薄毛対策にヘッドスパは向いてる?自宅ケアとサロンの選び分け

薄毛対策として自宅ケアとサロンのヘッドスパを選び分けるイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

薄毛が気になり始めて、『ヘッドスパに通えば何か変わるかな』と考えている方もいるのではないでしょうか。自宅でできるならそれでいい気もするし、サロンのほうがいい気もして、迷いますよね。

結論から言うと、ヘッドスパは頭皮を清潔に保ち、気持ちをほぐすケアとして取り入れるのが向いています。薄毛対策そのものとしては、表示できる効能が決められた育毛剤や、皮膚科への相談と役割を分けて考えるのが現実的です。

この記事では、自宅ケアとサロンをどう選び分けるか、どのくらいの頻度で取り入れるかを、表とチェックリストでお話しします。

目次

薄毛対策にヘッドスパは向いてる?先に答え

先に答え
  • ヘッドスパは、頭皮の汚れを落としたり、リラックスしたりするためのケア
  • 薄毛そのものへの効き目を約束できる物ではない
  • 自宅ケアとサロンは、目的・時間・予算で選び分ければよい
  • 頻度は、頭皮の様子と生活リズム、予算の3つで決める

皮膚科の専門家の団体である日本皮膚科学会も、Q&Aの中で、これさえすれば抜けないという予防法は無いと説明しています。ヘッドスパも、その中の一つの手段と考えておくと、期待しすぎずに済みますよ。

一方で、同じQ&Aでは、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗うことが、生活上の注意として挙げられています。頭皮を清潔に保つという点では、ヘッドスパも毎日のシャンプーと同じ方向を向いたケアなんです。

ヘッドスパが抜け毛にどう関わるかの詳しい話は、ヘッドスパは抜け毛予防になるかでまとめています。この記事では「どう選ぶか」に絞ってお話ししますね。

薄毛対策の中で、ヘッドスパはどこに入る?

薄毛対策には、いくつかの手段があります。それぞれの役割を表で並べると、ヘッドスパの立ち位置が見えてきます。

手段主な役割向いている時
毎日のシャンプー頭皮と髪を清潔に保つ毎日の基本として
ヘッドスパ(自宅・サロン)汚れを落とす・気持ちをほぐす頭皮をすっきりさせたい時
育毛剤(医薬部外品)表示が認められた範囲の効能抜け毛や薄毛が気になり始めた時
発毛剤(医薬品)製品ごとに承認された効能薬剤師に相談して選ぶ時
皮膚科頭皮や抜け方の診察急に増えた・円形に抜けた・かゆみが続く時

育毛剤(医薬部外品)なら、国の通知で効能の範囲が「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛。」と決められています。ヘッドスパにはこうした効能の決まりがないので、役割が違う、と考えておくとすっきりしますね。

育毛剤がどんな商品かは、育毛剤とはどんな商品かで一度確かめておくと、組み合わせ方も考えやすくなります。

ヘッドスパに期待しやすいこと
  • 頭皮の汚れや皮脂を落としてすっきりする
  • リラックスする時間になる
  • 頭皮の状態を見てもらえる(サロン)
ヘッドスパに期待しにくいこと
  • 髪の本数が変わること
  • 抜け毛の原因を見きわめること
  • 1回で頭皮の悩みが片づくこと

「ヘッドスパで薄毛対策」の宣伝を見かけたら

サロンの案内や広告で、薄毛への効き目を強く打ち出した言葉を見かけることもありますよね。東京都の広告基準の資料では、育毛剤(医薬部外品)でも「育毛は、バランス良い生活と○○が即解決!!」のような保証の表現は認められないとされています。

ヘッドスパのメニューで使う商品が育毛剤でも、効き目を約束できるわけではありません。『1回で変わる』のような言葉に出会ったら、使う商品の区分と成分を聞いてみてください。

