当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。
鏡を見た時や、排水口にたまった髪の毛を見た時に『あれ、もしかして…』とドキッとしたことはありませんか。髪の毛のハゲ対策を調べ始めるのは、たいていこんな小さなきっかけからですよね。
結論から言うと、気になり始めた時は、いきなり商品を買うより「何が気になったのか」を確かめるのが先です。そのうえで、すぐ相談したいサインがあれば皮膚科へ、なければ生活と髪の扱い方を整え、必要に応じて育毛剤を足す、という順番が失敗しにくいですよ。
この記事では、気になり始めた時の確かめ方と、対策を始める順番が分かります。
髪の毛のハゲ対策は何から?先に答え
- まず「何を見て気になったのか」を言葉にする(抜け毛の量・地肌の見え方・髪の細さなど)
- 丸く抜けた所・かゆみや赤み・急な増え方があれば、先に皮膚科で相談する
- それ以外は、2週間ほど同じ条件で様子を見ながら、生活と髪の扱い方を整える
- 育毛剤を使うなら、医薬部外品の効能の範囲を知ったうえで1本に決める
いきなり全部を始めなくて大丈夫です。気になり始めの時期は、順番さえ決めておけば落ち着いて進められます。
| 順番 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 1 | 気になったきっかけを書き出す | その日のうちに |
| 2 | 先に受診したいサインがないか見る | その日のうちに |
| 3 | 同じ条件で見え方を確かめる | 2週間ほど |
| 4 | 生活と髪の扱い方を整える | 確かめながら並行して |
| 5 | 育毛剤を使うか決める | 確かめた結果を見て |
| 6 | 決めたことを見直す | 1か月・3か月・6か月ごと |
そもそも育毛剤がどんな商品なのかは、育毛剤とはどんな商品かを読んでみてください。
気になり始めたきっかけは?サイン別の確認表
実は「ハゲが気になる」と一言で言っても、きっかけは人によってかなり違うんです。何を見て気になったかによって、次に確かめることも変わります。
| 気になったきっかけ | 次に確かめること | 先に相談したいケース |
|---|---|---|
| 枕や排水口の抜け毛が増えた気がする | 季節や洗髪の間隔が変わっていないか | 短い間に目に見えて増え続ける |
| 地肌が透けて見える | 照明や髪の濡れ具合が同じ条件か | 透ける範囲が広がり続ける |
| 髪の毛が細く、コシがなくなった | 前より髪型がまとまりにくいか | かゆみやふけも一緒に出ている |
| 生え際の位置が変わった気がする | 前髪を上げた写真と見比べる | 引っぱる髪型を毎日続けている |
| 一部だけ丸く抜けている | 大きさや数が増えていないか | 見つけた時点で皮膚科へ |
| 頭皮がかゆい・赤い・痛い | 新しいシャンプーや整髪料を使い始めたか | 症状が続く・広がる |
| 人に言われて気になった | 自分で見ても変化があるか | 本人が気にならなければ急がない |
『全部当てはまる気がする…』という方もいるかもしれません。そんな時は、一番気になる1つに印をつけるところから始めてみてください。
メモに書く時の言い方の例
きっかけは、短い言葉で具体的に書いておくのがコツです。後から読み返した時に、何を比べればいいかがすぐ分かります。
- 「お風呂上がりに鏡で見たら、つむじの地肌が前より白く見えた」
- 「朝、枕に残る毛がいつもより多い気がした」
- 「前髪を上げた時、額の左右が前より広く見えた」
- 「髪を結ぶと、分け目の線が太く見える」
『なんとなく薄い気がする』だけだと、何を比べればいいか迷いますよね。どこを、どんな時に見て気になったのかまで書いておくと、2週間後の見比べがぐっと楽になります。
先に受診したいサインは別にしておく
丸く抜けている所がある、頭皮に赤みやかゆみが続く、短い間に抜け毛が目立って増えた。こうしたサインは、自分で対策を考えるより先に皮膚科で相談したいものです。
