夏に前髪が抜ける気がする時は?汗・紫外線の季節の前髪ケア

窓辺に置かれた麦わら帽子と白いタオル、ラベルの無いスプレーボトル

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夏になってから、洗面台やまくらに落ちている前髪が気になり始めた、という方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、夏は汗や皮脂、日差しで前髪の生え際に負担がかかりやすく、濡れて束になった前髪が薄く見えることもあります。抜け毛の量には季節差もあるといわれるので、まずは慌てずに、毎日のケアの段取りを見直してみましょう。

この記事では、夏の前髪ケアを朝から夜までの流れで整理し、相談したほうがいい抜け方の目安もまとめます。

目次

夏に前髪が抜ける気がする時は?先に結論

先に結論
  • 抜け毛の量には個人差や季節差があり、1日100本程度までがひとつの目安
  • 夏は汗・皮脂・日差しで、前髪の生え際に負担がかかりやすい
  • 汗で濡れた前髪は束になり、地肌が透けて薄く見えやすい
  • まずは洗い方・乾かし方・日差しよけの段取りを見直す
  • 円形に抜けた所や急な増え方があれば、皮膚科で相談する

『このまま前髪がなくなったらどうしよう』と不安になる気持ちは、よく分かります。ただ、前髪は鏡で毎日いちばん目に入る場所なので、ほかの部分より変化を大きく感じやすいんです。

夏に起こりやすいことと、前髪への影響を表にしておきますね。

夏に起こりやすいこと前髪への影響やってみたいこと
汗をよくかく前髪が濡れて束になり、地肌が透けて見える汗をこまめに押さえる・タオルを持ち歩く
皮脂が増えたと感じる生え際がべたつき、前髪がぺたんとする夜のシャンプーで生え際までしっかり洗う
日差しが強い分け目や生え際が日に当たりやすい帽子・日傘・日陰を使う
冷房の部屋と外の行き来頭皮が乾いたり汗ばんだりをくり返す乾燥が気になる日は保湿を意識する
帽子をかぶる時間が長い蒸れて汗がこもりやすいときどき脱いで汗を拭く

1日の抜け毛の目安と、夏に「多く感じる」理由

日本皮膚科学会は、1日に抜ける毛の量は個人差、季節差、ヘアケアの仕方などにもよるとしたうえで、おおよそ1日100本程度までといわれている、と説明しています。

髪には生えかわりの周期があります。頭髪のほとんどは伸びている途中の毛で、伸びる時期が終わると、2〜3か月ほどの休む時期を経て抜けていく、という流れです。

つまり、毎日ある程度の毛が抜けるのは、ごく自然なことなんですね。夏は汗をかいて髪を洗う回数が増えたり、帽子を脱ぐたびに髪に触れたりするので、抜けた毛を目にする機会そのものが増えることもあります。

「本当に増えたか」を確かめる方法
  • 同じ時間・同じ明るさ・同じ角度で、前髪の生え際の写真を撮る
  • 前髪を下ろした時と、上げた時の両方を撮っておく
  • 2週間〜1か月ごとに見比べる(毎日見比べない)
  • 髪を洗った時の排水口の毛を、だいたいの量でメモしておく

例えば、汗をかいて濡れた前髪で撮った写真と、乾いた前髪で撮った写真を比べると、それだけで薄く見え方が変わってしまいます。比べる時は、髪をしっかり乾かした状態にそろえましょう。

男性と女性で、夏の前髪の気になり方は違う?

前髪を厚めに下ろしている方は、汗をかくと前髪が額に張り付いて束になり、地肌が透けて見えやすくなります。『急に薄くなった?』と感じるきっかけになりやすいのが、このパターンです。

一方、短い髪の方は、もともと生え際が見えやすく、日焼けで地肌の色が変わると目立って感じることもあります。どちらの場合も、乾いた状態で、同じ条件の写真を見比べるのが基本ですね。