自宅ケアとサロンの選び分け表

『結局、自宅とサロンのどっちがいいの?』と思いますよね。答えは、目的によって変わります。目的ごとに向いている方を表にしました。

目的自宅ケアサロン選び方のひと言
毎日の汚れをすっきり落としたい向いている補助的に毎日の洗い方を整えるのが先
自分の頭皮の状態を知りたい見えにくい向いている頭皮を見てもらえるメニューを選ぶ
リラックスしたい短い時間ならできる向いているゆっくりしたい日はサロンで
手軽に続けたい向いている予約や移動が必要続けやすさを優先
費用をおさえたい向いている回数を決めて回数で調整する
育毛剤との使い方を相談したい自分で調べる相談できることがある区分や成分は自分でも確かめる

自宅ケアの強みは、毎日続けられることです。サロンの強みは、人に頭皮を見てもらえることと、ゆっくりできる時間です。

どちらか一方に決める必要はありません。ふだんは自宅で、たまにサロンで、という組み合わせも自然な選び方ですよ。

自宅ケアでできることの範囲

自宅でできるのは、ていねいな洗い方と、指の腹でのやさしい頭皮マッサージ、しっかり乾かすことが中心です。特別な道具がなくても始められます。

シャンプーの前にぬるめのお湯で頭皮をしっかりぬらし、泡立ててから洗うだけでも、いつもの洗髪がぐっとていねいになります。最後に生え際やえり足まですすげば、自宅のヘッドスパとしては十分なスタートです。

頭皮マッサージのやり方や力加減は、薄毛対策の頭皮マッサージでくわしく紹介しています。ブラシなどの道具を使いたい方は、強くこすりすぎないことだけ気をつけてくださいね。

自分はどっち向き?選び分けのチェック

選び分け表を見ても迷う時は、自分の状況に当てはまる項目を数えてみてください。多く当てはまった方から始めるのが目安です。

自宅ケアから始めるのが向いている人
  • 毎日の洗い方を、まだ見直したことがない
  • 忙しくて、予約して出かける時間が取りにくい
  • 費用をかけずに、まず続けられるかを試したい
  • 頭皮にかゆみや赤みなど、気になる症状は特にない
サロンも取り入れるのが向いている人
  • 自分の頭皮の状態を、人に見てもらいたい
  • 自宅のケアだけでは、すっきり感が足りないと感じる
  • 月に一度くらい、ゆっくりする時間を作りたい
  • 美容院に通う習慣があり、同じ日に受けられる

どちらの項目にも当てはまらず、抜け毛が急に増えた・円形に抜けた・かゆみや赤みが続く、という方は、ヘッドスパより先に皮膚科で相談してください。抜け毛が気になる時は、専門の医療機関で対策を知ることが大切だと、日本皮膚科学会も書いています。

季節で選び分けを変えてもいい

選び分けは、一度決めたら変えてはいけないものではありません。季節によって頭皮の様子は変わるので、時期で組み合わせを変えるのも一つの方法です。

季節頭皮の様子選び分けの例
夏汗や皮脂でべたつきやすい自宅でていねいに洗う日を増やし、サロンですっきりさせる
冬空気が乾いてつっぱりやすい自宅ケアは熱すぎるお湯を避け、サロンは回数を控えめに
季節の変わり目調子が変わりやすい写真とメモで様子を見て、次の月の予定を決める

頻度はどう決める?3つの物差し

ヘッドスパの頻度に、決まった正解はありません。次の3つの物差しで、自分に合う間隔を決めてみてください。

物差し見るところ頻度の考え方
頭皮の様子べたつき・乾燥・かゆみ・赤み赤みやかゆみがある時は休む。乾燥しやすい時は回数を減らす
生活リズム仕事の忙しさ・美容院に行く周期美容院に行く日に合わせると続けやすい
予算1か月に頭皮ケアに使える金額1回の料金ではなく、1か月分に直して考える

『毎週通ったほうがいいのかな』と思う方もいるかもしれません。でも、回数を増やせばよいというものではありません。頭皮の様子を見ながら、続けられる間隔を選ぶのがいちばんです。

