さめで小回りのきく物。頭皮に強く当たらない物
肩くらいの長さ毛先をほどけるくしと、流れを整えるブラシを分ける
長い髪面の広い物でも、毛先から少しずつとかせる物
量が多い・からまりやすいピンの間隔が広く、髪の中を通りやすい物
細い・やわらかい髪当たりのやわらかい物

外出先で使うブラシも見直す

家では気をつけていても、外出先ではバッグに入れた小さなブラシで急いでとかすことも多いですよね。小さいブラシほど、力を入れて何度も通しがちです。

持ち歩き用も、ピンの先が丸くて当たりのやわらかい物を選んでおくと安心です。ポーチの中で汚れやすいので、ときどき毛やほこりを取っておきましょう。

髪に負担をかけないとかし方

ここが大事なところです。同じブラシでも、とかし方ひとつで髪の引っぱられ方が変わります。

やさしいとかし方
  1. 髪が乾いているか、濡れているかを確かめる(濡れている時は目の粗いくしで)
  2. 毛先を手で軽く持ち、毛先の数センチだけをとかす
  3. からまりがほどけたら、少しずつ上の方へとかす範囲を広げる
  4. 最後に根元から毛先へ、力を入れずに通す
  5. 引っかかったら止めて、手でほどいてから続ける
  6. とかし終わったら、ブラシの毛を取っておく

根元から一気にとかさない

からまった髪を根元から一気にとかすと、毛先で引っかかって、髪がピンと引っぱられます。毛先から少しずつ、がいちばんの近道です。

例えば、肩くらいの長さなら、毛先から3回くらいに分けて上へ進むイメージです。急いでいる朝ほど、毛先を先にほどくひと手間が効いてきますよ。

濡れた髪はやさしく扱う

お風呂上がりの濡れた髪は、からまりやすく、こすれにも弱い状態です。タオルで押さえるように水気を取ってから、目の粗いくしで毛先をほどいてみてください。

ドライヤーの後にブラシで整える方が、髪を引っぱりにくくなります。

洗う前にとかしておく

シャンプーの前に、乾いた髪を軽くとかしてからまりをほどいておくと、洗っている時に髪どうしがからみにくくなります。洗う前にとかすと、抜けかけの毛も先に取れるので、排水口の毛の量に驚くことも減るかもしれません。

頭皮をこすらない

『頭皮にブラシを当てると気持ちいい』と、ゴシゴシこする方もいますよね。ヘアブラシは髪をとかすための物なので、頭皮に強く押し当てて動かすのはやめておきましょう。

頭皮のかゆみや赤みがある時は、その部分にブラシを当てないようにしてください。

ブラシの手入れと抜け毛の取り方

ブラシに抜け毛やほこりがたまったままだと、とかした時に髪にほこりがつきやすくなります。こまめな手入れも、抜け毛が気になる時の大事なひと手間です。

ふだんの手入れ
  1. 使い終わったら、ブラシに残った毛を手やくしで取る
  2. 取りにくい毛は、柄の方から先の方へ、クリーニング用のブラシなどでかき出す
  3. 次に横方向からも動かして、取り残しを取る
  4. 風通しのよい所に置いておく

メーカーの案内では、ブラシの手入れは、まず乾いたまま毛やほこりを取るのが基本とされています。高温の場所や直射日光を避け、ドライヤーの熱い風を長く当てないよう案内しているメーカーもありますよ。

汚れが気になる時の洗い方

整髪料や皮脂で汚れが気になる時は、素材に合わせて洗います。洗い方はブラシごとに違うので、まず説明書やメーカーの案内を見てください。

素材・形手入れのしかた
樹脂ピン・ナイロン毛を取ってから、ぬるめのお湯と洗浄料でやさしく洗い、よくすすぐ
獣毛水に弱い物が多いので、乾いたままの手入れを中心にする
クッション空気穴から水が入らないよう、部分的にやさしく手入れする
木の持ち手長く水につけない。洗った後は水気を拭く