育毛剤の効果や続ける期間の考え方は、育毛剤はいつから効果が出る?でくわしく紹介しています。

夏の前髪ケアの段取り表

夏の前髪ケアは、何か特別なことを足すより、1日の流れの中で「汗を残さない」「日に当てすぎない」を意識するのが近道です。時間帯ごとの段取りを表にしてみました。

時間帯やること前髪のためのポイント
朝寝ぐせを整え、必要なら育毛剤を付ける整髪料は少なめにして、生え際の地肌には付けない
出かける前帽子や日傘を用意する分け目をいつもと少しずらすのも一案
日中汗はタオルやハンカチで押さえて吸い取る前髪をこすらない・何度もかき上げない
帰宅後汗をかいた日は早めにシャワー汗と皮脂を長く残さない
夜の洗髪生え際まで洗い、しっかりすすぐすすぎ残しが前髪の根元にたまりやすい
洗髪後根元から乾かしてから育毛剤濡れたまま寝ない

全部を一度に変える必要はありません。『これならできそう』と思う所から、1つずつ取り入れてみてください。

日中の汗は「拭く」より「押さえる」

暑い日に前髪の汗をタオルでごしごし拭くと、生え際の髪を引っぱってしまいます。汗は、タオルやハンカチを軽く当てて吸い取るようにしましょう。

前髪を指でかき上げるクセがある方も、夏は回数が増えがちです。気になる時は、ピンで留めるなど、触らなくて済む髪型に変えるのも一つの方法ですよ。

整髪料を使う日の夏の注意

夏は汗で前髪のセットが崩れやすく、整髪料を何度も重ね付けしがちです。重ねるほど生え際の根元に残りやすくなるので、付け直す時は毛先を中心に少量にしましょう。

整髪料を使った日は、夜のシャンプーで生え際まで落とすことが大切です。落ちにくいと感じる時は、予洗いの時間を少し長めにとってみてください。

汗をかいた日の洗い方とすすぎ

汗や皮脂が残ったままだと、生え際がべたついて前髪がぺたんとし、薄く見えやすくなります。汗をかいた日は、夜の洗い方を少し丁寧にしてみましょう。

汗をかいた日の洗い方
  1. シャンプーの前に、ぬるめのお湯で地肌まで十分に予洗いする
  2. シャンプーは先に手の中で泡にしてから、頭皮に広げる
  3. 生え際は指の腹で、髪の流れに沿ってやさしく洗う
  4. 前髪の根元と耳の後ろは、泡が残りやすいので念入りにすすぐ
  5. タオルで頭皮の水気を吸わせ、前髪の根元からドライヤーを当てる

薬用シャンプー(医薬部外品)の中には、効能として「ふけ、かゆみを防ぐ」「毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ」「毛髪・頭皮を清浄にする」などが表示されている物があります。夏の汗のにおいが気になる方は、外箱の効能の欄を見て選んでみてください。

ただ、シャンプーは頭皮と髪を清潔にする物で、育毛を効能として表示できる物ではありません。抜け毛対策としては、洗う物と付ける物を分けて考えると選びやすいですよ。

夏こそ、ドライヤーで根元から乾かす

暑い日は、ドライヤーの熱風を当てるのがおっくうになりますよね。でも、濡れたままの前髪は根元が寝てしまい、乾いたあとも地肌が透けて見えやすくなります。

まず前髪の根元に、髪の流れと逆の方向から風を当てて立ち上げ、最後に冷風で形を整えてみてください。冷風で仕上げると、汗ばんだ感じも残りにくいですよ。

1日に何回も洗いたくなった時は

汗をかくと、朝も夜もシャンプーしたくなりますよね。ただ、日本皮膚科学会の案内では、洗う回数は頭皮がかさつきすぎず、べたつきすぎない程度がよいとされています。

朝は汗を流すだけのぬるま湯シャワーにして、シャンプーは夜の1回にするなど、自分の頭皮の様子を見ながら回数を決めてみてください。

育毛シャンプーと育毛剤の使い分けは、育毛シャンプーと育毛剤の併用で紹介しています。

日差しから前髪の生え際を守る工夫

前髪の生え際や分け目は、髪の毛で隠れにくく、日差しが直接当たりやすい所です。紫外線と抜け毛の関係を示した公的な記載は見当たりませんが、頭皮の日焼けを避けるのは毎日のケアとして取り入れやすい工夫です。

気象庁は、紫外線対策として外出の時間を紫外線の弱い朝夕にずらすことや、帽子や長袖の衣服を着ることが有効と案内しています。環境省のマニュアルでも、日陰の利用や日傘、帽子が対策として挙げられています。