日本皮膚科学会のQ&Aでは、抜け毛がある時は皮膚科など専門の医療機関を受診して対策を知ることが大切、としています。原因を調べるのは医師の役割なので、ここは自分で決めないでおきましょう。
気のせいかもしれない?多く見えてしまう理由
『昨日より地肌が透けて見える』と感じても、実は見え方の条件が変わっただけ、ということもよくあります。焦る前に、見え方を左右するものを知っておくと気持ちが少し楽になりますよ。
| 見え方を変えるもの | どう見えやすいか | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 照明の位置 | 真上からの光だと地肌が白く目立つ | いつも同じ場所・同じ明かりで見る |
| 髪の濡れ具合 | 濡れた髪は束になって地肌が見えやすい | 乾かしてから見る |
| 洗髪の間隔 | 間が空くと一度に抜ける本数が多く見える | 毎日同じ頻度で洗った時に見る |
| 髪の長さ | 長いと抜けた毛が目立ちやすい | カットの前後で見え方を比べない |
| 分け目の位置 | いつも同じ所で分けると地肌が見えやすい | 分け目を少しずらして見る |
| 季節 | 時期によって抜け毛が増えたと感じることがある | 1か月単位で様子を見る |
日本皮膚科学会のQ&Aでは、1日に抜ける毛の量は、個人差・季節差・ヘアケアの仕方などにもよるものの、おおよそ1日100本程度までといわれる、と紹介しています。毎日いくらか抜けるのは自然なことなんですね。
本数を数えるより「いつもと比べてどうか」
抜け毛を1本ずつ数えるのは大変ですし、数えるほど不安になることもありますよね。数えるよりも、いつもと比べて増えた・減ったを見るほうが続けやすいです。
例えば「シャンプーの後、排水口のネットにたまる量」を毎回同じ場所で見るだけでも、変化には気づけます。
最初の2週間でやること
気になり始めてすぐの2週間は、対策を増やすより「確かめる」ことに使うのがおすすめです。この期間に分かったことが、次の順番を決める材料になります。
- 気になったきっかけと、気になった日をメモに書く
- 同じ場所・同じ明かり・乾いた髪で、気になる所の写真を撮る
- 最近変わったこと(シャンプー・整髪料・髪型・睡眠・食事・忙しさ)を書き出す
- 洗髪の頻度と時間帯をそろえて、抜け毛の量の見え方を比べる
- 2週間たったら、最初の写真と見比べる
写真は毎日撮らなくても大丈夫です。最初の日と2週間後の2回だけでも、比べる材料になりますよ。
「最近変わったこと」を書き出す理由
新しいシャンプーに変えた、髪をきつく結ぶようになった、忙しくて寝る時間が減った。こうした変化は、本人は意外と忘れているものなんです。
書き出してみると『そういえば』と思い当たることが出てくるかもしれません。思い当たることがあれば、それを元に戻してみるのも、気になり始めの時期にできる対策のひとつです。
頭皮そのものの状態も見ておく
髪の毛だけでなく、頭皮の様子も一緒に見ておきましょう。かゆみやふけ、べたつきが気になる時は、洗い方や洗う頻度が合っていないこともあります。
| 頭皮の様子 | 考えられる見直し | 見直しても続く時 |
|---|---|---|
| 夕方にはべたつく | 洗う頻度やすすぎ方を見直す | 皮膚科で相談する |
| 乾燥してつっぱる | 熱すぎるお湯や洗いすぎを控える | 皮膚科で相談する |
| ふけが目立つ | シャンプーのすすぎ残しがないか見る | 皮膚科で相談する |
| かゆくて掻いてしまう | 爪を立てて洗っていないか見る | 早めに皮膚科で相談する |
頭皮の状態は、育毛剤を選ぶ時の手がかりにもなります。かゆみやふけが気になる人は、効能の欄にその言葉がある物を探してみるといいですよ。
記録の細かい方法を知りたい時は
写真の撮り方や記録のつけ方をもっとくわしく知りたい方は、地肌が増えた気がする時の確かめ方も参考にしてみてください。ここでは「2週間で一度見比べる」ことだけ覚えておけば十分です。
対策を始める順番はどう決める?