予算の考え方

サロンのヘッドスパは、メニューの時間や内容によって料金が変わります。何分のコースか、シャンプーやブローが含まれるか、使う商品は何かを確かめて比べましょう。

育毛剤も使っている方は、育毛剤とヘッドスパを合わせた1か月の費用で考えると、無理のない組み合わせが見えてきます。

回数券や月ごとのコースがあるサロンもあります。申し込む前に、有効期限や、使い切れなかった時の扱いを確かめておくと、あとで困りません。

頭皮に赤みやかゆみがある時は休む

頭皮に赤み・かゆみ・湿疹がある時は、ヘッドスパは自宅でもサロンでもお休みしましょう。こすったり、たくさんの商品を使ったりすると、刺激になることもあるからです。

長引くようなら皮膚科へ。サロンの予約がある時は、早めに日程を変えてもらうと安心です。

自宅とサロンの1か月の組み合わせ例

選び分けと頻度が決まったら、1か月の流れにしてみましょう。たとえば、自宅ケアを基本にして、月に1回サロンを取り入れる場合はこんな感じです。

時期自宅でのケアサロン育毛剤を使う人
1週目毎日ていねいに洗い、根元から乾かすなし洗って乾かした頭皮に用法どおり
2週目週末に、時間をかけて頭皮マッサージなしいつもどおり
3週目毎日のケアを続ける美容院の日にヘッドスパ施術の後はサロンで使い方を相談
4週目頭の写真を撮り、気づいたことをメモなし使い方を見直すなら次の月から

サロンでヘッドスパを受けた日に育毛剤をいつ使うかは、施術で使った商品にもよります。施術の後に、その日は使ってよいかを担当の人に聞いておくと迷いません。

組み合わせ方を変える時は、一度に全部を変えずに、一つずつ変えるのがコツです。何が自分に合っていたのかが、分かりやすくなります。

忙しい月は、自宅ケアだけでも大丈夫

仕事や家のことで忙しい月は、サロンの予約が負担になることもありますよね。そんな月は、自宅ケアだけに切り替えても問題ありません。

毎日の洗い方と乾かし方を続けていれば、頭皮を清潔に保つという点ではしっかりケアできています。サロンは、余裕のある月の楽しみに取っておきましょう。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

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記録を付けると、選び分けが上手になる

月に1回、同じ場所・同じ明るさで頭の写真を撮り、その月にしたケアをメモしておきましょう。数か月分たまると、自分に合う頻度が見えてきます。

『サロンに行った月は気分がいい』『自宅のケアだけでも十分すっきりする』など、気持ちの面の変化も書いておくと役に立ちますよ。

サロンを予約する前にメモしておくこと

サロンのヘッドスパを受ける時は、最初にカウンセリングシートを書いたり、話を聞かれたりすることがよくあります。前もってメモしておくと、短い時間でも自分の希望が伝わります。

予約の前のメモ
  1. ヘッドスパに求めること(すっきりしたい・頭皮を見てほしい・リラックスしたい)を一つ決める
  2. 頭皮の様子(べたつき・乾燥・かゆみ)を書く
  3. 今使っている育毛剤やシャンプーの名前と区分を書く
  4. 皮膚科で治療中の薬や、肌に合わなかった物があれば書く
  5. その日にカラーやパーマをするかを書く

伝える時は、こんな言い方で十分です。

「薄毛が少し気になっていて、頭皮の状態を見てもらいたいです」
「家では育毛剤を使っているので、今日のケアの後にいつ使えばいいか教えてください」

サロンによっては、施術の後に頭皮用の商品をすすめられることもあります。気になった時は、その場で買わずに、パッケージの区分の表示と成分を確かめてから考えても大丈夫です。