洗い終わったら、毛の根元から毛先へ水分を押し出すようにして、風通しのよい所で自然に乾かすよう案内しているメーカーがあります。熱いお湯で洗ったり、強くこすったりするのは避けておきましょう。

洗った後は乾かしてから使う

ブラシをぬれたまま置いておくと、乾きにくい所に湿気が残ります。長い時間、水気のある場所に置かないよう注意しているメーカーもあるので、浴室に置きっぱなしにしていないか見直してみてください。

逆さにしたり、毛の面を下に向けたりして、陰干しで乾かす方法を案内しているメーカーもあります。

置き場所で長持ちが変わる

ブラシは、洗面台のまわりや窓ぎわに置きっぱなしになりがちです。湿気がこもる所や直射日光が当たる所は、素材を傷めることがあるので避けておきましょう。

毛の面を上にしてスタンドに立てるか、引き出しに入れる時は毛がつぶれないように置くと形が保ちやすくなります。

買い替えを考えたいサイン

  • ピンの先の丸い部分が取れて、とがっている
  • 毛が抜けたり、曲がったりしている
  • クッションが破れている
  • 洗っても汚れやにおいが取れない

先がとがったピンは、髪や頭皮に引っかかりやすくなります。とかすたびに引っかかる感じがあれば、買い替えのタイミングかもしれませんね。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

ブラシと一緒に見直したい髪の扱い方

ブラシだけでなく、毎日の髪の扱い方も一緒に見直すと、髪への負担を減らせます。日本皮膚科学会は、生活上の注意として、髪に負担のかかる髪型や、極端に頻繁なカラーリングを避けることを挙げています。

見直したいことやさしい扱い方
髪をきつく結ぶゆるめにまとめ、結ぶ位置を日によって変える
濡れたまま寝る根元から乾かしてから横になる
タオルでゴシゴシ拭く押さえるように水気を取る
整髪料をつけたままとかす整髪料はその日のうちに洗い流す
ヘアアイロンを毎日高温で当てる時間と回数をひかえめにする

整髪料をつけた髪にブラシを通す時は

整髪料がついた髪をとかすと、ブラシに汚れがつきやすくなります。メーカーによっては、ヘアオイルや整髪料をつけた髪に使うのは避け、乾いた清潔な髪に使うよう案内している物もあります。

整髪料を使う日は、つける前にとかして形を整えておくのも一つの方法です。

頭皮のケアをしたい時は

頭皮のケアを考える時は、ブラシだけで何とかしようとせず、頭皮につける物の区分も見ておくと選びやすくなります。脱毛の予防などの効能を表示できるのは、医薬部外品の育毛剤などです。頭皮につける育毛剤がどんな物かは、育毛剤とはどんな商品?を読むとつかめます。

ブラシでよくある失敗と防ぎ方

抜け毛が気になると、ついブラシの使い方にも力が入ってしまいますよね。よくある失敗を先に知っておくと、ちょっとした工夫で防げます。

よくある失敗防ぎ方
抜けるのが怖くてとかさないからまりがたまるので、毛先からやさしくとかす
引っかかっても力で通すいったん止めて、手でほどいてから続ける
ブラシの毛を取らずに使い続ける使い終わったら毛を取る習慣をつける
獣毛ブラシを水洗いしてしまう説明書で洗えるか確かめてから手入れする
浴室にブラシを置きっぱなしにする使った後は風通しのよい所に置く
何本も替えて一番合う物を探し続ける場面ごとに1本ずつ決めて使い分ける

静電気が起きやすい季節は

冬など空気が乾く季節は、静電気で髪が広がったり、からまりやすくなったりします。からまった所を無理にとかすと、髪を引っぱる原因になりますよね。

化粧品の効能には「毛髪の帯電を防止する」という項目もあり、そうした表示のある物を使う方法もあります。とかす前に髪の乾燥が気になる時は、容器の効能の欄を見て選んでみてください。