2週間たったら、次にどこから手をつけるかを決めましょう。今の状態に合わせて、3つのルートのどれに近いかを見てみてください。
| 今の状態 | 進むルート | 最初にやること |
|---|---|---|
| 受診したいサインがある | 皮膚科で相談するルート | 写真とメモを持って受診する |
| 思い当たる変化があった | 原因を元に戻すルート | 変えた物・習慣を一度戻して様子を見る |
| 特に思い当たることはないが気になる | 生活と育毛剤を組み合わせるルート | 生活を整えながら、育毛剤を1本に決める |
| 見比べても変化がなかった | 様子見のルート | 1か月後にもう一度同じ条件で見比べる |
『様子見でいいのかな…』と不安になる方もいますよね。気になる気持ちが強い時は、様子見のルートでも皮膚科に一度相談してみると安心できます。
皮膚科に行く時に持っていきたい物
せっかく受診するなら、伝えたいことをまとめておくと話がスムーズです。診察の時間は限られているので、メモにしておくと落ち着いて話せますよ。
| 持っていく物 | 役に立つ場面 |
|---|---|
| 気になった日ときっかけのメモ | いつから・何が気になったかを伝える |
| 同じ条件で撮った写真 | 見え方の変化を見てもらう |
| 使っているシャンプー・整髪料・育毛剤の名前 | 肌に合っているかを相談する |
| 飲んでいる薬やサプリメントの名前 | 持病や服薬の状況を伝える |
生活と髪の扱い方で整えたいこと
日本皮膚科学会のQ&Aは、髪の毛が抜けなくなるような特別な予防法があるわけではない、としたうえで、日常で気をつけたいことを挙げています。主なものは次のとおりです。
- 髪に負担のかかる髪型や、きつく引っぱる結び方を毎日続けない
- 極端に頻繁なカラーリングは避ける
- 乾きすぎも、べたつきすぎもしない頻度で頭皮を洗う
- 食事の偏りを減らし、毎日の生活リズムを整える
生活の見直し方をもう少しくわしく知りたい方は、髪の毛の薄毛を改善したい時に見直す生活習慣で紹介しています。
育毛剤を足すかどうかの決め方
育毛剤(医薬部外品)は、「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」の範囲で効能を表示できる商品です。髪が生えることを約束する商品ではなく、合う・合わないにも個人差があるんです。
使うと決めたら、1本に絞って、箱に書かれた回数と量で続けてみましょう。メーカーによっては、例えば加美乃素Aのように「概ね6ヶ月間をめやすに」続けるよう案内している物もあります。
選ぶ時の見方は育毛剤の選び方で紹介しています。棚の前で迷ったら、箱の「医薬部外品」の表示と効能の欄を見るところから始めてみてください。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る1か月・3か月・6か月で見直すこと
対策は、始めて終わりではありません。決めたことが続けられているか、時々立ち止まって見直すと、無理なく続けられますよ。
| 時期 | 見直すこと | 見直し方 |
|---|---|---|
| 1か月 | 決めたことが続けられているか | 続かなかった物は、やり方を簡単にする |
| 3か月 | 写真の見え方・頭皮の状態 | 最初の写真と同じ条件で見比べる |
| 6か月 | 育毛剤を続けるか・相談するか | メーカーの案内する期間と照らし合わせる |
| いつでも | かゆみ・赤み・急な抜け毛 | 出たら使っている物をやめて相談する |
3か月で変わらないと、がっかりしますよね。ただ、髪は1日にわずかずつしか伸びないので、短い期間で見え方が変わらないのは珍しいことではありません。
見直しのメモは3行で十分
見直しの日には、次の3つだけを書いておきましょう。長く書こうとすると続かないので、3行くらいがちょうどいいです。
- 続けられたこと(例:毎晩、乾かしてから育毛剤を使えた)
- 続かなかったこと(例:朝の分を忘れがちだった)
- 次の1か月で変えること(例:洗面台の見える所に置く)
続かなかったことは、自分を責める材料ではなく、やり方を簡単にするヒントです。できる形に直して、また1か月続けてみてくださいね。
続けるか迷った時の考え方
6か月ほど続けても気になる気持ちが強い時は、続けるかどうかを自分だけで決めずに、皮膚科で相談してみてください。医療機関では、なぜ毛が抜けるのかを調べたうえで対策を一緒に考えてもらえます。