施術の後に聞いておきたいこと

ヘッドスパが終わったら、帰る前に少しだけ質問してみてください。担当の人は施術の間に頭皮を見ているので、自宅ケアのヒントがもらえることがあります。

  • 頭皮でべたつきや乾燥が気になる所はあったか
  • 自宅の洗い方で、気をつけるとよいことはあるか
  • 次に来るなら、どのくらいの間隔がよさそうか

答えはスマートフォンにメモしておくと、次の予約の時に役立ちます。頭皮について気になると言われた所があれば、皮膚科で相談するきっかけにもなりますよ。

自宅でヘッドスパをする時のよくある失敗

自宅でのケアは手軽な分、やり方が自己流になりがちです。よくある失敗と防ぎ方をまとめました。

よくある失敗防ぎ方
爪を立てて強く洗う指の腹で頭皮を小さく動かすように洗う
熱いお湯で長く流すかゆみを生じるほど高い温度の湯は避ける
毎日長い時間マッサージする頭皮の様子を見て、短い時間から
頭皮用の商品をいくつも重ねる一つずつ試して、合うかを確かめる
すすぎが短い生え際やえり足まで、すすぎ残しをなくす
ぬれたまま寝る根元から乾かしてから寝る

日本皮膚科学会のかゆみのガイドラインでも、スキンケアの例として、汗や汚れは速やかに落とすが強くこすらないこと、かゆみを生じるほどの高い温度の湯は避けることが挙げられています。自宅のヘッドスパでも、この考え方を目安にしてみてください。

自宅ケアを続けるコツ

自宅のヘッドスパは、「やる日」を決めておくと続きやすくなります。たとえば、週末の入浴の時だけ、いつもより少し時間をかけて洗う、という具合です。

好きな音楽をかけたり、照明を少し落としたりすると、自宅でもリラックスの時間になります。『面倒だな』と思う日は、無理をせず、いつもの洗い方だけで十分ですよ。

頭皮にこんな症状がある時はお休み
  • 赤み・かゆみ・湿疹がある
  • 傷やかさぶたがある
  • 円形に抜けた所がある
  • ケアの後にヒリヒリする状態が続く

よくある質問

薄毛対策にヘッドスパは効果がありますか?

ヘッドスパは頭皮を清潔に保ち、リラックスするためのケアで、薄毛への効き目を約束できる物ではありません。薄毛対策としては、育毛剤や皮膚科への相談と役割を分けて考えてください。

自宅とサロン、どちらから始めればいいですか?

毎日の洗い方を見直したことがなければ、まず自宅ケアから始めるのが手軽です。頭皮の状態を見てほしい時や、ゆっくりしたい時はサロンを取り入れてください。

サロンのヘッドスパはどのくらいの頻度で通えばいいですか?

決まった正解はありません。頭皮の様子、生活リズム、予算の3つで、続けられる間隔を決めてください。美容院に行く日に合わせると続けやすくなります。

ヘッドスパの日に育毛剤を使ってもいいですか?

施術で使った商品によって違うので、担当の人にその日のケアの後に使ってよいかを聞いてください。使う時は、洗って乾かした頭皮に用法どおりに使います。

頭皮がかゆい時でも、ヘッドスパを受けていいですか?

赤みやかゆみ、湿疹がある時はお休みしてください。症状が続く時は、皮膚科で相談しましょう。

サロンですすめられた頭皮用の商品は買ったほうがいいですか?

その場で決めなくても大丈夫です。パッケージの区分の表示と成分を確かめ、今使っている物と重ならないかを考えてから選んでください。

まとめ

この記事の要点
  • ヘッドスパは頭皮を清潔に保ち、気持ちをほぐすためのケアとして取り入れる
  • 薄毛対策としては、育毛剤や皮膚科への相談と役割を分けて考える
  • 自宅ケアは続けやすさ、サロンは頭皮を見てもらえることとゆっくりできる時間が強み
  • 頻度は、頭皮の様子・生活リズム・予算の3つの物差しで決める
  • 赤み・かゆみ・湿疹がある時は休み、続く時は皮膚科で相談する
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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