帽子を上手に使うコツ
  • 通気性のよい帽子を選ぶ
  • 屋内に入ったら脱いで、汗を押さえる
  • 帽子の内側をこまめに洗う
  • 前髪の分け目に日が当たる時間を減らす
気をつけたい帽子の使い方
  • きつい帽子を長時間かぶりっぱなしにする
  • 汗で濡れた帽子をそのままかぶり続ける
  • 前髪を強く押さえつけるかぶり方をする
  • 帽子を脱いだあと、前髪を何度もかき上げる

日傘は頭が蒸れにくいので、帽子の蒸れが気になる方には選びやすい方法です。分け目をときどき変えると、同じ所にばかり日が当たるのを避けられますよ。

帽子や日傘が使いにくい日は

職場や学校の決まりで、帽子や日傘が使いにくい日もありますよね。そんな時は、気象庁の案内にもあるように、外に出る時間を日差しの弱い朝夕に寄せるだけでも違います。

移動は日陰の多い道を選ぶ、信号待ちは建物の影に入る、といった小さな工夫も積み重なれば、生え際が日に当たる時間を減らせますよ。

冷房・プール・海の日に気をつけたいこと

夏ならではの場面でも、前髪の扱い方に少し気をつけると、生え際の負担を減らせます。場面ごとのポイントをまとめておきますね。

場面起こりやすいことやっておきたいこと
冷房の効いた部屋に長くいる頭皮や髪が乾きやすい乾燥が気になる日は、洗いすぎに注意する
プールで泳いだ髪に水が残ったまま過ごしがち上がったら真水でよく流し、乾かす
海で遊んだ髪が潮風や海水にさらされる帰ったら早めに洗い、根元から乾かす
屋外のスポーツや作業大量の汗・日差し休憩ごとに汗を押さえ、帽子の中も乾かす
寝苦しい夜汗をかいたまま寝てしまう枕カバーをこまめに替え、髪を乾かしてから寝る

例えば、プールのあとに濡れたまま前髪を結んだり、帽子をかぶったりすると、蒸れた状態が長く続いてしまいます。その日は前髪を自然に下ろして、しっかり乾かしてから整えるのがおすすめです。

夏の食事と睡眠も見直してみる

暑さで食欲が落ちたり、寝苦しくて眠りが浅くなったりするのも、夏によくあることです。日本皮膚科学会は、抜け毛について特別な予防法があるわけではないとしたうえで、バランスのとれた食生活と規則正しい生活を心がけることをすすめています。

冷たい物ばかりで食事を済ませていないか、寝る前まで冷房の効いた部屋でスマホを見ていないか、一度ふり返ってみてください。特定の食べ物で髪が変わるわけではないので、毎日の生活を整える意識で十分です。

夏に育毛剤を使う時のコツ

『汗で育毛剤が流れてしまわない?』と気になる方もいるはずです。夏は、付けるタイミングと置き場所を少し工夫してみましょう。

夏に育毛剤を使う時のコツ
  • 汗をかいている時は、汗を押さえてから付ける
  • 夜は髪を洗って乾かしたあと、外箱の使い方どおりに付ける
  • 量や回数は増やさず、決められた量を守る
  • スプレー(エアゾール)タイプは、夏の車内など高温の所に置かない
  • アルコールでしみる時は、使うのをやめて相談する

商品によっては、使い心地に違いがあります。例えば、薬用育毛剤 柑気楼プレミスター さわやかタイプ(医薬部外品)は「汗や皮脂の多い頭皮を爽快ケア」と案内されています。さっぱりした使い心地が好みの方は、こうした案内も選ぶ時の手がかりになりますね。

エアゾールの育毛トニックには、炎や火気の近くで使わない、40度以上になる所に置かない、といった注意が書かれている物があります。夏の車の中や、日の当たる窓ぎわには置かないようにしましょう。

医薬部外品の育毛剤がうたえる効能は、国の通知で「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」と決められています。夏のケアの一部として使い、変わり方には個人差がある点は知っておいてください。

育毛剤えらび

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医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

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育毛剤を使い始めて間もない時期に抜け毛が増えた気がする方は、育毛剤を使い始めると初期脱毛が起こる?もどうぞ。