発毛剤(第1類医薬品)が気になる時も、購入の前に薬剤師から説明を受ける決まりがあります。発毛剤と育毛剤がどう違うのかは、育毛剤と発毛剤の違いにまとめています。
気になり始めにやりがちな失敗
気になり始めの時期は、不安な気持ちから一度にいろいろ試したくなりますよね。焦った時にやりがちなことと、代わりにしたいことを並べておきますね。
| やってしまいがちなこと | 起きやすいこと | 代わりにしたいこと |
|---|---|---|
| 育毛剤を何本も重ねて使う | 頭皮が荒れても原因が分からない | 1本に決めて説明書どおりに使う |
| 爪を立てて強くマッサージする | 頭皮を傷つけることがある | 指の腹でやさしくなじませる |
| 毎日鏡で何度も見比べる | 不安が大きくなりやすい | 見比べるのは決めた日だけにする |
| 長い定期コースをいきなり申し込む | 合わなくてもやめにくい | 解約の条件を申し込み前に確かめる |
| 海外の薬を個人輸入で買う | 品質や安全性が確認されていない | 国内で承認・表示された物を使う |
| 自分で原因を決めつける | 受診が遅れることがある | 気になるサインがあれば皮膚科へ |
海外から個人で取り寄せる医薬品について、厚生労働省は健康被害などの危険があると呼びかけています。不安な時ほど、身近な薬剤師や皮膚科に相談するのが近道ですよ。
値段の高さで選ばない
『高い物のほうが効きそう』と感じる方は多いですよね。ただ、高い育毛剤だからといって、表示できる効能の範囲が広がるわけではないんです。
値段の差は、内容量や容器、売り方などで生まれることが多いです。続けられる値段かどうかで選ぶほうが、結果的に長く続けやすくなりますよ。
「人に言われて気になった」時の受け止め方
家族や友達に『最近ちょっと薄くなった?』と言われると、気になって仕方なくなりますよね。でも、言われた言葉だけで慌てて対策を増やす必要はありません。
まずは自分で同じ条件の写真を撮って、本当に変わっているかを確かめてみましょう。変化がなければ、気にしすぎずに今の習慣を続けて大丈夫です。
気になり始めた時の気持ちとの付き合い方
髪の毛のことが気になり始めると、人の目や、鏡に映る自分が気になって落ち込む日もありますよね。そう感じるのは自然なことです。
気持ちが落ち込んだ時は、次のような小さな工夫が助けになることもあります。
- 鏡を見る時間と場所を決めて、それ以外は気にしすぎない
- できていることを書き出す(洗い方を変えた・早く寝た など)
- 一人で抱えず、皮膚科や薬剤師に話を聞いてもらう
- ネットの体験談やビフォーアフターの写真を見すぎない
ネットには「これで変わった」という話がたくさんありますが、人によって状態は違います。自分の写真とメモを手がかりに、一歩ずつ進めていけば大丈夫ですよ。
よくある質問
髪の毛のハゲ対策は、何歳から始めればいいですか?
何歳からという決まりはありません。気になり始めた時に、まず何が気になったのかを確かめ、受診したいサインがないかを見るところから始めてみてください。
抜け毛が多い気がしますが、気のせいでしょうか?
洗髪の間隔や季節、照明で多く見えることもあります。同じ条件で2週間ほど見比べて、それでも増えている気がする時は皮膚科で相談しましょう。
育毛剤は気になったその日から使い始めたほうがいいですか?
先に受診したいサインがないかを見てから決めるのがおすすめです。使う時は1本に絞り、箱に書かれた回数と量で続けてみてください。
見比べる写真は、何日おきに撮ればいいですか?
最初の日と2週間後、その後は1か月ごとくらいで十分です。同じ場所・同じ明かり・乾いた髪で撮ると比べやすくなります。
皮膚科に行くほどではない気がします。
迷う時ほど一度相談してみると安心できます。丸く抜けた所やかゆみ・赤みがある時は、早めに受診しましょう。
市販の育毛剤を使えば、前の髪の状態に戻りますか?
使えば生えると言い切れる育毛剤はなく、効き方には個人差があります。医薬部外品の育毛剤は、育毛や脱毛の予防などの効能の範囲で表示されている商品です。
まとめ
- 髪の毛のハゲ対策は、まず何を見て気になったのかを確かめるところから
- 丸く抜けた所・かゆみや赤み・急な増え方があれば、先に皮膚科で相談する
- 最初の2週間は、同じ条件の写真と「最近変わったこと」のメモで確かめる
- 生活と髪の扱い方を整え、育毛剤を使うなら1本に決めて説明書どおりに続ける
- 1か月・3か月・6か月で見直し、迷ったら皮膚科や薬剤師に相談する





コメント