ブラシを家族と共用する時は

家族で1本のブラシを使っていると、誰の抜け毛か分からなくなり、量を見比べにくくなります。抜け毛が気になる時は、自分用のブラシを1本決めておくと記録もしやすいですよ。

頭皮にかゆみや赤みがある時は、ブラシを分けて、こまめに手入れしておくと安心です。

皮膚科で相談したいサイン

ブラシやとかし方を見直しても抜け毛が気になる時は、次のサインがないか見てみてください。

皮膚科で相談したいサイン
  • 一か所だけ地肌がはっきり見えるほど抜けている
  • 頭皮のかゆみ・赤み・フケが続いている
  • ブラシに残る毛が、何週間も多い状態が続いている
  • 髪をとかした後、分け目の地肌が以前より目につく
  • 短く細い毛ばかりが抜けている気がする

抜け毛が続く時は皮膚科など専門の医療機関で対策を聞くよう、日本皮膚科学会も案内しています。受診する時は、抜け毛の記録や、気になる所の写真を持って行くと話が早く進みますよ。

例えば、こんなふうに伝えてみてください。

「1か月くらい前から、ブラシに残る抜け毛が多い気がします。頭皮のかゆみもあります。」

妊娠中・授乳中かどうか、持病や飲んでいる薬があるかも、医師に話しておくと判断の助けになります。抜け毛が増えた時の確かめ方は育毛剤を使ったら抜け毛が増えた?でも紹介しています。

2週間の記録のつけ方

記録すること書き方の例
とかした時間帯朝の身じたくの時
ブラシに残った量少ない・ふつう・多い のどれか
髪の様子からまり、切れ毛の有無
頭皮の変化かゆい・赤い・フケが目立つ、などがあれば書く

毎回ブラシの毛を取ってから同じ時間帯にとかすと、比べやすくなります。

よくある質問

ヘアブラシを替えると抜け毛は減りますか?

ブラシ自体に抜け毛を防ぐ働きがあるわけではありません。ただ、髪に合うブラシでやさしくとかすと、髪を余計に引っぱる負担は減らせます。

ブラシに毎日たくさん毛が残るのは普通ですか?

ブラシは抜けた毛を集めやすく、寝ている間に抜けた毛もまとめて取れます。毎回ブラシの毛を取ってから量を見て、多い状態が続く時は皮膚科で相談しましょう。

濡れた髪をブラシでとかしてもいいですか?

濡れた髪はからまりやすく、こすれにも弱い状態です。目の粗いくしで毛先からやさしくほどき、乾かしてからブラシで整えるのがおすすめです。

獣毛ブラシは水で洗えますか?

水に弱い物が多いので、乾いたままの手入れを中心にするよう案内しているメーカーがあります。洗い方は、使っているブラシの説明書やメーカーの案内を確かめてください。

ブラシはどのくらいで買い替えればいいですか?

ピンの先がとがっている、毛が抜けたり曲がったりしている、洗っても汚れが取れないといった時が目安です。とかすたびに引っかかる感じがあれば、見直してみましょう。

頭皮をブラシでたたくと抜け毛対策になりますか?

抜け毛対策になるとは言えません。ヘアブラシを頭皮に強く押し当てるのは避け、頭皮にかゆみや赤みがある時はその部分に当てないでください。

まとめ

この記事の要点
  • ヘアブラシは髪を整える道具で、抜け毛を防ぐ働きをうたえる物ではない
  • ブラシに残る毛の多くは、もともと抜ける時期の毛や残っていた毛
  • 髪の長さ・量・使う場面でブラシを選び、毛先から少しずつとかす
  • ブラシの毛はこまめに取り、汚れたら素材に合わせて手入れする
  • 地肌が見えるほど抜ける所がある、かゆみや赤みが続く時は皮膚科で相談
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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