前髪の抜け方で、相談したほうがいい時

夏のケアを見直しても気になる時や、抜け方がいつもと違うと感じる時は、早めに相談してみましょう。日本皮膚科学会も、抜け毛がある時は皮膚科など専門の医療機関を受診し対策を知ることが大切としています。

皮膚科で相談したい目安
  • 円形に抜けている所がある
  • 短い期間で、前髪がまとまって抜けるようになった
  • 生え際に赤み・湿疹・強いかゆみがある
  • 体調を崩したあとや、大きな体の変化のあとから抜け毛が増えた
  • 前髪以外の場所も、同じように薄くなってきた

日本皮膚科学会は、大きな手術や重い感染症、妊娠、過激なダイエットなどのあとに、抜け毛が増えることがあるとも説明しています。思い当たることがあれば、受診の時に伝えてみてください。

受診の時は、次のことをメモして持って行くと話が早いですよ。

メモしておきたいこと例
気になり始めた時期7月の終わりごろから
気になる場所前髪の生え際の右側
最近の生活の変化屋外の仕事が増えた・帽子をかぶる時間が長い
毎日使っている物シャンプーや整髪料、育毛剤の商品名
治療中の病気や飲んでいる薬お薬手帳を持って行く

受診するまでの間にできること

予約が先になる時は、それまでの間も前髪への負担を減らしておきましょう。前髪を強く引っぱる髪型を避け、触るクセを減らし、汗を押さえて清潔に保つだけでも十分です。

新しい育毛剤や整髪料を急にいくつも試すと、受診の時に何が合わなかったのか分かりにくくなります。使う物は今のままにして、変化をメモしておくのがおすすめです。

産後の方は、出産後しばらくして抜け毛が増えたと感じることもあります。妊娠中・授乳中・産後の方が育毛剤を使う時は、使う前に医師か薬剤師に相談しておきましょう。

30代で抜け毛が増えたと感じる方は抜け毛が増えた時の30代の対処、育毛剤の基本は育毛剤とは?でまとめています。

よくある質問

夏になると前髪が抜けるのはよくあることですか?

抜け毛の量には個人差や季節差があり、1日100本程度まではひとつの目安とされています。夏は汗で濡れた前髪が束になって薄く見えることもあるので、乾いた状態で写真を撮って見比べてみてください。

汗をかいた日は、1日2回シャンプーしたほうがいいですか?

頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗うのがよいとされています。朝はぬるま湯で流すだけにし、シャンプーは夜1回にするなど、頭皮の様子を見て決めてください。

帽子をかぶると前髪が抜けやすくなりますか?

帽子そのものより、蒸れや汗をそのままにすることのほうが気になります。通気性のよい帽子を選び、屋内では脱いで汗を押さえるようにしましょう。

夏に育毛剤を使っても大丈夫ですか?

外箱の使い方どおりに使えば、季節で変える必要はありません。汗を押さえてから付け、エアゾールタイプは高温になる所に置かないようにしてください。

前髪の生え際に日焼け止めを塗ってもいいですか?

頭皮や生え際に使えるかは、日焼け止めの使い方の表示で確かめてください。帽子や日傘、日陰を使うのも取り入れやすい方法です。

夏が終われば、前髪の抜け毛は落ち着きますか?

抜け毛の量には季節差があるといわれますが、いつ落ち着くかは人によって違います。秋になっても気になる時や、抜け方がいつもと違う時は、皮膚科で相談してみてください。

どんな時に皮膚科へ行けばいいですか?

円形に抜けた所がある、短い期間で急に増えた、生え際に赤みや強いかゆみがある時は、早めに皮膚科で相談してください。

まとめ

この記事の要点
  • 夏は汗・皮脂・日差しで、前髪の生え際に負担がかかりやすい
  • 抜け毛の量には季節差もあり、1日100本程度までがひとつの目安
  • 汗は押さえて吸い取り、夜は生え際までしっかり洗ってすすぐ
  • 帽子・日傘・日陰で、生え際に日が当たる時間を減らす
  • 育毛剤は汗を押さえてから、決められた量を付ける
  • 円形の抜け方や急な増え方があれば、皮膚科で相談する
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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